2015/12/25 - 2015/12/25
57位(同エリア470件中)
TAKEおじさん
- TAKEおじさんTOP
- 旅行記937冊
- クチコミ132件
- Q&A回答0件
- 1,625,696アクセス
- フォロワー81人
11月24日(火)15時50分00秒(日本時間)、晴天の種子島宇宙センターからH-IIAロケット29号機が打ち上げられた。
12月3日に地球スイングバイを行った「はやぶさ2」が、小惑星「Ryugu」(リュウグウ)を目的とする軌道に入れたことが確認できた。
12月9日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月9日、金星探査機「あかつき」が金星を周回する軌道に入ったことを確認したと発表した。
12月11日(金)22時12分頃(日本時間)、油井亀美也宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船(43S)がカザフスタン共和国の雪原に着陸し、無事地球に帰還した。
最近、JAXAに関するニュースが多い。一時停滞していた日本のロケットも元気が出てきたようだ。
TVドラマでも、「下町ロケット」が大注目。
そんな分けで、筑波宇宙センターを訪れた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
-
JAXA 筑波宇宙センター
常磐自動車道「桜土浦インター」から、3.5kmで到着。アクセスも良く、都心からも意外と近い。
無料の駐車場も完備しており、展示館は無料でいつでも入場(10:00〜17:00)できる。
事前予約のガイド付き見学ツアーで、施設の内部も見学できる。JAXA 筑波宇宙センター by TAKEおじさんJAXA筑波宇宙センター 美術館・博物館
-
順番に見て行く
②ロケット広場
①スペースドーム
③プラネットキューブ
④見学ツアー -
ロケット広場にH-?ロケット
本物のロケットが展示されている。
H-?ロケットは、旧JAXAが10年の歳月をかけて作った、純国産ロケット。
このロケットをベースに、現在のH-?Aロケットが開発された。 -
迫力満点
後ろには本部のビル。
筑波宇宙センターは、およそ53万?の広大な敷地に様々な施設がある。
宇宙飛行士の育成、宇宙開発の研究、種子島宇宙センターで打ち上げた人工衛星の追跡、管理が行われている。 -
大きい!
立てたら、後ろのJAXAビルより高い。
何とか、立てて展示できないものだろうか。
全長 50m
直径 4m
質量 260トン -
展示館に入る
ガイド付き見学ツアーまで、時間が有るので先ずは展示館に入った。
商業施設の展示館とは違い、外見はただの倉庫に見える。
もう少し、大きな看板などで飾っても良いのではと思うが。
入場無料。 -
展示館「スペースドーム」
だだ広い倉庫の中に、人工衛星などが展示されている。
窓も無く、暗い宇宙空間を思わせる。
コンデジにはやや暗い明るさ。 -
ドリームポート
100万分の1の美しい地球がお出迎え。
宇宙から見たら、こんなに青く美しいのかな?
ここから、説明員がついて回ってくれる。
時間がかかりそうなので、私は自分のペースで回る。 -
マモルホシ
JAXA筑波宇宙センターの概要や衛星のクイズが出される。 -
実験用中型放送衛星「ゆり」
日本の放送衛星第1号。
テレビで美しいハイビジョンを見られるのも、放送衛星のお蔭だ。 -
データ中継技術衛星「こだま」
衛星と地上局のデータ通信の中継をする。衛星は凄いスピードで地球を回っているので、直接地上と通信できる時間が限られる。
宇宙飛行士の活動がテレビで見られるのは。「こだま」のおかげ。 -
NASDA初の人工衛星「きく」1975年
JAXAの前身、宇宙開発事業団(NASDA)が初めて打ち上げた人工衛星(技術試験衛星)。 -
きく3号 1982年
350kg級と大型に成った。 -
きく6号 1994年
2トン級とさらに大きくなった。 -
きく8号 2006年
ついに3トン級。
アンテナを広げるとテニスコートの大きさになる。
携帯電話などハンディタイプの端末と衛星との直接通信を可能にする技術を目的として開発された。 -
陸域観測技術衛星 「いぶき」、「だいち」
「いぶき」は、宇宙から、世界中の温室効果ガスの分布を均一に観測。
「だいち」は、地形データを取得。高精細3D地図を作製し、津波のシミュレーション、風力発電設置場所の検討に使用される。
衛星の役割は計り知れない。 -
油井亀美也さんと宇宙服
油井亀美也さんは、この12月11日に141日の宇宙ステーションの滞在を終えて無事帰還した。宇宙ステーションでは、日本の実験棟「きぼう」にて科学実験やステーションの運用に携わった。
隣に有る宇宙服は、裏から顔を出して記念撮影が出来る。 -
後ろに日本の実験棟「きぼう」
これは、実物大模型だが、本物そっくりに精巧にできている。 -
大きい
きぼうはJAXA が開発した日本の宇宙実験棟で、国際宇宙ステーション (ISS) の宇宙実験棟の中では最大の実験棟である。
実験棟(横の円筒形)
直径(外径) - 4.4m
直径(内径) - 4.2m
全長 - 11.2m
船内保管室(上部の円筒形)
直径(外径) - 4.4m
直径(内径) - 4.2m
全長 - 4.2m -
船内実験室の内部
最大4名が同時搭乗できる。 -
内部には
きぼう全体のシステムを管理・制御する装置や実験設備が備えられた23個のラックを設置できる。
実験棟は、思ったより広い。 -
実験ラック
実験ラックは10個搭載。 -
制御ラック
-
宇宙飛行士のサイン
壁に、サインが有った。
野口さん、星出さん、若田さん。 -
船内保管室を見上げる
大きい。
船内保管室は軌道上で保管庫として使用される。 -
宇宙ステーション補給機「こうのとり」
国際宇宙ステーション (ISS) へ食糧や衣類、各種実験装置などの最大6トンの補給物資を送り届ける。
でかいので、H−?Bで運ぶ。 -
歴代ロケット模型(1/20)
左端に糸川博士のペンシルロケットも。見えるかな?
全長230mmだが、立派なロケットである。1955年3月に発射。 -
H-?A、H-?B、イプシロンロケット
H-?Aは全長53 m。H-?Bは全長56.6m。
ロケット広場で見たH-?は、全長50m。
イプシロンロケットは全長24m、高性能と低コストの両立を目指す新時代の固体燃料ロケット。 -
ロケットエンジン
燃焼試験で使われた本物のLE-7A、LE-5ロケットエンジン。
思ったより小さい。 -
小惑星探査機 はやぶさ(1/2モデル)
12月3日に地球スイングバイを行った「はやぶさ2」が、小惑星「Ryugu」を目的とする軌道に入れたことが確認できた。
2018年半ばに到着が楽しみだ。 -
月探査衛星 かぐや
2007年9月14日、日本初の大型月探査機がH-IIAロケットによって打ち上げられた。
大きいね。 -
だいち2号(1/50 模型)
陸域観測技術衛星2号、「だいち」の後継。。2014年5月24日にH-IIAロケットによって打ち上げられ、地球観測を続けている。
展示館とはこれでお別れ。日本のロケット開発の歴史や役割が、実物の迫力ある展示で期待以上に面白かった。 -
プラネットキューブ
企画展、ミュージアムショップがある。
この建屋も、四角い倉庫みたい。 -
企画展は 油井亀美也宇宙飛行士
2015年7月から12月にかけて国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した挑戦結果の展示。 -
1970年長野生まれ
自衛隊出身。2009年JAXA。 -
滞在中の主な実験
高品質タンパク質結晶生成実験、簡易曝露実験装置の船外搬出、植物実験。
宇宙飛行士も仕事一杯。
他にも、パネル展示多数。 -
ミュージアムショップ
JAXAや宇宙関連グッズなど販売している。
こじんまりしたショップだった。軽食コーナーも有る。 -
H-?Aロケットのボールペンを購入した
糸川博士も、ペンシルロケットが始まりだ。
立派な模型は高かったのでボールペンを買った。 -
見学ツアー開始
11:30から、事前に申し込んでいた「ガイド付き見学ツアー」の開始。2015年10月から、新しくリニューアルされた。
「きぼう運用管制室」や「宇宙飛行士養成エリア」の見学が出来る。
40人ほどの規模で70分のツアーが組まれる。
料金は500円。高校生以下は無料。 -
筑波宇宙センター紹介
先ずは、筑波宇宙センター紹介ビデオの上映から。
1972年に開設。
(1)人工衛星の開発・運用およびその観測画像の解析
(2)「きぼう」日本実験棟を用いた宇宙環境利用や、宇宙飛行士養成
(3)ロケット・輸送システムの開発と、技術基盤確立研究推進 -
バスに乗って見学スタート
ガイドさんの案内で、筑波宇宙センターのセキュリティゾーンに入って行く。見学者も、身分証明書を提示させられ、見学者バッチをつける。 -
「きぼう」運用管制室
ここは、ハイセキュリティで、残念ながら撮影禁止。
念入りに携帯、カメラを預けられる。 -
パンフレットより「きぼう」運用管理室
「下町ロケット」等でお馴染みのシーン。
残念ながら、撮影は禁止。
この日も、10人くらいの管制官がモニタを見ながら作業していた。
前面の大きな画面には、宇宙空間の「きぼう」のリアルタイムな映像とNASAの模様が綺麗な映像で映し出されていた。
この日は、クリスマスだったので、管制官は全員サンタの赤い帽子を被って作業していた。見学者に見られながらの作業はやりにくいだろうな。
それでもチーフ管制官が、手を振ってくれた。サービス満点。 -
宇宙飛行士養成エリア
再びバスに乗って、宇宙飛行士養成エリアへ。
ここは、撮影OK。 -
宇宙服から
重さ120kg。
無重力なら、重さは感じないか。地上で着たらどんな事になるか? -
反転文字
よく見ると、OFFの字や、ダイアルの数字などが、左右反転している。
鏡文字だ。 -
アップで確認
-
左手に鏡
宇宙服を着ると、自分の胸辺りは見えないので、この鏡に反射させて見る。 -
閉鎖環境適応訓練装置
長期間、宇宙の閉鎖環境に慣れるため、ここで生活する。
現在、募集中です。貴方もどうぞ。
閉鎖環境適応訓練設備を用いた有人実験参加者公募。
•実施期間:平成17年2月24日(木)〜3月4日(金)
(閉鎖期間6泊7日に事前事後の検査各1日を含む)
•参加資格:大学卒業以上の健康な成人男性(40歳前半程度まで)
詳しくは
http://www.jaxa.jp/press/2004/12/20041222_ceat_j.html -
模型
中の構造がよく分かる。
1週間くらいなら、生活出来そうだが。 -
映画「宇宙兄弟」
この映画にも登場した。 -
水平回転負荷装置
椅子が水平方向に回り、宇宙酔いを体験させる。 -
下半身陰圧負荷装置
下半身を陰圧(空気を少し抜いた状態)にして、血液を頭から足の方に移動させる。 -
ヘッドダウンベッドレスト
宇宙では重力が無いので血液は頭の方に集まる。
身長は2〜5cm高くなり、手足が細くなり、首は太く、頭が大きくなる。いわゆる、ムーンフェースだ。
6度傾いているこのベッドで、体験できる。 -
宇宙メダカ
宇宙で誕生したメダカの子孫。
立派に生育している。
将来、人間も宇宙で誕生するか。 -
宇宙運動靴
ソールは薄くして、足指を動かし易くする足袋構造。
日本的な運動靴。 -
宇宙食
ラーメンやサバの味噌煮など、日本食もある。
地上とあまり変わらない。 -
見学終了
70分の見学も終了。
今回から、管制室も見られ、宇宙センターの現場の雰囲気もよく伝わってきた。
日本の宇宙産業もこれから。
こうした施設を見て、少年少女が宇宙に目を向けてくれると素晴らしい。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
つくば(茨城) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
PR
0
58