淡墨桜・さくら観察館・地震断層観察館2016

2016/04/09 - 2016/04/09

日本三大桜の一つであります淡墨桜を見てきました。岐阜県本巣市にあります国指定天然記念物根尾谷淡墨の桜は、品種：彼岸桜、和名・エドヒガン、樹齢1500余年、樹高16ｍ、幹囲目通り9.90ｍ、枝張り東西27.60ｍ南北25ｍ、大正11年10月12日内務省天然記念物指定1号、指定の理由・・・由緒ある桜の代表的巨樹、であります。周りは淡墨公園として整備され、支え木(44本)なくては危ない状態ですが美しく咲いていました。大正初期の大雪で、衰えを見せ始めた名木淡墨桜は、昭和23年には枯死するかとも思われる状態になり、前田利行氏、中島英一氏他数名の尽力により復活を遂げ始めるも、昭和34年の伊勢湾台風で大きな被害を受け無残な姿となってしまった。そのような時に、作家故宇野千代女史が、老桜の痛々しい姿に心打たれ、岐阜県知事平野三郎氏に枯死するのを防いでいただきたい旨を切々と訴えられ、以来、国、県、地元有志の浄財とも合わせて保存に努めているとのことです。
継体天皇御手植桜伝説のあるうすずみ桜は、真清探當證(ますみたんとうしょう)に、応神天皇5世の孫・彦主人王(ひこうしおう)の孫・男大迹王(おほどのおう)が皇位継承をめぐって、後の雄略天皇(21代)の迫害を受け、生後50日で養育係に譲られ、尾張一宮からさらに美濃の山奥に隠れ住んだ。この間言語に絶する生活を強いられたが、29歳の時、都から勅使がむかえに来られ、村を離れる時に住民と別れを惜しまれ尾張一宮から持ち帰られた桜を二男桧隈王の産屋跡に植えられ、一首の歌をそえて記念とされた。
身の代と遺す桜は薄住よ　千代に其の名を栄盛(さかえ)止むる
王は都に上がられ、継体天皇(26代)として即位された。(根尾谷淡墨の桜パンフレットより)
（継体天皇は、謎の多い天皇で、諸説あります、母の出身地である福井県で即位するまで育った等）
とても由緒のある桜で、何度も枯死しそうになりながら、今年も美しく咲いて不死鳥のような桜です、淡墨桜の特徴として桜の全種300余種の内でも名花中の上位にあると言われる品種で、蕾の時は薄いピンク、満開に至っては白色、散り際には特異の淡い墨色を帯びてくるそうです。
日本三大桜は、樹齢1000年の福島県田村郡三春町の三春の滝桜、樹齢1800年の山梨県北杜市の山高神代桜です。五大桜はほかに「狩宿の下馬ザクラ」（静岡県富士宮市）、「石戸蒲ザクラ」（埼玉県北本市）。

さくら資料館では、故宇野千代女史の淡墨桜に関する作品展示、前田利行による根接ぎの様子、能狂言、国指定特別天然記念物の菊花石の常設展示があります。

淡墨桜の近くの根尾水鳥には、明治24年1891年10月28日午前6時37分の濃尾地震で出現した国指定特別天然記念物の根尾谷断層があり、地震断層観察館・体験館で、地震断層について学習できます、体験館では震度4-5の地震を3Ｄシアターで体験出来ます。
濃尾地震は、マグニチュード8、日本の内陸部で起きた最大級の直下型地震で、その震源は浅く震動は激震(震度7)でした。全国で14万戸を超える建物が倒壊し、7千人を超える人々が亡くなりました。それに伴って生じた地震断層、延長距離80ｋｍは世界的にも大規模なもので、特に震源地の根尾谷水鳥地区では上下に6ｍ、長さ1000ｍにもなる断層崖が隆起、この断層崖が「根尾谷断層」です。昭和27年に国の特別天然記念物に指定されました。(根尾谷淡墨の桜パンフレットより)

うすずみ温泉は、海水の成分に似た泉質の温泉、伊勢湾の太古の海水が源と言われています。

近くに、奥美濃水力発電所上大須(かみおおす)ダムが有りましたが、落石で途中で通行止めでした、残念。ダムカード配布はないそうです。
奥美濃水力発電所は日本最大級の純揚水式発電所で、有効落差485.75ｍ、最大出力は150万ｋｗ、根尾上大須地区にあるロックフィルダムで、下部調整池です、堤長は約300ｍ、高さ98ｍ、ダム周回路は約5ｋｍあり、美しい自然に囲まれ、紅葉など四季の移り変わりも楽しめます。(本巣市観光協会本巣市観光ガイドマップより)

淡墨公園　Ｐ500円

さくら資料館　9：00-17：00　3月下旬-5月連休開館、夏休み(土曜日・日曜日)開館　入館料大人300円、小中高校生100円

地震断層観察館　Ｐ無料　休館日：月曜日(祝祭日の場合は翌日)
開館時間：4月/9-17時、5-10月/10-17時、11-3月/10-16時
入館料：大人500円小人250円、地震体験館別料金200円(大人・小人)

道の駅うすずみ桜の里ねお　9-17時、定休日月曜日(祝祭日の場合は翌日）

うすずみ温泉四季彩館　休館日：月曜日(祝祭日の場合は翌日)
日帰り入浴10-20時　日帰り入湯料大人850円子ども3-11歳450円
昼食など飲食のみの利用も可能
ホテル館　1泊2食9260円-

うすずみ温泉体験工房　土・日・祝のみ営業　粘土体験(ろくろ、てびねり)、器絵付け体験(絵付け、オカリナ絵付け)
工房喫茶/軽食喫茶　土・日・祝のみランチ/900円-　11-16時

道の駅織部の里もとす　8時30分-17時、定休日水曜日(祝祭日の場合は翌日）、年末年始


道の駅富有柿の里・いとぬき　9時-17時、定休日月曜日(祝祭日の場合は翌日）、年末年始
柿の里ふれあいセンター直売所　9-17時　定休日毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日）、年末年始
古墳と柿の館　　9-16時　定休日月曜日(祝祭日の場合は翌日）、年末年始
入館料大人300円、小中高校生100円

富有柿の里には他に、富有柿センター、バーベキューハウス、ふれあい広場、農林業実習センター、石室復元、赤彩古墳の館があります

　

エリア 本巣・山県(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

能郷白山が見えます、白山は二つあり、こちらは能郷白山、石川県の白山は標高が2000メートル以上あります、いずれも泰澄大師が開山、白山信仰の霊山です

能郷白山、福井県との県境に位置する標高1617ｍの能郷白山は、泰澄が開山したと伝えられ、白山信仰の霊山として多くの人々に崇拝されてきました。昭和50年に自然環境保全地域に指定されています。
(本巣市観光協会本巣市観光ガイドマップより)

淡墨桜

淡墨大師

本尊聖観世音菩薩は、大正元年の暴風雨で折損じた桜の枝に辻寿山が彫刻し、大正12年5月8日に開眼供養、淡墨桜の守り本尊です
臨済宗妙心寺派の高橋至道老師、宮脇当之助氏により建立。

今村山淡墨観音堂

淡墨桜2世

淡墨観音堂

今村山淡墨大師堂

平成17年に不審火でお堂が焼けてしまったそうで、人間大の大師像も小さな像になってしまったようです

作家の故宇野千代女史像

城谷橋

展望台

白山がみえます

関市の円空里芋餅120円

道の駅うすずみ桜の里ねお

うすずみ温泉工房

工房喫茶の日替わりランチ900円

カレーとんかつランチ900円

うすずみ温泉ホテル館

上大須ダムに向かいましたが、落石発生、全面通行止

根尾谷断層観察館の周りは公園になっています

6ｍ隆起

断層観察館の隣から根尾谷断層は始まっています

地震断層観察館

隆起した断層

道の駅夢さんさん谷汲のいちごソフトクリーム350円

ミックスソフトクリーム350円

道の駅夢さんさん谷汲

道の駅富有柿の里・いとぬき
赤彩古墳の館は、春・秋の季節限定開館ですが、閉館中でした
船来山の石が名古屋城の石垣として使われたそうです

赤彩古墳の里
船木山は古代から古墳群が多く、現在も墓地が多いところです
6世紀前葉から中葉の古墳群です

古墳と柿の館

柿展示園

バーベキューハウスは要予約

船木山古墳群は3-7世紀に活躍した豪族たちの集団墓地だったということで、弥生時代、古墳時代、古代近世に至るまでの歴史の大きな流れが詰まっています。

道の駅うすずみの里ねおで買ったつみ菜100円、桜おこわ200ｇ250円

道の駅夢さんさん谷汲で買ったよもぎ茶100ｇ650円

濃姫いちごラングドシャ10枚594円、さくらの舞こまんじゅう16個540円

道の駅うすずみの里ねおで買ったさくら豆140ｇ430円、食べるえごま170ｇ540円

道の駅うすずみの里ねおで買った春彩の風10枚610円