北陸デスティネーションキャペーンで周遊/富山県・南砺市、高岡市、石川県・輪島市、羽咋市

2015/10/03 - 2015/10/04

　ＪＲ西日本主催の「北陸デスティネーションキャンペーン」に参加し、五箇山合掌集落及び岩瀬家、雨晴海岸、白米千枚田、輪島朝市、千里浜なぎさドライブウェイを巡ってきました。往復とも貸切の「サンダーバード号」で金沢まで乗車。金沢駅改札前には、金沢のゆるキャラ始め関係者の大歓迎を受けました。金沢からは貸切観光バスで周遊。一泊二日の比較的格安の旅でした。
　写真は国指定史跡、世界文化遺産に登録されている五箇山相倉合掌造り集落です。

エリア 五箇山周辺(富山)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 観光バス JR特急 JRローカル 私鉄 自家用車 徒歩

　国指定重要文化財・越中五箇山「岩瀬家」です。ここ五箇山は山に取り囲まれた谷間にあり、約８００年前に源平の戦いに敗れた平家の落人が逃げ延びて来たところとも言われています。岩瀬家は約３００年前に、８年もの歳月を費やして建てられたもので、当時、加賀藩の塩硝（火薬）を取りまとめ納入する役目をしていました。
　構造は間口26.4ｍ、奥行12.7ｍ、高さ14.4ｍもあり、大黒柱は0.3ｍ角欅を、また、２４畳敷きの出居の敷板にもすべて欅材が使われ、しかも釘を一切使わず、縄とねそで結び上げて造られています。
　合掌造りの急勾配の屋根は、豪雪地帯のこの地で雪を落としやすくし、屋内を幾階にも分けて活用するためです。この岩瀬家は準５階建てで３〜５階は養蚕の作業場となっています。

　岩瀬家２階部分。合掌のヤナカをがっちり結ぶ縄とねそ。

　岩瀬家３階部分。下階の炉から暖をとり、風通しをよくするため上階の床板は透かしの目皿になっています。

　岩瀬家合掌造り上階。

　ささら。当地の民謡「きこりこ節」を歌う際の楽器です。１０４枚の木片を繋ぎあわせています。

　世界文化遺産・相倉合掌造り集落。

　五箇山相倉集落全景。近くに菅沼集落にも合掌造りがあります。

　ススキの前の合掌住宅。

　雨晴（あまはらし）海岸、義経岩。源頼朝から逃れた源義経一行が、奥州藤原氏を頼っていく道すがらに、この地を訪れたときに、にわか雨にあい、弁慶が岩を組んで雨宿りをした岩で「義経岩（雨晴岩）」と言われ、雨晴海岸のいわれとなっています。

　雨晴海岸から見える立山連峰。冬になると晴れた日には、はっきりと見えるそうです。

　雨晴海岸から見える立山連峰。当日はこんなにはっきりと見えないので看板からの転写です。

　雨晴海岸から見える立山連峰。

　白米（しろよね）千枚田。輪島市白米町の棚田です。数が多いので千枚田と呼ばれるが、「狭い田」からの転という説もある。最も小さい田の面積は、0.2?程度です。

　白米千枚田。田植え・稲刈り時には広きボランティアを募って作業を行っている。千枚田オーナー制度があり、オーナーになると年間２万円程度で「マイ田んぼ」を１枚持つことができる。

　輪島朝市。10・25日を除き毎日たつ市は、輪島塗と並ぶ輪島の名物です。およそ１０００年前に、農産物と海産物を持ち寄って物々交換をしていたのが市として発達したと伝えられています。朝市通りには、夜明けとともに近在の町から鮮魚や野菜を運んできた人が次々と露店を出し、朝８時頃には２００軒近くの店が並び昼１２時まで開催しています。

　輪島朝市。売り手はいずれも周辺の農家や漁師のおかみさんたちが中心で、「こうてくだー」のかけ声が賑やかに聞こえます。鮮魚や野菜にほか、乾物、洋服、骨董、民芸品など商品も豊かで充実しています。

　輪島塗会館。１階は輪島塗の展示即売。２階は輪島塗の歴史ほか資料を展示しています。

　　「千里浜（ちりはま）砂像2015」として、砂浜に砂像を展示しています。看板の後方が「千里浜なぎさドライブウェイ」です。

　砂像。

　砂像。

　砂像。

　千里浜なぎさドライブウェイ。車で砂浜を走れる日本でここだけのドラブウェイ（全長約8ｋｍ）で、ほかにもバスやバイク、自転車でも走ることが出来ます。当日は波が高く我々のバスは通行禁止で残念でした。

　千里浜なぎさドライブウェイ。

　なぎさドライブウェイ駐車場近くの大伴家持記念碑。天平１８年（７４６年）７月、２９歳の時、越中（今の富山県）に国守として赴任。勝宝３年（７５１年）少納言に任じられ都に戻る。
　家持は「万葉集」の編纂に加わり、また家持の歌は「万葉集」の全歌数４５１６首のうち４７３首を占め、万葉歌人中第一です。

　大伴家持歌碑。