ブータン再訪（２）　ワンデュ・ポダン、ブムタン、ニマルン寺ツェチュ祭

2007/06/20 - 2007/06/30

　ブータンは、2005年5月以来、2年ぶりの訪問。
　今回は「神秘の王国ブータン　ニマルン寺とクジェ・ラカンのツェチュ祭」のツアーに参加。「ツェチュ祭」とは、ヒマラヤ地方に仏教を広めた高僧パドマサンババ（グル・リンポチェ）の法要のこと。

6月20日　タイのバンコク泊。
6月21日　バンコクからコルカタ経由で、ブータンのパロに到着。パロを観光後、首都のティンプーへ。
6月22日　ティンプー市内観光。プナカの後、ワンデュ・ポダンへ。
6月23日　峠を越えて、ブムタン地方のジャカル（チャムカル）へ移動。
6月24日　ニマルン寺でツェチュ祭の見学、ジャカル観光。
6月25日　クジェ・ラカンで大掛仏の御開帳、ツェチュ祭見学後、トンサへ。
6月26日　トンサで観光後、再びティンプーへ。
6月27日　ティンプー市内観光後、パロで民家訪問。
6月28日　パロ観光。タクツァン僧院。
6月29日　コルカタ経由でバンコクへ。深夜にバンコク発。
6月30日　帰国。

エリア ジャカル(ブータン)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

昨夜、このロベサ村を散歩した時に唯一店が並んでいた一角を、出発前に散策。壁にポー（男根）の絵。家を魔から守る働きがあるとか。

泊まった、ホテルＹ・Ｔ。

今日は、2つの峠を越えて中央ブータンのブムタンまで行く長距離の移動日。
途中、ワンデュ・ポダン・ゾンに寄る。

ワンデュ・ポダン・ゾンの僧。

中庭。

ワンデュ・ポダンから川を挟んで向かい側、リンチェンガン村。インドから移住してきた人の子孫。

車で2時間の移動後、ブータン国内でも有数の標高3360ｍのペレ・ラ。

さらに1時間後、チョンデブジ・チョルテン（ネパール式仏塔）に到着。
マニ車を手にする参拝者。中にお経を印刷したものが入っていて、1回転させれば読んだのと同じ功徳があるという。

トンサ・ゾンとトンサの町。帰りに寄るので、遠景だけ。

ヨトン・ラ、標高3400ｍ。今回の行程中、最高地点。

織物の有名なブムタン地方のスンゲイに到着。織物工房即売所。

織物工房前。
この後、長い移動が終わり、中央ブータンの中心地ジャカル（チャムカル）のホテルに到着。

翌日、朝食。真ん中は、そば粉で作ったパンケーキ「クレ」。

ジャカルで連泊したミファム・ゲストハウス。

今日は終日、ツェチュ祭とブムタン谷の観光。まずは、ツェチュ祭を見学にニマルン寺へ。
「ツェチュ」とは「月の10日」を意味する。ヒマラヤ地方に仏教を広めた高僧パドマサンババ（グル・リンポチェ）が極楽に去る際、言い残した言葉が由来となり、月の10日に法要が行われるようになった。

露店。

民謡と踊り。

僧侶によって、チャムと呼ばれる仮面舞踏が演じられる。

ニマルン寺、境内前。

着道楽のブータン人は、子どももおめかし。

シャナ（黒帽の舞）。重要な演目。

合間に、アツァラ（道化）がパントマイムで観客を笑わせる。

窓から見物しているのは、高僧。

二階席。

一階席。

一旦、後にして、午後からはブムタン谷の観光に。

この辺りは、7世紀前半に初めてブータンに仏教文化が伝わった地域で、もともと主教の中心地だった所。
まずは、ブータン最古の寺院の一つ、ジャンパ・ラカン。
7世紀にチベット文化圏を統一したソンツェン・ガンポ王が全国に108の寺院を建立し、ブータン国内に建てた2つが、パロのキチュ・ラカンとここだという。

中庭。

回廊。

次に、ウォンデュチョリン宮殿。
1856年、初代国王の父が建設。敷地内に超高級ホテルを建設中。

ジャカル・ゾン。
1646年、建立が始まる。ここは他のゾンと違い、僧院としての機能がないのが特徴。

中庭。

メンバル・ツォ。
高僧が経典を発見したと信じられている聖地。

付近の崖にはたくさんのツァツァ（遺灰を混ぜて作った円錐形の物）。

その後、ジャカルのメイン通りを散策。バー。

演奏が聞こえる民家に近づくと、家人に中に招かれる。故人の供養？か何か。

メイン通り。中腹にあるのが、宿泊したホテル。

泊まった部屋。室内は、伝統様式の建築。

夕食。そばの押し出し麺「プタ」と、ブムタンの地ビール「レッド・パンダビール」。