湯河原温泉『魚判』で温泉三昧

2016/01/27 - 2016/01/28

人生の転機を体験してちょっぴり疲れた心を癒しに大好きな温泉三昧の一人旅に出掛けました。

エリア 神奈川

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

東京駅から東海道線普通で湯河原へ
各駅停車の東海道線普通が大好きです
普通列車なのに2階建てのグリーン車(自由席)があります
グリーン車の2階席に乗り、下り(熱海行き)は左側、上り(東京方面)は右側に座って海を見ながらのんびり各駅停車の旅
グリーン券は車内でも買えるので、乗りたい時に乗れて気ままな一人旅に便利です

湯河原駅の改札は1箇所
改札を出ると右手にお土産や駅弁が買えるコンビニ
その隣に観光協会があります

湯河原駅前
小田原の蒲鉾の鈴廣が2店舗並んでいます
1階はお土産、2階は食事処で湯河原B級グルメの坦々やきそばも食べられます

喫煙可能な喫茶店もロータリーの中にあります

湯河原駅から徒歩で海へ
30分ほど掛かりました

1月27日・28日の2日間は久しぶりの快晴
3月の気温で絶好の散策日和
釣りやワンちゃんの散歩に来た人達が広々とした海と青空をのんびり楽しんでいました

右に熱海
正面には大島と初島が見えます

左は真鶴半島

のんびりしていたらあっという間にチェックイン時間になってしまい慌ててタクシーを呼んで宿へ

湯河原温泉の中程にある宮上の『魚判』
隣は魚判の干物屋さん

今回は海浜公園からタクシーで行きましたが、湯河原駅から2番線のバスに乗れば、バス停「見付町」で降りた目の前です
食事処などの商店が近くにあり、万葉公園にも徒歩で1分程の便利な場所

玄関の横には水槽が
鮑、さざえ、伊勢海老がいました

部屋は「露天風呂付き【大観】」です
ポイントを貯める為、じゃらんから予約しました

【じゃらん】
http://www.jalan.net/us/usp3000/usw3001.do?yadNo=327815

【魚判HP】
http://www.uohan.com/

「大観」の上がり口

囲炉裏のある部屋+次の間+広縁
建物自体は古いけど、綺麗に掃除してあり古さは余り気になりません

窓の外は小さな庭と裏山
竹や色んな種類の木が植えてあります
梅の木にはチラホラと桃色の可愛い蕾がついていました

広縁から見た囲炉裏の部屋
立派な床の間には埃などなく綺麗に掃除してあります
スマホを目覚ましにしたので、寝る時にはこの床の間にあるコンセントを使ってスマホの充電をしました

部屋からの景色

夕方は猫達がパトロールに来たり、朝にはたくさんの小鳥が遊びに来ました

脱衣所
奥が内風呂
今は使われてないようです
内風呂の湯船の蓋の上を渡った先にシャワーと露天風呂に続くドアがあります

渡り板になる蓋の上には滑り止めがちゃんと敷いてありました
内風呂…お湯が出るのかな？
勿体無いなー

部屋の露天風呂
1人なら手足を伸ばして入れる広さ
源泉かけ流し
※ 源泉の温度が高いので多少加水されています

部屋のトイレは綺麗

浴衣とアメニティー
浴衣はチェックイン時に複数から選べました
可愛らしい色浴衣もありました

アメニティーはコットンパフ+歯ブラシセット+綿棒+髪用のゴム+ブラシ+浴用タオル

部屋に通されてしばらくすると仲居さんがお茶とおしぼりを持って来てくれました
お茶受けは胡桃のお菓子
食べるのを忘れてしまいました…

冷蔵庫の中
湯河原のみかんジュースがとても美味しかった！

飲み物は有料です
冷蔵庫には空いたスペースがあったので、自分で好みの飲み物を持参しても良いかも

露天風呂の中から

反対側から見た部屋の露天風呂

湯口からは常に温泉が出ています
湯口のふちには温泉の結晶が付いていていい感じ
お湯は無色透明
肌に柔らかく馴染むいいお湯です

湯温は42度に設定されています
1月にしては暖かい日でしたが、朝晩は冷えるので少しぬるめに感じました
その代わりにいつまでも入っていられ、本を読んだりビールを飲みながら温泉を堪能しました

「万葉の湯」
余り広くはないけど小さな宿なので十分
共同の浴場は部屋の露天風呂より湯温が高く感じました
湯口の上には何故かふち子さんが鎮座するコップが…笑

1階フロントの脇にあるのが「万葉の湯」
チェックイン時〜夕食までが女性用

カランは3つ
1つを除いたシャワーのホース部分に黒カビが付いていたのは残念
掃除しても簡単には取れないんでしょうね…

「上総の湯」
こちらの浴場もカランは3つ
「万葉の湯」同様、一部のシャワーのホース部分に黒カビが…
それを除けば綺麗に掃除されていて気持ちよく入浴出来ました

そしてこちらの湯口の上にもふち子さんが！
何故?ふち子さん? 笑

夕食〜翌朝9時までが2階の客室に近い所にある「上総の湯」が女性用

脱衣所にはこんな張り紙がありました
思わずほっこり

夕食は部屋食
仲居さんが一品一品運んでくれます
お品書きはありません
仲居さんが説明してくれるので無問題

写真は既に飲んだ後ですが、食前酒は自家製の梅酒
生ビールも注文してゆっくり食べます
お膳の紙の敷物の絵柄は季節に合わせた梅です

次に運ばれて来た椀もの
蓋が斜めになっていて開かなくなってしまい四苦八苦
仲居さんも頑張って開けてくれようとしたけど開かず…
「交換します」と言って1度下げて行かれましたが、直ぐに「開きました‼?」と満面の笑顔で持って来てくれました

苦労の末にお目見えした海老のすり流し
これがとーっても美味しかった！

金目鯛の煮付けはくどくない上品な甘さとふっくらした身が美味しくて日本酒を冷蔵庫から出して飲んでしまいました

焼き物の焼き加減も程よく、付け合せの小梅がいいアクセントになっていました
魚の名前は失念
仲居さんが魚の名前を説明してくれたのに…

じゃらんのプランに付いていた和牛ステーキ
柔らかく焼けています

この黄色いソースは卵の黄身？
まろやかだけどサッパリと頂けました

もう食べられないと思ったけど完食

小女子とカリカリの小梅が美味しくて食べ過ぎました…

部屋にあったお茶を入れて飲んでいたら、仲居さんがお茶を持って来てくれました

デザートは食べきれず
「直ぐに食べられなかったら、そのまま置いておいていいですから後でどうぞ」と仲居さんが気を利かせてくれたので、お言葉に甘えて入浴後の夜食に頂きました
ネット上の宿の写真を見るとデザートにはキウイも使われるようですが、キウイのアレルギーがある事を予約時に伝えていたのでキウイは入っていません
チェックイン時にも口頭での確認があったので安心

次の間にテレビ、湯沸かしポット、茶器があり、こちらの部屋で夕食や朝食を頂きました
手の込んだ彫りのある座卓の上にクロスが敷いてあったのは勿体無いなーと思いました
座卓の下は掘りごたつになっていて下から足を暖めてくれるのは嬉しかったです

夕食後に部屋の露天風呂から

庭がライトアップされて風情があります
心ゆくまで何度も温泉を堪能してから就寝

朝食

10:30チェックアウトのプランでしたが、有料でチェックアウト時間を延長出来るので予約時に1時間延長をお願いしました
だから朝もゆっくり

前夜、朝食時間の確認があり、何時に訪室する旨を仲居さんが確認してくれたので、その時間まで共同の浴場で入浴しようとバスタオルを持って部屋を出たら、丁度母娘旅らしいお客さんと廊下で出会ったので遠慮して部屋の露天風呂にゆっくり入りました
母娘二人きりで水入らずで温泉を楽しまれたらいいなぁ
娘とした温泉2人旅を思い出して、そんな気持ちになりました

約束通りの時間にお茶を持って来てくれた仲居さん
「お布団はどうされますか？」
私「そのままにしておいて下さい」
なので布団は敷いたままで朝食です

朝食も美味しくて、ついつい食べ過ぎました
少し甘い玉子焼きが美味しかった‼?

宿からすぐの千歳川
水はとても綺麗

6月には蛍も見られるそう

朝食を食べ過ぎたので腹ごなしに万葉公園を散策

様々な木々と清流

万葉公園の奥にある足湯施設「独歩の湯」
毎月最終週の木曜日がお休み
1月28日は最終木曜日なのでお休みでした

誰もいないのに湯気を上げる温泉
1度お湯を抜いて掃除した後に再びお湯を入れていました

万葉公園内にある温泉を発見して広めた狸を祀った宮

お狸様達が鎮座されています

大量の1円玉が…

今の湯河原温泉があるのは夫婦狸のおかげ?

坦々やきそば
食べたい…

親近感の湧くお狸様の前にも大量の1円玉

頭の上にも1円玉

まだまだお腹が空かないので歩きます

熊野神社もありました

万葉公園内の熊野神社の手水舎の水は、水ではなく温泉でした

日帰り温泉施設の「こごめの湯」
食事だけでも利用出来るので、坦々やきそばを食べようと思っていたけどお腹一杯
朝食を食べ過ぎました…
次の機会に…

「こごめの湯」の前の坂を少し下ると二、二六事件の現場になった「光風荘」あります
土日は一般公開されているようです

前内大臣の牧野伸顕伯爵が将校達に襲撃された場所です
http://www.town.yugawara.kanagawa.jp/kankou/leisure/koufusou.html

今度は一般公開日に来たいな

歴史の舞台「光風荘」を後にして近くのバス停からバスに乗り湯河原駅へ
湯河原駅に着いてもお腹は空かず
結局、駅弁を買って帰路に着きました

「魚判」は建物は古いけど、古い旅館ならではの良さが随所ありました
職人さんが彫ったであろう欄間も素敵
苔むした岩がある庭
気さくで気遣いのある働き者の仲居さん
部屋で頂く美味しい料理
上質でかけ流しの温泉
箱根の寄木細工のティッシュボックス
立地の良さ etc…

部屋の外の足音や物音は聞こえますが、1人温泉三昧の時間を楽しむのを阻害する程ではありませんでした
満室だったようですが、共同の浴場で他のお客さんに会う事もありませんでした
私は喫煙者なので、喫煙可能な1人泊可能な露天風呂付き部屋を探した結果「魚判」に決めましたが、部屋の広さや環境を考えると非喫煙者の方でも不快になる事はないと思います
また宿泊したい宿になりました