2015/11/01 - 2015/11/04
90位(同エリア357件中)
まりあさん
パドヴァは、春にまわった12都市の中で、ボローニャは別にして、唯一、二度目に訪れた町です。パドヴァに春に来た時の主たる目的は、ヴェネチァに日帰りで訪問する、という戦略でした。
なので、一週間滞在の前半は、なんとなく町になじめずにいたのですが、後半はパドヴァの町の観光を中心に動いていたら、いろいろ楽しい発見をして、けっこう気に入ったのでした。
ひとつは、イタリア料理との相性が悪かったゆえか、パドヴァで見つけたインド料理店に、こわごわ入って、タンドリーチキンと焼き茄子カレーを食べて感激し、春の滞在で、一番美味しかったものは、このインド料理だったのでした。
また、イタリア滞在二週間で、ここの多すぎる量に、胃が悲鳴をあげたのか、腹痛に苦しみました。それで、レストランに行くのをやめて、ボローニャの中国人経営の和食店の、おうどんに救われたので、それ以来、和食の店にも行くようになり、パドヴァのタイ料理と和食のフュージョン、という店もちょっと気に入ったのでした。
加えて、プチ留学のための映画館通いで、他の地方都市では、シネコンが、車でしか行けないところにあることが多く、旧市街の映画館は、出し物が少なく、また、夜遅くの上映が多く、その点、パドヴァは、シネコンが市電の目の前にあり、この市電が、とってもおしゃれで、7分ごとに運行しているので、待つのが苦手な私でも、乗りこなせるのです。
そして、一番居心地が良かったホテルが、パドヴァの駅前にあり、また、駅の中に、使いやすいスーパーがあり、町の中心には、私の大好きなPAMのスーパーがあります。つまりパドヴァは私にとって、「心地よく、住むように滞在する町」の条件を、もっともたくさん持っていたのでした。
観光で見るものは、超有名なスクロペーニ礼拝堂がありますが、一度見れば十分なので、パドヴァは再訪しても、観光は繰り返さず、ただただ「住むように滞在」するのを楽しみました。
今回もまた、一週間の滞在で、インド料理と映画館を楽しみました。
ちょうど、007の新作「スペクター」の封切りの日にあたり、木曜日、封切りされて、一番乗りで、見てきました。
振り返れば、1982年のメキシコ留学の折に、10ヶ月で100本の映画を見たのですが、アメリカ大陸の映画は、英語のオリジナル音声にスペイン語の字幕ですが、ヨーロッパは、昔も今も、基本的にすべて吹き替えなんですよね。
1987年に、スペインで、初めて映画を見たのが、「007 リビング・デイライツ」でした。ジェームス・ボンドが、スペイン語を話した時には、ずっこけて、心の中で大爆笑でしたが、今回は、イタリア語を話すダイエル・クレイグを楽しみました(笑)。
悪役が、やられる時の、最後のセリフも、ファックではなく、カッツォでした。
パドヴァの町は、駅から南へ徒歩15分ぐらいで、旧市街の中心の広場。ここの広場は三つほどの広場が、ポルティコの道でつながっていて、広がりを楽しめます。
そして、その通りにあるレストランは高い目ですが、ひとつ東側には、大学のある道があり、秋にはそこで、11ユーロで、プリモとセコンド、さらに5ユーロで、ワンプレートランチが食べられる店を発見しました。
さらに南へ15分ほど歩くと、円形広場があり、広々とした空間と、サンタントニオ聖堂があり、ここは、まじな聖地なので、観光客と信者さんが、ひっきりなしに訪れる教会です。小さい町の割に、歩ける範囲も広く、川も流れていて、ときどき変化のある風景を提供してくれます。
ヴェネツィアは、素敵な町だけど、人が多すぎる町でもあるので、今回は、足が向きませんでしたが、久しぶりにヴェローナを訪れて、気に入りました。
春の滞在時には、駅前に、黒人がたむろしていて、雰囲気が悪かったのですが、警察が介入したりして、夜遅くには、解散させられているのか、静かになってました。
そして、雰囲気が改善したからか、駅周辺の店舗に活気ができていて、新しい和食の店も、繁盛していて、全般的に雰囲気が改善してました。
この先も、難民や移民の問題は、イタリアにおそいかかってくるでしょうし、状況はどんどん変わっていくかもしれません。ただ、春に移民が多い時でも、危険を感じるようにことはなかったです。
パドヴァでの行動
Buddha レストランで、インド料理
Gromのジェラート、柿、ピスタチオ、マロングラッセ
映画館の方へと歩き、めげて市電で戻る。
Risto Bar で、11ユーロのセットメニュー
映画Belli di papa
la nuova covaで、タイのグリーンカレーと、和風ジェラート
Santa Croce教会まで歩く
植物園(世界遺産)
Buddhaレストランでインド料理
映画007 Spectre
駅近くにできたFan Sushiのメニューバイキング
Marechiaroで、肉のバルサミコ煮込み
映画 The last witch hunter ← 寝た
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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表紙の写真、駅から旧市街の広場に行く途中の橋からの写真です。
この教会と反対側に、スクロベーニ礼拝堂があります。ここが有名だから、これのためにやってくる日本人は多いようです。
秋は、この橋に花壇が作られていて、きれいに花が咲いてました。 -
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春の滞在で、もっとも美味しかったのがインド料理なんていうと、イタリア料理にとって失礼なのですが、これはもう、味の相性の問題なので、お許しくださいね。
なにせ、メキシコが第二のフルサト、そしてインドとメキシコが、長期滞在の最初の場だったので、スパイス系が好きなんですよね。ヨーロッパの料理は、スペインも含めて、塩気が強すぎて、ひと月滞在すると、三年分ぐらいの塩分をとってしまいます(笑)。 -
イタリアのインド料理店、春にヴィツェンツァ、フェラーラ、秋にピサ、マントヴァと入りましたが、定番なのが、最初のパパードと三種のソース。
それから、平日は、お得なセットメニューがあるのもパターンです。10から15ユーロで、前菜からメイン、そして山のようなご飯がついてくるので、安く食べられます。 -
タンドリーチキンのレベルが、この店はすごく高いです。めちゃ美味しい。
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ナンだけは、日本のインド料理店の方が上手で、イタリアのは多くがチャパティのレベルのパンです。むしろ、ライスはけっこう美味しいかもしれません。
茄子の質がいいのか、ベイガン・バルタの茄子のカレーが絶品です。 -
パドヴァのこの店だけが、もっていたクルフィーというインドのアイスクリーム。
これは、カルダモン味ですが、イタリアのジェラートより、美味しいです。 -
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イタリアのジェラート、美味しいのと外れのと半々で、後半では、あまり食べなくなったのですが、このGromのが、一番気に入りました。とくに、フルーツ系の味のが、あっさりしていていいです。店によると、クリームの味と甘さがきつくて、素材の味が感じられないところもあります。
今回は、柿とピスタチオとマロングラッセです。 -
Caldarrostaは、ボローニャで食べてから、はまりまくりました。
3箇所ぐらいで食べて、とくにボローニャのニコラの店には、あれ以降、日参しました。 -
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サンタントニオ聖堂です。
中は撮影禁止です。回廊のところに、ミュージアムショップがあり、また、公衆トイレが、自由に出入りできます。駅なども、コインが必要だったりと、ややこしいトイレですが、ここのは、寸志を入れる式なので、コインの有無の心配もなく、入れます。 -
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パドヴァの市電、使いやすさと、窓の大きさと、風景の美しさで大好きになりました。
博物館とセットになった三日間カードとか、市電だけの10回券などありました。 -
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プラートと呼ばれる楕円形の広場。よく蚤の市をやってますが、ここも水辺があるので、景色がいいです。
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駅からまっすぐのメイン・ストリートの、ひとつ東側の細い道で見つけた、Ristbarという店。常連さんと学生さんが多く、4種類から選べるプリモとセコンドと、水とCopertoが含まれて、11ユーロ。
プリモは、ポモドーロのペンネ -
セコンドは、ローストポーク
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店の前に、黒板のようなボードがあり、セットメニューの説明書きがあるので、見つけやすいです。
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Pamのスーパー。
Pam localというのもあり、ローカルの方が、サンドイッチやジュースなどの種類が多く、旅人向き。
秋には、野菜サラダのパックにドレッシングがついたのが気に入って軽い夕食に便利でした。サンドイッチも冷蔵庫さえあれば、日持ちするので、便利です。 -
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ジャスミンティーにしたら、南部鉄瓶のような急須に入ってきました。
ずっしりと重かったです。デザインも素敵。 -
タイ料理、中華、寿司のフュージョンの店。
タイのグリーンカレー、美味しかったです。
ここ、ランチには、ビジネスランチのような、ワンプレートのがあり、量的にちょうどいいです。10ユーロぐらいで食べれます。 -
前回、この日本風ジェラートに感激したのでした。
抹茶、生姜、黒ごま、素材の味の出し方は、日本を上回ってます。 -
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広場の建物群
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春に入らなかった、植物館に行きました。
世界遺産になっているのはいいけど、10ユーロの入場料は、ぼったくりやろ。
京都の植物園の方が、ずっとよかったです。
一応、頑張って、いろいろな植物があったので、撮影ごっこしましたけど、花はしょぼいです。 -
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奥にでっかい温室があるのも自慢のようですが、温室の中身の植物の種類の多さは、やはり京都の植物園の勝ちです。
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駅からすぐのところにできた、和食のメニューバイキングの店です。ものすごく人気のようで、イタリア人が、ぱくぱく寿司を食べてました。
細巻きと軍艦巻き -
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土瓶蒸しとなってますが、中華風のスープみたいでした。
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チキンのスイートサワー
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ここの和食店によくある、spiedinaの串焼き。
アスパラ・ベーコン -
同じく、鉄板で焼いた、海老の串焼きと、野菜のミックスグリル。
野菜が、しいたけとパブリカ、美味しかったです。 -
焼うどんの味付けは、ただ塩辛くて、イマイチ。
とまあ、これだけ食べて、いや、もっと食べてもよく、13ユーロに、水と席料で、合計は16ユーロでした。 -
こらちは、広場近くの店ですが、前回いって、美味しかったので再訪。
他の人が食べているのは、ピザでした。釜焼きの本格的なのが、5から8ユーロと、高くはないんですね。でも、ピザは、自宅での宅配でしか食べないので、パス。 -
で、牛肉のバルサミコ酢煮込みを食べました。
味付けは、バッチリ。ただ、牛肉が硬いのは、スペインも同じようで、噛むのに苦労しました。 -
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今回もまた、3つ星ホテルのアレコレに疲れたので、シングルで予約していたホテルを、ダブルに変更して、グレードアップしました。
すごく早く予約したら、シングルは50ユーロそこそこでした。ダブルでも85ユーロぐらい。
テレビの映画チャンネルも充実しているので、ホテルステイを楽しみました。 -
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この旅行記へのコメント (2)
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- menchiさん 2015/11/15 16:16:36
- 初めまして。
- イタリア、プチ留学周遊旅、秋の部見せていただいております。
私もイタリアが大好きで、何回か行っておりますが、まだまだ、行きたい所が沢山有ります。
まりあさんの様に長期の滞在を一都市にするのは理想です。
中々出来ませんが。
暫く家庭の事情で、長期の旅行には出かけられ無いので、まりあさんの旅行記で、イタリアの素晴らしい街を見せていただきたいと思いました。
既にフォローのボタンを押ささせて頂きました。
今後共、宜しくお願い致します。
menchi
- まりあさん からの返信 2015/11/15 21:44:52
- RE: 初めまして。
- menchiさん、こんにちは。
書き込みをありがとうございます。
今年は、イタリアプチ留学と称して、イタリアに浸りました。
なにせ、最初の海外旅行がメキシコ留学だったので、そしてその滞在を上回る旅はなかったな、と思うと、リタイヤ後の旅を、語学とからめよう、という戦略です。
もっとも、真剣に学ぶ必要も、意欲もなく(笑)、「プチ留学」とあいなったわけです。
でも、イタリア語は、もう少し続けようかなと思っています。といっても、あと3ヵ月ほどですが。
来年は、各国周遊の旅をねらってますが、体力、財力、意欲が続けば、スペインとメキシコ、イタリア、さらにプラスαーの国に行きたいと、希望だけは膨らませております。
長期の旅が難しい、というのが普通で、私の場合、家族がない分、やたら暇で自由なので、語学習得と長期滞在の旅を、ライフワークと位置づけてます。
旅行記を拝見すると、写真の素敵な旅行記を書いておられますね。
私もまた、立ち寄らせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
まりあ
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