2015　自衛隊観艦式　出港から帰港まで

2015/10/18 - 2015/10/18

夢に見た観艦式のチケットが手に入りました。
１万人の乗船者に16万人の方が応募するほどの参加困難なイベントです。
約４０隻の多種多様な艦船と航空機とが観閲と模擬演習を行います。

エリア 三浦海岸・三崎(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝７時の静かな横浜港周辺。艦船が遠くに係留中。もう興奮し始めてきました。

８時で受付終了です。セキュリティーの為、入場チェックは厳しいです。
ちなみに持参していたペットボトルは薬物でないか試飲させられます。

まず目にした大きな艦船は潜水艦救難母艦ちはや。

潜水艦救難目的の為か、まるで工場のような造りです。

手前のちはやに乗船し、左舷に接遇しているいる私の乗船艦くろべに向かいます。

受付時に観艦式の内容パンフレットを頂きました。
小さな文字なので見難いですが演習内容は濃いようです。

この艦船が私の乗船艦くろべ2,000トンです。
ミサイルの標的機を発射する訓練支援艦です。

毛布を持って陣取りをします。私はこのブリッジの上部甲板に確保。

午前8時船尾の国旗に向かって国旗掲揚です。

8時半出港。サイドブリッジでは隊員が緊張の中、指示確認をしています。

隣のちはやの艦橋サイドは乗船者でいっぱいです。

後部甲板には凄く大勢の観客。

手を振って見送って頂きました。

ブリッジは緊張しています。

女性隊員も目につきます。この艦船には7名乗船しているとのこと、また前の艦長は女性だったそうです。

ブリッジからの伝令はこの操縦室に伝えられ、ここで操作します。

艦内通路、迷路のようです。黄色いテープは入館禁止ゾーンです。

三浦湾近辺では多くの遊漁船の中を通り抜けます。乗組員はかなり気を使っています。

観艦式の地点まで3時間半かかります。
沖縄航空自衛隊のバンドがジャズなどで長い航海を楽しまさせてくれます。

砲塔の模擬作動展示もあります。イタリア製で早い回転作動をします。

この76?速射砲は、ほとんど対空用に使用。対艦では威力ないとのこと。

右舷を試験船あすかが追い越していきます。

後部よりイージス艦が接近してきました。

イージス艦こんごうです。その後に姉妹艦きりしまが続きます。

艦隊が並列してきました。
この間を受閲艦船が通り抜けて行く予定です。

予期せぬ艦船が近づいてきました。米空母ロナルド・レーガーンです。
後で知ったのですが、安倍総理が表敬訪問したそうです。

12時、観艦式が始まりました。
先導艦　あたごが通り抜けます。

新造船いずも。ヘリコプター掲載護衛艦なので、でかい。

潜水艦も来ました。珍しいので興味津々。

輸送艦おおすみ　初めて見ました。

波しぶきを立ち上げてくるエアークッション艦。
左右上下に凄い揺れ方をしながら進みます。操縦席ってまともに立って居られるのかな。

高速艇が早いの。カメラが追いついていかない。

海外からの参加艦艇が始まります。
まずはオーストラリア艇

次にフランス艇

インド艇　これからは重要な関係になりますね。

韓国艇。参加ありがとう。仲良くしましょうね。

アメリカ艇一隻目

アメリカ艇2隻目

次に多種のヘリコプター、哨戒機が飛来してきます。

艦船が一斉に方向転換してきます。

転換した艦船が接近してきます。

安倍総理が乗船している観閲艦くらまです。

うねりが大きく船首が沈みます。迫力あります。

水上演習が始まります。

観閲艦に祝砲を数発撃ちます。大きな音が響きます。

潜水艦2隻が潜航、浮上を繰り返します。

高速艦がこの後、ミサイル防御の為、デコイ（攪乱するための花火みたいな発光物）を発射します。

エアクッション艦が疾走していきます。
この後、哨戒機から海上へ爆弾投下とかフレアー（ミサイル防御発光弾）を発射します。

ブルーインパス５機が飛来、白煙で円マークを作成。

２機にてハートマークも作りました。

演習も終え帰路につきます。

往路と違った艦船が続いてきます。

全艦、横須賀・横浜・木更津へ帰港中です。

難民船ではありません。見学者もお疲れでお休みです。

横須賀、木更津へと途中で艦船が散っていきます。
さよなら仲間たちよ。

横浜ベイブリッジが見えてきました。

ベイブリッジを通過します。

もうすぐ横浜に着艦です。もう夕暮れです。

着艦しました。下船の準備をしていると夕方５時になりました。
国旗降納の時間です。
素晴らしき経験をさせて下さった観艦式に敬礼。
礼儀正しく親切に接して下さった隊員の方にありがとう。

この旅行記へのコメント （3）

• 風　魔さん 2017/05/13 15:39:11

  観艦式の迫力ある水上行進は、ミリタリーマニアとして羨望の的です！

  olive kenjiさん
  　おはようございます
  
  初めまして、Mollyさんの旅行記から足跡をたどり訪問しました。
  
  小生も小さい頃から、艦船〜飛行機〜自動車などに興味をもつミリタリー
  マニアとして、駿河湾の海上を征く自衛艦に乗船して、富士山を眺めつつ
  波を切る航跡を見るミニクルージングに潮風を感じて大満足でした。
  艦首に波を被り、全速力で艦船の疾走する姿は、まさに大迫力ですね！
  
  清水港の近くに住んでいるので、毎月１隻以上の外国の大型客船の寄港
  があり、よく見学に行きヘリ搭載護衛艦・「ひゅうが」にも体験乗艦しま
  した。
  （旅行記に投稿、また参加中のコミュニティ・プラモ大好き人間集合セヨ！
  で自作品を発表しては自己満足しています。）
  今日は、全国から7万人のホビーファンの訪れる「第56回静岡ホビーショ
  ー」に行き友人が加入している「艦船研究会・静岡デルタクラブ」の艦船
  の出展作品を見学する予定です。
  
  毎年このホビーショーには、外国人を含めたモデラーズの各分野の作品
  が満載で見どころいっぱいです。
  
  またの訪問と情報交換を！
  
  風 魔
  

• ねんきん老人さん 2016/11/01 09:39:27

  驚嘆と羨望

  olive kenjiさん、お早うございます。
  
  　自衛隊観艦式見学記、驚嘆と羨望の念をもって拝読しました。
  　さすが世界有数の軍事力を持つ日本の自衛隊だけあって、各艦の威容と整然たる航行の練度には目を見張る思いです。
  　それでも隊員の方々の話を聞くと、予算が限られているため訓練が思うに任せず、焦りも感じておられるとか。また近年の中国の横暴に備えるためには海軍力のほとんどを南西方向に費やさねばならず、防衛のバランスにも苦労しているということで、自衛隊の方々は大変だと思います。
  
  　私もずいぶん前に観艦式を見学しましたが、そのときは外国の艦艇は参加せず、潜水艦も見ませんでした。国際情勢の変化につれて、防衛ネットも随分グローバルになっているということを実感しました。
  　olibe kenjiさんの写真が美しいだけに、なおさら国際関係の緊張度が増している現実が浮き上がって見えてきました。
  　
  　貴重な体験を伝えていただき、ありがとうございました。
  
  ねんきん老人

  olive kenjiさん からの返信 2016/11/01 17:05:29

  同志の仲ですね〜

  ねんきん老人さま　コメント第１号ありがとうございました。
  私の旅行記には他からもあまりコメント来ないみたいで素直に嬉しいです。
  内容が下らないか評価にも値しないと我ながら自覚しております。
  
  それにしても、いつもの先輩の文章と異なって真面目で律儀（決して先輩のが不真面目と言っているのではありません。ユニークでユーモア満載ということです）で驚いています。
  自衛隊へのお考えが私と同じようで安堵感を感じております。
  これが自衛隊反対とか演習費無駄とか言われると気まずくなるし、おそらく旅行記拝見も遠ざかるでしょう。よって安心しましたし、お互い同志の仲という思いになってきました。
  
  この観閲式の入場券入手は大変で、友人が関係者と知り合いだったので１週間前にやっと取れたという代物です。もちろん友人にはそれ相当の御礼品を渡しましたが（決して賄賂とか裏ルートではありません）
  艦船に乗っている中で話し声が聴こえました。私はこの入場券を得るために葉書200枚応募したと。何と200枚！1枚で当たる人もいれば500枚出しても当たらない人もいるかもしれませんが、一応200倍の確率なんでしょうね。
  葉書52円×200枚＝10,400円也　入場券は約1万円ということになります。
  私は観艦式をいっそう有料制にして1万〜3万円位にしたらどうかと思っています。
  混雑緩和と応募外れ防止にもなるし、費用も掛かっていることだし、何でもただというのは・・それに一つの大仕掛けショーですから戦争映画でも1,800円ですからね。　　海外では航空ショーは有料のところありますし・・
  
  私の意見、先輩と違っていたらすみません。お許し下さい。
  せっかくの同志の仲を壊したくないのです。
  自衛隊の皆さまご苦労様です。日本を守って、私たちも見守って下さいませ。