2015/05/14 - 2015/05/16
6位(同エリア110件中)
のまどさん
5月の連休、未踏の古城街道に行きました。とにかく太陽が燦々と輝いて昼も長く、最高の季節です。しかもこの時期は名産白アスパラの季節。観光で足を動かしたあとに飲むビールの味は最高です。
ハイデルブロンを拠点にしてハイデルベルクに出かけ、少しばかり観光しました。古城街道沿いの小さな町は興味深く、是非また下調べした上で訪問したいものです。
物価の安いドイツ。もちろん恒例のデュッセルドルフと組み合わせます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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5月の連休。迷わず選んだのは古城街道。この時期のドイツ南部は気候に恵まれ、しかも白アスパラの季節。ウワバミちゃんは仕事で何度も来ているのですが、私にとっては初めての訪問です。
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ホテルはハイルブロンが安かったので予約しました。部屋は広く、バスタブ付き、ジムとサウナは無料、しかも朝食は豪華な上予想外のキッチン付き。文句なしです。ドイツのホテルはどこもマットレスが硬めなのがいいです。
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到着し、いつものように一服してから町の中心に向かいます。真っ先に入ったのは聖キーラン教会。ウワバミちゃんの同胞を祀った教会です。
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歴史は11世紀まで遡ります。ドイツに来るとアイルランド人がいかにカトリックの普及に貢献したか分かります。
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オランダ語版ウィキペディアによると、かなり長い年月を掛けて増築されていったようです。その結果、ロマネスク、ルネサンス、ネオゴシックと、色々な建築様式が融合されていると。
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ステンドグラスが設置されたのは15世紀。
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右手の河童のような彫刻は特にケルト文化を感じます。
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こちらはドラゴン。
でも、この教会は現在カトリックではなくプロテスタントのようです。 -
通りを挟んだ反対側は市庁舎です。
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少し外れたところにある小さなレストランでアスパラを謳っていたので迷わず入りました。まずはこれこれ。ビール♪
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サラダの後、定番のゆでアスパラのオランデーズソースがけ。
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衝撃的だったのはたとえるならトンカツの衣で白アスパラを揚げたアスパラシュニッツェル。
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デザートはアスパラのムース。これも斬新でしたが、旬のイチゴが添えられて独創的でおいしかったです。アスパラ尽くめの料理にご満悦。
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デザートと一緒に頼んだ地元の赤ワイン。
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食後はアールデコチックなこちらのカフェ。飲んだのはビールです、もちろん。
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翌日。
天気は曇り。あちゃ〜。
ハイデルベルクまで沿道には興味深い城下町がたくさんあります。 -
特にBad Wimpfenには惹かれますが、時間が限られているので今回は通過です。
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ハイデルベルクに到着。昼食は南ドイツの名物フラムキュッヘ。ピザよりも軽く、胃にやさしい料理です。
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すっかり晴れてきてほっとしました。
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マルクト広場にはカフェが出ていて、大勢の人で賑わっていました。繁華街も活気があります。ドイツに来る度に私はお上りさんになった気がします。
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アヒルの置物。ドイツでは殊によく見かける気がします。
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大通りから一本入ると市民生活が垣間見られるおしゃれな空間があったり。
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これから上るハイデルベルク城を仰ぎ見ます。アルプスの以北で最も重要なルネサンス建築とのこと。
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坂は結構な勾配で、息が上がりました。途中になぜか牛がいました。
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13世紀に建設が始まり、18,19世紀に火事やフランス軍の侵略で破壊されたことがあるようです。
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城門を潜ります。ハイデルベルクには年間100万人の観光客が訪れ、その大多数がこの城を訪れます。大多数が日本とアメリカから。なるほど、日本人が多い訳だ。
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アメリカ人の観光客が多い理由の一つにマーク・トウェインの『ヨーロッパ放浪記』があるかもしれません。「深い森の中に眠る見事な古城」と記述し、アメリカ人のロマンを掻き立てたようです。
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そして、トウェインが絶賛したテラスからの眺め。五月晴れの空の下、ネッカー川を背にしたハイデルベルクの町。
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角度を変えて。雲の影が良い塩梅です。
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入場しなかった代わりに庭園を少し散歩します。
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丘を下って今度は橋を渡ります。フランスのアヴィニョンと違って入場料取られませんから。
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ネッカー川を眺めます。この橋ができたのは18世紀末ですが、その前1000年以上にわたってハイデルベルクには橋がなかったようです。ということは渡し船で生活していた?
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対岸のこちらは高級住宅街になっていて、土地がいまだに高騰しているとか。日本で言えば田園調布と言ったところでしょうか。
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そして、有名なヒヒの銅像です。鏡を持って空を見上げる不思議な像です。でも、ヒヒのモニュメントのはじまりは15世紀まで遡り、文学作品にも登場したらしいので由緒あるようです。
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ハイデルベルクは大学都市。お土産として売られているキスのチョコレート。詳しくはjijidarumaさんのブログをお読み下さい。
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帰り道、こちらの謎の町にも寄りました。
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フィットネスで体を動かし、ミストサウナに入り、最高の気分で今日はちょっと高級そうなラッツケラーに入ります。ビールの美味たるや。
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187287-d1907367-Reviews-Ratskeller-Heilbronn_Baden_Wurttemberg.html
トリップアドバイザーで1位、太鼓判を押せます。 -
まずはサラダ。もちろん白アスパラ、入っています。
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メインは牛肉の野菜煮込みと
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鶏肉のキノコソテー。
おいしかった。高級店なのに伝票に驚かないドイツでの外食、好きです。(←要はベルギーが高い) -
締めはデュッセルドルフ。おなじみ串亭にて。いつも注文するスタミナ豆腐。ウワバミちゃんはいつのまにか納豆を食べられるアイルランド人になりました。
古城街道には是非また行きたいです。
今年最後の投稿になりそうです。良いお年を。
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この旅行記へのコメント (6)
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- GuteReiseさん 2015/12/22 19:11:10
- 驚愕
- 白アスパラ・シュ二ツェルも、
串亭のスタミナ豆腐も
ドイツに住んでるのに食べたことありません。驚愕です!
年末に、串亭、家族で予約してるので食べてみたいです。
それにしても串亭、ドイツ人比率6割以上、
ドイツ人が普通の和風の定食(鳥唐揚げ定食が人気)
食べてるの驚きの、この頃です。
- のまどさん からの返信 2015/12/23 04:15:16
- RE: 驚愕
- GuteReiseさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
ケルン在住なんですね。今年の冬は今のところ穏やかですが、南に逃亡したくなる季節が来ましたね。
モンシャウにもクリスマスマーケットが立つんですね。さすが、本場ドイツ。小生、日帰り脱ベルギー旅行で偶然訪問したことがあるので、とても貴重な情報を得られました。町の名前すら忘れていました。
> 白アスパラ・シュ二ツェルも、
> 串亭のスタミナ豆腐も
> ドイツに住んでるのに食べたことありません。驚愕です!
シュニッツェルは微妙ですが、スタミナ納豆はなかなかお勧めです。年に4回デュッセルに通い、串亭は必ず予約を入れているので太鼓判を押せます。楽しい旅になりますように♪
良いお年をお迎えください。
>
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- アルデバランさん 2015/12/19 21:10:40
- アルト・ハイデルベルク!
- のまど様 こんにちわ
シュパーゲルはないけど、1週間ほど前に妻を伴って鉄道移動によるクリスマスマーケットと古城を巡るドイツ旅行から帰ってきました。
ローテンブルクに泊まり翌日はシュツットガルト泊…
シュツットガルトを通りすぎて、ハイデルベルクで午後過ごしてからシュツットガルトのクリスマスマーケットに行く予定でした。
が、急遽ハイデルベルクはやめて、ローテンブルクからニュルンベルクに行ってしまいました…
のまどさんの写真を見て愕然…
ニュルンベルクのカイザーブルクからの街の眺めよりはるかにいいです、ハイデルベルクの街、そしてネッカー川。
やっぱり初心貫徹すべきだったかなと反省してます。
12月ですが天気は良かったのですが、日が短くて…
やはり5月、6月がいいですね、ヨーロッパは
アルデバラン
- のまどさん からの返信 2015/12/20 06:01:48
- RE: アルト・ハイデルベルク!
- アルデバラン様 こんにちは
> シュパーゲルはないけど、1週間ほど前に妻を伴って鉄道移動によるクリスマスマーケットと古城を巡るドイツ旅行から帰ってきました。
> ローテンブルクに泊まり翌日はシュツットガルト泊…
そうでしたね。ということは2年連続のドイツ旅行。バッハを巡る旅、楽しく拝読しています。バッハとヘンデルの比較など、なるほどと思います。特別な関心がある旅行記というのはなかなか読み応えがあります。続きを楽しみにしています。
> が、急遽ハイデルベルクはやめて、ローテンブルクからニュルンベルクに行ってしまいました…
ふむふむ、何があったのか旅行記に書かれるのを心待ちにしています。
> 12月ですが天気は良かったのですが、日が短くて…
> やはり5月、6月がいいですね、ヨーロッパは
更新をサボっていて季節がすっかり変わってしまいました。確かに太陽光があるかないかで景色が全く違います。この冬は今のところそんなに寒くありませんが、今年はテロ騒動をはじめ色々とありました。
来週1週間ほど日本に滞在する予定です。ブログのネタがあるといいのですが・・・。
少し早いですがご家族揃って良い年を迎えられますように。
来年もよろしくお願いします。
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- jijidarumaさん 2015/12/19 14:36:10
- アスパラシュニッツェルとアルテ橋
- のまどさん
こんにちは。季節も良く、古城街道の旅は楽しまれたようですね。ハイデルベルクの“キスのチョコレート”の事、ご紹介ありがとうございました。
今年はシュパーゲル(白アスパラ)料理の季節を外して、食べられませんでした。今年の出来は良かったのでしょうね!
<衝撃的だったのはたとえるならトンカツの衣で白アスパラを揚げたアスパラシュニッツェル。>
ドイツの春の旬、シュパーゲル(白アスパラ)料理は大好きで数え切れないほどに食べています。・・・が、ハイルブロンの写真にある揚げたアスパラシュニッツェルには私もたいへん驚きました。
このようなものがあるとは、レストランのメニューでも見たことが無く、全く知りませんでしたが、味はどうなのでしょうね。
フレッシュなシュパーゲルを揚げてしまうとは不思議です。
<ネッカー川を眺めます。この橋ができたのは18世紀末ですが、その前1000年以上にわたってハイデルベルクには橋がなかったようです。ということは渡し船で生活していた?>
これについては2012年の旅で書いたものがありますので、一部抜粋して下記します。ご参考にしてください。
「Alte Brueckeアルテ橋:現在の石橋は1788年完工、1947年に再建。
1248 年の記録にあるアルテ・ブリュッケはハイデルベルクでももっとも古い部類に属する。全長およそ 220 m、古くは木造で屋根もあったが、その後の戦争や洪水で壊れ、18世紀後半、プファルツ選帝候Karl-Theodorカール・テオドールが石橋に建て替えた。
従って、正式名称はカール・テオドール橋だ。第二次世界大戦でも撤退するドイツ軍自身によって破壊されたが、1947年に再建された。
現在のものは 8番目にあたると云う。」
それでは良いお年を!
jijidaruma
- のまどさん からの返信 2015/12/19 22:24:40
- RE: アスパラシュニッツェルとアルテ橋
- jijidarumaさん、
こんにちは、書き込みありがとうございます。
> こんにちは。季節も良く、古城街道の旅は楽しまれたようですね。
jijidarumaさんのブログを読んで事前準備していたはずなのですが、恥ずかしながら内容の薄い旅になってしまいました。でも、古城街道の素晴らしさは分かりました。
> ドイツの春の旬、シュパーゲル(白アスパラ)料理は大好きで数え切れないほどに食べています。・・・が、ハイルブロンの写真にある揚げたアスパラシュニッツェルには私もたいへん驚きました。
やはりこの料理法、他ではありませんか。 この店オリジナルなのかもしれませんね。白アスパラの天ぷらは堪能できるのですが、シュニッツェルは普通のシュニッツェルやコロッケなどが頭をよぎって味わうことができませんでした。
> これについては2012年の旅で書いたものがありますので、一部抜粋して下記します。ご参考にしてください。
情報いただき、ありがとうございます。川の両岸を渡す橋は何度も再建されたんですね。歩行者専用で歩きやすい橋でした。
ブログ、もう一度読ませていただきます。新規に投稿された旅行記も併せて読みたいのでまた近いうちにお邪魔します。
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