2015/10/29 - 2015/11/01
154位(同エリア344件中)
いしいやすなりさん
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紅葉シーズンも終わって秋深まる10月末、やや静かな雰囲気になったカナダのケベックシティーに一人でぶらっと出かけてみました。といっても、私は住んでいるところがアメリカのバーモント州なので、バスと列車の旅です。写真はケベックシティー駅です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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バーモント州の州都モンペリエからグレーハウンドのバスに乗ってモントリオールに向かいました。バス停はメインストリート、市役所の建物の前に標識が1本立っているだけのいたって簡単な乗り場です。ボストンから来たバスは、20分以上遅れて到着しました。
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座るところもない道端で待つこと50分、やっとバスに乗りこみます。
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車内はこんな感じ。若い人が圧倒的に多いですね。でもみんな2席独占してるので、一番後ろのトイレのすぐ前の席しか空いていませんでした。でも各座席に電源もあるし、昔のグレーハウンドに比べたらずいぶんよくなりました。このバスに揺られて、2時間半くらいで国境に着きました。そこで全員荷物を持っておろされて、入国審査を受けますが、空港での審査よりは簡単で、関税申告書なども書く必要なく、訪問の目的は何か、どこに何日間滞在するのか、といった簡単な質問に答えてOKです。
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モントリオールのバスターミナルまでそこからさらに1時間半くらいで、結局30分くらい遅れて到着。
すぐ隣の地下鉄の駅から、こんどはVIA Rail Canadaのモントリオール駅に向かいます。この地下鉄は、1回乗車分一律料金で$3.25です。 -
モントリオールの列車の駅。自分の乗る列車がちゃんと時刻通りの出発予定かどうか確認して、キョロキョロ。実は、この列車は午後4時発車で、ケベック到着は夜7時半という、夕食時間帯に当たっていたこともあり、食事のサービスがあるビジネスクラスのチケットを購入しておきました。片道120ドルくらい(約12,000円)だったと思います。それで専用ラウンジを利用できるとのことなので、ワクワク気分でラウンジを探します。
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ラウンジの中はこんな感じ。ビジネス客など結構入っていましたが、この一角にいた人達が、列車の乗車時間になったのでごそっと出ていった隙に撮影しました。中には新聞や、飲み物、WiFiなどがあります。僕も、ホッとして、ホットコーヒーをいただきました。
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ビジネスクラスは優先乗車できます。(別にどうってことありませんけど)カナダの列車は初めてなので、どんな感じだろうとドキドキしながら乗りこみました。
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車内は、日本の特急列車に比べても狭くて、やや圧迫感もあります。座席のシートピッチや幅など、日本のグリーン車の方がずっとゆったりして、座席の座り心地も全然上ではないかと思います。それでも、乗り心地が悪いということはなく、一応電源もあり、車内WiFiもあるので、ちゃんとしています。座席は床が高くなっていて、荷物は自分の座席の下にスルッと入れるようになっています。各座席の頭上に棚もありますが、ジャケットや小さいものしか入りません。
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テーブルは重くて、よいしょっと引っ張り上げて出します。二つ折りになっているので、食事やパソコンいじりには全部広げて、それ以外、飲み物を置く程度なら、半分に追って使えます。
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フットレストも一応申し訳程に。ただし、シートピッチが狭いので、フットレストを出してしまったらかえって足の置場に困るので使いませんでした。(身長180?の自分にはやや狭いです)
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発車して30分くらいたったころから、いよいよサービスが始まります。というのも、モントリオールを発車して、最初の30分くらいはかなりノロノロで、川を渡って次の駅は郊外の住宅地にあり、そこで乗り降りする人がかなり多いのです。だからそれを待ってからのサービスなんです。カートを押しながら飲み物とおつまみのサービス。まるで飛行機みたいですね。
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飲み物は赤ワインをいただきました。カナダ産のワインですけど、味はまあまあ、まずくはないという程度。
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その後、レモンの香りのするおしぼりが配られました。この列車、門tごりオールからケベックまで約270キロの距離を3時間20分くらいで走ります。なので、スピードは日本の在来線特急と同じくらいですかね。ただし、最高速度は160キロらしいので、スピード感もわりとありますが、結構速くなったり遅くなったりです。途中の駅が大変少ないので、こういうビジネスクラスのサービスも十分できるんですね。
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そのうちに、プーンといいにおいが頼ってきたと思ったら、食事のサービスが始まりました。メインは3種類あって、この日はビーフ、ティラピア、パスタ(ベジタリアン)の3種類で、僕はビーフにしました。一緒に赤ワイン。前菜はチーズ2種類とオリーブ、プチトマト。デザートは濃厚なチョコレートケーキに甘いクリームが乗っています。あとイチゴが半分ついてました。それとパンもつきます。飲み物はさらに赤ワイン。
量的には国際線エコノミークラスの機内食程度ですが、陶器製の食器、グラス、金属のカトラリー、ナプキンも大変しっかりしたもので、そのあたりに豪華さがありました。なんだかとっても嬉しい気分。 -
食後のコーヒーサービスもちゃんとあります。
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さらにチョコレートが配られました。
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それで終わりかと思っていたら、これでもかというほど、また飲み物のサービスが来たので、おもわずベイリーズをいただきました。これでシアワセなほろ酔い気分・・・
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ビジネスクラスの車両の後ろには、飛行機のギャレーみたいな設備があって、食事や飲み物を準備しています。
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サービスが一通り終わるころには、すっかり夜になっていて、しばらくするとケベックの一つ手前の駅に着きました。やはりケベックの郊外の住宅地で、ビジネス客のほとんどがここで降りて、駅前に止めてある自分の車に乗って去っていきました。車内もすっかり静かでいい雰囲気です。
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列車は無事に、というか20分ほど遅れてケベックシティーに到着しました。ここからホテルまでテクテクと歩いたのですが、知らなかったのですけど、ケベックシティーって崖にできてる町なので、急坂が多いんですね。地図を見ただけではわからないので、やられたーって感じで、大して重くはないですけど、荷物を持ってテクテク歩きました。
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そしてチェックインした部屋はなんとこれ!
どうせ一人だし、ホテルの部屋なんて寝るだけだから、そんなのにお金をかけたくない、相当狭くても構わないという考えで、かなり安い部屋を予約しておいたのですが、ドアを開けてギョっとするくらい狭いです。まあいいか・・・ -
一通り荷物をほどいたら、まだ9時前だったので、寝るには早いし、散歩がてらに外に出てみることにしました。ホテルは安いですけど、立地条件だけはとてもよくて、人通りの少ない静かな場所にあるホテルですが、店がたくさん並ぶ通りまで2〜3分も歩けば出られます。向こうに見えるのは有名の擁壁で、夜にはライトアップされてとてもきれいです。その付近にあった店に入ってみました。
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バーカウンターに座ってる人たちは、テレビでホッケーのゲームを熱心に観戦していて、ゴールして得点があるたびにワーッと叫んでいました。僕は中の様子も外の様子もよく見渡せる、窓際のテーブルに場所を取りました。
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そして、またしても赤ワインと、フラットブレッドを注文。小さなピザのようなもので、おつまみにはちょうどいいサイズ。上にはオリーブオイル、チョリソー、ルッコラ、イチジク、1608というカナダの希少なチーズが乗っていて、甘さとソーセージの塩味とがマッチして、おいしかったです。
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ホテルまでちょっとだけ遠回りして散歩しながら帰りましたが、こんなきれいなビルも目にしました。初めてケベックシティーに着いた夜は、平和に更けて行きました。
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