2015年7月イスラエル&パレスチナ旅行記　vol.2　ゴラン高原編

2015/07/14 - 2015/07/20

海の日の連休に有休休暇を足して、現地4泊と機内2泊、4泊7日でイスラエルとパレスチナ、シリア領ゴラン高原に行きました。

往路は関空からの友人とイスタンブールのラウンジで合流するため、成田発のトルコ航空で。
復路はアエロフロートでモスクワ経由で観光して帰るはずが、ビザの取得に失敗して直前に仁川行きへ変更し、別切りでANAの金浦−羽田−千歳便をマイレージで発券して帰国になりました。

エリア ガリラヤ湖周辺(イスラエル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA アエロフロート・ロシア航空 ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

2日目早朝。

時差ぼけで早く目覚めたので、朝食前のドライブ。ゲートを越えて、パレスチナ自治区へ。

世界遺産230箇所目。オリーブとワインの地パレスチナ - エルサレム地方南部バティールの文化的景観。

ぶどうやオリーブの段々畑の風景が世界遺産。しかし、あちらこちらでイスラエルによって壁が築かれて、登録と同時に危機遺産。

様々な政治的思惑が絡んだ世界遺産です。

真新しい壁。イスラエルによるパレスチナ人の隔離は現在進行形。

実は、このドライブで、友人はパスポートをホテルに置いてきてしまった。
イスラエル側からパレスチナ自治区への検問はノーチェックだけど、反対は厳しい。戻れなかったらどうしようかとドキドキしたけど、明らかにアジア系の外国人なので、顔を見てパスポートチェック無しで通してくれた。たまたまなのか。。。

ホテルの朝食。
あんまり美味しくなかったな。
途中で、中国人の団体客も来襲。こんなところにも観光客が来るんだな、と。

今日は、外務省安全情報に従って、ヨルダン川西岸地区内でも安全な国道1号線及び90号線を通って北に向かうはずだったのに、友人がどうしてもパレスチナ自治区の別の道を通りたいと主張。

私はビール好きとして、タイベにある地ビール工場見学をすることを条件に了承。

エルサレムからパレスチナ自治区に入ったとたんに先進国から途上国へ来たかのようなごみの散乱した光景に不安がつのる。

しかも、グーグルマップの経路検索が、自治区内ではうまく動作しない。

途中、パレスチナ自治区内のユダヤ人入植地に迷い込んだりしながら、なんとか最初の目的地、タイベブルワリーへ。

タイベの町は、西岸地区唯一のキリスト教徒の町。

タイベブルワリーはワイナリーも併設。パレスチナで唯一のワイナリーだとか。

ブルワリーはもう1軒あります。

日本でも売ってます。

飲みたいけど、ドライブ中なので我慢。

パレスチナの大地

地球上でもっとも低い土地、死海へそそぐヨルダン川の流れるヨルダン渓谷方向を望む。

国道90号線を北上してヨルダン川西岸地区を抜け、ベト・シュアンへ。
ローマ時代の遺跡が残る。

ガリラヤ湖畔の経由して、ゴラン高原の街Qatsrinにあるステーキハウスへ。イスラエルで一番評価が高いステーキハウス。

ゴラン高原は、放牧が盛んで、イスラエルの牛肉の40%を生産してる。でも、それは、人が住めないことの裏返し。

この町も、もとは軍の駐屯地を転用したもの。

肉がミニマム400gからだったので諦めて、私は250gのハンバーガー。友人はミックスサラダ。でも量が多い。

ゴラン高原ワイナリー。
ゴラン高原は、放牧とブドウ作りが盛ん。

外務省の海外安全情報では退避勧告が出ている地域だけど、ワイナリーには観光客がたくさん。

破壊されたモスク。

ゴラン高原が第三次中東戦争でイスラエルに占拠されてから40年以上が経過している。

ゴラン高原のvolcano parkからの眺め。右側手前に見えるのが2013年まで自衛隊が派遣されていた国連監視軍の駐屯地。遠くに見えるのがシリアの町。

このあたりは、反政府勢力とISの支配地域。

塹壕跡。

Nimrod Fortress

要塞から北側を望めば、山の向こうはレバノン。

2日目の宿泊地、レバノン国境に近い西ガリラヤ地方の町、ツファット。

ゴールドスタービール。

フムスとかババガヌーシュとか前菜。メインはシュニッツェルに。

夜更けの旧市街。坂の多い町でした。