2015/05/10 - 2015/05/14
243位(同エリア1787件中)
フサコさん
仏教国に行ったことがないと気づき、GWに働いた分の代休を利用して、ルアンパバーンへ3泊5日の女一人旅。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
PR
-
●1日目:5月10日(日)
10時成田空港発、ハノイ・ノイバイ空港で飛行機を乗り換え、夜にルアンパバーン着。
ハノイまではベトナム航空。初めて乗った。客室乗務員のお姉さんたちがアオザイを着ていてとても可愛かった。蓮のマークも可愛い。
隣席は日本人中年男性で、会社の研修旅行でヴィエンチャンに行くとのこと。飛行機の中であんなに知らない人に話しかけられたの初めてだった。話の内容をメモまで取っていたのだけれど何かに使われるのだろうか…?
ノイバイ空港着後、隣席男性の仲間の男性に「働かないの?」といきなり聞かれたのだけれど、いや働いてますよ代休ですよ。そんなに働いていなさそうだった…??
ノイバイ空港での待ち時間は約5時間。
暇で暇で暇で、建物内を何往復したか分からない(写真参照ガラガラ)。どの売店が一番水が安いか見て回ったりした。
2014年末に運用開始した第2ターミナルだったためか、ところどころ営業が始まっていない店舗があり、BOOK&GIFT店もまだ棚を設置途中だった。綺麗でごろごろ待つにはよかった。 -
空が暗くなってようやく、ラオス国営航空のプロペラ機に搭乗。
約1時間の飛行途中、気流のせいかなんなのか、機体が激しく上下にぐわんぐわんと揺れる数分間があった。隣席の女子大生3人組が怖そうにしていた。 -
現地時間20時40分、ホテルに到着。飛行機着陸からホテル送迎車利用で30分足らず。
3連泊した『ラーマヤナブティックホテル&スパ』。
立地がすこぶる良い割に安価で雰囲気もよかった。王宮博物館とワットマイの隣で、托鉢見学やナイトマーケット、モーニングマーケット、メコン川だって歩いてすぐ。
今回朝食をつけたけれど、屋台は朝から開いているので不要だったかもしれない。(最終日の朝食でおばさまがわざわざこちらにリクエストを聞いて麺料理を作ってくれたのは嬉しかった。客が少なかったのか?)
エアコンあり。Wifi環境あり(遅い)。ブラウン管テレビあり。
1泊につき、バナナ2本と500mlペットボトルの水2本サービス(大変ありがたい)。 -
もう畳みつつあるナイトマーケットを少し見て回って、早めに就寝。
テレビをつけたらアニメが流れた。懐かしい感じの絵柄でなんとなく花男っぽい気がすると流していたら、「DOMYOJI…」や「MAKINO!」と聞こえたので、やはり花男だった。その後はコナンくんで声優さんが日本版に声を似せようとしているのが伝わった。いったい何語を話していたのだろう。 -
●2日目:5月11日(月)
5時起床。
5時30分にホテルを出ると、すでにたくさんの人たちが歩いていた。 -
托鉢見学。
粛々と進んでいく毎朝の光景なのだろう。撮りまくる観光客を含めて。 -
ルアンパバーンには犬が多い。猫は滞在中片手で足りる程度しか見かけなかった。
-
ポメラニアン…?
滞在中何回か通りかかったけれど、朝夕は大抵ここにいる様子なので、飼い犬と思われる。奥の白いワゴン車の向こうはもうメコン川。メコン川とポメラニアン…。
自分の知っているポメラニアンと違い、他の犬が来ても穏やかに対応し、ゆったりとした動作だった。ただしくるくる回転する習性は持っていたのでやはりポメラニアンだろう。 -
モーニングマーケット見学。
生臭い感じが苦手な人は避けたほうがいいと思う。
イタチのような動物がぴんと硬直した状態で山積みになっていたり、大きな魚が転がってきたり、羽をむしられたアヒルの胴体がいい色だったり。もちろん大抵息をしてはいない。カゴの中のよくわからない昆虫(大量)はすごく生きがよかったけれど。そんな中に野生と思わしき鳥くんが座っていたりもした。
蠅除けは細い棒の先にビニール袋を付けてガシャガシャするのが流行のようだった。 -
いったんホテルに戻って朝食を取り、8時出発。
まず両替。大通りにいくつも両替所があり、少しずつレートが異なる。ATMもある。
当日は1ドル=8,060キープ、1円=64キープ。ドルを選択。
曇っているのにかなり暑くなってきた。昼はものすごく暑かった。
水は大通りなどでよく売られているので、見かけたらなるべく大きいペットボトルを購入したほうがいいと思う。すぐに飲みきってしまうので。
ずらりと並ぶ現地ツアー会社を覗いていると、今日のツアーも参加可能ということで、さっそく申し込んでみた。
8時50分、古めかしいワゴン車に乗り込み、ツアー出発。 -
象乗り体験、パークウー洞窟、クアンシーの滝を巡り、昼食付き40ドル。
ルアンパバーンの現地ツアーは日本でも手配可能だけれど、当たり前ながら現地で申し込んだほうが格段にお得。1人なら特に。
10時15分、象の村に到着。
同行者は日本人女性2人組(東南アジア放浪2ヶ月目)、韓国人男性2人組(やたら日焼け止めを塗る)、イングランド人女性(北部出身ウエイトレスでラオス周遊中)。
ワゴン車に鞄を置いてさっそく象乗り。財布やパスポート等だけ持っていけるよう、小さい貴重品袋がこういう時に役立った。 -
村を通り抜け、川沿いを歩く、30分強の象の散歩。
デジカメを象使いのおにいさんに預けると、途中何箇所かある撮影スポットでいつのまにか写真を撮ってくれた。 -
細長いボートに乗り込み、象の村の対岸にあるパークウー洞窟へ。
-
かなりの確率で観光客が自撮り棒を持っていることがすごく面白かった。
-
象の村に戻って昼食。シンプルで美味しかった。
韓国人男性の片割れが腹痛のため食べられず。自分も一応正露丸を携えていたけれど、滞在中お世話になることはなかった。 -
13時30分、象乗りライセンスを取得するため午後も象の村にいるという他5人と別れ、やってきた違うワゴン車に乗って次はクワンシーの滝に向かった。14時過ぎに滝入口に到着。
空はピカ晴れになった。暑い。 -
滝まで歩く途中、熊の保護施設がある。
世界の熊キャラクターの中に赤いほっぺのあの子が…。 -
水着を持って来れば水に入れる模様。欧米の人々はメコン川でも泳いでいたし凄いな。
-
滝の上に登っていけると小さな看板に書いてあったので、右手の獣道を進んでいくことにした。が、途中でものすごく後悔した。きつい…大変きつい。整備はほとんどされておらず、土の斜面を這いつくばるように登り続けること20分くらい、湿度が高いため木陰でも滅茶苦茶暑く汗だくになった。
-
滝の上。
美しかった。が、登りのつらさと天秤にかけると、行くか行かないかは悩みどころだと思う。この場所では他に2人しか観光客を見かけなかった。 -
下りは滝を見下ろして右手の道から(登りとは反対側)。
こちらはところどころに木の階段が作られていて、滑りやすい獣道よりは下るのが楽だった。結構長い道程なのに誰ともすれ違わなかったということは、やはり皆行かないということなのだろう。
滝入口の外にたくさんある売店群のクレープ屋さんに入り、小休憩。全身汗だく。
17時にワゴン車に集合。
だったはずが、運転手さんが仲間との屋外ビリヤードで盛り上がっていたため、客がそろっていても15分出発が遅れた。おおらか〜。
売店の幼い兄弟(たらちゃんといくらちゃんみたいな年齢)が、駐車場の大きな木の周りで追いかけっこをして遊んでいた。兄弟が店内に戻っていったと思ったら、今度はお母さんがお兄ちゃんのほうをひどく怒りながら追いかけて走り出てきて、弟くんは心配そうに店内からその様子を見ていた。お兄ちゃんの泣き叫ぶ声が駐車場に木霊した。 -
ワゴン車は1時間弱でホテル近くまで送り届けてくれた。運転が荒くて谷底に落っこちるかと思った。
シャワーを浴びてから着替えて、ナイトマーケットへ。 -
お土産を購入後、屋台でミックスジュース10,000キープとクレープ15,000キープを食べた。
-
カムスパ。
大通りにはたくさんのマッサージ屋さんが軒を連ねているので、ふらっと入ってみた。農耕民族カム族伝統のマッサージは疲労回復に効果的ということで、滝の疲れを翌日に持ち越すことを免れてよかった。 -
●3日目:5月12日(火)
市街地をゆっくり回った。
まずはプーシーの丘へ。宿から歩いてすぐだけれど、曇りだけれど、丘の登り口ですでに汗がすごかった。 -
頂上からのメコン川。
登り口から130段ほどで料金支払い、そこから190段ちょっとで頂上についた。 -
屋台のジュースで休憩。前日ナイトマーケットで購入したズボンは、さすがに涼しくて動きやすかった。お気に入りになり帰国後は夏の家着とした。
-
お寺はみんなこういう形なので、ガイドさんがついてくれて詳しい説明をしてくれるのでなければ、もしくは本人がすごく興味がなければ、みんな同じに見えてしまうかもしれない。
ワットマイでは、日本人観光グループに現地人日本語ガイドさんがいろいろ説明しているのを少し聞いてしまった。
多くのラオス人男性は一生に一度は出家をするらしい。修業中は毎朝3時30分起床、起きなかったら先輩が寝床に水をかけて叩き起こす。食事は托鉢で受けたものだけ、朝と昼だけ食べて、昼12時以降は一切食べてはいけない。お経を覚えてからでないと他の勉強をしてはいけない。など。
出家中は家族含め女性と一定の距離以上近づいてはいけないので、還俗後彼が初めてしたことは、母親を抱きしめることだったとか。 -
ワットマノーロム。赤色に金色の装飾、そして仏陀の生涯を描いた壁。
-
もうここの壁画を見て回るだけですごく面白かった。絵柄がいい。
-
またジュース休憩。
前日からあまりにも屋台群をうろついているからか、作りすぎちゃったからとサービスで1.5杯くれたり、なぜかバナナをつけてくれたり、日本語を習っているという青年が週末のバレーボールに誘ってくれたり(週末はもう帰国している)。 -
メコン川に面した半屋外のお店で昼食。魚のラープ25,000キープとカオニャオ5,000キープ。
ラオス料理、自分は大好きだった。量が少ないように見えて、味が濃いから米が進むし、もち米だからお腹いっぱいになる。ただパクチーが効いているものが多いので、苦手な人はちょっと大変かも知れない。
川沿いにはラオス料理店や西洋風喫茶店などいろいろあった。
その後、メコン川クルーズ。川の上は涼しくて、ひたすらぼんやりした。王宮やお寺も見えた。
日が暮れていったんホテルに戻ってから、レモングラススパへ。
男女別のハーブサウナは6人入ると結構いっぱいという狭さ。脱衣所やシャワー、休憩場所など(つまりサウナ室以外)は男女共用なので、バスタオル1枚で人前にいるのはちょっと…という奥ゆかしい人には向かないと思う。お茶は飲み放題。
マッサージも受け、帰り道でまたジュースを飲んで、最終夜は更けていった。 -
●4日目:5月13日(水)
ホテルの隣にあるのに行っていなかった王宮博物館へ。
チケット確認のおにいさんに「日本人?」と訊かれ、よく分かるなあと感心した。謁見の間のガラスは日本製なんだよと教えてくれた。
館内の見張り役と思わしき女性たちはみんなスマホをいじっていた。おおらか〜。
最後のほうに各国からの贈り物があって、割と新しい年代のものばかりなのだけれど、日本からは桜や菊などが装飾されたよくある小物が多かった。米国コーナーに宇宙船の模型があったのは少し面白かった。 -
大通りにある土産物店を覗いてみた。
昼前にホテルに戻り、シャワーを浴びて、チェックアウト。荷物を夕方のピックアップまでフロントで預かってもらい再び外出。 -
昼食はメコン川沿いのラオス料理店(前日とは少し離れたところ)。
アヒルのラープ40,000キープとカオニャオ5,000キープ、ジュース20,000キープ。カオニャオの中に大きな蟻が2匹一緒に蒸されていたけれど気にしない。そんなことより川風が気持ちいい。
動き回ると汗だくになり帰りの飛行機で周囲に迷惑をかけてしまいそうだったので、3度目のマッサージを受けることにした。昼食のお店から近くで全身マッサージ1時間45分。
クーラーが効きすぎて若干寒かった。店員のおねえさんたちは半袖で平気そうだった。
東南アジアのお香の匂い好きだ。 -
夕方、最後の屋台ジュースとクレープ。
この日は日傘が大活躍した。現地の人も傘をさして歩いていることが多く、でもほとんどが雨傘。バイクを運転中もさしていたりする。
メコン川は色からして臭うのかもしれないと思っていたが、暑い中でもそんなことなく、心地よい風を流してくれるまさに恵みの川だった。
東南アジアは思い切り沈まないと浸れない場所のようだ。3泊で人生について考えたりはできなかった。話をした旅行者の多くは何ヶ月にも渡って歩き回っている人が多かった。 -
17時30分、ホテルの送迎車に乗り込み空港へ向かう。
写真は車待ちのとき一緒にいた犬。犬好きにはいい街だった。 -
17時50分、空港に到着。
国際線だというのにチェックインも簡単なやり取りのみ、最後までおおらかな感じだった。
空港は狭く、売店も日本の温泉ホテルのような小さいものしかない。
暇でラオス国営航空の最新パンフレットを開いてみたら、日本の特集が乗っていた。銀閣が金閣になっていた。京都と大阪が実に惜しかった。 -
19時35分発のはずがなんと19時10分に離陸。
この区間はやはりプロペラ機だったが、行きのようなひどい揺れはなかった。
20時15分、予定より30分早くハノイ・ノイバイ空港に着陸。帰りはベトナム航空にここでチェックインしなければならなかったので、アオザイのお姉さんに窓側座席をお願いした(預入荷物はルアンパバーンから成田までスルーできた)。
4時間30分の待機(爆睡)の後、0時35分、ノイバイ空港を出発。
寝ようとしたら天井からの水滴が自分の額を襲った。客室乗務員のお姉さんは天井の隙間にティッシュをつめて応急処置。
●5日目:5月14日(木)
日本時間7時12分、成田空港に着陸。
ルアンパバーン、面白かった。ありがとうございました!
・おおらかなルアンパバーン
・英語ぺらぺら(少なくとも観光関係の人は少年少女以上全員)
・ジュース美味しい!
・料理も美味しい!
・暑さは覚悟しなければいけない
・欧米人は1人や少人数でいることが多い
・中韓人は団体でいることが多い
・ナイトマーケットがあるので夜21時くらいまでは大通り沿いなら女1人でも出歩ける
・また行く機会があるなら次はビエンチャンなどルアンパバーン以外の街にも行きたい
・飛行機の乗り換え時間が短いルートはないのか模索したい
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
39