【岩村城】日本三大山城①　織田・武田のせめぎ合いを感じる

2015/12/26 - 2015/12/26

日本三大山城の一つ、岩村城。

現地に行くとそこには中世に取り残された空気が神妙に漂っている。

初期は遠山氏が戦国時代まで守る。

甲斐は武田氏南下の拠点として、尾張織田勢は北方勢力への防衛拠点として非常に重要視した城で、
城主の変化が激しい城でもある。

城郭は標高700mを超える山岳地帯にあるが、木曽・信濃へとつながる中仙道を監視するにはもってこいの立地ともいえる。

あまり現代人の手が入っておらず、素朴な雰囲気が漂う。

大手門に続く橋は既に取り壊されているけれど、当時は敷板を外すことで渡橋できなくする構造で、なかなか珍しい仕組みで興味深い。

全体を通して傾斜がきつく立体的な構造となっている。

エリア 恵那(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.5

ひたすらに山道を登る

岩村城跡 名所・史跡

落とし橋ではなく、板を取り払う形で敵の侵入を防ぐ。
現在の遺構はその様子を想像するには少し難しいが、雰囲気はくみ取れる。

岩村城跡 名所・史跡

長く直線的に伸びる大手道。真っ直ぐにするため切通されている。

岩村城跡 名所・史跡

大手道を上から眺めると、左右にしっかり平らに整地された広場。
屋敷が建っていたのだろう。

岩村城跡 名所・史跡

いよいよ左手正面が本丸の石垣。当初は一番上のみ石垣だったが、崩れるのを防ぐため少しずつ増やしたらしい。

岩村城跡 名所・史跡

本丸へと上る階段
6層にも及ぶ石垣は圧巻！

岩村城跡 名所・史跡

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