2015/08/06 - 2015/08/07
52位(同エリア112件中)
ひらしまさん
ノルウェイ・スウェーデンの旅の最後に、バルト海最大の島ゴットランド島を訪ねました。
ゴットランド島の中心都市ヴィスビーでは、毎年8月上旬に中世週間が催されます。中世の音楽や芝居が廃墟となった教会で演じられ、騎士たちが槍の腕を競い、通りには中世衣装の人々が行き交い…。
数年前に紹介記事を読んで以来行ってみたかったので、その時期に合わせて旅程を組みました。
第1日 成田発コペンハーゲン乗り継ぎオスロ着
第2日 オスロ/レクネス
第3日 ロフォーテン諸島
第4日 ロフォーテン諸島/ナルヴィーク
第5日 ナルヴィーク/キールナ/ストックホルム
第6日 ストックホルム
第7日 レートヴィーク
第8日 ゴットランド島
★第9日 ゴットランド島
★第10日 ヴィスビー発ストックホルム・コペンハーゲン乗り継ぎ
第11日 成田着
旅行時のレート 1クローナ15円弱
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヴィスビー2日目の朝です。
港には停泊しているヨットのマストが林立し、その向こうに大きなフェリーが、そして海上にもフェリーの近づく姿が見られます。 -
観光案内所で今日の中世週間プログラムを尋ねると、会場のビジターセンターで聞いてくれと頼りない答なので、昨日とは違うコースで会場へ歩いてみます。
アルメダール公園へ通じる道には立派な羊の車止めがありました。 -
アルメダール公園は大きな池のある明るい公園です。
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鴨や鳩らしき鳥がせっせと食事していました。
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海辺の道では中世の赤ちゃんに遭遇。
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本土へ向かうフェリーとジョギングする人たち。
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イベント会場に着きました。今日も賑わっています。
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ビジターセンターで聞くと午後は音楽会はないとの回答でしたが、近くに貼ってあったポスターを見て夜7時のそれに行くことにしました。
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音楽の聞こえる方に行くと、特設ステージでコンサートがおこなわれています。
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視覚的にも楽しいですね。
掲示を見ると、夜聴きに行こうと思ったグループも3時半からここでやるようなので、その時また来ようと決定。 -
会場を見て回ります。
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大きな豚が焼かれています。
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槍や兜は人気がありますね。
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中世衣装は数多く売られています。小物も各種。
みなさんこういうところで調達しているんですね。 -
焼きりんごを始め食べ物の屋台もたくさん並んでいますが、クレジット大国のスウェーデンでもさすがにここでは現金しか使えません。
31クローナしか持っていないぼくたちには昼食になるようなものは買えないので、町へ戻ることにします。 -
帰りは植物園を通ると、こんな味わいある顔の彫像に出会いました。
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街に入っても小路のバラの花が目を楽しませてくれます。
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右奥に見えてきたのが宿のクラリオンホテルです。小さな建物に見えますが、何棟もつないだ横長構造なのです。
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昨夜の部屋のダブルベッドが寝づらくてツインの469号室に替えてもらったので、玄関からはさらに遠くなりましたが、何度も出入りしているとルートは覚えました。
部屋の壁にこの建物の写真が飾られています。1930年代でしょうか。
港近くの店で買った寿司を宿に持ち帰り昼食。
ほかに客のいない店だったので期待してなかったのですが、結構おいしい。
飯の量がもう少し多ければと思いましたが、ジャポニカ米は高いんでしょうね。 -
昼寝から目覚めると3時。
イベント会場へ向かうと、目当てのバンドが演奏しています。バグパイプのような楽器にリュートとも違う珍しい弦楽器。
音は面白いんだけど、旋律はひたすら繰り返し。 -
これはダンス音楽だねと話していたら、男装の美女が戦士を誘って踊り出しました。
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小さな女の子が「わたしもおどりたい〜」。
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かくしてステージ前は踊り場に。
女の子はなにかにとりつかれたように踊り続けます。 -
ステージに引き寄せられる子どもたち。単純な音楽ならではのパワーですね。
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演奏が終わったところで教会遺跡めぐりの続きに出発しますが、植物園の中は中世人ばかり。
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草の上で練習する楽団も…
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木の下で読書する女性も…
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ベンチで語らうカップルも、みんな中世から来た人たちでした。
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聖クレメンス教会遺跡は、芝居上演中ではいれません。
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そして聖ニコライ教会遺跡も閉まっていました。残念。
遺跡を見るには中世週間でない時期のほうがよさそうです。 -
聖ニコライ教会遺跡を東側から。
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近くにある北門へ向かいました。
ここは自動車も通る旧市街の幹線道路です。 -
隣の聖ゲラン門と中世人親子連れ。
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北門から外に出てヴィスビーの城壁を眺めます。この壁が今でも旧市街を港のほかは切れ目なく囲んでいます。
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海方向に人が集まっている様子なので行ってみます。
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草地に中世の若者たちが百人ほど集まっています。
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上半身裸になった男たちが集まって…
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レスリングが始まりました。
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こちらは投擲具で攻撃。使っている弾はトマトです。
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聖ゲラン門とその外側の濠にかかる橋。
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門を内側から見ると狭間が4層にわたってうがたれています。この門を破るのは大変だったでしょうね。
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城壁の内側。アーチ状の窪みには守備兵が身を隠したのでしょうか。
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旧市街に戻って、聖マリア大聖堂にやってきました。ここは唯一の現役の教会堂です。
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どこからか歌声が聞こえると思ったら、奥の方で中世人5人がコーラスの練習中。やわらかいハーモニーに聴き入りました。
今夜コンサートがあるのならぜひ聴きたいと思い、休憩の時に尋ねると残念ながらないとのことで、練習が終わるまで聞いて小さく拍手を送りました。 -
旅の最後の夕食は、大広場近くのタパスの店にはいりました。
フィッシュ&チップス、スペアリブ、ミニタコス、手長海老にビール。
おいしいし量が少ないのはタパスだからいいけど、値段は本家スペインの倍でした。
ホテルに帰ってからカフェでチョコケーキとお茶。こちらはおいしくて安くて満足。 -
とうとうスウェーデンを発つ朝になりました。朝の散歩に出かけます。
部屋に飾られていた写真を思い出して、現代のクラリオンホテルを撮りました。 -
ヴィスビーで出会った最後の中世人はアルメダール公園に現れたこの人。最後を飾るにふさわしい華やかなお姿でした。
ヴィスビーのみなさん、たくさん楽しませてくれてありがとうございました。 -
海岸に出ました。
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妻は桟橋の先端で朝日を浴びながらヨガに集中。
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ここは海水浴場で水質は3つ星がついています。
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きれいな海です。
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昨日も一昨日も歩いた海沿いの遊歩道にきました。
ハンモックで眠っている人が何人かいます。
あれ、足が3本ある!? -
固く抱き合ったまま眠っている恋人たちでした。青春ですね。
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港の方を振り返って。
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美しいヴィスビーの海も見納めです。
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この旅の朝食はどこも充実していましたが、クラリオンホテルの朝食はとくに、魚の酢漬けの種類が多く、たらこもあり、おいしいものでした。
で、食べるのに夢中でふと気がついたら、空港行きバスが出る9時の15分前。
大急ぎで荷物をとって精算をすませ、一昨日カメラを取り戻す手配をしてくれた女性にお礼を言って宿を飛び出しました。 -
バスの窓からヴィスビーの港にさようなら。
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ストックホルムのアーランダ空港に戻ってきました。
ここで一人旅らしい日本人女性に声をかけられました。
そのSさんはなんと高校生で、お姉さんと一緒にスウェーデン在住の親戚を訪ね、さらにノルウェーに回るお姉さんと別れて日本に帰るところだとか。
海外は初めてだというSさんに、経験を積むためコペンハーゲンの乗り換えでは先に立って歩いてもらいましたがパーフェクト。
さらに、搭乗口が変更になったのにも最初に気づいてくれました。いやあ、たいしたものです。
成田行き出発は2時間以上の遅延でしたが、Sさんとお互いの観光の話をしたり、マフィンを食べたり、進路の話を聞いたりして楽しく過ごしました。
旅の最後に、日本の若者のたくましさを知ることができたこともよい思い出となりました。
以上で「ノルウェイ・スウェーデン水辺の旅」旅行記を終わります。最後までお読みいただいて大変ありがとうございました。
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