2015/10/23 - 2015/10/24
27位(同エリア81件中)
かっちんさん
札幌から列車に乗り、宗谷本線の音威子府(おといねっぷ)へ向かいます。
北海道で一番小さい音威子府村では、天塩川温泉に泊まり、木彫りの彫刻家ビッキーの作品を集めた記念館を訪れ、名物の黒いそばの食べ歩きをします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
特急サロベツ号
札幌駅から稚内行の特急「サロベツ号」に乗ります。 -
あれっ、ノースレインボーエクスプレスだ!
宗谷本線に入り、豊清水駅で上り特急「サロベツ号」と交換します。
イベントなどに使うカラフルな車両が代走運転していました。 -
音威子府駅の古い跨線橋
札幌から3時間半ほど経ち、音威子府(おといねっぷ)駅で降ります。
今日泊まる天塩川温泉は特急が止まらないので、ここで1時間半待って普通列車で2駅戻ります。
何というのんびり旅でしょう(笑) -
イチオシ
木彫りの汽車ぽっぽ
音威子府村の標語「木の匂いわがふるさと 森と匠の村」に相応しい作品がホームにあります。
汽車の後ろにはベンチの客車がつながっています。 -
天塩川温泉へ行く列車
17時22分発の旭川行きに乗ります。
すでに暗くなっています。 -
天塩川温泉駅に到着
列車から降りたのは、かっちん夫婦だけ。 -
イチオシ
夕闇を立ち去る列車
辺りに集落がなく、月明かりを頼りにこれから宿まで歩きます。 -
宿までの地図
駅から天塩川温泉の宿まで、1kmほど離れています。 -
イチオシ
遠くから列車の光が・・・
銀河鉄道のように走り去っていきます。 -
天塩川温泉の宿(翌朝の写真)
平成元年に音威子府住民保養センターとして開業した温泉施設で、宿泊もできます。 -
夕食
音威子府名物の黒い麺の蕎麦に、お刺身、焼き魚、山菜などが並びます。 -
天麩羅
ヤマメと野菜の天麩羅です。
どの料理も美味しくいただきました。 -
翌朝の露天風呂
滑らかな泉質のお湯です。
では、天塩川温泉駅へ向かって出発します。 -
ダイコン干し
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川幅の広い天塩川
昨晩は暗くて見えなかったのですが、こんなに広い川なんです。 -
天塩川温泉キャンプ場
宿の隣にあるキャンプ場で、シラカバが綺麗です。 -
美しい曲線模様の畑
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天塩川温泉駅
短いホームと赤い屋根の待合室があります。 -
テッシーオーペッ(待合室にあったポスター)
テッシーオーペッとは、天塩川の語源となったアイヌ語で、簗のある川という意味があります。
顔に見えるデザインは、天塩川を北海道の中央部から道北日本海へ流れる経路を青い線で表しています。 -
稚内行の普通列車
シラカバ林の中を走って来ます。 -
車内はガラガラ
乗客は2人乗っています。 -
音威子府駅に到着
ここで何と30分間停車します。 -
その間にスーパー宗谷がやって来ます
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札幌へ向かうスーパー宗谷
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冬枯れの景色
30分経ち、普通列車は音威子府を出発します。 -
鉄道は天塩川に沿って走ります
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白い幹と枝が絵になるシラカバ
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まもなく秘境駅の筬島(おさしま)
ここにビッキー記念館があるので、列車を降ります。 -
筬島の駅名板
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筬島の原野を走り去る列車
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車掌車を使った待合室
冬になるとストーブを焚く煙突があります。 -
昔の筬島駅跡
広い敷地の駅だったようです。
駅名板からかろうじて見える左側の隣駅「かみじ(神路)」は昭和60年まで仮乗降場だったところです。
現在の隣駅「佐久」までは、18kmもあります。 -
筬島小学校の校門
駅からまっすぐ歩いて3分ほどのところにあります。
筬島小学校は昭和10年に物満内から筬島に移転新築され、昭和36年から急激な人口減少により昭和53年に廃校になりました。 -
古い校舎
音威子府村の公共施設では一番古く歴史を伝える建物です。
昭和53年3月に廃校になった建物は降雪前に解体することになっていた矢先、砂澤ビッキが札幌から移住を前提に訪れ、11月にはアトリエとして活用することになりました。
建物の中央に昔の玄関があります。 -
昔の玄関に校章
雪の結晶にふくろうらしきものがデザインされています。
音威子府村の村章は、雪の結晶の真ん中に「音」の字を配しており、関連があるようです。 -
エコミュージアムおさしまセンター
ビッキーは、筬島小学校を「BIKKYアトリエ3モア」と命名し、凄まじいエネルギーで1,000点を越える作品を制作しました。
ビッキーのおかげで再び賑わいを見せた筬島でしたが、平成元年にビッキーの永遠の旅立ちから再び「人の出入りが少ない」に集落になっていました。
その後、ビッキー没後から14年の歳月を経て、ここに「砂澤ビッキー記念館」が完成し、当時の活気を取り戻してきています。 -
記念館の玄関を入ると
いないいないばぁー(バー)入口と記念館の受付があります。
開館は4/26〜10/31の9:30〜16:30。
休館日は毎週月曜日。
入場料は200円です。 -
展示フロア「風の回廊」
館内の撮影はできますが、作品の写真は著作権の関係で公開しないルールになっています。
風の回廊には、既面・氣面・生面・・・すべて「き」の文字が違う木面たち、19.77mの巻絵が展示され、風の音がどこからか響き渡り、異空間に来ているような感じです。 -
イチオシ
ふと、後ろを振り向くと、「出た〜クマ・・・」
剥製ですが、外の景色とマッチし、山から下りて来たクマみたいに見えます。 -
ビッキーさん(写真)
昭和6年旭川市近文生まれのビッキーはアイヌの血を引き、阿寒、鎌倉、旭川、札幌で彫刻家として活躍し、音威子府が終焉の地になりました。
昼間は地元の人たちと親密に交流し、深夜3時になると札幌からやって来る夜行急行「利尻」の汽笛を合図に、創作活動を始めたそうです。 -
オトイネップタワー
音威子府の未来に希望と夢を育むシンボルとして天然の素材を使用したトーテムポール(オトイネップタワー)を昭和55年に制作しました。
この作品は音威子府駅前に設置され、「森と木彫りのまち音威子府」を表現しました。 -
オトイネップタワー(ポスター)
ところが10年後に強風で折れてしまい、現在は記念館に保存・展示されています。
トーテムポールの下段にあたる大きな牛の姿は、気持ち良く居眠りしているように見えます。 -
ビッキーさんの作業場
斧、鉈、ノミ、ノコギリなどを使い、ダイナミックな木彫りをしていたことがわかります。 -
教室の跡
-
いないいないばぁー
札幌のスタンドバー「いないいないばぁー」の店内装飾を手掛けたビッキー。
後にこの記念館に持ってきたとのことです。
では、音威子府駅に戻ります。 -
音威子府の駅そば「常盤軒」
黒い麺のお蕎麦が食べられます。 -
かけそば
地元の畠山製麺で作られている麺は北海道産の玄そばを仕入れ、秘伝のそば粉の配合比率で打ち、甘皮まで入れるのて黒くなります。
そばの風味が豊かで、コシが強く美味しい蕎麦です。 -
おといねっぷの案内図
もう一軒、蕎麦を食べに行きます。 -
一路食堂
駅から10分ほど歩いた国道沿いにあります。
「秘伝 黒いそば」の看板にひかれます。
お昼の12時から営業します。 -
イチオシ
きのこそば、かもそば
こちらのお店は、いろいろな具が用意されています。
そばのダシに利尻昆布、煮干し、魚の削り節を使っていて、風味のある黒いそばがより美味しくいただけます。
音威子府では、そば三昧に堪能しました。
この後、天塩川河口にある天塩温泉、幌延深地層研究センターへと旅が続きます。
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