2013/01/19 - 2013/01/20
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Dwind_999さん
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バンコクから北東へ約620km、タイ北東部のラオスと国境を接する町、ノーンカーイ。
喧騒のバンコクから列車に揺られ、一夜明ければ一転して人も車も少ないメコン川のほとり。
ゆるりとした町歩きを楽しみ、メコンの風に吹かれながら心地よい旅のひと時を過ごしました。
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- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1月18(金)の17時半、夜行列車に乗るべくフワランポーン駅に来ました。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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18時になると国歌が流れ、タイの人々は直立不動の姿勢になります。
タイでは毎日朝8時と夕方の6時に公共施設、公園、広場、テレビやラジオで国歌が流され、タイ人は、歌わなくてもよいが直立不動の姿勢をとらないと不敬罪の罪に問われ、警察は逮捕することもできるそうです。
この文化の違いに面白がりながらも暑さに参った私は、早く冷たいビールが飲みたいな、と不敬な考えばかりが頭を占めていました。
2015年6月の時に私も経験しましたが、タイの映画館では上映前に必ずスクリーンに国王の映像とともに「国王賛歌」が流れ、やはり起立して神妙な態度で聞かないといけません。 -
1月18日(金)、20時発のノーンカーイ行き列車に乗り込みます。
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列車チケットは事前にタイ国鉄のサイトから予約。(現在はタイ国鉄サイトからのオンライン予約はできないようです)
BANGKOK 20時発→NONG KHAI 翌8時25分着のTrain No.69。
2等寝台下段(Lower Berth)で予約手数料を含めて801B(\2403)。
職員が椅子を倒したりしながらベッドを設えてくれます。 -
バックパックに一応ワイヤーロックをかけときます。
ベッドにバックを置くと狭くなって窮屈になりますが、心配性なもので。 -
ベッドメークが完了した後の2等寝台列車の車内。
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朝7時頃の車窓の風景。
冷房も効いていて、ベトナムで乗ったホーチミン、ダナン、ハノイ間の列車に比べると揺れは少なく案外よく眠れました。(しかしタイではたまに脱線事故が起きているそうですが)
ほんと、アジアの鉄道やバスでの移動は運不運がついて回りますね。
特に長距離バスなんか運転手のハンドルさばき一つにかかっているので、考えようによっては怖いことです。 -
バンコクからの列車は1時間半ほど遅れて、1月19日(土)9時55分、無事にノーンカーイ駅に到着。
ノーンカーイ駅 駅
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ノーンカーイ駅前に待ち構えていた乗合いのバイクタクシー(サームロー)に40Bで乗り、宿へ向かいます。
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途中で少しずつ人が降りていき、ゆったりとなったバイクタクシーの中。
思わず女性の足に視線が吸い寄せられてしまう、まことに不敬なオヤジです。 -
バイクタクシーを降りて市場の中を抜け、メコン川沿いにあるゲストハウス近くにやってきました。
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ブッキングコムから予約していた「Pan Guesthouse」2階の部屋。
1泊B500B(\1500)で2泊します。 -
ベッドに置かれていたぬいぐるみがお出迎え。
まさかこれといっしょにお寝んねしてください、ということではないでしょうが、還暦になったじいさんにはちょっと・・・・・。 -
客室数5部屋のメコン川沿いにあるこぢんまりとしたゲストハウスで、メコン川の対岸に見えるのはラオス。
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トーストとコーヒーは無料なので、さっそく2枚いただきました。
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チベット高原に源流をもち、中国・雲南省を通り、ミャンマー・ラオス国境、タイ・ラオス国境、カンボジア・ベトナムを通り、南シナ海に抜けるという全長約4000kmの大河、メコン川。
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メコン川沿いの通りを歩いていて目にした屋台付きバイク。
ちゃんと屋根もついているから少しくらいの雨だったら大丈夫みたいです。 -
茶色く濁ってゆっくりと流れるメコン川。
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先ほどのバイク屋台。
売れ行きはかんばしくないようで。 -
昼過ぎ、プラチャック通りにある「DD Restaurant」という現地の人で賑わっている店で食事。
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LEOビールは大瓶で70B(\210)。
氷が下に固まって入ったジョッキが出てきましたが、ジョッキの3分の1くらいが氷で、これはちょっと入れ過ぎでしょ。
それに、何の水を凍らせたのか、それが問題。
といっても飲まずにはおれませんがね。
「Rice Topped Pork Fried」はめちゃめちゃ辛く汗が噴き出します。
「Pork fried garlic pepper」と合わせて全部でB210(\630)。 -
2日後にウドーンターニーへ行くために、ノーンカーイのバスターミナルをちょっと下見に来ました。
ノーンカーイからウドーンターニーまでは50数kmで、バスチケットは40B(\120)。
バスは1時間に2本くらいあるようなので問題なし。ノーンカーイバスターミナル バス系
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バスターミナルの近くに「ワット・ポー・チャイ」という寺院があったので寄ってみました。
元はラオスにあったものが洪水で流され、25年間メコンの川底に沈んでいたという純金の頭部が載った青銅製の仏像が本堂に置かれ、人々の信仰を集めているそうです。ワット ポー チャイ 寺院・教会
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夕方頃になると、メコン川沿いの遊歩道に明かりが灯り、露店や屋台も出て、人の通りも少しずつ増えてきました。
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19時過ぎ、すっかり暗くなったメコン川。
対岸のラオス側は所どころに明かりが見えるだけで他は真っ暗。
かたやタイのこちら側では、土曜日の今日は夜市が開かれ大賑わい。
国力の差が町の明かりによってわかるというシンプルな構図。
これはのちに訪れた、中国東北部の丹東と鴨緑江対岸の北朝鮮との構図によく似ています。
ということで私はビールを友に宿の2階ベランダに座って、遊歩道の夜市を眺めながらくつろぎます。 -
ビールを飲んだ後、夜店が並ぶ遊歩道に繰り出してみました。
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舞台ではタイ舞踏なども披露されていてちょっとした目の保養に。
<ノンカイの旅>
https://www.youtube.com/watch?v=hJYyK_YEeuE -
タイといえばやはりマッサージ。
夜市でもしっかり商いしています。 -
どぎつい色をしたお菓子のような寿司。
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露店で目にした、1つ5B(\15)のバナナの葉で包んで蒸した餅のようなものを食べました。
これ、あんがい美味しかったです。 -
土曜日の夜市が終わったノーンカーイの日曜の朝。
ゲストハウス2階の狭いベランダで、メコン川の風に心地よさを感じながら、トーストとコーヒーの朝食をいただきます。
そういえば昨夜は遅くまで対岸のラオス側から大音量の音楽や拡声器の声が私の部屋の中まで届いて、少々眠りを妨げられました。
まるでこちら側の電飾きらびやかな夜市に対抗するかのような、やけっぱちのから騒ぎに思えました。 -
ゲストハウスが無料で貸してくれる自転車に乗ってノーンカーイの町を観光。
オレンジ色の袈裟を身にまとった10代とみられる僧たちが歩いていました。 -
屋根の上にでんと座る仏像も、この町では違和感なく溶け込んでいます。
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ガイドブックに載っていた、奇妙な像がいっぱいあるという寺院、「ワット・ケーク」にやってきました。
ワット ケーク 寺院・教会
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何を物語っているのかわかりませんが、かなり強烈で風変わりな像です。
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たしかにインパクトのある不思議な像が、庭園のあちこちに配置されています。
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ラオスからタイに亡命してきた僧が建てた寺院だそうで、僧の思想が反映されたという摩訶不思議な像の数々、奇妙奇天烈なイマジネーションに彩られた異次元の仏の世界を見せてくれます。
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タイ・ラオス友好橋に行く途中で見つけたゴマ団子の屋台。
これは素通りできない。
10個で20B(\60)と安いですが、中に白あんが入っていて意外と美味しかったです。 -
メコン川にかかる「タイ・ラオス友好橋」の下、特に何があるというわけではないですがちょっと下りてみました。
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メコン川沿いには食堂がいくつか並んでいました。
夜になると地元の人たちで賑わうんでしょうかね。 -
タイ・ラオス友好橋のタイとラオスの境目。
橋の中央には線路が敷設され、1日2往復、ノーンカーイ駅とラオスのターナーレーン駅間を国際列車が走っているそうです。タイ ラオス友好橋 建造物
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夕食は適当な食堂に入って、50B(\150)のカオパッガイ(鶏肉入りのタイ風焼き飯)。
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プラチャック通りの屋台街。
夜になると歩道のあちこちに屋台が出現し、肉を焼く煙が立ちのぼって地元の人たちの食欲を満たしています。
この町では観光客を見かけることが少ないです。 -
宿へ戻る途中で見かけた、よく手入れされた、前輪が少し浮き上がった感じのサームロー(乗り合い3輪車)。
明日はウドーンターニーへ移動です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- sweets-holicさん 2018/05/11 16:45:17
- はじめまして
- 旅行記楽しく読ませていただきました。
今月バンコク~ノンカイ~ウドンタニへ行くので、行程も参考にさせていただきました。
ノンカイのパンゲストハウスに泊まりたかったんですけど満室で取れず…
パンゲストハウスのテラスからの朝日の写真、綺麗ですね。
旅行記読んでかなりテンションあがってきました!
- Dwind_999さん からの返信 2018/05/11 21:18:26
- RE: はじめまして
- sweets-holicさん、こんばんは。
ノンカイ、ウドンタニに行かれるとのことですが、パンゲストハウスの部屋が取れず、残念でしたね。
あそこは安宿ですが、メコン川沿いで気に入ってます。
タイが大好きなsweets-holicさん、存分に旅行を楽しんでリフレッシュしてきてください。
Dwind_999
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