2015/09/28 - 2015/09/28
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さむがり子さん
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年に1回1週間の休みが取れる夏休み。
ほぼ1年中「次の夏休みはどこに行って何をしよう~」と考えているしょうもない社会人なのですが、今年は「ヨーロッパでサッカー観戦!」「オランダの改装が終わった3つの美術館に行こう!」と決心。
ドイツは最終的にフランクフルトに、オランダはアムステルダム滞在でハーグとロッテルダムに日帰りで行くことに。
ドイツではサッカーを観ただけ、オランダは美術館と散歩ばっかりと、まったく毛色の違う旅行になりました(笑)
●全体の旅程●
1日目:羽田→フランクフルト&マインツ
2日目:マインツ&フランクフルト
3日目:フランクフルト→アムステルダム ★この日記
4日目:アムステルダム
5日目:アムステルダム→ハーグ→ロッテルダム
6日目:アムステルダム
7日目:アムステルダム→羽田
***
そのほかのグダグダしたことは初日の旅行記に書いています。
http://4travel.jp/travelogue/11065602
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短いフランクフルト滞在を終えて、アムステルダムに到着〜。
アムステルダム。そんなに多くの都市に行ったことない私ですが、「観光客」として訪れるのに、海外で一番好きな街かもしれないです(もちろん住むのは日本が一番!)。
今回が3回目(2回目はストップオーバーで2日間ほどの滞在でしたが)で、行くことを話した人には「なんでまた?」とか「そんなにいいの?」と聞かれたのですが、、たくさんの美術館、運河の景色、生活感のある街、程よい刺激、アンネに代表される悲しい過去、、、。
もちろんそういう言葉を並べられる都市はたくさんあると思うのですが、何故か私はこの街が好きで、アムステルダム中央駅に着いて変わらぬ景色を観たときに、「あぁ〜、また来られた〜〜」と案の定また一発でやられてしまったのです。アムステルダム中央駅 駅
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ホテルに到着。駅から徒歩すぐなので楽ちん。荷物を預けて簡単なお昼を食べたら早めにチェックインさせてくれました。
・・・まずはここ。国立美術館。
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これからアムステルダムに行く方、さらに美術館に興味のある方は、ぜひぜひぜひ!映画『ようこそアムステルダム国立美術館へ』と『みんなのアムステルダム国立美術館へ』をご覧になってから行ってください!
「ようこそ〜」は既にDVD発売済み、「みんなの〜」ももうすぐDVD化されるようです(別に宣伝マンではない 笑)。
これを見てから行くと、全然感じ方が違うと思います。再オープンまでの過程を「こんなの見せていいの?」と思うほど、恥ずかしいくらい赤裸々に映しています。
ここからの数枚は、映画をご覧になった方は「あぁ!あれ!」と思い出してもらえると思います。 -
これこれ。
この一見なんてことない建物入口の設計で、工事が遅れまくったという。。
改装に10年って…なんでやねーんと思うけど、市民のための美術館であり、道であり、それらを全部含めた生活環境を最善にものにするのは市民の力であり責任。だからとことん話し合い、極端に言えば、そこに生きる全員が関わって、全員にとって最も良いゴールを目指す。
まぁ全員にとってベストな方法なんて無いから、グダグダと延びに延び、もう無理!と脱落する人もいるのだけど(笑)、リニューアルまでの過程の一側面を見るだけで、ここに立ったときの感慨たるや。。
みんなここまでよく頑張ったねぇ…と、特にデザイナーを含め美術館側のスタッフ陣に対して思う(笑)アムステルダム国立美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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素敵なエントランス! 映画の最後でデザイナーが立ってたところだ!笑
気合を入れて来たふうですが、もうお昼すぎなので、今日はアジア館を中心にさら〜っと見て、館内の全体の雰囲気を掴んだら終えるつもりです。国立美術館のeチケットは2回分買ってきたので、明日以降でまた来て、次はガッツリ見てまわる予定。
ちなみに国立美術館のeチケットは日時指定ではなく、買ってから1年間(だったかな?)いつでも行けるようになっています。チケット買うのにすごく混雑する時間もあるようなので、オススメです。 -
これはもう、「ようこそアムステルダム国立美術館へ」をご覧になった方ならすぐ分かる仁王像。
アジア館の目玉であり、あの映画の私的ハイライト。ここにはアジアの多くの素晴らしい美術品が見事なレイアウトで展示されていますが、この仁王像の前に立ったとき、やはりとても誇らしくなりました。
この仁王像を梱包から開いたときに涙ぐんで愛しんでいたアジア館主任のメンノさんの想いが思い出されます。 -
手前にあるのは聖徳太子の幼少期の像。配置の方法がなんとも素敵。
***
先ほどの仁王像ですが、日本の岩屋寺という(今は廃寺)お寺の門番をしていた像です。映画では実際にメンノさんがそのお寺を訪れる様子も流れていますし、映画製作時の館長が奈良を訪れ、この仁王像の買い取りについて話している場面も入っています。あぁ、日本芸術が理解されているんだなぁ、と嬉しく思います。
ただ、やっぱり思うのです。
本当にここにあっていいのかな?
日本人である自分が、ここで見るべき作品なんだろうか?
多くの美術品は「目的」があって創られて「あるべき所にある」。と。
もちろん、廃寺にあって誰の目にも触れない、誰も管理してくれない、どんなに見事で歴史ある作品でも、ただ時代とともに朽ちていくのを待つ状態。もっと言えば、今この瞬間にも歴史的な遺跡を破壊し続けている土地もある。
それらから保護し、価値や芸術性を理解する専門家たちが愛し、適切に守り修復し、多くの人に知ってもらえるように公開する。そのことの重要さも有り難さも、とどのつまり、そうするのが一番良いのだと、理解も納得もしています。
私は美術マーケットに関する知識もなければ、特段深く追求しようという気もありません。ただ、この岩屋寺の仁王像については色々なエピソードがあり、何よりも「日本から離れ、アムステルダムにある」という事実は確かです。
「あるべき場所にある」ときには重みを感じなかったものが、大変に価値あるものだとされて地球を半周した場所に置かれると、突然として最大級の重みが加わる?
ここで愛され、再び命を吹き込まれてよかったね…と思う?
それを言い出したら大英博物館もルーブル美術館も、戦利品の…(略)なのですが、映画の中でも大好きなシーンでもあるので、この展示室では色々なことを考えてしまいました。
ただ、何度も書いてしまいますが…、外国人の方々がこれらの作品や日本の屏風絵、着物などの展示に足を止めてガイドを聞いている姿を見るのが嬉しいことには、何ら変わりありません。 -
グダグダ書きましたが、当初の予定通り、さら〜っと見てまわって終了。ミュージアムカフェで軽く夕食を食べて帰りました。
一旦ホテルに戻ってから駅に行き、スタバでお茶してコンビニで少し買い込んで1日が終了。なんだかんだで休みも折り返し。。 -
ホテルは中央駅近くのインテルホテルス アムステルダム。
前に来たときにここに泊まり、今回また色々と調べるのが面倒だったのと、前回何も不便や不満を感じなかったので、リピートしました。
フランクフルト編でも書きましたが、立地とバスタブがあるかが最優先なので、設備や朝食の豪華さはまったく気にしてません。
正確に言うと、中央駅の1つ隣のトラム停留所からすぐです。中央駅からはトラムに乗る必要はないと思います(徒歩で5分しないくらい)。駅に向かっているときは、駅の1つ手前で降りたらちょうどです。
もっと美術館に近いエリアや、ダム広場の周囲にもいいホテルはあるのですが、駅付近だと移動も楽だし色々な買い物もできるので、普通に満足です。
◆翌日の旅行記
http://4travel.jp/travelogue/11067928インテル ホテルズ アムステルダム センター ホテル
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