2015/10/31 - 2015/11/01
120位(同エリア344件中)
いしいやすなりさん
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ケベックシティー滞在2日目。前日はボードウォークから下に降りてLower Townを散策したので、今日は上に上がっていくことにしました。西に坂を上ったところには、軍事要塞として建てられたCitadelleがあり、その向こうには1759年のイギリスとの戦場になったアブラハム平原があります。天気のよい一日だったので、公園を歩くのにもぴったりでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝、少し早めに目が覚めたので、そのまま支度をして外に出ました。昨日と同じレストランで朝食をしようと、そちらに向かいます。朝日が昇るのは目に入り、今日はいい天気になりそうな予感がします。
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レストランに入ろうとして、ふと横を向くと、美しい日の出が目に入ったので、思わず同像のほうに近づいて行ってカメラを出しました。昨日も撮ったサミュエル・デ・シャンプレーンの像の向うに美しい朝日が昇ります。(日の出といっても、そんなに早いわけじゃなく、8時少し前ですけど。)
写真に収めてしまってから、満足してレストランに入りました。 -
今日は昨日と違うものをと思い、スクランブルエッグとベーコン、トマト、ポテトにトーストという、ごくごくオーソドックスなメニューに。これでコーヒーとオレンジジュースがついて10ドル。(プラス税金とチップ)
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今日も、すぐそこのボードウォークから一日を始めることにします。ふと見ると、ここにも大砲が並んでいます。それも一つや二つじゃなく、たくさんあります。すごい厳重な警戒態勢だったんですね。そんなに危ない町だったんだろうか、と思いながら、散歩を続けました。
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いまじゃ、こんなに平和な雰囲気なのに。
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ここは軍事要塞として建てられた施設ですが、今ではフランス系カナダ人の22連隊専用施設で、しかもセレモニーや国賓の接待など、軍事とは直接関係ない用途に使われています。内部の見学はガイド付きツアーのみで、入場料は16ドルもします。でも古い施設で、この日も入り口付近で大がかりな補修工事が行われていましたが、維持工事が絶えないようで、やっぱりお金がかかるんですね。
夏の間は、毎朝10時から有名な「Changing of the Guards」という、儀式というかパレードというかが行われるので、観光客が大勢訪れるようですが、この日はそれもなく、朝9時の見学ツアーに間に合うようにいったら、ガイドさんと2人だけの個人ツアーになってしまいました。 -
この建物は、弾薬などを貯蔵しておく建物で、壁が大変分厚くできてますし、中で何かの拍子に火花が散ったりしたら大変なことになってしまうので、建物の中の材質から、中で勤務する人の服や靴などに至るまで、かなり気を使っていたのだそうです。
また、こうして形のまちまちな石を適当に積み上げたような外壁はフランス人が建てたもので、古く、もう少し新しい、イギリス人た建てたものは、形のそろった石が整然ときれいに積まれてるので、そういうところからもどの時代に建てられたものかがわかるそうです。 -
この大砲はここで一番大きなもので、3マイル先まで到達することができるそうです。大変重いので、これを動かして操作するのに兵士11人がかりだったそうです。
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屋根の上に芝生があるのは、カモフラージュのためで、向う側から見ると、芝生の下に建てものがあるとは見えないということ。でもこの芝刈りは怖いだろうな・・・。
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ケベックシティーは、これだけ厳重な防御態勢だったのですが、実際はそとから攻撃を受けたことはありませんでした。この建物も、当初は窓がなくて、鉄砲の先だけを外に出せるだけの穴が壁にたくさん開いている、防衛目的の建物だったのですが、その必要がないので、刑務所に改装されて使われました。
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これは「Changing of the Guards」のセレモニーの正装ですが、このヤギも重要な意味があります。このヤギ、12代目でイギリスで生まれた最後のヤギなんだそうです。これ以降は、カナダにメスを迎え入れて、ここで交配して子供を産ませているので、このヤギは貴重な記念だからと、剥製にされて、展示されています。
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ガイドさんのツアーの後、館内には展示博物室もあるので、そこで一通り復習をしてから出ました。なかなか面白かったですが、個人ツアーだとかえってサッサと進んでしまうような感じもするので、良し悪しですね。
さて、見学の後は、目当てにしていちゃクレープ屋さんに向かってまっしぐらに歩きました。この日は天気は良かったものの、風があって寒かったんです。だから、この辺でちょっと暖まって一息つきたいと思いました。
クレープ屋さんには11時ちょっと過ぎ頃についたので、すいていました。にこやかなウェイトレスの子が、真っ先に「まずコーヒーですか?」と聞くので、迷わずお願いしました。 -
店の中の様子です。僕はこの時も、店内を全部見渡せる壁際のテーブルに着きました。
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甘いデザート系のクレープも、食事系のクレープもおいている店です。注文したのは、スパイシーなソーセージと、グリル野菜、トマトソース、ゴートチーズのクレープ。それにミニサラダがついて$15.75なので、安くはないです。
少し待たされましたが、出てきたものを見て、わー!という感じ。生地はモチモチっとした感じの中央部と、カリカリ感のある端っこの部分とで、違った食感が味わえ、中にはクリーミーなゴートチーズがたっぷりと詰まっているし、野菜もゴロゴロと歯ごたえがあるし、かなりのボリュームでした。食べても食べてもなくならないという感じで、けっこうお腹がいっぱいになりました。 -
相変わらずコーヒーにはこだわる方で、クレープ屋さんのコーヒーに満足できず、すぐ隣にある本格的なコーヒー屋さんに入って、カプチーノをいただきました。
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この店、観光客目当てではないので、店内の雰囲気もローカルな感じです。それに、自家焙煎のようで、奥には大きなロースターがありました。
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さて、体が暖まったところで、また外に出てゆき、今度はアブラハム平原を歩いてみることにしました。かなり広大なシティーパークで、観光客だけでなく、地元の人たちも散歩やジョギング、'犬の散歩、子供を遊ばせたり、いろいろな目的に訪れる場所です。
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この塔は、軍事目的の戦略的なもので公園内に数か所ありますが、内部を見学できるのは夏場だけなので、入れませんでした。
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この公園からも、素晴らしい眺めが楽しめます。
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公園からCitadelleの裏を通る「Governor's Promanade」という名前の遊歩道が通っていて、朝のボードウォークにつながっています。眺めのいいところもありますが、ここはどちらかというと、ただテクテク歩くといった感じです。でもこんもりと木が茂っていていい雰囲気があります。
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ボードウォークから上がるとかなり階段が長いので、下りの逆コースにしたら、全然楽でした。この階段で、ボードウォークに戻ります。やれやれ、よく歩きました。
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夕方、ホテルの真ん前にあるモリン・センターを訪問しました。これは1808年に町の刑務所として建てられました。当時はこの正面入り口のドアの上に鉄格子のバルコニーのようなものがありました。これは、公衆の前で首つりの死刑を執行するのに使われていました。それを見に来る人が大勢この前の広場に集まり、音楽が演奏されたりしてお祭り騒ぎだったそうで、見るに見かねて、のちには死刑執行の一般公開は廃止されました。現在はそのバルコニーも撤去されています。
19世紀には、刑務所が手狭になったので、別の場所に大きな刑務所が建てられ、ここは大学として使われましたが、大学の学生数が減少したため、19世紀後半には大学も消滅しました。
現在は、ケベック歴史協会の所有する図書館として運営されています。
中の見学がガイド付きツアーのみで、10ドルかかりますが、せっかくだから参加することにしました。またしても一人だけの個人ツアー、と思ったら、始まって5分後くらいに、トロントから来たというおじさんが一人加わったので、参加者2名のセミプライベートツアーになりました。 -
これはその図書館部分です。刑務所の部分は残念ながら写真撮影禁止ということだったのですが、大変面白かったです。
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蔵書の中には大変古いものもあり、一番古い本は16世紀にドイツで手書きで書かれたというものがありました。ラテン語で書いてあるそうです。もちろん手に取ってみることはできませんでしたけど。
ツアーも、1時間以上もかけていろんなおしゃべりをしてまわり、楽しかったです。 -
さて、ケベック最後の夕食には、壁の外側のタパスの店に行ってみることにしました。前の日のかわいいフレンチビストロとは打って変わって、ホテル内にある店で、近代的な雰囲気、だだっ広いスペースにおびただしい数のテーブルが並んでいるような場所です。ただ、すいていたので、ガヤガヤうるさいということは全然ありませんでした。
僕は中央にあるコの字型のバーカウンターの一番端、壁際に落ち着き、まず赤ワインを注文。 -
鹿肉のタルタル
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芽キャベツの葉とベーコン
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豚の頬肉のコロッケ
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仔牛の煮込み
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最後にカプチーノで〆。
一人でよく食べました。ワインも3杯も飲んで、またしても全部で90ドル!普段できない贅沢を思う存分したという感じです。 -
ホテルへの帰り道、ライトアップされた防壁がきれいでした。これで見納めです。
この日はハロウィーンの日で、町中には仮装した人たちがいっぱいそぞろ歩いていましたが、遅い時間になったら、このあたりもすっかり人通りが少なくなっていました。 -
夜も通りの様子もこれで見納めです。なかなかいい味のある通りです。
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ホテルにかえってきました。
これでケベックシティーは終わりです。
明日は朝早い列車で帰ります。短い旅行でしたけど、たった2日間しかいなかったとは思えないほどいっぱい詰まった楽しい時間を過ごせました。 -
さようなら。
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