2015/11/03 - 2015/11/03
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j-ryuさん
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☆那須岳の紅葉からスタートした今年の紅葉巡りも中盤になり、
福島県の紅葉の見頃は標高500m〜400mの里山にも降りて来ました。
今週、私の休日は運悪く(?)11月3日の文化の日。
メジャーな紅葉の名所は相当混雑するだろうと、渋滞や混雑とは無縁な
近場のガッカリ滝の紅葉巡りに決定!
このガッカリ滝は何度か紹介しましたが、
なんぜ普段は水がチョロチョロのまさにガッカリ滝なので
紅葉と適度な雨が重ならないと単なる湿った崖を見に行くようなもの(^_^;)。
夏以降、雨らしい雨が降っていなかったので当初は全く候補にしていませんでしたが
11月2日に久しぶりにまとまった雨が降ったので
もしかしたら紅葉と滝のコラボレーションが見られるかもと
当初の候補地から急遽変更したしだいです。
果たしてその変更は吉と出たか、凶と出たか・・・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆勢至堂街道・釈迦堂川源流の滝めぐり ルートマップ
※地理院地図に加筆
http://maps.gsi.go.jp/?z=16#12/37.252467/140.216789
当初は阿武隈山系の『山鶏滝』を予定していましたが、11/2は雨、11/3は晴天の予報。
山鶏滝なら午後の方が滝が日陰になってベストだし、文化の日は観光客と重なりそうだし、急遽マイナーな『勢至堂街道・釈迦堂川源流の滝めぐり』に変更。
どちらも我が家から車で20分程度ですが、釈迦堂川源流の滝は元来水量が少ないので、前日雨が降ったのも急遽候補に浮上した要因です。 -
☆天栄村 龍生の滝(りゅういのたき) 2015、9/1撮影。
龍生の滝へは天栄村八十内(やそうち)集落の十字路信号(国道118号&294号)を羽鳥湖方面に少し進み、集落内の村道を右折します。
右折して道なりに300m程進むと龍生集落で、集落内を右折し、道なりに少し進み左折すると龍生ダムへの林道になります。
道路標示などでは龍生(りゅうい)を竜生(りゅうい)とも表示していますが、同じです。
この写真は9/1の深緑の龍生の滝です。
滝そのものは落差が30mあり立派なんですが
釈迦堂川に流れ込む沢なので水量が常に少なめ。
これでも前日から雨が降っていたので水量はあるほうです(^_^;)。 -
☆黄秋の龍生の滝
釈迦堂川(しゃかどうがわ)? ってどこの川??
はい、釈迦堂川は福島県の中央を南北に流れる阿武隈川の支流で、
全国的知名度は限りなくゼロに近いローカルな地元の一次支川です(^_^;)。
滝めぐりと言っても釈迦堂川と同じく知名度のある滝や名瀑の類は一つもありませんが、ローカルならではの観光客がいない、のんびり、まったりの癒し系の滝で平日なら独り占め間違いなしです(笑)。
この日は祝日でしたが『龍生の滝』は貸し切りでした(笑)。
わざわざ遠来からお出でいただくような滝ではありませんが、
滝マニアなら知っていても損はないかも(^^ゞ。
お近くに来る機会があったら立ち寄ってみてください。 -
☆黄秋の龍生の滝
前日に久しぶりの雨が降ったといっても
焼け石に水って感じ(^_^;)。
黄葉具合はちょうど良かったけど・・・ -
☆黄秋の龍生の滝
水量は少ないけど、この晴天時にあふれんばかりの水量だったら
滝がハレーションを起こしていたかも。 -
☆黄秋の龍生の滝
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☆虹架けの龍生の滝
晴天は滝の撮影には生憎なんだけど
虹が見られる利点もあります(^^♪。 -
☆虹架けの龍生の滝
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☆虹架けの龍生の滝
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☆虹架けの龍生の滝
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☆虹架けの龍生の滝
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☆黄秋の龍生の滝
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☆黄秋の龍生の滝
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☆アカハライモリ(ニホンイモリ)の日光浴
滝を撮影していたら足元の何やら黒い物体が・・・・
トカゲ?ヤモリ?イモリ?サンショウウオ? -
☆アカハライモリ(ニホンイモリ)の日光浴
正体はアカハライモリ(ニホンイモリ)でした。
冬は湿った落ち葉の下で冬眠するようすが
まだ冬眠前と見えて、冷えた身体を朝日に当て体温を上げているのでしょう。 -
☆アカハライモリ(ニホンイモリ)の日光浴
アカハライモリとは(Wikiより)
アカハライモリ(Cynops pyrrhogaster)は、有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類の一種。日本で単にイモリと呼ぶ場合本種を指すことが多い。ニホンイモリ(日本井守、日本蠑?杤)という別名もある。
本州、四国、九州とその周囲の島に分布する日本の固有種で、当該地域に分布するイモリとしては唯一の種。
全長は10cm前後で、2対4本の短い足と長い尾をもつ。サンショウウオ類と異なり皮膚がザラザラしている。背中側は黒-茶褐色で、腹は赤地に黒の斑点模様になっている。赤みや斑点模様は地域差や個体差があり、ほとんど黒いものや全く斑点が無いもの、逆に背中まで赤いものもいる。
フグと同じテトロドトキシンという毒をもち、腹の赤黒の斑点模様は毒をもつことを他の動物に知らせる警戒色になっていると考えられている。陸上で強い物理刺激を受けると横に倒れて体を反らせ、赤い腹を見せる動作を行う。
水田、池、川の淀みなど流れのない淡水中に生息し、繁殖期以外は水辺の近くの林や、クズなどの茂る草地の水気の多い枯れ草の下などに潜むことが多い。 日本産サンショウウオ類は繁殖時期にのみ水辺に留まるものが多いが、本種の成体は繁殖期以外も水中で生活することが多い。ただし雨の日には水から出て移動することもある。冬は水路の落ち葉の下や水辺近くの石の下などで冬眠する。 -
☆黄秋の龍生の滝
空はスカッ晴れ、黄葉も見頃
水量さえもう少し多ければ言うことないのです・・・・
こんなときふと藤原道長の歌を思い出します。
「この世おば我が世とぞ思う望月の欠けたることもなしとおもえば」
様々な解釈はありますが
欲を張るより少し足りないくらいが丁度良いのかもね(^^ゞ。 -
☆勢至堂五滝 ルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.3205027,140.1465156,11255m/data=!3m1!1e3
次に向かったのは龍生の滝から車で15分ほどの勢至堂五滝。
勢至堂五滝(せいしどう)は須賀川市(旧・長沼町)釈迦堂川の支川・江花川源流域、国道294号線沿いの勢至堂渓谷にあります。
『勢至堂五滝』は旧・長沼町(現・須賀川市)の勢至堂集落下流の江花川に流れ落ちる小さな滝5つの総称で上流から『銚子ヶ滝』『馬尾の滝』『大岩の滝』『姫子の滝』『鳴沢の滝』と連なります。
これらの五滝は小さな沢が江花川に流れ落ちる滝で、いずれも落差10m前後です。
普段でも水量は少なく渇水期には下手すると水がほとんど流れいないこともあるガッカリ滝なので、写真的には梅雨や雪解け時期が狙い目です。
この秋は北関東東北豪雨以来、まとまった雨が降らなかったのでいつにも増して水量は少なめ、見事な“ガッカリ滝”でした(笑) -
☆2015年 9/1 深緑の銚子の滝。
-
☆深秋の勢至堂五滝 “銚子ヶ滝”
『勢至堂五滝』で最上流に位置するのが『銚子ヶ滝』で落差12mほどの細い直瀑で、交通量の多い国道294号の川向こうにあり、夏〜秋は木々が鬱蒼としてあまり見えません。
路側帯も駐車スペースも無いので車は『馬尾の滝』に置いて、7,8分勢至堂トンネル方面に歩きます。
国道には“銚子ヶ滝”の小さな看板があるので迷うことはないと思います。
その看板のある地点から川(江花川)に向かって、隈笹を藪掻きしながら7,8m下ります。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “銚子ヶ滝”
現在は真正面から見ると単に細長い直瀑ですが、明治二十九年の山津波で、銚子の口が壊れてなくなったそうです。
日本全国にあまたの“銚子ヶ滝”がありますがほとんどは徳利型の滝を銚子ヶ滝と呼んでいるようです。
本来、銚子とは取手の付いた酒器だそうで、いつしか徳利も酒器の一つとして銚子と呼ぶようになったそうです。
この勢至堂の銚子ヶ滝も昔は落下地点に岩が張り出し徳利型に水が流れ落ちていたのでしょう。
今でもわずかにその形跡が見られます。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “銚子ヶ滝”
江花川を渡渉し滝の右手から撮影。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “銚子ヶ滝”
-
☆深秋の勢至堂五滝 “銚子ヶ滝”
木々の間から滝に朝日が射しこんできました。
勢至堂五滝の次は他の四滝を訪れるのが筋ですが、
その前に勢至堂峠(現・勢至堂トンネル)の先にある
もう一つのガッカリ滝、郡山市湖南町中の入にある“不動明王滝”も
訪れることにしました。 -
☆不動明王滝へのルートMap
Google Mapより
※https://www.google.com/maps/@37.4347675,140.2341822,29626m/data=!3m1!1e3
勢至堂トンネルを抜けると郡山市湖南町です。
国道294号線を猪苗代湖方面三代地区に入ってまもなく中ノ入集落への道を右折し(標識あり)、道なりに1kmほど進むと中ノ入集落に着きます。
集落内の二叉路の『ぶなの森遊歩道』の標識に従い左折し心もとない農道や林道を2kmほど進むと不動明王の駐車場に到着します。
農道は車がすれ違えない細いダート道なのでご注意ください。 -
☆中ノ入りの不動明王滝
駐車場は5,6台駐車できそばには不動明王の管理小屋があります。
その管理小屋の先に砂防ダムが見え、砂防ダムの少し先に不動明王滝が見えてきます。
砂防ダムの傍らには不動明王滝を背に小さな石の不動明王が安置され、地元では雨乞いのお不動さんとして信仰されてきました。
一般的には『三代の不動滝』の方が知られているかも。
かなりローカルな滝ですが、周辺はとてもキレイに整備されています。
左に進む山道は『ぶなの森遊歩道』ですが残念ながらまだ訪れたことはありません。 -
☆2014年 10/14に撮影した不動明王滝。
台風19号が午前4時頃、福島県を直撃通過した日の不動明王滝です。
さすが台風直撃後だけあってふだんの不動明王滝とは思えない水量&迫力でした。
この時はまったく紅葉していませんしたが、約2週間後には見頃になります。 -
☆中ノ入りの不動明王滝
ある程度予想はしていましたが、初秋から日照りだったこともあり
前日の半日ほどの雨ではやはり焼け石に水状態。
もしその雨さえ降っていなかったら単なる崖だったかも(^_^;)。 -
☆中ノ入りの不動明王滝
滝上部の尾根筋の紅葉はキレイなんですが、
残念ながら不動明王滝には覆いかぶさるような紅葉樹がないので
写真的にはイマイチ見栄えしません。 -
☆中ノ入りの不動明王滝
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☆中ノ入りの不動明王滝
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☆中ノ入りの不動明王滝
不動明王滝は猪苗代湖に注ぐ舟津川の源流域にあり
わが町隣りの旧・岩瀬村(現・須賀川市)の最高峰・八幡岳(1102m)の
ちょうど反対側に当たります。
落差は5m、滝幅は8m、下流の渓流瀑を含めても8mほど
やはり長雨か大雨後に訪れた方がいいかも(^_^;)。 -
☆中ノ入りの不動明王滝
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☆中ノ入りの不動明王滝
尾根の紅葉は見頃でした。 -
☆中ノ入りの刈り取り後の蕎麦畑。
中ノ入集落から不動明王滝へ向かう途中の蕎麦畑。
タデ科の多くは赤く草紅葉になりますが、
蕎麦もタデ科で葉っぱはあまり赤くはなりませんが、茎は赤みがあります。 -
☆長沼・勢至堂五滝へのルートMap.
Googl Mapより。
※https://www.google.com/maps/@37.3266907,140.1512913,3624m/data=!3m1!1e3
勢至堂五滝の銚子ヶ滝を見たあと、寄り道をしてしまいましたが
また同じ国道294号に戻り、勢至堂トンネルを抜け
馬尾の滝に向かいます。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “馬尾の滝”(まおのたき)
銚子ヶ滝が流れ落ちる江花川の500mほど下流にあるのが馬尾の滝。
馬尾の滝は落差10m、滝幅5mほど。
国道294号からも見えるお手軽滝ですが、いつも簾ていどの水しか流れていません(ーー;)。
馬の尾に似るので付いた名前のようですが、私にはあまり馬の尾には見えませんが・・・・(^^);。
岩の出っ張りが馬の尻で、チョロチョロ滝が馬の尻尾に見えなくはないのかも?。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “馬尾の滝”
滝のまん前(国道294号沿い)に車3台ぶんくらい駐車できますが、
たいして見栄えする滝ではないので素通りする車が殆どです(^_^;)。
10mくらい下流の国道沿いには車10台分くらいの駐車場があります(無料)。
馬尾の滝は上段にも小さな滝がある段瀑なんですが角度的にわずかしか見えません。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “馬尾の滝”
国道294号線は白河から会津若松に到る道で、昔は白河街道とも呼ばれていました。
豊臣秀吉の時代、伊達政宗に命じて開かさせたこの旧街道は豊臣秀吉も通ったそうで、江戸時代の参勤交代の折には会津の殿様ご一行もこの馬尾の滝の傍らで駕籠を止めて休息した場所でもあるそうです。
現在はトンネルになってしまいましたが、旧勢至堂峠には『殿様清水』があります。
長沼町の伝説によると
勢至堂峠の下の岩間より出る清水で、大雨が降ろうと日照 りが続こうと、少しも水の量が変らず、冷たい水が湧き出ている。ある時、参勤交代で通行中の会津の殿様が、その清水を飲 みたいと家来にいった。ここは峠の曲り坂になっているので、 清水の出る上の方が道路になっていた。家来どもは、百姓が 歩いた道の下から出る清水なので、殿様に飲ませることはで きないといって、つい殿様には飲ませなかったそな。
殿様が飲まなかった清水ですが、いつしか殿様清水と呼ぶようになったそうな。 -
☆2015年 9/1 撮影
小雨にモヤル深緑の馬尾の滝 -
☆深秋の勢至堂五滝 “馬尾の滝”
幕末の戊辰戦争の時、会津藩は官軍は日光口かこの勢至堂峠口から攻め入るだろと
この2ヶ所を重点に守りを固めたそうですが、実際はその裏をかかれ郡山の母成峠から一気に攻め込まれ窮地に陥ったそうです。
NHKの大河ドラマ『八重の桜』がどれだけ史実に基づいているか分かりませんが、
ドラマの中で猪苗代湖を舟で渡った様子があったので、会津から白河に出る際は勢至堂峠を越えたのでしょう。
だとすと山本八重(綾瀬はるか)や山本覚馬(西島秀俊)もこの滝を眺めたかも。
滝は少々ショボイですが、歴史を鑑みるとまた感慨深いものがあります。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “馬尾の滝”
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☆深秋の勢至堂五滝 “馬尾の滝”
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☆深秋の勢至堂五滝 “馬尾の滝”
ふつう滝は谷筋を流れ落ちますが、なぜか馬尾の滝は出っ張った岩の上を流れ落ちる不思議な形態です。
周囲にあまりいろ鮮やかな紅葉樹がないのが残念です。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “大岩の滝”
馬尾の滝沿いの駐車場から国道を挟んで10mほど斜め反対側(下流側)にも駐車場があり、その藪下の川向こうに見えるのが大岩の滝です。
夏場は少し藪漕ぎが必要ですが良く見ると踏み後があるので分かると思います。
落差は12m、滝幅は1mほどで、江花川に流れ落ちています。
この滝も水量の多い滝ではありませんが
今回の滝めぐりで最大のガッカリ滝でした(ーー;)。 -
☆2015年 9/1深緑の勢至堂五滝 “大岩の滝”
水量が少ないと言っても通常はこのくらいはあります(^_^;)。 -
☆深秋の勢至堂渓谷
勢至堂渓谷は標高500mほど、流れる川は江花川。
川そのもの急流ではありませんが深い谷間を流れています。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “姫子の滝”
大岩の滝のある駐車場から国道294号を30mくらい須賀川方面に行くと橋がある切り通しで道が大きく右カーブします。
そのカーブする手前左手が旧街道の痕跡(現在は林状態)で10mくらい藪漕ぎすると崖下に江花川があり、その川向こうに『姫子の滝』が見えてきます。
旧・長沼町の伝説によると『姫子の滝』は、昔、弘法大師がこの地に来て、
岩間を錫杖で突いたところ、噴出したといわれていたり、
この滝の上に平な原があって、ここにお姫様が住んでいたので、その名が付けられたともいわれるそうです。
『山姫の如何に居るらん勢至堂 岩瀬にさらす滝の白糸』と詠われたそうな。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “姫子の滝”
姫子の滝は直瀑と渓流瀑を合わせると落差は30mほど。
この滝もふだんは水量の少ないガッカリ滝ですが、今回はいつも以上に寂しい水量です(ーー゛)。
ひと雨ふればその名に相応しいとても優美な姿を見せてくれます。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “姫子の滝”
-
☆深秋の勢至堂五滝 “姫子の滝”
姫子の滝は通常は写真手前の江花川の対岸から眺めますが、
今回始めて江花川の急斜面を下り渡渉し、姫子の滝直下に行ってみました。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “姫子の滝”
江花川の対岸に渡り姫子の滝を見上げました。
見上げるように滝を撮ると寸詰まりに見える欠点はありますが
滝に近づいた分だけ迫力ある写真が撮れます。
が・・・
今回はなにぶんにも水量が少なすぎました。
でも水量が多いときは江花川を渡るのが難しそうだし
痛し痒しです(-"-)。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “姫子の滝”
谷間は日陰なので紅葉はイマイチですが、
尾根筋の紅葉は丁度見頃でした。 -
☆深秋の勢至堂五滝 “姫子の滝”
-
☆深秋の勢至堂五滝 “姫子の滝”
尾根筋の美しい紅葉。 -
☆深秋の勢至堂渓谷
江花川の見たの目左岸が自然石の石が積み上げられた堤防になっているのが確認できました。
今は樹木に覆いつくされていますが、ここが旧街道だったことが分かります。
昔の旅人は川越しに姫子の滝を眺められたので、道中の名所として歌にも詠まれたのでしょう。
勢至堂五滝の一つ『鳴沢の滝』は姫子の滝よりだいぶ下流の沢にあり道もなく、一番厄介な割りにはガッカリ滝なので今回もスルーしました(^_^;)。 -
☆大滝川渓流の暁の滝。
勢至堂峠(旧白河街道or会津街道とも勢至堂街道とも)は江戸と会津を結ぶ重要な街道&峠でした。
その山一つ北側には会津・湖南七峠の一つ諏訪峠(779m)があり、周辺の山々を源流とする大滝川、金喰川が流れ滑川となり須賀川市内で阿武隈川に合流します。
その大滝川には幾つかの滝がありあますが、一番下流のお手軽滝が『暁の滝』です。
『暁の滝』は3段の段瀑で落差は12mほど。
普段はもう少し水量が多いのですが、ここも水量はかなり少なめでした。 -
☆大滝川渓流の暁の滝。
ここは紅葉はイマイチなんですが、冬は手軽に雪見滝が楽しめます。
暁の滝は標高450m、里にあまり雪がなくてもこの辺りから急に雪深くなります。
積雪量にもよりますが、スノータイヤでも近くまで行けるので安心です。 -
☆2014年 12月
初冬の雪の暁の滝です。
いくら楽に雪見滝が楽しめると言っても
もっと積雪が多くなる厳寒期は行かない方が無難す(^_^;)。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
さて、今回のガッカリ滝&紅葉巡りのオオトリは会津・湖南七峠の一つ、
諏訪峠(779m)の登り口にある『滑川砂防ダム』の紅葉です。
地元の人にもあまり知られていない、紅葉の隠れ名所です。
透明度の高いダム湖と色取り取りの紅葉樹、岸辺には水没林と
見事なコラボレーションを見せてくれるのですが、なぜかこの美しさが認知されていません。
滑川砂防ダムは県道67号(中野・須賀川線)のすぐ脇にあり、駐車場(10台くらい)もあるしアクセスも超楽チン。
我が家からの車で早朝ならビュ〜ンと20分の近さです。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
ダムの堰堤から眺める景色が一番で、
ダム湖の右手には水没林もありフォトジェニック。
一応、『ふくしま緑の百景』に選ばれましたが、
福島県民でも選ばれたことさえ知らない人が殆どです(^_^;)。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
写真撮影にはうす曇で風がないときが最適。
ダム湖に映る紅葉の水鏡がとても美しいです。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
この日は朝からスカッ晴れでしたが、
滑川砂防ダムに着いたときは運良くうす曇り。
ピーカンだと写真が露出オーバーになりがちです。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
撮影している側に堤(堰堤)があるので、その上を左右に移動しながら
上流方向を向いて撮影しています。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
ダム湖の際奥に見えている白い部分は流れ込む川の土砂が堆積したものです。
砂防ダムの名前は『滑川ダム』ですが、川の名は『金喰川』
下流で先に紹介した『暁の滝』のある『大滝川』と合流して『滑川』になります。
『金喰川』は諏訪峠(779m)や笠ヶ森山(1012m)を源流とし、砂防ダムより上流に民家は無いので水はとても清らかです。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
ダム湖の向こうの山に陽が射し始め
湖面にも少し小波が立ってきました。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
この時は午後2時ごろ。
向こうの山や湖岸の紅葉に燦々と陽が射し始めました。
やはり露出オーバー気味かな(-"-)。
撮影モードをオートからマニアルに変えて微調整すればいいのでしょうが
カメラの小さなモニターで微妙な露出具合を確認するのは
素人にはかなり難しいです。
マニアルで撮る場合は経験値の差がモロ出そう・・・(^_^;)。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
堤(堰堤)を渡り切ったダム湖の右岸(駐車場からは対岸)から左岸を撮影。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
ダム湖の向こうにには八幡岳(1102m)や笠ヶ森山(1012m)などが連なっています。
山の向こうは猪苗代湖方面です。
この笠ヶ森山の裾にも『にわとり峠』がありますが、
峠道というより獣道並みです。
以前、笠ヶ森山を登るに際、金喰川を渡った先の山中にお墓や家の土台が残っていたのには驚きました。
土台はコンクリート製だったのでそう遠くない昔に人が住んでいたようです。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
堤(堰堤)から一端駐車場に戻り、今回初めてダム湖左岸(堰堤から見た目の右岸)の森を抜けてダム湖最奥の金喰川の流入口まで行けるかどうかトライしてみました。
藪漕ぎや急斜面はあるもの、何とか行けそうです。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
堰堤から見ええていた赤や黄色の美しい紅葉樹を見下ろしながら森の斜面を進みます。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
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☆錦秋の滑川砂防ダム
最奥までやってきました。
金喰川の土砂が堆積しているので堰堤から見たよりかなり浅瀬が広がっています。
透明度も抜群で水面も水鏡となって紅葉を映しとても美しいです。
頑張ってトライした甲斐がありました(^^♪。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
堰堤からの景色も素晴らしいですが、金喰川の流入口もまた別天地です。
砂防ダムは人工的なものですが、他は人間の手が入っていない大自然そのものの。
人工と自然の見事な融合です。 -
☆錦秋の滑川砂防ダム
この土砂が堰堤からダム湖の最奥に見えていた白い部分です。
文化の日ってこともあり、混雑や渋滞を嫌い我が家から車で20、30分ほどのローカルな紅葉や滝を巡ってきました。
どこもガイドブックに載るような観光地ではないので見込み通り
ほとんどのスポットは貸し切り状態。
渇水が続いたこともあって、どの滝も期待を裏切らない見事なガッカリ滝でしたが(笑)
祝日とは思えない静かな紅葉を堪能できました(^^ゞ。
滑川砂防ダムの紅葉は特に必見です。
あまり有名になって欲しくないのも本音ですが、
機会があればぜひ訪れてみてください。
湖面一面の落葉も美しいもんですよ。
いつも最後までご覧くださりありがとうございます。
また、いつも投票してくださるのに個々に御礼もせず恐縮です。
あらためてお礼申し上げます。
福島の紅葉はいよいよ後半戦に突入です。
お楽しみに。
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