2003/11/07 - 2003/11/07
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60歳の旅さん
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パースから西オーストラリア州の海岸沿いを、国道1号線に沿って北上し、ブルームからは全長600㎞を越えるダート道で、その途中には全く市街地の存在しない、ギブリバーロードを縦断してトップエンドと言われるダーウィンまでの6,000㎞を12日間で疾走する、中年3人組のアウトバックドライブの旅です。
③は旅の4日目カルバリーから、カナーボン到着までです。
【永遠とも思われる直線道路、地平線まで続く、実際にオドメーターで確認して100㎞近い直線も普通に存在する】
①・・・http://4travel.jp/travelogue/11064688
②・・・http://4travel.jp/travelogue/11066981
③・・・http://4travel.jp/travelogue/11069030
④・・・http://4travel.jp/travelogue/11069268
⑤・・・http://4travel.jp/travelogue/11070787
⑥・・・http://4travel.jp/travelogue/11071522
⑦・・・http://4travel.jp/travelogue/11073028
⑧・・・http://4travel.jp/travelogue/11073437
⑨・・・http://4travel.jp/travelogue/11074407
⑩・・・http://4travel.jp/travelogue/11075752
⑪・・・http://4travel.jp/travelogue/11076414
⑫・・・http://4travel.jp/travelogue/11076436
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- カンタス航空
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-
4日目 11/7 晴れ ≪カルバリー〜カーナボン≫
5時起床6時出発、昨日は観光客で賑わっていた海岸通りや、ビーチ沿いの公園もこの時間では人気が無い、西オーストラリアの海辺の人口1,500人ほどのリゾートは時間の流れが止まっているようだ。 -
1号線に戻るまでの70?を昨日と同じように150?以上のスピードで走る。このスピードで走っても、全く危険を感じないほど道は一直線で対向車も無い。意味なくこんなスピードで走っているわけではない。今回の日程は正味10日間で6,000?以上を走り、そのうち1,000?以上がダートや川超えの道だ。従って比較的道路状態の良好な前半は、1日で800〜1,000?を移動する必要がある。
昨日の宿泊施設探しもあり、早めに宿泊地へ到着することを考え、実走行時間を1日7時間ほどで計算すると、こうしたスピードで走り続ける必要があるのだ。この150?超の速度でも、日本の高速道路のようなガードレールや前後に流れる標識も無く、前方の地平線を目指し、一直線の道を走るからスピード感も無い。その意味では年中混雑している東名高速道での100?走行より、よほど安全であるようだ。 -
1号線に戻り150?ほどの地点にあるWannoobillabongロードハウスで朝食と給油の後、さらにその先約60?ほど北上した、シャーク湾に突き出したモンキーマイヤへ向かう道路との分岐点にあるOverlanderロードハウスへ立ち寄る。
昨日のことがあり、今晩の宿泊予定地のデナムで宿泊施設の確保が出来ない場合の代替え地として、このロードハウスの宿泊施設をチェックするが、「できればここには泊まりたくない」というレベルだ。この隔絶された地の宿泊施設は疲労困憊の真夜中の非常用の避難場所程度と考えたほうが良さそうだ。 -
Wannoobillabongロードハウス。朝食はベーコンエッグとトースト。レストランと言ってもロードハウスでは、メニューのほとんどがこの手のものが何種類かあるだけ、選択の余地はほとんどない。
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【写真右上 今までのAUSドライブでもそうだが、こうして愛犬??を載せたピックアップトラックが良く走っている。これで100?以上のスピードで走るのに、愛犬は振り落ちないのかと不思議だ???】
【写真下 何をしているのか???。ハエを追い払っているのだ。AUSではこのボースが多くなる】 -
モンキーマイヤの手前から続くシェルビーチは、花びらのような白い貝殻が厚さ10m以上の層になって100?以上続いているという海岸だ。まるで雪のような白と紺碧の海とのコントラストが目に痛いほどで凄く印象的だ。
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砂ではなく、全て貝殻なので、波を被ってもこのように崩れず絵が残る。
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野生のイルカと遊べることで日本人にまで有名な、モンキーマイヤはさすがにきれいなビーチだ。ビーチでは多くの観光客が朝からイルカのくるのを待っているようだが、まだ現れていない。我々もビールを飲みながらしばらくイルカの登場を待っていたが、ビーチはとても暑く汗だくになり、我慢できずにイルカを見ずに出発し、今日の宿泊予定地を変更しデナムから一気に330?先の、カナーボンに変更する。
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途中、モンキーマイヤに来るときにパスした、ハメリンプールに寄り、現存する世界最古の生物といわれるストロマトライトを見るが、色の汚い出来そこないの珊瑚のようで、これは見応えがなかった。
【写真 これがシャークベイが世界遺産に指定されたもとらしい】 -
ふたたび1号線のOverlanderロードハウスまで戻り昼食。ここはブルーム行きのグレイハウンドバスのモンキーマイアへの乗り換え場所のようだ。ここで見かけた、乗り換えバス待ちの日本人女性5人が、パースからダーウィンまでの11日間で、後に登場する関西人ライダーと合わせ、出会った日本人のすべてだ。そのくらいこのルートには日本人はいなかった。
ここからは一路カナーボンへ急ぐ、永遠かと思われる直線道路が続く、たぶん100?単位の直線道路だ。
Overlanderロードハウスの左側が簡易宿泊施設。
これが典型的なロードハウス。ガソリンスタンドとレストランとキャラバンパークを兼ねている。地図にも載っているがそれ以外何も無い、町と思って期待したらダメ!!。この写真が全て、普通は概ね200〜500?毎にあり、その間は完全な原野、無人地帯だ。 -
カナーボンの町に入るとこの日2度目の給油。この町では国道沿いでキャラバンパークが3軒ほどあった。一番きれいそうなところへ入り空室があることを確認し、料金交渉と部屋を見せてもらう。コテージタイプとキャラバンタイプを見て、ここに宿泊を決める。
部屋はキャラバンキャビンを選ぶ。古い中古のキャラバンカーを固定させ、リビングとして、プレハブ小屋を付けたタイプなので、キャビンのダブルベッドに2人寝れば、6人は寝られる。キャビンには小さくてもシンクやガスレンジまで付いているので、古くて多少清潔さに難はあるが、先ほどのロードハウスに較べればとても良い。
【写真上 キャンピングカーにプレハブのリビングを付けた我々の宿泊棟】
【写真下 このキャラバンパークは規模も大きく、広い敷地には、自前のキャンピングカーも多く来ていた】 -
近くのスーパーで食材を買い、さっそく夕食。メニューはみそラーメンにキャベツとひき肉炒め、オニオンスライスと鮭缶だ。初めてのキャラバンパークだから、アウトドアの雰囲気もあり楽しい夕食になった。
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夕食後は町に1軒だけのBARへ行きビールを飲むが、客は他にオージーが1組だけという寂しさ。そのオージーの一人が、こんなAUSの田舎町で日本人の中年男3人というのが珍しいのか、話しかけてきた。サッカーの話しのようだが中身はさっぱり理解できない。しばらくして、そのオージーがタクシーを呼んで帰って行ったのには驚いた。郊外の農場からでも飲みに来ていたのか、こんな小さな田舎町なのに。
私が始めてAUSを訪れた1990年頃はどんな小さな町でも国道沿いには、必ずと言ってよいほどBARがあり、西部劇にでてくるシーンのようにドライバーがコーヒーでも飲むようにビールを注文していた。たぶん昔と違いこのAUSでも飲酒運転には厳しくなっているのだろう。
本日の走行距離788? カナーボンのキャラバンパーク宿泊
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