香港で部分日食を目撃。

2016/03/07 - 2016/03/12

雨の降る確率が少ないのが11月と3月・・・・のはずが、今回は見事に外れてしまいました。
この時期、特に観るべき映画もなく何しに行くか？　と言えば・・・・飲茶を、ということで。
そして、キャセイパシフィックの成田発PEX料金が3月中旬で値上がるので冬料金のギリギリの日付に合わして。
それにしてもキャセイで出されるコーヒーの不味さはなんとかならないものでしょうか？　いくらエコノミー客に出すものとはいえ、あのお粗末なコーヒーはインスタント以下のシロモノです。できることならポットに自製コーヒーを持参して搭乗したいくらい。
タイトル下の画像は、3月で閉店する旺角の開益書店。

エリア 香港(香港)

朝10時の成田は雨模様、出発前の機体点検中の機長。
それにしてもかなりの降りなのに傘もコートもなしで制服で見て廻っていますが、誰か傘を貸そうという人間がいないのが不思議？

機体はボーイング777‐300。満席とまではいかず9割ほどの埋まり具合。
若い日本人グループが多いのは卒業旅行？　旧正月明けということで大陸人が少ない機内風景、10年前はこれが普通だったような。

パーソナル・エンターテインメントの映画プログラムにはリンゴ・ラムの「迷城」が入っています。
もう何度も観ているんですが、ついつい再生してしまいます。

リクエスト可能な特別食を往復で四種味わってみました。

これはVOML（東洋式菜食）。

こちらはVLML（乳卵菜食）。

お粥でした。

復路でのこれは、GFML（グルテン不使用食）。

このローストチキンは悪くありません。

そして、LFML（低脂肪・低コレステロール食）。

青菜ライスに蒸したチキン、薄味どころかほとんど味付けなし。

MTRホームのディスプレイ、シンプルな表示が結構です。

宿泊は旺角・新世紀廣場（MOKO）の帝京酒店。
チェックイン時に12階の部屋をリクエストするとエレベーター前の便利な部屋に。
いつもなら家族連れの大陸人が傍若無人に大声をあげる場所ですが、旧正月明けのこの時期は見事なくらいに少なくてこの酒店を利用するようになって初めて静かな滞在となりました。

雲は多くても降らずに済みそうです。

九龍塘の商場に入っている百老匯にはGoProの新製品が入り口に大きく。

新世紀廣場で行われた香港の歌手で俳優でもあるイーキン・チェンの主演映画のプロモーションイベントです。
昔は香港芸能界の四天王のひとり、なんていう時期もあったんですが・・・・何人か姿を見せていたファンクラブ会員とおぼしき女性も40代で、10代の中・高校生がまるでいないというのも寂しい風景です。

主演ふたりのメディア・インタビュー。
例によって目立つロゴ付きのマイクを主人公に持たせるという大陸スタイル。

3月10日、朝8時過ぎから始まった部分日食。
同時刻の日本は全国的に雨模様だったそうなので幸運でした。
部屋の窓が東向きで偏光ガラスと、太陽観察にもってこい？　の条件。
香港では1時間ちょっと続いたようですが、もっと南の国では皆既日食のところもあったということです。

なにしろ厚い雲に覆われた空なので、雲が薄くなる短い時間をじっと待って。

手持ちのコンパクト・デジカメのズームは24倍までなので、これが精一杯の寄りです。
https://www.youtube.com/watch?v=Nx4Ajp-m-3E

テレビでは日食を解かりやすく伝えています。

こちらは夜のニュースから。
尖沙咀のプロムナードには天体望遠鏡を持参した天体ファンが集まっていたようです。

気温は20度を超えるという予報が。

朝はホテルの帝京軒で早茶。
例によって常連の老夫婦がすでに3組テーブルについています。
これは今まで出なかった點心、松茸焼賣皇。松茸の薄切りをのせた蝦焼賣です。

清湯芹香蘿蔔牛肉球。
いつもの定番點心の牛肉球を上湯スープに浮かべたもの、上湯に添えた大根が絶品です。

なんと、旺角東駅コンコースに出店していた泰昌が撤退！
ここから近い店舗は紅磡店ということで行ってみると・・・・駅コンコースの改修工事でまだopenしていない！　いいかげんな稲香集団のサイトに呆れるばかり。

しかたないので朝からタルトがありそうな店を捜して花園街方面まで。
結局、通菜街の康年で。

1年前と同じく大埔・松仔園へ。
今回は距離の長いブルー・ルートを。

常緑樹の林も新緑の時期とあって生え変わった落葉がルートにビッシリと。

夜は紅磡街市の熟食中心へ。
香港ではレストラン全面禁煙が施行されているんですが、こういうラフな場所ではこの横縞男みたいなのいるのが困り物。

予報通りに霧が出て、ミッドレベルが隠れています。

本物のエッグタルトを求めて、尖沙咀のスターフェリーまで。
ようやく手にすることが。

旺角・雅蘭中心の稲香で下午茶。

昼のピークを過ぎた時間とはいえ大混雑の店内。

サンミゲルの大瓶が15HK！　熟食中心より安いという驚きの値段。
飲茶にビールなど邪道も邪道、オッサンの日本人観光客丸出しですが・・・。

旺角・西洋菜南街のブロードウェイ・シネマ、チケット売り場の天井にサモハン監督・主演作品がデカデカと。
劉?華が付きあって出ているとはいえ、今の観客にとてもアピールする顔触れとは思えない出演陣。

朝は太子の鳳城酒家へ。
9時開店ですが15分前に入店し、常連客の真似をして勝手にお茶とお湯を持ってきてオーダーをササッと。
咸魚肉片飯。

香菇菜肉飽。

昂坪の天壇大仏さまへお参りに。
霧に加えて冷たい雨が重なって寒いのなんの！　手が凍えシャッターがなかなか押せません。

大仏さまから見下ろすと鳳凰山から下りてきたガスで寺の周囲は真っ白に。
裏山の彌勒山はまるで見えず。

すっかり人馴れした野良牛が境内を闊歩しています。
耳にはしっかりと識別タグが。

20HKで買った線香セットでお参り。
なにせ線香が太くて大きいのでなかなか火がつかない！　おまけに雨と冷たい風の中、煙いやら刺してあるよそ様の線香の灰が飛んできて灰まみれ状態。

見慣れた心經簡林もなんとも幻想的な風景に。

つい先日まで上映されていた大ヒット映画「葉問3」のブルーレイ、この日が発売日。

夜は、さすがに暖かいものが欲しくなり火鍋ということで。
旺角界隈の若者向け火鍋屋でお馴染みの雞鍋を試してみることに。

再びホテルの帝京軒で早茶を。

城門水塘からスタートする龍門郊遊徑へ。

陽当たりの良い斜面ではシャリンバイが開花。

2月11日に起きた山火事の痕が想像を超える範囲なのにビックリ。

電化製品の量販店チェーン、どこもドローンとGoProがセットで大きくディスプレイされていて香港での人気ぶりが窺えます。

夜は、懲りずにまた火鍋を。
これはアサリの酒蒸し。

雞鍋は前夜のものと全く同じ中身と味。
さすがに八角のくどさが鼻についてきます。

いくら飲み放題とはいえ、このビールはあんまりといえばあんまりななひどい味。

朝は、太子の鳳城酒家の真向かいに位置する京華酒樓で。
聨合廣場という古い商場にあるということで、以前は通り過ぎていましたが何年か前に改装しているというので試しに出かけてみることに。

早茶のお値段は、小11HK・中17HK・大21HK・特24HKで茶代7HKとごくリーズナブルな設定。
點心のレベルは叉焼包にあり（？）という経験からすると充分にクリア。
このぷっくり二重顎のお運びさんのオバチャンからサービスされるといかにも美味しそうです。

こんな冷え冷えとした朝は、熱いお粥がなにより。

ただ残念なのが空調、この日は肌寒い陽気というのにしっかり冷房を効かせてくれています。

ご覧のとおり、皆さんダウンジャケットを脱がずに着たままという風景。

チェックアウト前に西九龍ICCそばにある西九龍海浜長廊へ。
ICCビルの真下から見上げるとリッツカールトンあたりは雲の中。
高額の部屋に泊まってガラスの外は真っ白状態というのは他人事ながら同情します。

対岸の上環がすぐそこに迫って見えるというなかなか貴重なロケーションです。

広大なスペースですが寒空の天気で数えるほどの人しか見当たりません。

エリアの入り口にはレンタルサイクルが。

バスの便が悪いのでタクシーを使って旺角東まで。

空港へ向かう途中、乗り換えの青衣にある泰昌で持ち帰り用の蛋撻を購入。
3時まではこんな割引サービスを。

キャセイの搭乗ゲート前の啞然とする風景。
こういう勘違いを平然とする欧米人の若者がいるんですよね。
カーペットというだけで座り込んだり、寝ころぶ人達が。
これは地面、床ですよ。つまりトイレに出入りした足で行き来きする床！
カジュアルとかラフとかいう話じゃないと思うんですが。

買ってきた蛋撻をタッパーに移し変えて日本まで。

出発前の機体点検、てっきり白人機長が香港人副操縦士に教えている光景・・・・かと思いきや、機長が香港人で逆でした。