2009/10/18 - 2009/10/18
112位(同エリア171件中)
マローズさん
戦時中、三豊市詫間町の香川高専詫間キャンパスの地に、託間海軍航空隊が訓練をしていた、日本最大の飛行艇基地「詫間海軍航空基地」があった。その飛行艇を始め、四国各地の海軍機の修理・整備等の支援を行うことを目的に、昭和19年秋、広島県呉市にあった第11海軍航空廠第二工場が現在の詫間中学校の地に疎開・移転してきて、「第11海軍航空廠託間工場」となった。
この工場周辺の防空防備を担っていたのが、塩生山(はぶやま・140.7m)西のピーク直下に4門設置されていた高角砲台と塩生山山頂の機銃陣地。後者については、山頂から高谷半島にかけて4基の航空紅色障碍灯も設置されていたことから、配備についた兵士はその監視も行っていた。
高角砲台跡は藪の中にあるが、塩生山は複数のハイキング・コースが整備され、山頂からは瀬戸内海のパノラマが広がっている。
[探訪コース]
車は塩生山南西麓の三叉路角の広場に駐車した。岸本組作業所の南東にあたる。
そこには塩生山の道標が建っているが、そこからのコースは帰路、利用することにし、道路を南東に進み、小林整体療術院西側からのコースを登った。山の標高が低いため、短時間で登頂できる。
山頂にはベンチや方位標も設置されており、荘内半島最高峰の紫雲出山や、同じく紅色障碍灯が設置されていた「スクリュー島」こと、粟島や志々島、瀬戸大橋まで遠望できる。
山頂の南北にはそれぞれ直径2m少々ほどの円形の窪みがあるが、これが13ミリ機銃陣地跡で、その中間のL字型の塹壕跡のような窪みの側に障碍灯が建っていたものと思われる。
復路は北西に下るコースを進む。地蔵が建つ峠に下り立つと、西に伸びる尾根の南直下に踏み跡が続いていたので辿ると、直径7mほどの高角砲台の砲座が姿を現した。内壁に複数開いている四角い穴は砲弾置き場。
コンクリート壁や砲弾置き場が明確に残っているのはこの一基だけで、他の三基は素掘り竪穴のみ。
途中井戸があったが、そこから道なき藪の斜面を上がってピークに出ると、コンクリート造りの塹壕を伴った円形の砲台観測所跡が残っていた。ここで敵艦及び敵機の位置や着弾予想地点等を計測し、砲台に伝達していた。
帰路は地蔵の峠から駐車広場まで直通のコースを下った。
余談だが、塩生山南西の須田港からは志々島や粟島への定期船が出ている。志々島のロケ地巡りやハイキング・コースは以下の投稿サイトを。
http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=20020
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
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