2016/03/15 - 2016/03/15
240位(同エリア436件中)
ごんぶとさん
●Namhansanseong
●登録区分 文化遺産
●登録基準 (2), (4)
●登録年 2014年
節目休暇を取得し、5日間の韓国旅行へ行ってきた。韓国の世界遺産はほぼ制覇していたが、2014年、2015年と立て続けに文化遺産が登録されてしまったので、早めに潰しておかねば…と思い。今回は2014年に登録された南漢山城へのコンタクトとなる。
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ソウル市内から地下鉄を乗り継ぎ、「可楽市場」から8号線へ。
ソウルの東南24km、京畿道・広州にある山城を目指した。 -
8号線「山城」で下車。
2番出口の長いエスカレーターを上り、駅前にあるらしいバス停を探す。 -
2番出口からすぐバス停があると聞いていたのだが、出口付近にはそれらしきものが見当たらない。なかなかに焦る…。
20mほど出口からまっすぐ道なりに歩いた場所にやっとバス停を発見。 -
あらかじめの調査によると、南漢山城行きのバスは9番、52番、9−1番らしい。9−1番は週末・祝日のみとのこと。
海外ではバスとの相性が最悪なため、ここは慎重に。。。 -
バス停で待つこと3分ほど。
ちょうど9番が到着したので、これに乗り込む。 -
終点まで乗っていればよいので安心だ。
途中で降りる場所を誤る心配はない。 -
25分ほどで終点のロータリーに到着した。
着いたはいいものの、どの方向に何があるのか全く情報がない。
ロータリー内には地図もなければパンフレットもない。
道路標識にもそれらしき記述はない。
外国人向けに、観光地として売り出す気はあまりないようだ…。 -
とりあえず東方面に進むとインフォメーションセンターらしき建物を見つけた。
世界遺産の記念碑がある!
とりあえずこの中に入ってみよう。 -
入ってすぐ、ユネスコの登録証書が。
●Namhansanseong
●登録区分 文化遺産
●登録基準 (2), (4)
●登録年 2014年 -
中には無料パンフレットが置いてあったが、ハングル版しか見当たらない…。日本語版とまでは言わないが、せめて英語版は用意してほしかった。
インフォメーションセンターと言えどスタッフは誰もいなかったし、不親切にもほどがあるよなあ(笑)
パンフレットによると、このまま東に向かうと「東門」があるらしいので、とりあえず向かってみることにした。 -
しばらく10分ほどあるくと世界遺産記念碑を発見した。おそらくここが「東門」なのだろう。
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裏面はこんな感じだが、あたりは工事中のようだ。
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「東門」というわりに、門らしき構えが見当たらないと思っていた。しかしよく見ると…工事中の骨組みに被せられた布に、門の写真が描かれているではないか。
つまりあの場所に門があり、現在は修復中だと考えればよいのだろうな。 -
道路から見下ろすと小川が流れている。
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このエリア一体を取り囲む石垣が印象的ではあるが…世界遺産になって2年近く経つのに整備が行き届いてないんだなあ。
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拍子抜けだった「東門」。
気を取り直して来た道を引き返し、中心部(ロータリー)へ戻る。 -
ロータリーを通りすぎ、更に西方面へ歩く。
すると現れるのが「南漢山城行宮 (史跡 第480号)」。王が旅先や政変などで一時的に利用した宮殿だ。 -
広場には、なぜか世界中の世界遺産を紹介するプレートが野外展示されていた。
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受付でチケットを購入。
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入場料は2000W。
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漢南楼をくぐって行宮内部へ入る。ここは近年再建された建物らしく、遺跡というにはまだ早いと思われるくらい目新しさが残る。(2010年に復元されたものらしい)
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つづいて外三門北行閣へ。
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石造りの階段を登り…
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門をくぐる。
幾重にも折り重なる門が、王の聖域に近付いていることを示唆しているようだ。 -
もう一個門をくぐれば…
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少し広目の空間に辿り着いた。
これが外行殿と呼ばれるお屋敷らしい。 -
来賓を迎えた場所だろうか?
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右手に見えるのが日長閣。
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からの…更に奥へ進んだ。
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凝清門。
緑と赤のコントラスト。
韓国遺跡では定番の組み合わせだ。 -
左が内行殿、右が坐勝堂。
その間を更に更に奥へ。 -
まだまだまだまだ奥へ。
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ここが一番奥にある建物か。
以威亭という、休憩所的なやつ。 -
ここには後苑が広がっており、中途半端な大きさの旗が2枚…。これは何の意味があったのだろうかww
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内行殿の後ろ姿をパパラッチ。
さあ、戻ろう…。 -
さきほどスルーした内行殿。
王が過ごしたと言われる、この行宮で最も重要で位の高い場所だ。 -
中は随分とあっさりした作り。もっと絢爛豪華な内装を期待していたが、そんな感じはなく、どちらかというと質素である。
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当時はどうだったのか分からないけど。
ちょっぴり期待外れ感はある(笑) -
最後に統一新羅時代建物址へ。
ここだけは、当時の建造物の一部が見学できた。 -
てことで、有料エリアから外へ出た。
こんな鐘も置かれていたが、かつて使用されていたものなのかは不明。 -
現在使用可能であることは見てとれる。
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行宮を後にし、次は真っ直ぐ北方向へ歩む。
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すると見えてきたのが戦勝門だ。
場内に四つある門のうちの一つ。別名「北門」。城壁っぽいフォルムがなかなか良い雰囲気。 -
門の下はこんな風になっている。分厚い石造りの門。力強さを感じる。
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門の外へ出るとこんな景色が広がっていた。敵の侵入や攻撃から城を守るために作られたであろう城壁が、この地域一体をぐるりと取り囲んでいるのだ。
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なんとも韓国らしい、曲線を持つ城壁だ。華城にも似た様式。
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門から出てすぐに、急勾配の坂がある。下から見上げる戦勝門の迫力は結構良いかも。
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雨の後だったからだろうか?
足元は異常にぬかるんでいた…。 -
10mほど引き返して、今度は戦勝門の上へと行ってみた。
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城壁を上から見てみたの図。
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ところどころ意図的に穴が開けられていることが分かる。
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おそらくこの隙間から弓を射ったり、鉄砲を撃ったりすることを想定しているのだろう。敵を近付けないための戦略的な構造だ。
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戦勝門を上から見下ろすの図。
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山々に囲まれ、清々しい空気。
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「ヤッホー」と、大きな声で叫びたくなる五秒前。
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…ということで、再びバスロータリーへ戻って9番バスに乗車した。。。
全体的に、標識がハングルのみだったり、インフォメーションセンターに人がいなかったりと、観光スポットとしてはさほど力を入れていないような印象を受けた。せっかく世界遺産に登録されたのだから、もう少し積極的に外国人観光客を取り込むような施策を打ってもよいんじゃないかな…(^_^;)))
古い遺跡はあまりなく、復元された建造物を眺める感じもいまいちだったけど、ハイキング感覚で城壁を巡るのもいいかもな。
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