2015/09/22 - 2015/09/22
43位(同エリア76件中)
JOOPさん
大江町の廃村に行ってみました。(小清と道海は廃村じゃないですが・・・)
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地図でカッコ付きの地名が廃村のようです。
http://www.town.oe.yamagata.jp/modules/sightsee/index.php?content_id=35 -
JR左沢線の終着駅からスタートします。
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大江町歴史民俗資料館
大江町歴史民俗資料館 美術館・博物館
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この立派な資料館の建物は、廃村になった十郎畑から移築されたものだそうです。
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十郎畑は、江戸時代から良質の青苧生産地として知られていた。明治20年代まで盛んだった青苧は、北陸地方の青苧織物業の衰退によって需要がなくなり30年代に入って激減していった。それに代わって養蚕業が生業の主体となった。
斎藤半助家の先祖、十郎畑の豪商加賀屋は、江戸末期に畿内へ特産品の青苧等を販売した。最上川に3隻の輸送船を持ち、左沢へ加賀屋の屋号の支店を2軒かまえ、およそ百年間豪勢な経営を続けた。 -
1823年に建てられた、斎藤半助家母屋の内部。
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先ずは、月布川沿いを西へ向かい、七軒村に入ったところで小清方面へ。ちなみに十郎畑は小清の枝郷だったとか。
後ろのお城のような建物は、大江町立七軒東小学校(2013年廃校)でした。校舎も新しそうなので、なにかもったいない感じが・・・ -
同じく小清の枝郷で、1977年廃村になった松保までの案内図もありました。
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小清は、美しい日本の原風景が残る、のどかでいい感じの村でした。
http://www.iccp.jp/wp-content/uploads/2015/04/8374a1cae75d50b76a4cef36b26886f2.pdf -
望楼と公民館。
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今も小清に残るのは8戸だけという。
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畑から帰ってきたおばあちゃんが会釈してくれました。こちらから先に挨拶すべきだったなぁ・・・
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集落のはずれで、十郎畑まで車で行けるかきいてみると、優しい感じのおばあちゃんが、「みんな行ってるから大丈夫だよ」とおしえてくれました。
今は息子さんの所に住んでいて、夏の間だけ小清の家で過ごすそうです。いい感じのおばあちゃんとちょっと話せて、久々に旅の一期一会感を味わえました。 -
小清〜十郎畑間が通れることがわかったので、行きは沢口集落から上ってみます。
こちらは黄金色に輝く稲穂がきれいな、中沢口集落。 -
向かいにあった念仏供養塔には、天明と刻まれていました。大飢饉と関係あるのかな?
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更に進むと、道海集落が見えてきました。
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大江町立七軒西小学校道海分校跡
大江町立七軒南小学校が、1981年に大江町立七軒西小学校道海分校と改称し、1998年に廃校になったようです。 -
七軒南小時代の1979年には、既に創立100周年を迎えていました。
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隣の神社の歴史も古そうです。
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こちらの供養塔からは、宝暦の元号が読み取れます。
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鈴木俊一元東京都知事の父親の生家があったのは、この奥だったとか・・・
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かたくり庵
レトロモダンな感じの建物。検索したらFacebookもあって、イベントとかで使われているようでした。もとは何の建物だったんだろう? -
大量の薪と郵便ポスト。
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茅葺の家の先では、
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稲の刈取作業が行われていました。
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道海集落を一周したので、次は斎藤半助家の十郎畑へと向かいます。
とりあえず、この先電波は届かないと思うので、地図をキャッシュしてからの出発です。 -
昼なお暗いダートな山道を行くのは、なんとなく心細いですが・・・
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峠を超えてしばらくすると、森の中の分岐にでました。
直進は小清方面、道なりに右に曲がると、十郎畑(1976年廃村)から勝生(1971年廃村)を経て朝日町立木まで繋がっているようです。
「当面の間、朝日町へは通り抜けできません」の案内板がありましたが・・・ -
十郎畑の廃村は1976年ということで、今ではほとんど森に還ってしまった感じですが、住居跡の石垣がかつてここに人々の暮らしがあったことを偲ばせます。
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そして「火の見櫓」も、ほぼ完璧な状態で残っていましたが、残念ながら「斎藤半助家」や「大江町立七軒南小学校十郎畑冬季分校」の跡地を見つけることはできませんでした・・・
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十郎畑には、この集落出身の方が新しく建てた家が、一軒だけポツンとありました。
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そのために新しく電気をひいてきたそうで、○千万くらいかかったとかの噂もききました。
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十郎畑から小清に抜ける道は、こんな感じで廃道化してました。
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なので、先程の分岐まで戻ります。
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田代には、まだいくつか建物が残っていました。田代も小清の枝郷で、長い歴史のある集落でした。1976年の離村後も、年一度は集まってお祭りを催しているそうです。
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ほうきの立てかけ方からしても、きちんと通って管理されているような印象です。
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植物が絡みついていますが、こちらの集落でも火の見櫓がちゃんと残っていました。
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