中国旧満州 4都市弾丸建築巡り（Vol.1）

2014/03/28 - 2014/03/29

2014年に中国の大連、瀋陽、長春、ハルビンを旅した記録です。中国へはこれまで出張やプライベートで50回以上、半分以上の省に行ってますが、このエリアは機会がありませんでした。
期限切れ間近のマイル＆会社の有給を有効活用すべく、年度末に４都市を３泊で訪問、各都市に実質半日程度しか滞在できなかったのですが、当地に残る旧満州時代やロシア時代の建築を堪能してきました。

14/3/28☆　
HIJ 7:55−NRT 9:25 NH3236
NRT 10:10−DLC 10:25 NH903
14/3/29☆　
大連−瀋陽
瀋陽−長春
14/3/30
長春−ハルビン
14/3/31　
HRB 8:30−PEK 10:25 CA1640
PEK 13:45−ICN 16:40 CA125
ICN 18:30−HIJ 20:00 OZ162

エリア 大連(中国)

広島からANAで成田へ、ギリギリの45分接続で大連便に乗り継ぎ、10:10ほぼ定刻出発。乗り継ぎが良すぎてラウンジでゆっくりできなかったのが残念。。

朝の広島−成田便は重宝したが、多くの国際線フライトが羽田に移されたためか、このあと廃止になってしまった（涙）。

八ヶ岳。

北アルプス。絶景ルート♪

隠岐の島。

大連の市街が見えてきた。うっすら見える右下の楕円形が、アジア最大面積の公園とされる星海広場。

定刻20分前の12:10頃、周水子空港到着。遼寧省上陸、これで中国19省目。

空港から中心部の中山公園までタクシーで移動、空港から30元。楽天から予約した大連賓館にチェックイン。1泊朝食付きで270元だった。

旧満州鉄道経営のヤマトホテル。ロビーは往時の雰囲気を残す。

広場側の部屋でラッキー☆

部屋内部は至ってフツーの中国の３つ星ホテル。

このホテルだけでなく、中山広場には旧満州時代の建物が揃って保存されている。

建物内部の見学も兼ねて、大連賓館対面の中国銀行へ両替にいくと、奥の近代的なビルの方に案内された。

この後大連駅で、ネットで日本から予約した明日の瀋陽行き列車の切符を受け取り、ロシア人街まで歩く。

近くの中学校で見かけた授業風景、整列の作り方？
大人になっても忘れないで〜

レトロな市街地にレトロな路面電車が似合う。

大連駅近く、古い街並みはかつての日本人街。背後に超高層ビルが迫る。

古い建物にも新しいビジネスが生まれている。

夜になると、中山広場を囲む歴史的建造物が全てライトアップ。
旧朝鮮銀行大連支店。

旧横浜正金銀行大連支店。現在は中国銀行。

翌朝は少し靄のかかった天気。

上野駅がモデルとなった大連駅から動車組（高速鉄道）で瀋陽へ移動。

大連駅から8:23発の動車組に乗車する。大部分の動車組は、中心部からは遠く離れた大連北駅から発車していて、大連駅から乗れる列車は少ない。

そのため、日本から50元の手数料を払ってネット予約した。

エスカレーターで発車ホームへ。

改めて写真を見ると、座席の上についている持ち手まで新幹線ソックリ（笑）。
車内でコオロギの鳴き声が・・・と思ったら隣の乗客の携帯電話の着信音だった。ラストエンペラーの最後のシーンを思い出した。

定刻に瀋陽駅に到着。旧満州鉄道奉天駅の建物。

早速タクシーで世界遺産の瀋陽故宮へ。入場料60元。清朝創設期の政治の中心。

鳳凰楼。

溥儀が集めた時計が展示されていた。時計の収集が趣味だったようだ。

八角形の大政殿。

その脇の十王亭では、清の軍隊編成システムである八旗制度が展示されている。満州族の騎馬民族としての特徴が見られる。

瀋陽北駅までタクシーで移動。途中で見かけた穴あきコイン型ビルの撮影に成功！！

瀋陽北駅から地下鉄で北陵公園まで移動。

清の第２代皇帝皇太極（ホンタイジ）とその妻の墓陵。昭陵とも呼ばれる。

神道と呼ばれる通路沿いに、様々な動物の石像が並ぶ。

周りを囲む城壁に登って一周。やっと空が晴れてきた。

芽吹きの季節。

まだ残る雪が冬の厳しさを物語っている。

まだ少し時間があったので、バスで中心部へ移動し、街を散歩。ここは瀋陽駅近くの中山広場。

この辺りにも、旧満州時代の建物が多く残る。

旧満州時代の赤十字の建物。

桜？　満開だった。

タクシーで瀋陽駅へ戻る。

旧奉天駅の奥、ドーム型の新しい駅舎に待合室がある。

動車組和階号で瀋陽駅発、長春へ移動。

長春までの風景。Vol.2に続きます。