2015/10/26 - 2015/10/26
38位(同エリア173件中)
銭形幸一さん
今年、日本の山の急登の横綱、南の甲斐駒ケ岳黒戸尾根、北の剱岳早月尾根を日帰りピストン達成した。
【甲斐駒ケ岳】
標高:770m → 山頂:2,967m / 登山口→山頂:約9.0? → 斜度:約244m/km
【剱岳】
標高:741m → 山頂:2,999m / 登山口→山頂:約7.6? → 斜度:約297m/km
両方ともスカイツリーを縦に3つ立てた分の標高差を登る。
まず7月に黒戸尾根を歩いた。14時間近い山行でヘロヘロ。恐るべし日本三大急登。
南アルプスの急登の横綱をまがりなりにも踏破したので、9月に北アルプスの横綱、剱岳、早月尾根にチャレンジ。
斜度ご覧になればご理解いただけると思いますが、上りがハンパ無い。息も絶え絶え。
一緒に山行した仲間に引っ張ってもらい、なんとか山頂にたどり着いた。
こりゃ〜甲斐駒黒戸よりキツイだなんて思った。
先週塩見岳に登り、ふと甲斐駒ケ岳黒戸尾根をまた登りたくなった。
今歩いたらどれくらいのタイム縮まるかな?
7月、山頂ガスガスだったから今度は展望楽しみたいし…。
山行タイムは前回の13時間40分から11時間40分と2時間短縮。
一度歩いてるから勘所わかっているし。
上りは意図してペース抑え、下りに脚がもつようにする作戦がドンピシャリ。
山頂たどり着いた時は余裕があったものの、下山の道中、最後の1時間でやはり脚にきてしまった…。
やはり楽じゃないね。
トータルで見れば剱岳早月尾根と同じくらいタフなコース。
もう自分に取って特別なコースではなくなった。
アクセス便利なこともあり、ハードな山行トレーニングで脚を作るコースになった。
南アルプス北端の山頂からは北岳、間ノ岳、塩見岳、悪沢岳、荒川中岳、そして鳳凰三山、富士山も見え、それはそれは素晴らしい眺めだった。
なお表紙写真は10/3に登った鳳凰山の山頂直下から眺めた甲斐駒ケ岳。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
04:14
尾白川渓谷の駐車場(標高:770m)ヘッドランプ灯して出発。
あんたが一番怖い。
(*_*) -
登山口からしばらくは緩やかな上り。
道迷いの心配もほとんどなし。
5時半ころからヘッドランプ灯さなくても歩けるようになる。
05:52
笹の平分岐(標高:1,470m)通過。 -
八丁登りをエッチラエッチラ。
熊笹の森に朝の光が差し込む。 -
ちょっと見晴らしのいい場所。
-
樹林帯上ってきただけに新鮮な気分。
富士子ちゃんと鳳凰三山。
\(^o^)/ -
刃渡り手前。
モヤで煙った甲府盆地と富士子ちゃん。 -
イチオシ
ここで折り返してもいっか…と思うくらいの好展望。
-
07:10
刃渡り通過。
一応、「危」マーク。
黒戸尾根歩きの最初のクライマックス。
景色が素晴らしい。 -
振り返って。
下の平野と同じくらいの標高から3時間足らずでここまで上がってきた。
朝からの苦労が距離と高さでわかる。
どの山だろうと視界が拓けた時は嬉しいね。 -
左手には鳳凰三山。
この辺り、標高2,000m前後が紅葉のピーク。 -
好展望の刃渡りを過ぎ、また樹林帯に。
富士子ちゃん。 -
(-_-;)キタ…
一度登ってわかっちゃいるけど。 -
ひとまず登りきった。
(^O^)/八ヶ岳連山 -
07:35
刃利天狗(標高:2,049m)。
前回とペースあまり変わらないなぁ。 -
執行猶予の黒戸山巻き道。
前回はここでペースアップして下り撃沈。
焦らず焦らず…。 -
巻き道が下りになるとそろそろ五合目小屋跡。
下っていると木々の切れ間からラスボス甲斐駒登場。
前回は曇っていて見えなかった。
威圧感ハンパ無し。
(;゚д゚)ゴクリ -
左から八合目、真ん中十合目、右七合目。
七合目越えて八合目越えて十合目…。
(*´Д`)=3ハァ・・・
こっから真の「黒戸尾根」。
7月はここで力尽きた。 -
08:07
五合目小屋跡下。
これ、梯子でほぼ直登…。
急登前の一服。
(-。-;)y-゚゚゚゚ -
( -_-)
登りゃ〜いいんでしょ。 -
八ヶ岳が笑ってます(笑)。
(;-_-) =3 -
しばらく緩やかになったと思ったら…
-
急登の架け橋。
\(^o^)/ -
喜々と登る(100%嘘)。
( ´,_ゝ`)プッ -
岩場上り終え後ろを振り返ると越えてきた山々が。
山登って標高稼いだと思ったら今までの苦労帳消しにするくらい下って…。
(T_T) -
09:01
梯子地獄終わって登山道がなだらかになると七丈小屋(標高:2,470m)。
水補給して5分後に出発。 -
枯れ木の賑わい。
-
森林限界突破。
(゚∀゚) -
ラスボスはさらに奥に。
顔すら見せてくれず。
(;゜Д゜)デケェ
でも今回ははれて良かった。
この辺、ペース上がらない。 -
09:47
八合目御来迎場(標高:約2,700m)。
さ、こっからこっから。
( ゜Д゜)9m マットケ甲斐駒 -
富士子ちゃんと鳳凰三山。
アトo(*゚Д゚*)○チョット★ -
ラスボスいまだ見えず…。
-
快晴、そのうえほぼ無風。
本当に気持ちいい山行日和。 -
m9(^Д^)キタキタ
一度歩いてるから勝手がわかるので気楽。 -
前回はこの辺で「山頂まだ〜?」と何度も心の中で呟いていた。
(;´Д`)
あの真ん中正面突破なんだっけ…。 -
ほらキタ。
こりゃ〜きつい。
最後の踏ん張りどころ。
(o゚Д゚) -
後ろ振り向きゃ〜鳳凰三山と富士子ちゃん。
-
イチオシ
この岩場の急登から見える鳳凰三山が何とも言えない…。
( ´,_ゝ`)
こっから見ると地蔵、観音、高嶺で鳳凰三山にした方がいいような気がする。 -
早川尾根越しに北岳とあいちゃん。
ともに雪化粧。 -
お、もうすぐっすね。
-
イチオシ
定番アングル。
前回はガスガスだったので二度目にしてようやく撮れた。
\(^O^)/ -
南アルプス最前衛の山だけあって裾野が長いなぁ。
月初に山仲間のしんたろーさんと登ったドンドコ沢ルート、中道ルート、手強かった。 -
横向けば鳳凰三山。
八ヶ岳連山や瑞牆山なんかも見えるんだけどどうしても自分が何度も登っている鳳凰三山に視線がいってしまう。
5回登ってるんだよなぁ…。 -
甲斐駒から見る鳳凰三山が一番好き。
(*´Д`*) -
やっとこさ姿現わせた。
恥ずかしがりやさんの甲斐駒山頂、ようやくお目見え。
( ゜Д゜)9m 甲斐駒,lock on !
塩見岳見習って堂々としなさい。
あっちなんか尾根歩いていて随所随所で山頂見えるんだから。
( ´,_ゝ`)プッ -
10:59
甲斐駒from三大急登、げっつ。
m9( ゚д゚)っ
登山口から6時間41分で登りきった。前回は6時間56分。あんまり変わんね〜なぁ。
ちなみに山と高原の地図のコースタイムは9時間10分。
今回は前回と違って脚に余力残してる。
( ゚Д゚)凸 下り上等 -
山頂標識がのっぽさん。
こんな高いの見たことない。
参考:私/179cm。
あ〜そうそう、山頂着いて真っ先にメシ食べた(笑)。 -
食い気を鎮めてから周りを見渡すと…
女王様(仙丈ケ岳)の横顔。
真正面が北沢峠からのルート。
右肩が丹渓新道。
左奥へ緩やかに下るのが先月歩いた仙塩尾根。 -
稜線手前から栗沢山、奥がアサヨさん(アサヨ峰)。
奥に北岳、間ノ岳。 -
イチオシ
凄い眺めだね。
尾根が幾重にも重なって…。
北岳、あいちゃん、悪沢アニキ、荒川中岳、兜将軍。
兎ちゃんや中盛丸山、大沢親分まで見える。 -
イチオシ
北沢峠から甲斐駒登って早川尾根(写真の稜線)歩きたい。
気持ちいいだろうなぁ。 -
11:38
名残惜しいが下山開始。
真正面に鳳凰三山。 -
もう冬支度っすね。
-
12:22
八合目御来迎場通過。 -
真正面が烏帽子中尾根、奥が最近注目の八丁尾根かな?
八合目御来迎場過ぎると気持ちいい下り。 -
あとは雪を待つばかり…。
冬の黒戸はキツそうだなぁ。
凍結した岩場、鎖場…。
残雪期に七丈小屋一泊して試してみたい気もする。 -
おっとごめんなさい。
あんたもずっとこの山行を見守ってくれたね、ヤツさん。 -
12:45
七丈小屋で水を補給。 -
ジェットコースター急降下直前。
-
下を眺めるとこんな感じ。
(゚Д゚;)ゲゲッ -
真下を眺めた写真。
ほぼ垂直…。
13:21
五合目小屋跡で一服しエネルギーチャージ。
(*´д`)y-゚゚゚ -
14:00
刃利天狗通過。
あの山の向こうが刃渡り。 -
イチオシ
14:15
刃渡り。
ここの展望満喫したらあとはひたすら樹林帯の下り。 -
鳳凰三山も見納め。
-
イチオシ
ドンドコ沢、中道ルート、紅葉のさなかかな…。
-
さよなら富士子ちゃん。
-
斜度が緩やかになったことをいいことに快調に飛ばす(対自分比)。
イケルイケル。 -
14:53
笹の平分岐。
あ、あと1時間半…。
下り長いってわかっちゃいたけど、標高差2,200m登りきった後だから堪えるのなんの。
上り意図的に抑えたのにここで脚にきた。
恐るべし黒戸尾根。
(;´д`)トホホ… -
一歩一歩、太腿にずしりとくる。
枯葉のクッション効いて良いんだけど木の根や岩っころが隠され、要注意。
一度枯葉でスリップして尻もちついた。 -
15:42
娑婆にたどり着いた。 -
無事下山できました。
ありがとうございます。
15:50
登山口到着。
下山4時間12分、前回が6時間13分。山と高原の地図のコースタイムが5時間30分。
前回は下山時雨具の着脱したり、ほぼ睡眠時間ゼロだったので亀脚だったけど今回は下りに体力温存したのが功を奏した。
日本三大急登、もう特別な存在ではなくなった。
年に二回はチャレンジしてどこの山でも歩けるように精進したい。
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