2015/12/22 - 2015/12/27
16位(同エリア87件中)
Prof.Chickenさん
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あまりガイドブックには載っていないコロンビア第2の都市、メデジンにやってきました。選んだ理由は写真のように、クリスマスのイルミネーションで有名な街であることと、最近評判急上昇の日本人宿があるからでした。「宿の人たちとクリスマスを楽しめたら、寂しくないかなあ」と思ったのが、理由の1つ目です。
もう1つの理由は、かつてコロンビアは麻薬組織に牛耳られていた国で、1番の麻薬組織の名前が「メデジン・カルテル」でした。つまりメデジンは、中南米で最も恐ろしい街だったと言っても過言ではないのです。80~90年代には近寄ることもできなかった街が、今は観光客も集める街に生まれ変わったと聞いて、どうしても見てみたくなったのです。
…と、ブログを書き始めたのですが、なんと宿のオーナーのYusukeさんから、ご自身が関わって作成されたメデジンのビデオを紹介するよう依頼されました。それを見れば全てが一目瞭然です。素敵なビデオです。
リンクはこちらです。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xdSAmYt_cCU
長文におつきあいいただける方は、ブログの続きもご覧ください(^_^;)
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こちらの会場はメトロ「シスネロ」駅から歩いてすぐの「EPMビル」周辺です。
さて、まずは1つ目の動機であったクリスマスイルミ(メデジンはクリスマスイルミの美しい街世界TOP5に入っているのです!)についての情報なんですが、残念なことに今年だけ規模が小さいことがわかりました。例年は川沿いにずっと飾り付けられるのに、今年は川岸の工事が行われていて、エリアがごくごく限られるのだそうです。
写真では「けっこういいじゃん」と評価してもらえると思いますが、実物には「あれ?これだけ?」と思うような空白帯もありました。よりによって工事が今年とは、僕はよくよくツイてないようです。でも、たしかに神戸ルミナリエに比べたら人出は100分の1で、大きな撮影スポットは何10mおきに1つ、というペースだったかもしれませんが、ゆったりと見れたし、コロンビア人の楽しむ表情が見られたので何よりです。
今年のテーマは「エネルギー」ということで、右の方にはリサイクルマークのようなオブジェが2つ並んでいるのが見えます。 -
怪物のコスプレをしている人をはさみ、自撮りする若い女性グループ。コロンビアの女性はみんな美人だから、このモンスターは役得ですね。
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こんな風に、オブジェとオブジェの間は少し離れたりしています。「今年のは(川の工事のせいで)しょぼいですよ」と言われているのですが、いかがでしょう。でも綺麗ですよね?
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自分もここにいたことをアピールです。1人で行っちゃったので自撮りです。
実はこの2日後、「宿のみんなで行こう!」みたいな気運が高まって、7人が一緒に出かけていきました。宿仲間とあれこれ見て、「いいっすねえ」とか言い合うの、夢だったんですが(^_^;)
25日の夜の話だと、ビール屋台の前で踊り狂っている人たちがいて、一緒に踊っていたらビールメーカーのTシャツとかキャップをお土産にもらえたそうです。フライングで単独行動したのが恨めしい… -
夜景つながりで、イルミのあとは「プエブリット・パイサ」という展望広場に行きました。
タクシーが停められず途方に暮れていたら、イルミの警備員が見かねて停めてくれました。タクシー料金は5600ペソ=224円でした。メデジンのタクシーはメーター制で、超明朗会計なのです。
しばらく、夜景をお楽しみください。 -
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ここで時間軸を巻き戻し、到着からご紹介します。空港を一歩出ると、この姿のバスが2台並んでいるのが見えました。1台目はサンディエゴというショッピングモール行き、2台目はセントロ行きです。客引きの人が大声で教えてくれます。満車になるとバスは発車、そしてすぐ次のが補充されます。
僕は1台目の方に乗りました。料金9000ペソ=360円。下りるときに払いました。
バスを下りたら下りたで、今度は緑の服のタクシー斡旋グループが待っていて、すぐにタクシーを用意してくれます。タクシーは前述のように安価で明朗会計なので安心です。メデジンでは交通のことであまり困らないかもです。 -
お世話になる宿は「Casa Shuhari」。Shuhariはなんと剣道用語なのだそうです。
着くと最初にオーナーのYusukeさん(と、客なのにオーナー代行のようなポジションにいたYuyaさん)から、安全上のレクチャーを入念に受けました。 -
恥ずかしい話、ここで初めて教えてもらったのですが、メデジンはスラム問題を解決し治安を向上させるために、立派な図書館や便利なロープウェイなどの公共施設を、あえてスラム街に置いたのだそうです。
その効果は劇的に出たものの、もちろん全てが解決したわけでもなく、今は改善されたところと、まだ治安の悪いところがモザイク状に配されているそうです。(確かにメトロ=高架市内電車に乗っていると、立派なビルの次に、トタン屋根に石を置いて吹き飛ばないようにしている家々が出てきたりします)
2013年には「ウォールストリートジャーナル」が「世界で最も革新的な都市」に選び、その取り組みを高く評価したそうですが、土地勘のない外国人は、移動中に前述の「モザイク」をよぎってしまう可能性があるとのことです。
したがってカメラは観光地でしかカバンから出さない、移動はメトロまたはタクシーで、徒歩移動をしない、暗くなってからは基本的に移動しない、などの注意を受けました。(Yusukeさんによると、クリスマス前後で何が起こるかわからないので、特別に警戒して欲しいがゆえに、いつもより厳しめに伝えているとのことでした。「まだ危険なんだな」と思われるとそれも困るんだよね、とも言っておられました。)
ともあれ他にも注意点はありまして、それはエリアの特徴の説明など色々です。このブログでは不十分なので、来られる方はぜひ宿で安全上の注意を聞いてから、動くようにして下さい。 -
その革新的な取り組みの象徴、ロープウェイを利用してみました。
貧しい人の家々が、まるで植物が勢力を広げるように、山の上の方に向かって張り付くように作られていますが、そうした居住地の人たちも、街のあらゆるところと繋がれるようになったわけです。
僕の移動は①メトロ=高架市内電車のB線→②サンアントニオ駅でA線に乗り換え→③アセベド駅でロープウェイK線に乗り換え→終点サントドミンゴ駅、というルートでしたが、この全ての経路を合わせても、料金は1回乗りの2000ペソ=80円だけでした。
公共料金とは何か、ということを考えさせられます。 -
ロープウエイから見える景色です。
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実は細かいところに目をこらすと、粗末なレンガ作りにトタン屋根を乗せて石で押さえていたり、洗濯物が干されていて屋上で子供がぼーっとしてたり、といった生の姿がよく見えるのですが、「カメラは基本的に出さない」という教えを必要以上くらいに守っておりましたので、これくらいで勘弁していただきましょう。
ちなみに、メトロのA線の車窓の景色だけでも十分観光になります。このレンガの色と、山へと向かう植物のような建物たちの伸び具合。魅力的です。
なお、メデジン以外でもコロンビアの主要都市では、居住区は6段階に評価され(低所得者地区が「1」)、それによって水道や電気の料金も変わるなど、格差是正策が取られているようです。 -
さてここからは普通に観光です。この建物のところでメトロを下りてみましょう。そこに「ボテロ広場」があります。
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ボテロさんはユニークな絵画や彫像で知られる大芸術家だそうです。なるほどこいつも妙に可愛い。
でも特に有名なのが、妙に肉付きのいい人物像なのです。 -
ほらね、なんかデ…、いや、ムッチムチな女性ですよね。
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顔真似をしてみたり。
ちなみにこの像が一番人気らしく、子供に座られたり、さんざんな目に遭っているようです。その結果… -
えらく表面の色が変わっちゃってたりします。
この像のミニチュアが、露店の言い値で400円スタートでした。欲しかったけど荷物になるからな〜(>_<) -
広場に隣接のアンティオキア美術館(入館10000ペソ)にはボテロさんの絵画もいっぱい。
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大胆な絵柄ですね〜。
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この他にやったことをダイジェストでお届けします。
まず、羽田野香里さんという、現地の大学で日本語を教えている方がいらっしゃるんですが、その方が大学以外でも「メデジン日本語クラブ」というところで教えておられます。そのメンバーによる日本語混じりの劇があるとの話でしたので、観に行きました。
時々セリフが日本語になり、すぐにスペイン語の訳で言い直しが加えられるような形式で、「クリスマス・キャロル」が進んでいきます。でも途中でジバニャンが出てきたり戦隊ものの5人が出てきたりと、日本のサブカルチャーが色々取り入れられていました。
香里さんに直接お会いできて、名刺もいただいたのですが、一番忙しい日だったようでお話は伺えず。スペイン語話者に日本語を教えるときの留意点とか、伺いたかったですね。
ちなみに劇中の日本語はイントネーションなど変にカタコトにもならず、お見事でした。なおこの写真はYuyaさん撮影のものをお借りしました。 -
クリスマスイブはみんなでパーティー。正直居場所があっただけでも助かったのに、プレゼントまでもらったりして、本当に嬉しかったです。
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いつも「何かやりましょうか?」とウロウロしても、結局何も仕事をつかめない、どんくさい僕なんですよ。でもこの日は「寿司職人の下っぱその3」になることができました。僕が作ったものは「マグロ餅」みたいな食感になっちゃいましたけど。
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オーナーのYusukeさんはいわゆる「日本人宿」の欠点=せっかく外国にいるのに日本人だけで固まること、を避けるため、部屋の一部はコロンビア人に貸したりして、日本人とコロンビア人の交流ができるようにしておられます。
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やることのない日は犬に支配されてました。
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こちらは巨大ショッピングモール「サンタフェ」。こういう施設になると日本と同じか、日本以上ですね。
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郊外の観光地「グアタペ」も紹介しましょう。
こちらは「エル・ペニョール」という巨大岩。ギザギザした模様がついているのは階段で、740段登るとてっぺんに到達できます。地元の人にも人気の観光地です。
行き方ですが、メトロ「カリベ」駅を下りると、高架で北バスターミナルとつながっています。ターミナルは空港感覚で利用できます。地名「グアタペ」を言えば、チケットブースの番号(9番だったかな?)を教えてもらえます。「ア・ラ・ロカ?(岩に行くの?)」と聞かれて、そうですとバス代を払うと、12000ペソ=480円でした。所要時間は1時間42分でした。
バスは岩の見えるところで下りるといいのですが、そこから登り口までも少し坂を上ります。3輪オート(トゥクトゥク)や馬が2〜300円で声をかけてきますが、完全に上まで連れて行ってくれるわけでもありません。でも地元の人の9割くらいはお金を出して運ばれているようでした。 -
入場料10000ペソ=400円を払って階段登りスタート。25段ごとに黄色の字で段数表示があります。
写真では隠していますが、実は下に綺麗な人造湖がもう見えちゃってるんですよね(^_^;)てっぺんまで行かなくても。
600段目に着いた時で15分経過している、というペースで登って行きました。 -
てっぺんに着きました!740の文字と記念のツーショットです。あ、みんな数字踏まないで(>_<)さすがにこの場所取り合いでしたね。
お立ち台ダンスコンテストか、尻相撲頂上決戦みたいな混み合いでした。 -
上から見える人造湖の絶景。
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頂上からだと360°見えます。
一部にカラフルな建物が見えますが、そこが後で行くグアタペの街です。 -
地元の人にとっても撮影スポットです。
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例によっての、存在証明のための自撮りです。
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トゥクトゥクで数分走ってグアタペの街へ移動。1人だったのでトゥクトゥク代400円も1人持ちです(>_<)
さてこのカラフルな家々!なんでも町おこしとしてこのように塗ったのが当たって、観光地として今に至るんだそうです。考えた人は偉かった。そしてよくぞみんな乗っかった(^_^;) -
ここからは街の色々な姿をご覧下さい。
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こちらが一番のメジャースポットの広場です。なんだろうこの可愛さは…(^_^;)
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ラストの写真です。
この他、グアタペには大きな道「calle32」?というのが通っているのですが、その道が面している水辺を見ると、ジップラインが張られていて、人が忍者のようにすいーっと空を移動していきます。僕はやらなかったので値段等わかりませんが、そんなアトラクションもあります。
ちなみにメデジンへの帰りのバスはジップラインの見える通り(calle32?)にあり、午前は1時間おき、14:30〜18:30は30分おきでした。(なぜか17:00ジャストだけ時刻表になかったのでご確認ください)
メデジン+郊外観光、みなさんもいかがでしょうか?
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