2015/12/14 - 2015/12/15
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Naoki_Oさん
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ツアーもいよいよ終点、3機目の「エンデバー」が置かれるロサンゼルスです。カリフォルニアサイエンスセンターは、いわば科学博物館。今までの国営組織とはちょっと毛色が違います。フロリダとカリフォルニアの時差は3時間。その時差を利用して移動時間を稼ぎ出し、オーランドからロサンゼルスに移動、そしてサイエンスセンター見学という、これまたハードな旅程です。体力が尽きない事を祈りましょう。
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時差を利用すると言っても、朝まだ明けやらぬ午前4時半にホテルを出て、朝の5時とは思えないほど混み合ったオーランド空港のセキュリティを無事通過し、途中、ヒューストンを経由してロサンゼルスに向かいます。
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だいぶ高度が下がってきました。まもなくヒューストンです。この時まで知らなかったのですが、メキシコ湾岸は延々湿地帯が続くのですね。
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ヒューストンで朝ごはんを買いました。ええっと、確かスモークドターキーハムサンド、どれか好きなフルーツひとつ付きと、低脂肪乳じゃないけど怪しげなチョコレート牛乳。15.69ドル。
ジョージ ブッシュ インターコンチネンタル ヒューストン国際空港 (IAH) 空港
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見えてきましたロサンゼルス。ブルーサンダーなんかが飛び回ったあれ、そのままです。
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一旦ホテルに寄って荷物を預けた後、メトロを乗り継いでサイエンスセンターに向かいます。Twitterなどで日本の駅の電光表示がおかしなことになっているのは時々見かけますが、これはそのレベルをはるかに超えています。
コンフォート イン コカトゥー ニア LAX エアポート ホテル
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メトロを途中下車してヨシノヤビーフボウルでアンガスビーフボウル税込み5.88ドルを。ええ、そう、牛丼の吉野家です。米は粒の長いインディカ種のようですが、これはこれで美味。それに米は腹持ちが良いので助かります。
ところで。今、調べていて気がついたのですが、サイエンスセンターのすぐ南側にもヨシノヤがあったのですね。この後、サイエンスセンターに行く人は、そっちのヨシノヤに行くのが良いでしょう。複座型ブラックバード A-12Bもそちら側に飾られてますし。 -
ロサンゼルスのメトロです。メトロと言いながら、ある時は高架を、またある時は地上の専用軌道を、そしてまたある時は車道の併用軌道を走り、そして地下も走る、フリーダムな電車です。この10年くらいで大分整備されて、かなりあちこちに行けるようになりました。ちょっと目を合わせてはいけない感じのお兄さんたちが乗っていたりしますが…
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ようやくサイエンスセンターです。重厚な外壁の前にF/A-18ホーネットが飾られていて、ちょっとよくわかりません。
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スペースシャトルのタイヤです。触れます。機体の割にちょっと小さめで、航空機のタイヤとしても溝が少ない感じです。雨の中、濡れた滑走路に降りることはない前提なので、それはそれで良いのかもしれません。
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オーランドから旅すること3600km。やっと会えました。スペースシャトル「エンデバー」です。平らに置かれていますが、脚はしまわれています。どうやら打ち上げ前の状態らしいです。つまり、この「エンデバー」が打ち上げ前、ケネディ宇宙センターの「アトランティス」が宇宙を飛行中、スミソニアン国立航空宇宙博物館の「ディスカバリー」が帰還後の状態を再現しているわけですね。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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船首を下から望みます。黄色い台座が接続されているところが、外部燃料タンクとの前側の連結部のはずですが、細部がよく見えません。何か扉があると思うのですが。ああ、見てみたい!
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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将来は、こんな形の展示スペースを作りたいそうです。外部燃料タンクと固体ロケットブースターも装着されて、打ち上げ直前の姿になります。手前に発泡材を貼り合わせて作った模型も並んでいますが、なかなかマニアックな選択に見えます。まだ本決まりではないようですが…
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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主翼下面を間近から見ます。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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お、ここのペニープレスマシンは電動式ですね。コインを並べて押し込むのは変わりませんが、ボタンを押すと模様の選択とプレスが自動で行われます。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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「エンデバー」のボーディングハッチ。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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傷んだタイルを張り替えた場所ですね。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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他のオービターもそうですが、主脚庫の扉の周りのタイルは傷みやすいようです。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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スペースシャトルのメインエンジン、SSMEが目の前に飾られています。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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手の届く場所にエンジンがあるので、スカートの奥をじっくり覗けます(誤解をry。中央の穴の奥の空間が燃焼室。その奥に並ぶ小さな穴が、気化した燃料が噴き出すインジェクターです。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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外部燃料タンクとの接続部に寄ってみました。太い方のパイプを通して、外部燃料タンクの液体水素と液体酸素がエンジンに送られます。右舷側が液体酸素、左舷側が液体水素。これはええっと、確か右舷側ですから、酸素の供給口ですね。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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外部燃料タンク接続部の蓋を、開いた位置に保持するための留め金です。船体下面から突き出した、T字型の金具が、横向きになって扉を押さえています。扉を閉じるときには、これを45°回転させてから、タイルの隙間に引き込むわけです。とてもシンプルで、テクノロジーの最先端を行く宇宙船、と言うイメージとの落差にびっくりします。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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カーゴベイドアの蝶番です。材質とかは別にして、とても、ありきたりな普通の蝶番に見えます。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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サイエンスセンターの本館部分に戻ってきました。ポンとアポロ司令船カプセルが置かれています。アポロ・ソユーズ計画の司令船、と言うことは、スミソニアン博物館本館にあるアポロとソユーズが繋がったやつの、実際に使ったものですね。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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ハッチの蝶番を近くから見ることができます。なんかこう、台所の戸棚でよく見かけるような気が…
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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ハッチの開放ハンドルです。緊急時に素早く開けられることと、宇宙空間では簡単に開かないことを両立するため、付け根の部分に何やらややこしい機構が付いています。おそらく、ハッチ内外の圧力差が一定以上あると、レバーが動かないようになっているのだと思います。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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ジェミニのカプセルもあります。コクピットを覗けますが、狭いですね。軽トラの運転席くらいでしょうか。ここに宇宙服を着た男性が左右並んで2人納まります。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらはマーキュリー・レッドストーン2のカプセルの中。下に足を乗せる枠が見えます。右にちょっとだけ計器盤が。狭い。ものすごく狭いです。どう考えても人間が収まるスペースがありません。それもそのはず、左の透明な窓の付いたトランクみたいなものの中に、チンパンジーを乗せて打ち上げたものです。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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これは、ジェミニカプセルの底面ですね。焼け具合を間近で見ることができます。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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外に出てちょっと歩くと、以前航空宇宙関係の展示をしていた別館(今は閉鎖中)の横に、ダグラスDC-8が置かれていました。ボーイング707と並ぶ、初期ジェット旅客機の名機と言って良いでしょう。ところで、事前にセンター北側のこの機体のことは調べてありましたが、南側にA-12Bがあったことには気づいておらず、見に行けませんでした。黒い電波吸収塗料が塗られるブラックバード一族の中で唯一、チタンの地肌むき出しの機体だったというのに。機会があれば、次こそ写真に収めたいものです。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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ミュージアムショップにもペニープレスマシンがありました。形はちょっと違いますが、これもボタン式ですね。自分が入れた1セント玉が、プレス型のところに転がってきて、選んだ模様の型が来たタイミングでぽろっと投入される様子は、見ていて楽しいものです。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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閉館間際に気がついた、ミュージアムショップのショーケースにあった知育玩具です。うっわー、なにこれ欲しい、と危うく店内にとって返すところでしたが、そもそも自分のトランクにもう空きがほとんどないことを思い出して、思いとどまりました。帰国して調べたところ、Creative Zone, LLCのGoobiという製品のようです。日本からでもポチれるのではないか、とは思いますが、この写真の右側の黒いの、これがCreative Zone社のウェブサイトには無いんですよねぇ。博物館専用モデルなんでしょうか。
カリフォルニア サイエンスセンター 博物館・美術館・ギャラリー
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閉館時間を迎えたサイエンスセンターを離れて、ハリウッドにやってきました。メトロのハリウッド/ハイランド駅で地上に出ると、ハリウッドブルバードはテントで覆われ、先に進むにはセキュリティチェックを通らなくてはなりませんし、通ってもチャイニーズシアター方面へは進めません。一体何が?! そう、ちょうどこの時、スターウォーズ、エピソード7の封切り上映が始まるところだったんですね。
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夕食の、サラダ。メトロのハリウッド/バイン駅の近く、Cleoというレストランです。ええっと、メインは何を頼んだのでしたっけ。いい加減疲れていたのか、食べ物の写真を撮り忘れてますし、何を頼んだのかもよく思い出せません。イケメンのお兄さんが給仕してくれる、オサレなお店でした。
Cleo その他の料理
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ハリウッド/バイン駅から帰ります。プラットフォームに降りて、天井を見上げると、びっしりとフィルムのリールが! でもその辺にホームレスの人が寝ているので、足元注意で。
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明けて5日目、12月15日の朝です。もう、あとは帰りの飛行機に乗るだけです。
コンフォート イン コカトゥー ニア LAX エアポート ホテル
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というわけで朝ごはんです。ワッフル焼き器が目に止まったので、焼いてみました。コーヒーサーバーみたいなのからプラカップにタネを取って、それをワッフル型に流し込んで焼きます。それから普通のシリアルと、恐ろしげな色のシリアルをミックスして低脂肪牛乳を。恐ろしげな色のシリアルは、これまた怪しいフルーツ味でした。
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ホテルから空港に向かう途中です。あれー、あんなところに古い戦闘機が飾ってあるけど、ここは何?
Proud Bird Restaurant アメリカ料理
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プラウドバードレストラン。ああ、バードとはウォーバード、軍用機(主に戦闘機)のことですね。名前から推して、第二次大戦機が飾られたレストランでしょうか。
Proud Bird Restaurant アメリカ料理
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と、シャトルバスがレストランの裏手に回り込んだ途端… アイエエエエ! MiG? ナンデ MiG? と慌ててカメラを向けたので、斜めってしまいました。が。帰国してよくよく見ると、怪しいオレンジのやつ(ベルX-1、のようなもの)が写っているではありませんか。
Proud Bird Restaurant アメリカ料理
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次のコマには、 怪しい紺色のやつ(ブルーエンジェルス塗装のA-4スカイホーク)も写っているのですが、どちらも該当する機体の本物は別の施設で大事に屋内展示されています。するとこれらは何でしょう、俄然興味が湧いてきました。ロサンゼルスの Proud Bird Restaurant です。求む、突撃希望者!
Proud Bird Restaurant アメリカ料理
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そしてロサンゼルス国際空港。トム・ブラッドレー国際線ターミナルです。「ウマミバーガー」なるハンバーガーショップがあると聞いて、行ってみました。どうやら空港専用メニューらしいLAXバーガーです。えー、見た目は必ずしも良いとは言えませんが… まろやかで美味しいハンバーガーでした。
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シンカンセンスゴイカタイアイス(違う)と言えども、ANAの金属製カトラリーは難敵です。
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西に向かって飛ぶので、窓の外はずっと昼間なのですが、飛行機の中の「夜」が明けてきた頃、ブラインドを上げて外を覗くと、自分の飛行機が飛行機雲を吐いているところを見ることができました。飛行機はそろそろ北海道に差し掛かるあたりで、旅ももうすぐ終わりです。この旅行記もここまでにしたいと思います。
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