t東京の中心日比谷公園

2016/02/07 - 2016/02/07

海外の大都市においても、その都市の中心となるような公園が見られる。
大都市ニューヨークにおいても、一つの街に匹敵する様な公園、セントラルパークが有り、ロンドンではハイドパークが有る。
では、東京ではどうだと言えば、矢張りは美や公園を上げざるを得ない。上野公園も全体としては確かに広く、動物園をはじめ、美術館等もある。しかし、大東京の中心とは言いがたい。

日比谷の交差点と言えば、何んと言っても東京の中心だろう。

私と、この日比谷公園とは縁が深い。
戦後、中学生の私は、父から教わって、日比谷公園の端にある日比谷公会堂と背中合わせの図書館によく通った。この図書館には、児童向けの書籍も所蔵しており、世界童話全集をはじめ、無論、日本の童話集から少年小説などを読み漁った。
図書館への行き帰りは、当時は都電で住まいの白金から天現寺へ、、天現寺から金杉行きの電車に乗って芝園橋へ、其処で三田からくる電車に乗り換えて、日比谷の交差点で下車するか、手前の田村町で乗り換えて、日比谷公園の中を通って図書館へ、従って、日比谷公園にはよく行ったものだった。
その後、公園の向かいの三井ビルの辺りに、リーダース・ダイジェスト東京支社が事務所を開く前、ライブラリーの名称で、アメリカの雑誌やカタログなどを揃えた図書館がオープンし、戦勝国の豊かな家庭の様子や、車、そのほか、当時のすきっ腹の中学生には、酷ともいえる料理のグラフなど、ため息をつきながら目にしたものだった。
現在の日比谷公園は、昔とそれほど変わる古都も無く、相変わらず池の噴水が吹き上げ、池の鯉は見事に成長している。
公園からの周囲の景観は、帝国ホテルをはじめ、すっかり変わった。

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩

日比谷交差点入り口。

フォーシーズンズホテル。

宮城前。

歳を摂ったものだ。

園内、心字池

心字池から、帝国ホテルと日生劇場を望見。

落合楼、
老舗のレストラン。

噴水と野外音楽堂。

手前の低い建物が日比谷公会堂。日比谷図書館など。

野外音楽堂

日比谷花壇

日生劇場。
この劇場の後ろ隣り、東京宝塚劇場は、戦後、沖縄戦で殉死した従軍記者アーニー・パイル（Arnie Pyle)を記念して名付けられた駐留軍のための劇場として接収された。
多くのハリウッドスターや、当時のエンタテナーたちが慰問にやってきた。このほか、駐留軍に接収されたビルや劇場デパートなども多かった。
私が所属していた、国会議事堂前に有ったチャペルセンターの聖歌隊のメンバーの中の、音大生や駆け出しのプロの歌手なども、アルバイトでバックコーラスの一員などとして出かけていた。ハーデイーバラックス（六本木の基地）現在の防衛庁本部など、私は中のStable（乗馬施設）へ馬に乗りによく通った。

帝国ホテル
新しい建物は、あまりカメラを向けたくなる建物じゃない。

ライト設計の昔の風情ある建物が懐かし。

センター日比谷
レストラン。以前は無かったが、簡単な食事や、喫茶が出来るので、公園散策の一服に利用するのもいい。
コーヒーとケーキで７５０円。

店内