2013/06/02 - 2013/06/03
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Dwind_999さん
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フランドル(フランダース)の「水の都」、「屋根のない美術館」ともいわれるブルージュの町。
12世紀から14世紀にかけて貿易港として栄えた町も、15世紀に入ってブルージュと北海とを結ぶ水路が沈泥のために浅くなってきて、商船の出入りが不可能となってからは都市としての繁栄に終わりをつげ、世界の潮流から取り残されたおかげで中世の景観をそのままとどめることになったそうです。
中世ヨーロッパに迷い込んだかのような、そんなブルージュの町歩きを楽しみました。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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6月2日(日)、ブリュッセルの宿をチェックアウトして、ブリュッセル南駅へ歩いてくると駅近くの広場で日曜の朝市が開かれていました。
美味しそうなパンを売る露店や衣料品を扱う店が並びます。 -
高架線沿いにずらりと並ぶ衣料品などを売る露店。
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ブリュッセル南駅から、西北へ約100kmに位置するブルージュへ向かうために、9時5分発の「オステンド」行きの列車に乗り込みます。
ブリュッセル南駅 駅
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ブルージュへ向かう列車内。
予約購入しなくても楽に乗れる列車ですが、現地で買う手間を省くためにベルギー国鉄のサイトからEチケットを入手していました。ブリュッセルとブルージュの往復券で27.6ユーロ(3588円)。 -
ブルージュへ向かう列車の車窓の風景。
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ブリュッセルから約1時間でブールジュ駅に到着。
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ブルージュ駅に停まっていた、落書きされた列車。
しかし、こんなに大量のペイントが、人の目を盗んでそう簡単にできるものだろうかといつも不思議に思います。 -
ブルージュ駅東側正面入り口。
ブルージュ駅 駅
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ブルージュ駅西口から出て北へ歩き、ギステルセステーン通りに入って宿へ向かいます。
赤レンガの家並みが特徴のブルージュの町。 -
駅から歩いて1kmちょっと、予約していた「B&B Het Wit Beertje」に着きました。
写真右端が私の泊まる宿で、赤レンガ壁の家が連なる建物の一角にあります。
チェックインは14時からなので荷物を預けて出かけました。 -
まずは雰囲気を味わいながらの町歩きとスーパーへの買い出し。
13世紀から14世紀にかけて築かれたブルージュにある4つの城門の1つ、町の西側にある「鍛冶屋の門」を通って、ザンド広場の方へ歩いていきます。鍛冶屋の門 建造物
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のどかな雰囲気のSmeden通りを歩いていく。
左手に滞在中よく利用したスーパー「カルフール」があります。 -
Smeden通りからちょっと横に目を向けると、レンガ造りの家の間に、狭い石畳の路地が続いている。
この何の変哲もない光景にも、何だか懐古の趣きが持つブルージュの町のおだやかさに心落ち着く思いがします。 -
ザンド広場の中ほどから、マルクト広場へと続くメインストリート、ザイドザント通り(Zuidzandstraat)に入りました。
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ザイドザント通りにある、12世紀から13世紀にかけて建てられたゴシック様式の「救世主大聖堂」。
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「救世主大聖堂」から少し脇に入った路地。中世ヨーロッパの雰囲気濃厚。
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右の建物が「救世主大聖堂」。
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ブルージュ最古の教会、「救世主大聖堂」の中に入ってみました。
救世主大聖堂/聖愛博物館 寺院・教会
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「救世主大聖堂」から少し北東へ行ったところにあるシモン・ステヴィン広場。
向こうに高さ122mの聖母教会の塔が見えます。 -
ザイドザント通りから続くスティーン通り(Steenstraat)を歩いて、ブルージュの中心地、マルクト広場にやってきました。
13世紀から15世紀に建てられた高さ83mの鐘楼が南側にそびえています。
この日のマルクト広場はタイの何かの催しが行われており、広場を埋め尽くしたテーブルでは、タイのビール「ビア・チャーン」を飲む人であふれかえっていました。マルクト広場 (ブルージュ) 広場・公園
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マルクト広場から運河の方へ行ってみました。
フランドル地方の"水の都"と言われ、卵型の運河に囲まれたブルージュの町は、町の中を縦横に運河が流れ、50以上の橋が架かっているそうです。
観光ボートが運河を行きかいますが、小さな船にこうたくさん詰め込まれては、優雅に運河巡りを楽しむというわけにはいきませんね。 -
昼時の、賑わいをみせる運河そばにあるカフェ・レストラン。
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マルクト広場近くの船着き場。
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マルクト広場のすぐ東にあるブルグ広場に建つ、14世紀から15世紀に建てられたゴシック様式の市庁舎。
市庁舎 建造物
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シモン・ステヴィン広場のベンチに座って、近くのスーパーで買った500mlの缶ビール(1.4ユーロ:182円)で喉を潤します。
広場には十進法を提唱して世に広めたことで知られるシモン・ステヴィンの銅像が建ち、そのずっと向こうには聖母教会の高さ122mの塔が見えます。 -
シモン・ステヴィン広場のすぐ近くにある「救世主大聖堂」前の通り。
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ザイドザント通りのベーカリーショップに寄って、ケーキを2つ買いました。。
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14時過ぎ、「B&B Het Wit Beertje」に戻ってきました。
客室は3部屋しかない小ぢんまりとした宿で、朝食付のスタンダード・ダブルルーム、1泊56ユーロ(7280円)。 -
それほど高くなかったので買ってきたケーキ、2つで6ユーロ(\780)。
美味しくいただきました。 -
18時頃の、「鍛冶屋の門」の橋から見た光景。
樹木と青い空を水面に映す水鏡。 -
気持ちの良い、緑の木々に包まれた川沿いの遊歩道を、南方向にあるブルージュ駅の方へ歩いてみました。
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川沿いの遊歩道から出てきた道。
ざわついたところがなくおだやかなたたずまいを見せる、心安らぐブルージュの町。 -
大通りの下をくぐる地下道の壁には、落書きアートの力作が続く。
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ブルージュ駅前の通りに出てきました。
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ブルージュ駅近くにある、運河と水門で仕切られた湖、愛の湖公園(ミンネワーテル公園)。
ミンネワーテル公園 広場・公園
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愛の湖公園の湖を眺めながら北へ歩いていきます。
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ベギン会修道院近くの通り。
この突き当りの左に門があり、中に入ってみました。 -
レンガ造りの門を通って中に入りましたが、この門には開閉時間が決められており、危うく閉じ込められるところでした。
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この一角から出るときはさっきの門を通らないといけない。
閉じられたばかりの門をおばちゃんに開けてもらいました。
<ベギン会修道院近く>
https://www.youtube.com/watch?v=KSCFMMBKW6s -
ベギン会修道院近くの水路に遊ぶ白鳥。
"天井のない美術館"とも呼ばれるブルージュの町。
どこを切り取ってもそれなりに絵になる風景があります。 -
ベギン会修道院近くの水路に遊ぶ白鳥。
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19時過ぎ、西日が町角の路地に光と影を作る。
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町にはチョコレートショップがいっぱい。
もちろん嫌いじゃないけど、値が張るのでなかなか手が出ません。 -
町歩きの途中で目にする水路にも心癒されます。
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マリア通りの右手に建つ聖母教会。
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聖母教会前を過ぎた三叉路付近。
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中世の町を歩いているかのよう。
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19時半頃のマリア通りから左へ入った路地。
前方に救世主大聖堂の塔が見えます。 -
20時頃、再びマルクト広場にやってきました。
まだまだタイランドムード一色のマルクト広場。 -
タイは好きな国の一つで何度も行っていますが、ブルージュの町がこれでは雰囲気ぶち壊し。
<マルクト広場>
https://www.youtube.com/watch?v=8E3pYLWNOlQ -
翌朝、「B&B Het Wit Beertje」の、シンプルな中にもちょっとおしゃれな雰囲気が漂う朝食風景。
フランス語を話す宿のおじさんが、1人分ずつテーブルに並べてくれます。 -
宿を出て、ギステルセ・ステーン通りを町の中心地とは反対方向に歩いてみました。
このあたりは人の通りも交通量も少なく、全体にゆるやかな時間が流れています。 -
町歩きの途中で、1階がカフェの小さなホテルを目にしました。
こんな小ぢんまりとした宿に泊まるのも悪くないな。 -
路地の先に見える、高さ99mの塔をもつ「救世主大聖堂」。
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ベギン会修道院近くのワインガールト広場にある「馬の水飲み場」。
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「馬の水飲み場」のある路地を行く観光馬車。
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レンガ壁の間を通る狭い路地にも味わいがある。
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町のあちこちで見かけるチョコレートショップ。
ベルギーはもともとチョコレートが有名らしいが、中でもブルージュは「チョコレート博物館」があるくらいのチョコレートの町。
私には高級すぎて手が出ませんが。 -
高さ122mを誇る、聖母教会の塔。
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一部修復中の聖母教会(ノートルダム教会)の中に入りました。
ここにはミケランジェロ作の聖母子像が安置されていることで有名らしいですが、見逃してしまいました。 -
マルクト広場近くの石畳の路地を行く観光馬車。
パッカパッカと響き渡る蹄の音が中世の趣きをいっそう増してくれます。
<マルクト広場から運河へ>
https://www.youtube.com/watch?v=YXWDmmMBcqg -
マルクト広場近くの運河。
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昼過ぎのマルクト広場。
後片付けをする車がいるだけで昨日のタイの騒々しさは終わり、通常の広場に戻りつつありました。 -
歩き疲れた昼下がり、やはりシモン・ステヴィン広場のベンチで、ソーセージをつまみにビールタイム。
非日常の旅先では毎日がお祭り気分、質素な飲食であっても昼から飲むビールはまた格別。 -
町歩きしかすることがない私、18時過ぎに宿を出て散策。
「鍛冶屋の門」から、昨日歩いて気に入った静かな川沿いの遊歩道を進んでいきます。 -
川沿いの遊歩道から三叉路に出てきました。
のんびりと気ままにそぞろ歩く散歩が心地よいブルージュの町。ここでは1度も乗り物に乗ることはなく、日に20km近く歩きました。 -
ブルージュ駅前の、横断歩道にある自転車マークの信号。
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運河沿いに道を歩いてブルージュ歴史地区の南東にある「ゲントの門」に来ました。
ゲントの門 建造物
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ゲントの門から聖母教会の方へ石畳の路地を歩いて行きます。
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20時頃、マリア通りに来ると、13世紀から15世紀に建てられた高さ122mの尖塔を持つ、聖母教会が姿を現しました。
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聖母教会の前を通っていきます。
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聖母教会近くを歩く。
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中世ヨーロッパの町に迷い込んだかのような、聖母教会近くの迷路のような路地を歩く。
実際道に迷いますが、オレンジ色の屋根の間に建つ聖母教会、救世主大聖堂、鐘楼などの塔がいい目印となって迷える老ヒツジを導いてくれます。 -
20時過ぎのマルクト広場にやってきました。
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マルクト広場中央には、1302年にフランスの支配に対して市民が蜂起した「黄金の拍車戦争」の際のリーダーの像(ヤン・ブレーデルとピーテル・デ・コーニンク)が建っています。
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6月4日(火)朝の8時、食事前の散歩に出ました。
宿近くの通りを自転車通学の学生たちが通っていきます。 -
鍛冶屋の門のところまで散歩。
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チェックアウト前の朝食も簡素ながらも上品なしつらえで、美味しくいただきました。
さあこのあとはいよいよイギリス初上陸だ、と喜び勇んだものの、ドーバー海峡を越えた憧れの彼の地が、まさか「Nightmare in London」になろうとは、この時はまだ知る由もありませんでした。
いや、お釈迦様でもご存じなかったでしょう。
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