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近代建築の世界的巨匠、フランク・ロイド・ライト(1867-1959)設計のヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)と公開中の雛人形を拝見します。続いて谷崎潤一郎記念館から“ 細雪 ”が執筆された倚松庵(いしょうあん)へ向かいます。<br /><br /> 表紙は、重要文化財 ヨドコウ迎賓館蔵 雛人形の内 女雛(絵葉書撮影)<br /><br />

芦屋、ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)雛人形~谷崎潤一郎記念館~倚松庵を行く!

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2016/02/17 - 2016/02/17

168位(同エリア1042件中)

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Huuma

Huumaさん

近代建築の世界的巨匠、フランク・ロイド・ライト(1867-1959)設計のヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)と公開中の雛人形を拝見します。続いて谷崎潤一郎記念館から“ 細雪 ”が執筆された倚松庵(いしょうあん)へ向かいます。

 表紙は、重要文化財 ヨドコウ迎賓館蔵 雛人形の内 女雛(絵葉書撮影)

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配
  • ヨドコウ迎賓館<br /><br />阪急「芦屋川駅」から北へ歩いて10分ほどのところに位置しています。

    ヨドコウ迎賓館

    阪急「芦屋川駅」から北へ歩いて10分ほどのところに位置しています。

  • ヨドコウ迎賓館(国の重要文化財)<br /><br />案内書によると、フランク・ロイド・ライトが帝国ホテル設計のため来日した時に、桜正宗で知られる灘の酒造家八代目 山邑太左衛門氏の依頼を受けて1918年別邸として設計、弟子の遠藤 新、南 信両氏によって1924年建設されました。縁あって?淀川製鋼所の所有となっています。<br /><br />敷地面積 4700? 鉄筋コンクリート造4階建て 建築延面積 359.1?<br /><br /> <br /><br />

    ヨドコウ迎賓館(国の重要文化財)

    案内書によると、フランク・ロイド・ライトが帝国ホテル設計のため来日した時に、桜正宗で知られる灘の酒造家八代目 山邑太左衛門氏の依頼を受けて1918年別邸として設計、弟子の遠藤 新、南 信両氏によって1924年建設されました。縁あって?淀川製鋼所の所有となっています。

    敷地面積 4700? 鉄筋コンクリート造4階建て 建築延面積 359.1?

     

  • 車寄せ 玄関先の水盤

    車寄せ 玄関先の水盤

  • 1階車寄せ南側バルコニー

    1階車寄せ南側バルコニー

  • 館内案内 傾斜地上に4階建てになっています。

    館内案内 傾斜地上に4階建てになっています。

  • 2階応接室

    2階応接室

  • 2階応接室

    2階応接室

  • フランク・ロイド・ライトは、石材として加工しやすい大谷石(おおやいし)を使いました、旧帝国ホテルもそうです。栃木県宇都宮市大谷町からの採掘です。<br />柱は、鉄筋コンクリートの型枠に大谷石を捲いて一体化し、石の補強とライトの特徴の意匠が施こされています。

    フランク・ロイド・ライトは、石材として加工しやすい大谷石(おおやいし)を使いました、旧帝国ホテルもそうです。栃木県宇都宮市大谷町からの採掘です。
    柱は、鉄筋コンクリートの型枠に大谷石を捲いて一体化し、石の補強とライトの特徴の意匠が施こされています。

  • 2階応接室の大谷石の装飾と照明

    2階応接室の大谷石の装飾と照明

  • 2階応接室窓からの六甲山麓の眺めです。

    2階応接室窓からの六甲山麓の眺めです。

  • FRANK LLOYD WRIGHT(1867−1959)<br /><br />近代建築の三大巨匠と呼ばれ、生涯800の設計を創り、そのうち400もの実現を見ていると、館内の説明を聞きました。<br /><br />20余年前、シカゴで住いされた邸宅を視察に伺ったことを思い出しました。

    FRANK LLOYD WRIGHT(1867−1959)

    近代建築の三大巨匠と呼ばれ、生涯800の設計を創り、そのうち400もの実現を見ていると、館内の説明を聞きました。

    20余年前、シカゴで住いされた邸宅を視察に伺ったことを思い出しました。

  • 葉をモチーフにした飾り銅版、窓、ドア等に多く用いられています。

    葉をモチーフにした飾り銅版、窓、ドア等に多く用いられています。

  • 3階の廊下

    3階の廊下

  • 3階の和室に、雛人形が公開されています。

    3階の和室に、雛人形が公開されています。

  • ヨドコウ迎賓館蔵 雛人形の内 女雛 国の重要文化財(絵葉書撮影)<br /><br />案内書には、“ 百年の歳月を越えた美しさ 展示されている人形は、ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)の建築主である、灘の酒造家・八代目山邑太左衛門氏が長女の誕生を祝って、京都の老舗「丸平大木人形店」に依頼したもの、人形は贅を凝らして制作され、明治33年〜34年(1900〜1901)にかけて納められました。”<br /><br /> 錦糸の刺繍が施された高さ45cmの雛人形です、生まれた時から変わらないと思われるほどの優雅な姿を見せています。<br /><br />4月初めまで一般公開されているそうです。

    ヨドコウ迎賓館蔵 雛人形の内 女雛 国の重要文化財(絵葉書撮影)

    案内書には、“ 百年の歳月を越えた美しさ 展示されている人形は、ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)の建築主である、灘の酒造家・八代目山邑太左衛門氏が長女の誕生を祝って、京都の老舗「丸平大木人形店」に依頼したもの、人形は贅を凝らして制作され、明治33年〜34年(1900〜1901)にかけて納められました。”

     錦糸の刺繍が施された高さ45cmの雛人形です、生まれた時から変わらないと思われるほどの優雅な姿を見せています。

    4月初めまで一般公開されているそうです。

  • 雛人形の内 男雛 国の重要文化財(絵葉書撮影)<br /><br />説明書によると、“ 人形群は以下の3つの構成からなっています。<br />「雛人形」 七体の雛人形を中心とした雛飾り一式<br />「花嫁人形」花嫁姿の人形を含む五体の人形と漆塗りの嫁入り調度品一式<br />「花観人形」十七体の人形と桜・松・柳などの造り物で、花見の宴を写した人形群 ”

    雛人形の内 男雛 国の重要文化財(絵葉書撮影)

    説明書によると、“ 人形群は以下の3つの構成からなっています。
    「雛人形」 七体の雛人形を中心とした雛飾り一式
    「花嫁人形」花嫁姿の人形を含む五体の人形と漆塗りの嫁入り調度品一式
    「花観人形」十七体の人形と桜・松・柳などの造り物で、花見の宴を写した人形群 ”

  • 花嫁人形の内 嫁上臈 国の重要文化財(絵葉書撮影)

    花嫁人形の内 嫁上臈 国の重要文化財(絵葉書撮影)

  • 花観人形の内 昭憲皇太后・明治天皇 国の重要文化財(絵葉書撮影)<br /><br />ふつうはありえないことなんですが、特別に許可を得て制作されたと説明がありました。<br /><br />

    花観人形の内 昭憲皇太后・明治天皇 国の重要文化財(絵葉書撮影)

    ふつうはありえないことなんですが、特別に許可を得て制作されたと説明がありました。

  • 3階西廊下の窓に付けられている飾り銅版<br /><br />夕方の西日が飾り銅版を通し、木漏れ日のように室内に差し込む効果を考え設計されました。

    3階西廊下の窓に付けられている飾り銅版

    夕方の西日が飾り銅版を通し、木漏れ日のように室内に差し込む効果を考え設計されました。

  • 4階食堂

    4階食堂

  • 4階食堂

    4階食堂

  • 4階バルコニー

    4階バルコニー

  • 4階バルコニーから芦屋市街、神戸市東灘、大阪湾を臨みます。

    4階バルコニーから芦屋市街、神戸市東灘、大阪湾を臨みます。

  • 南側からのヨドコウ迎賓館外観

    南側からのヨドコウ迎賓館外観

  • ヨドコウ迎賓館をあとにして、芦屋市谷崎潤一郎記念館を訪れます。

    ヨドコウ迎賓館をあとにして、芦屋市谷崎潤一郎記念館を訪れます。

    芦屋市谷崎潤一郎記念館 美術館・博物館

  • 3月27日(日)まで特設展示が開催されています。

    3月27日(日)まで特設展示が開催されています。

  • 芦屋市谷崎潤一郎記念館入り口<br /><br />谷崎潤一郎 明治19年(1886)7月24日 − 昭和40年(1965)7月30日<br />

    芦屋市谷崎潤一郎記念館入り口

    谷崎潤一郎 明治19年(1886)7月24日 − 昭和40年(1965)7月30日

  • 展示を拝見したあと庭に出てみます。

    展示を拝見したあと庭に出てみます。

  • 庭に咲く梅

    庭に咲く梅

  • 倚松庵(いしょうあん) 歴史的建造物<br /><br />神戸市東灘区に建つ谷崎潤一郎の旧居、この建物内で「細雪」が執筆されました。<br /><br /><br /><br />

    倚松庵(いしょうあん) 歴史的建造物

    神戸市東灘区に建つ谷崎潤一郎の旧居、この建物内で「細雪」が執筆されました。



  • “ 文豪 谷崎潤一郎は天界の恋を遂げた松子とこの「倚松庵」に住んだ  その妹ふたりも寄寓する  戦争の暗雲をよそに船場の旧家の三姉妹はその典雅さを失わない  作家の目は光り かくて名作「細雪」は人も家もほぼ事実のままここを舞台に誕生した ”

    “ 文豪 谷崎潤一郎は天界の恋を遂げた松子とこの「倚松庵」に住んだ  その妹ふたりも寄寓する  戦争の暗雲をよそに船場の旧家の三姉妹はその典雅さを失わない  作家の目は光り かくて名作「細雪」は人も家もほぼ事実のままここを舞台に誕生した ”

  • 倚松庵は、昭和4年(1929)に当時の武庫郡住吉村反高林に建てらて、谷崎潤一郎は昭和11年11月から昭和18年11月の間居住、平成2年に同じ東灘区内のこの地に移築されました。<br />今は、前を六甲ライナーが通っています。

    倚松庵は、昭和4年(1929)に当時の武庫郡住吉村反高林に建てらて、谷崎潤一郎は昭和11年11月から昭和18年11月の間居住、平成2年に同じ東灘区内のこの地に移築されました。
    今は、前を六甲ライナーが通っています。

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