13回目の台湾 一人旅 台湾一周 〈2〉玉里→台東

2015/04/30 - 2015/05/05

13回目の台湾。

2日目は花蓮を早々に後にして台東へ向かいます。

しかし予定外に途中下車しておいしいものを食べたり日本時代の遺構に出会ったり、夜には思いがけず大好きな音楽ライブを観ることができたり、盛りだくさんの充実した一日となりました。

エリア 台東(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配

花蓮駅を出てしばらくすると原生林のような風景が続きます。

路線図とiPhoneのマップで今いる場所を確認。

あれ、花蓮と台東の真ん中あたりにある「玉里」って、玉里麺の「玉里」？

せっかく近くまで来たのだから、玉里麺、食べてみたい・・・
でも切符台東まで買ってしまった。
途中下車しようか、どうしようか・・・

よし。降りてしまえ！

ということで予定を変更し、玉里駅で途中下車。
またいつ来れるかわからないし。

玉里駅 駅

玉里駅改札を出て振り返ったところ。
駅舎の工事中でした。
遠足か何かでたくさんの子どもたちがいました。

改札出て右手のほうに行李房（手荷物預かり所）があるのでスーツケースを預けます。
台鐡の主要な駅ならだいたい行李房を見かけます。

駅前の様子。

台東行きの切符を先に買っておこう。
玉里麺を食べて、駅周辺を少しぶらぶらする程度、1時間半後くらいの切符を購入。

駅前には観光バスが停まっていて土産物屋もあった。
観光地なんだな。

お目当ての店、小木屋。
駅から歩いて7分くらい。

メニュー。

迷いなく「玉里麺、一椀！」

玉里麺。

底にたれがたまっているのでかき混ぜつつ食べます。
これはうまい！
揚げ玉ねぎ（？）がいい味出してる。
麺は博多ラーメンの麺に似ている気がする。

お店のおばさんがしきりに何か尋ねてくるけどよくわからない。
「チンタン」という言葉は何度も聞き取れる。

そうしたらこれをくれました。
どうやら「スープ（清湯・チンタン）は要るか？」と聞いてくれていたらしい。

まだ時間があるので列車の時間まで街歩きを楽しもう。

街の観光地図で自分の居場所を確認。
おや、線路の向こう側に「玉里神社」の文字。
きっと日本時代に造られたものだろう。

それほど遠くなさそうだし、行ってみるか。

線路をくぐったあたり。
駅前ものどかだが、ますますのんびりした田舎の風景が広がります。

雲が低い。
湿度が高く蒸し暑く感じる。

目が合ったワンコ、パート2。

民族街を西邊街へ左折するともうすぐのはず。

あった。玉里神社遺址。
サイクリングロードの観光の一つになっているようだ。

民家の奥に鳥居が！
びっくり。

当時の写真と見比べる。

人っ子一人いない。
ちょっと勇気がいるが、登ってみるか。

石篭が崩れている。

2つ目の鳥居発見。
更に登ります。

参道は整備されていて歩きやすい。

しかしところどころ壊れているので、端のほうを注意して歩いていきます。

参道を登り切った。

かつては社殿の一部だったと思われるコンクリート片が囲いに集めてあります。
歴史を感じる。
案内板を見るとここは拝殿、奥は本殿跡のようだ。

よく見ると装飾が確認できる。

案内板で当時の写真と見比べる。

当時ここで行われた結婚式の様子。

ここから玉里の街と駅を眺めることができます。

「昭和十一年」の文字が読み取れます。

そろそろ列車の時間が近づいてきたので駅に戻ろう。

参道を下る途中で気づいたが、民家が鳥居の柱を取り込んで建てられている…！

目が合ったワンコ、パート3。
今日は犬によく会うなぁ。

台湾原住民チックなデザインのベンチ。

慢＝ゆっくり。

ゆっくり旅したいけど、今回は駆け足の旅になりそうだ。

市場。

駅まで戻ってきました。

行李房からスーツケースをピックアップして駅舎で待っていると、華語でも台湾語でもない話し声が。
原住民のおばあさんたちがおしゃべりしていました。
テレビや音楽では聞いたことあったけど、直接聞いたのは初めてで感動。

反対側のホームに行くためスーツケースを抱えて階段を下りようとしていたら、駅舎の工事をしていた男の子がわざわざ追いかけてきて、スーツケースを軽々と持ち上げホームまで運んでくれました。
「しぇ、謝謝！ありがとう！サンキュー！」ありったけの言葉でお礼を伝えます。
そんな様子をさっきの原住民のおばあさんたちが見ていて、ニコニコ何か話しています。

台湾は本当に親切な人が多いなぁ。

列車の到着待ち。
目の前をレトロな車両が通り過ぎていく。

今度の列車は自強号。

車内の様子を撮るのを忘れてしまった。
小学低学年くらいの女の子が4人、何やらキャッキャ言っててかわいかったです。

玉里駅を出て、しばらく田園風景が続きます。
この辺りはお米の産地で駅弁も有名。

関山駅。
駅弁を売る人。買う人。
池上弁当が有名だが、ここの駅弁もおいしいらしい。

向かいに停まっているのはラッピングされたプユマ号だ。

台東駅着！

台東駅 駅

広々とした造りの駅構内。
原住民らしい装飾がそこここに。

あいにくの雨。

日本のガイドブックは台東の情報が少ないので、駅で観光地図や案内をもらっておく。
日本語のものもあります。

台東駅からホテルのある街中まで離れているので、まずはタクシーを拾わなければ。

何とかタクシーを捕まえた。
雨で駅が混雑していたので捕まえるのに一苦労。

運ちゃん、人懐っこい方で英語と日本語でいろいろと話しかけてくれた。
「またタクシー使うことあったら声かけてね！」と名刺をいただく。

本日の宿は今回の旅で唯一の「ホテル」。
立地はとても良かったが、あまりきれいなところではなかったなー。
これで7千円台は残念。
ぎりぎりで手配したから仕方ないか。

口コミでは決して悪くないホテルです。

三博大飯店 ホテル

ホテルでひと休みして、小腹も減ってきたので街に繰り出すか！
雨も小雨になってきた。

お目当ての「榕樹下米苔目」行ってみたら夜は5時からとのこと。
あと少しでオープンだ。
まだ開いていないのを確認して引き返す人が他にもたくさんいた。
人気店なんだ。

それじゃその前にもう一つ行きたかった小吃のお店へ行こう！

林家臭豆腐。
結構並んでる。これは期待できそう！

お値段はこんな感じ。
1人なので小50元を注文。

来たー！
これはめちゃくちゃおいしい！！
揚げてからカットする場合が多いけど、小さくカットしてから揚げてあるからカリカリサクサク面が多くて、最高。

揚げる前の豆腐。

揚げている様子。

さて榕樹下米苔目はもうオープンしているはず。

榕樹下米苔目に着いてびっくり。
さっきまで誰一人並んでいなかったのに、店内満席大賑わい。
数十分の間に何があったのだ・・・。
行列に並び順番を待ちます。

ちなみに、榕樹とはガジュマルのことで、米苔目は米粉をところてんのように丸い穴から押し出して作った麺のこと。
以前ガジュマルの下で営業していたそうだ。

メニュー。

米苔目以外にも、滷味を注文している人が多かった。
実際とてもおいしそうでした。

ツヤツヤの滷蛋（煮玉子）おいしそ〜。
しかしおなか一杯になりそうなので、今回はやめておく。

店員さんの動きに無駄がない（笑）
さすが繁盛店！

米苔目小椀45元。
かつお風味のスープに、麺は米粉らしく白くてつるつるで、うまい！

烏醋や調味料を加え自分好みにしても◎

おなか一杯になったところで、台東鐵道藝術村までぶらぶら。
ここは2001年に廃止された旧台東駅をギャラリーや公園にしてあります。
以前はここまで鉄道で来れたのね。

台東鉄道芸術村 (旧台東駅) 広場・公園

少しずつ暗くなっていく空に手作り風のランタンが映えます。

ここでカップル2組に写真を頼まれる（当方一人旅）。
雰囲気がいいのでデートスポットでもあるわね。

ぶらぶら遠回りしながら、ホテルに戻って一休み。

1時間ほど休憩して、台東観光夜市へやって来ました！
ホテルからすぐそこ、楽ちんです。

茶の魔手、台東でも発見（笑）

焼き牡蠣の屋台。
海辺の街らしいな。
食べたいが、まだ旅も2日目、おなかを壊すといけないので我慢します。

台東観光夜市、昼間は果物市場。
夜も色とりどりの果物が売っています。

大きな西瓜！

ゲームもあります。

台東観光夜市から鐵道藝術村近くにある鐵花村に来ました。
歩いて5分くらい。
夜になり涼しくて気持ちがいい。

鉄花村音楽聚落 劇場・ホール・ショー

雑貨のお店が出ています。
原住民風デザインのアクセサリーや革細工など。

ここで自分用のお土産を買っておけばよかったと、後で後悔。

近くの建物から生バンドの音楽が聞こえてきます。
尋ねてみると、ドリンク120元以上の注文で入場できるようだ。

せっかくなので注文して入場しよう。
カクテル鐵花村150元にした。
どんなカクテルかしら。

赤ワインベースのカクテルでした。

席が空いていなくてうろうろしていたら、おねえさんが「隣り空いてるよ」と手招きしてくれました。

バンドは原住民メンバーのバンドのようで、唄も演奏もとてもうまくて聴きごたえあり。
MCも結構うけてたw（私は何言ってるかわかりませんが…）
いやぁ1ドリンクでぜいたくな時間でしたわ。

再び台東観光夜市に戻ってマンゴーミルク50元を買い、

焼肉割包（中華バーガー）40元（めちゃくちゃいい香りさせてたからスルーできなかった）を買い、ホテルへ帰る。

あー盛りだくさんの1日でした！
おやすみなさい。