ミャンマー　９年ぶりの再訪（１）　チン州

2013/12/28 - 2014/01/04

　「いにしえのミャンマーに出会う旅　8日間」のツアーに参加。
　ミャンマーは、2004年以来、9年ぶりの再訪。
前回の様子は、https://4travel.jp/travelogue/11061083
　
　今回は、外国人がずっと全域立ち入り禁止だったチン州を訪れた。チン州は、インド、バングラデシュと国境を接するミャンマー西部にあり、北部から南部に山々が連なる山岳地帯。2012年の改革以来、外国人に全面的に開放された。ミャンマー総人口の約三分の二はビルマ族だが、チン州の主要住民はチン族。

12月28日　ヤンゴン着。
12月29日　国内線でバガンへ。着後、四輪駆動車でチン州ミンダへ。
12月30日　チャドー村訪問。その後、カンペレット村で宿泊。
12月31日　ヴィクトリア山へのトレッキング。
1月1日　移動日。車でバガンへ。
1月2日　バガンで熱気球遊覧飛行。その後、ポッポ山観光。
1月3日　国内線でヤンゴンへ。ヤンゴン市内観光。深夜発の空路で帰国の途へ。
1月4日　帰国。

エリア その他の都市(ミャンマー)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 風の旅行社

全日空でヤンゴンへ行き、翌朝6時発の国内線で、仏教遺跡で有名なバガンへ。

バガンに到着。この地域の入口であり、最大の町ニャゥンウーのメイン通り。
9年前にバックパッカーで来て以来だが、昔泊まった安宿も残っており、この辺りの雰囲気や景色はほとんど変わらず。

マーケットに立ち寄る。

四輪駆動車に乗って、バガンからチン州の州都ミンダへ。

途中でマーケットに寄る。

ミャンマーの女性や子どもがよく頬に塗っている白いファンデーションのようなものは「タナカ」。化粧品でありながら、日除けや、健康、美容にも効果があるとか。
右に積まれてあるのが、タナカの原料の木。これをすりおろして顔に塗る。

チン州との州境で検問。

ミンダに17時着。走行約7時間。Mopi-１ゲストハウスに宿泊。

翌朝、マーケットのこの食堂で朝食。

マイトンとか言う名の麺。

食堂近くで、托鉢風景。ミャンマー人のほとんどは、敬虔な上座部仏教徒。

ミンダからさらに四輪駆動で悪路を進んで、郊外のチャドー村へ。

ここからトレッキングで、さらに約1時間半進む。

対岸の山の急斜面に、村の家々が建てられているのが見える。

チャドー村に到着。全景。
左に見えるのはキリスト教の教会。この辺りの信仰は昔からのアニミズムがほとんどだが、19世紀以降の宣教師の活動によってキリスト教も浸透している。

この村の民族は、ムン・チン族。電気が通っておらず、生活は自給自足。
子どもが、軒先でとうもろこしを臼で潰している。

家は高床式。古い家の屋根は藁ぶき。新しい家はトタンを使用。壁は竹を織り込んでいる。
穀物を足で潰して脱穀している。

顔に入れ墨の女性。
その昔、部族間で抗争があった頃、女性が略奪されたので、醜いと思わせるために顔に入れ墨を入れたとか。現在は、政府が入れ墨を禁止しているので、若い人はしていない。

シャーマンの家に寄るが、あいにく不在。

家の前に並んでいるＹ字型の木は、儀式でふるまう牛を繋いでおくため。

エームラで昼食。食堂前の空き地で調理中。

霧の中、ホテルのあるカンペレット村へ移動。

約２時間で到着。宿泊した、パインウッド・ヴィラ。
お湯が出るのは、18時～19時。電気が点くのは、18時～22時のみ。

翌朝、寝泊まりしたロッジを撮影。

パインウッド・ヴィラ入口。

8時に出発。人々に神聖な山として拝められているチン州の最高峰、ヴィクトリア山（標高3,109ｍ）へのトレッキング。

登り約3時間。山頂からの景色。眼下には一面の雲海。

山頂にあるパゴダ（仏塔）。

下山。

夕食は、ミャンマー料理。