佐賀：バルーン中心にいろいろと２泊３日（佐賀・軍艦島３泊４日）

2015/11/01 - 2015/11/03

予てより行きたかったバルーンフェスタをついに見ることができた。せっかくなので吉野ヶ里遺跡や七ツ釜、武雄温泉など有名な場所も観光。あわせて長崎の軍艦島観光も結びつけた旅程を組んだので、供覧する。

エリア 佐賀

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 レンタカー タクシー ANAグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田発の最終のANAで佐賀空港に到着。天気は雨。
空港からはバスで佐賀市内へ。

九州佐賀国際空港 空港

佐賀駅徒歩10分ほどのミール珈屋凪（こやなぎ）で遅めの夕食。

ミール珈屋凪 グルメ・レストラン

こちらのお目当てはヒデシマライス。
カレーのかかったオムライスでかなりのボリュームがある。味は抜群。

ミール珈屋凪 グルメ・レストラン

佐賀の街中はバルーンフェスタに合わせてイルミネーションが施されている。
雨は降っていたが濡れた路面の反射も美しい。

本日の宿はサガシティホテル。
価格重視のカプセルホテルで明日に備えて就寝。

サガシティホテル 宿・ホテル

翌朝6時半ごろにバルーンさが駅に到着。
ここはバルーンフェスタの開催時のみ開く臨時駅。
早朝にもかかわらずこの混雑具合。バルーンフェスタの関心の高さが感じられる。

バルーンさが駅 駅

まだ薄暗い中、ゆっくりとバルーンが立ちあがっていく。
昨晩の雨で天候が心配されたが、なんとか競技は開催されるようだ。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 祭り・イベント

競技は６：４５〜７：００の間にバルーンを飛ばさなければならない。
短時間に続々とバルーンが離陸していく。
手前にはHONDAのASIMOがデザインされたバルーン。こいつもちゃんと飛んでいく。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 祭り・イベント

次々と飛び上がっていくバルーン。
バルーンはバーナーのON/OFFで上下させることはできるが、左右に動かすことはできない。上空の風を読んで気流に乗って左右に移動する。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 祭り・イベント

全てのバルーンが飛行し、競技が行われる。
高いところから地面の目標に砂袋を落としてどれだけ近いかを競う。
しかしはるかに離れた場所で行うので河川敷からは見えない。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 祭り・イベント

一方、河川敷には様々な形状のバルーンが姿を現す。
これらは競技用ではなく、バルーンを楽しむためのもので、このときのみ競技エリアに一般の人も立ち入って間近でバルーンを見ることができる。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 祭り・イベント

様々な形のバルーン。人の大きさからすると実際のバルーンのサイズは相当大きい。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 祭り・イベント

バルーンのすぐ近くまで行ってみる。
海外からも競技、観賞用の参戦は多く、変わった形状も多い。
赤いのはトウガラシ？

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 祭り・イベント

バルーンさが駅からいったん会場を離れ、佐賀市内の観光のため佐賀駅近くでレンタカーを調達する。

バルーンさが駅 駅

佐賀駅から4km、高伝寺。
佐賀藩主鍋島氏の菩提寺として、また境内裏の梅園が有名。
拝観目安は20分。御朱印は拝観受付で頂いた。

高伝寺 寺・神社・教会

高伝寺から10km、有明海岸にある干潟よか公園。
ここはシチメンソウという塩水でも育つ植物が群生していて、11月上旬に赤く色づくシーズンを迎える。

干潟よか公園 公園・植物園

干潟よか公園から11km、三重津海軍所跡。
佐賀県に唯一ある世界遺産の一部だが、「何も無い」。
観光センターでバーチャルスコープを借りて、当時の建物の様子を疑似的に見学できるようだ。
公園になっていてやや広い。見学目安は20分。

三重津海軍所跡 名所・史跡

三重津海軍所跡から7km、佐賀城址。
入館料無料で佐賀城の歴史などを学ぶことができる。
見学目安は30分。

佐賀県立佐賀城本丸歴史館 美術館・博物館

昼食は佐賀城址から1km離れた喫茶店アリユメ。

アリユメ グルメ・レストラン

こちらでは佐賀のご当地グルメ「シシリアンライス」をいただく。
ライスの上にサラダと肉が乗っている。
シシリアンライスは佐賀市内のいろいろな店で食べられるようだ。

アリユメ グルメ・レストラン

レンタカーを返却し、吉野ケ里遺跡へ向かう。
神埼駅前の卑弥呼様の指す方に遺跡があるが、駅から徒歩10分とやや遠め。

こちらは吉野ケ里公園の東口。
主要な場所を見学して西口へ抜けるルートを設定した。
見学目安は1時間。

吉野ヶ里歴史公園 （吉野ヶ里遺跡） 名所・史跡

南内郭。
登ることのできる物見やぐらが特徴。

吉野ヶ里歴史公園 （吉野ヶ里遺跡） 名所・史跡

北内郭。
大きな舞台があり、祭典や祈祷が行われていたのではないかとされている。

この後は再びバルーンフェスタ会場に戻る。

吉野ヶ里歴史公園 （吉野ヶ里遺跡） 名所・史跡

会場では「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン（夜間係留）」が行われている。
夜になるとバーナーの炎で球皮が明るく光り、幻想的な光景を見せてくれる。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 祭り・イベント

中央ではバンドが生演奏し、音楽に合わせてバーナーズ・オンする。
音楽と光の融合は感動を与えてくれる。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 祭り・イベント

最後には花火も打ち上がり、感動は最高潮。

翌日も予定されていたが、風が強くて球皮を広げられず、バーナーのみで夜間係留を行ったとのことで、見ることができて本当に良かった。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 祭り・イベント

夜間係留を満喫した後は、鳥栖まで移動してプラザホテル鳥栖で一泊。

プラザホテル鳥栖 宿・ホテル

翌日は基山駅まで移動。
ここからタクシーで大興善寺を目指す。

基山駅 駅

基山駅から4kmほどで大興善寺に到着。
つつじと紅葉のシーズンのみ駅から臨時バスが出る。

山門までは長い階段がある。

大興善寺 寺・神社・教会

境内はそれほど広くないが裏山の契園はつつじと紅葉の時期には美しく色づくらしい。
訪問時は残念ながらシーズン外だったので、山頂付近の契山観音を参拝した。

拝観目安は40分。御朱印は庫裏で頂いた。

大興善寺 寺・神社・教会

鳥栖駅に戻ると、臨時列車のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」に遭遇。

ディーゼル車だがエンジン音は全くの静か。車体にほこり一つついておらず顔が映るほどピカピカである。
優雅にゆっくりと発車していく姿は、時間とお金に余裕のある人種にふさわしい。

鳥栖駅 駅

鳥栖から唐津まで鉄道で2時間かけて移動。
唐津くんち開催時期だったので、唐津神社まわりは大混雑。
祭も見たかったのだが、時間の都合でまたの機会に。

唐津神社 寺・神社・教会

唐津からバスで呼子に移動。
観光船に乗って七ツ釜の見学に行く。

観光船はイカ丸。
イカは呼子の特産品。

イカ丸 乗り物

港を出て15分ほどで七ツ釜に到着。
柱状節理の作りだす光景は海側からでないと見ることができない。

７つの洞窟があることが七ツ釜の由来だが、実際は８つある。

海況が穏やかだったので、船は洞窟に頭を突っ込んで中をじっくりと見学できる。
天井の様子までも近くで見ることができる。

再び唐津へ戻ると、唐津くんちの片づけが行われている。
いくつかの曳山はそのまま街中に展示されている。
これは七番曳山の飛龍。

十番曳山の上杉謙信の兜。
祭中は大盛り上がりだったに違いない。

唐津駅に曳山のポスターが貼ってあった。
次回はぜひ唐津くんちを見たくなった。

夜になったので宿へ向かう。
武雄温泉駅に到着。

武雄温泉駅 駅

駅から１０分ほど歩いたところにある武雄温泉の楼門。建築者は東京駅駅舎と同じく辰野金吾。
夜間はライトアップされていてなかなか綺麗。

武雄温泉 温泉

日帰り温泉はいくつかあるが、元湯を選択。
温度表示がある通りあつ湯とぬる湯があり、４５度のあつ湯は長く入るのはきつい。

武雄温泉 温泉

駅の南口すぐにあるセントラルホテル武雄に一泊。

セントラルホテル武雄温泉駅前 宿・ホテル

シングルルームの湯呑みは伊万里焼というビジネスホテルらしからぬおもてなしに癒される。

翌日の軍艦島上陸に備えて就寝。
４日目の長崎編に続く。