ニューヨーク・ミュージアムと劇場めぐりの駆け足旅２

2016/03/04 - 2016/03/10

友人と二人でホテルとエアーのバーゲンツァーを利用して懐かしのニューヨークに行って来ました。若い頃暮らしていた街、同行の友人は2年連続で遊びに来ました。お互い何度かその後来ていますが今回私は7年ぶりです。
ツァー参加を決めたのは2週間前、エコノミークラスの航空券のみの値段とツァーの値段が変わらず送迎もついているのでホテルがCクラスで場所がミッドタウンのウエストサイドという昔なら近づくのも怖いエリアだったのが気になりましたがGoogleアースで周辺の様子をチェックして口コミ情報を調べもしダメなら他のホテルに移動することも考えたうえで申込みしました。
冬のニューヨーク、目的は観劇と博物館めぐり、そしてグランドゼロに行くことです。
フライトが成田発夕方なので7日間と言っても実質ニューヨークでは4日間しか自由時間はありません。博物館は大きくて回りきれず日数が足りなかったけどフルに楽しみました。回りきれなくてもまた来ようと無理せず過ごしました。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: ジャルパック

ニューヨーク観光2日目です。今日は日曜日。ミサで歌われるゴスペルを聴きに行きたいと二人とも思ってました。でもハーレムに行くほどの元気がないのでホテルから近くのタイムズスクエア・チャーチで行われる日曜朝のミサに行ってみることにします。ホテルの部屋で買ってきてあったジュースやパン、野菜などで朝ごはんを食べた後歩いていきます。

ホテルの隣のブロックを通りかかるとKUMONの看板がかかった教室がありました。共通の友人が公文の教室をやっているので、写真を撮影。

タイムズスクエアチャーチは元劇場だったところを教会にしたものです。今までは余り気にしていませんでしたがその気になって歩いてみるとみるとマンハッタンの中には沢山の教会がありますが、多くは普通の教会の形。
劇場の建物そのものなのはこの教会の特長でしょう。日曜日は朝だけでなく午後もミサがあり他の教会と違って日曜日以外にも週2日ミサがあるので観光客も行きやすいです。。

タイムズスクエア教会 寺院・教会

ミサが始まる30分以上前に到着し2階席に行ったら係りの人が席に案内してくれました。信者の人が来る席は通路側がとってあるようです。
明らかに観光客と思われる人たちも結構沢山いました。中にはスーツケースを持ち込もうとしている人がいて流石にそれを座席に持ち込むことは断られていました。預かってくれるところがあるのかもしれません。
中は劇場そのもの。舞台には聖歌隊？の座る場所と聖職者のすわるところ、楽器の演奏者の場所が用意されていて、リハーサルも行われています。

舞台の上部の装飾も劇場の時のままかもしれません。

ブロードウェイの劇場として立派な建物だったのでしょう。

玄関から入ったところのホールを上から見たところ。ここの装飾も立派で、一角では信者登録受付がありました。

ミサが始まる前のひと時、教会らしさはなくまるで観劇の始まる前の劇場そのものです。

ホールの天井もきれい。
ミサが始まる時間にはかなりの座席が埋まっていました。ローカルの信者も多くて日曜日に協会に来て牧師の話を聞き、祈り、歌う。来ている人も聖歌隊の人たちも日本人の私たちがイメージするゴスペル教会とは違って白人、ヒスパニック、黒人、アジア系など混在しており、服装もまちまちです。
ヨーロッパのミサのように聖職者が法衣を着て儀式を執り行い制服を着た聖歌隊が歌い、パイプオルガンが鳴り響くことはありません。説教も舞台の上の演説台の前でスーツの聖職者？まるで政治家のスピーチのような感じです。ただミサで行われる内容はどこも似たようなものです。隣の人と握手し、回ってきたパンとブドウ液を口にし、寄付は現金を封筒に入れて回ってくるバケツに入れます。
ゴスペルが始まると歌詞が舞台のスクリーンに映し出されてみんなで歌います。
流石に上手。信者の人も信者じゃないひとも歌います。
途中でゴスペルだけ聞いて退出しようかと思っていましたが、信者の人たちの熱心さに感動し、最後まで残っていました。音楽より宗教に対する考え方に感銘を受けました。

協会で2時間近く過ごした後、タイムズスクエアに行って今日のマチネのチケットを購入しました。今日はオペラはお休みだからミュージカルにいくことにしました。ミュージカルの中でも英語力必要としないオフ・ブロードウェイのショーを選びました。時差のある私たちにはいろいろと頭を使うようなものは無理でしょう。ガイドブックには英語力必要度などについて詳しく掲載されていました。
ミュージカルは意外とセリフが多くて英語力がないと楽しめないものも多いと思います。演技とセリフだけの劇よりミュージカルのほうが英語のセリフを理解できないことも多いのです。音楽の合間に入るセリフはどうしても早口だし踊りながらだとさらにわかりにくい。昔もあるときから劇の面白さに目覚めてミュージカルより劇の方に行ってました。英語がそれほど理解できなくてもわからせる役者の演技力ってやはり凄いと思ってます。

チケット確保したけどランチをレストランで食べているほどの時間はないのでTKSのすぐ近くのスタバに立ち寄ってお昼としました。ツァーにはスタバの10ドル券が一人一枚ついていたのです。スタバはWIFIもあってとても便利でした。

地下鉄でイーストヴィレッジまで行って歩いてたどり着いたのは２nd Ave.の7丁目と8丁目の間にあるオフェウム劇場。小さな劇場で出し物はストンプ。足を踏み鳴らす音という題名のように楽器でないものを踏み鳴らしたりして表現するショーです。ガイドブックによると英語力必要なしとのこと。友人はいろいろと調べていたようで日本でも話題になっていたのだとか。このオフブロードウェイのチケットが100ドル近くするのは時代の流れを感じます。まぁ、５０％オフですから日本円で6000円程度ですけど、最近日本で劇場に足を運んでいないので相場がわかりません。

オフェウム劇場 劇場・ホール・ショー

劇場でもらうプレイビル、昔からブロードウェイ、オフブロードウェイ、オペラなどすべての劇場で配られますけど、出演者やあらすじなど、昔から構成はあまり変わってないです。どの劇場でも同じサイズなので保管しやすい。劇場名と出演者などわかってよいのです。昔のもの全て持ち帰り取ってあったはずですが、かなりの冊数あり断捨離してしまいました。

出演者の名前だけでなく経歴などを確認したりするのも劇場でのルーチンなのですが時差で眠い。

始まる前の舞台で割合前の方でした。小さな劇場で舞台を8人が足を踏み鳴らし走り回りここに下がっている様々なもので音を出していきます。
しかし、始まる前から眠かったのですが劇場が暗くなると、時差によって途中眠ってしまいました。友人はこれだけうるさい中で寝るのはあっぱれ、と言ってましたが、3分の１ぐらいは寝ていたかも。
でもパーフォーマーたちの動きはまぁ楽しめました。
お客さんの中には子供たちも多かったです。

再びタイムズスクエアに戻って今度は夜のブロードウェイのチケットを購入しました。時間があるので一旦ホテルに戻ることにします。その前に友人の希望でゼイバーズに行くことに。地下鉄で一気に行けるので便利です。

ゼイバーズ スーパー・コンビニ

ゼイバーズは食料品や調理器具のお店でここで買った鍋を今でも使ってます。何時も自分へのお土産もここで買います。ここでは有名なスモークした魚を試食してみます。昔は行列がありましたが、次々とお客が買っていきますが行列するほどではありませんでした。昔イクラも良く試食させてもらって買ったものです。他の店とは鮮度が違いました。
今日はサーモンを試食。スモークサーモンにもいろいろと種類があって、産地の違いと味付けしたものなど様々。ノヴァスコシア産のものはあまり日本では見かけないのでこれを1/4ポンド、前の人が買っていたハーブのついているものをハーフポンド切ってもらって買いました。パンやジュース、乾燥フルーツやオーガニックのグラノーラ、牛乳などいろいろ買ってホテルに持ち帰りました。ホテルには冷蔵庫があるのでこれで滞在中の朝食は大丈夫でしょう。

ホテルに戻って一休みしてから夜の部のブロードウェイに歩いて出かけます。アルハーシェヘルド劇場で演目は映画を基に作られたミュージカル「キンキブーツ」です。映画は以前機内で見たことがありました。作詞作曲シンディー・ローパー、グラミー賞、エミー賞受賞作品ですので期待が膨らみます。

アル ハーシュフェルド劇場 劇場・ホール・ショー

劇場前には記念撮影用のパネルがありました。

席はオーケストラでちょっと左寄りでしたが、割合前でした。半額でも一人100ドル近いチケット料金。ほぼ満員でした。

倒産寸前の靴工場を父親の死で受け継いだ主人公が工場を復活させていく上でのいろいろなストーリーがあるのですが、音楽、ダンス、流れや舞台の構成などテンポよくわかりやすくエンターテイメント性に富んでいて楽しめました。

劇場から歩いて帰っても安全な感じで、格安のホテルとはいえ夜劇場めぐりをする私たちには良いホテルだったといえます。
昔より劇場も早い時間に終わるように思いました。

ホテルに帰ると時差の関係か眠れません。今日はゴスペル、オフブロードウェイ、ブロードウェイと劇場めぐりで一日楽しんで過ごしました。

ツァーには無料で参加できるプログラムがいくつか用意されています。
夜のバー巡りや、ブルックリンへの無料バスが運行される日も週に2日あり、明日がその運航日です。

明日は疲れも出ているからのんびりしよう、と決めてベッドに入りました。