代々木～新宿～新大久保

2015/10/04 - 2015/10/04

好天に恵まれ、都内の気になっていた所を散歩してきた。

目指すは、日本最大のコリアタウンの新大久保。ここ数年、日韓関係が悪化してきていて、その影響を受けているという、代わりにイスラム関連の店舗が増えたイスラム横丁も気になっていた。

日韓の人の往来は５５０万（２０１２年）、５２０万（２０１３年）、５０４万（２０１４年）と年々減少している（外務省北東アジア課発表）

散歩は代々木から出発し、新宿から新大久保へ進んだ。

韓流のドラマなどは見たことがなかったが、近年、ソウルやプサンに旅行していて、最も身近な外国として、親しみを覚えている。

コース

代々木
代々木ビレッジ

新宿
花園神社－ロボットレストラン－ゴジラヘッド－大久保公園

新大久保
韓国広場－イケメン通り－小泉八雲記念公園－ソウル市場－韓流百貨店－イスラム横丁－皆中稲荷神社

エリア 大久保・新大久保(東京)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩

代々木駅徒歩２分にある代々木ビレッジ。

２０１１年にオープンした新商業施設だ。

大学受験で1年間通った代々木ゼミナールの横にあり、場所が懐かしかった。

ここの庭は、プラントハンターが、世界中から集めたグリーンをジャングル風に配置しているという。

こういう風景が一番好きかな。行ってみると通り抜けもできた。

奥へ向かって進むと、新郎新婦の入場シーンを見ることが出来た。

近くの北参道駅から新宿3丁目まで１駅メトロに乗る。

新宿伊勢丹デパート前に出て、花園神社へ行く。

境内では骨董市をやっていた。

古い食器や、置き物、写真、古銭、着物、果たして売れるものだろうか。

江戸時代から続く神社が新宿にあるのが不思議だ。

この先の鳥居の前に、新宿区有形文化財の「唐獅子」を見ることができたが、金網に守られていて、撮影はやめた。

話題の新宿・ロボットレストランに来てみた。

レストランと言うより、総額１００億円の巨大ロボットと人が踊るエンターテイメントショーだそうだ。

１５時からの入れ替え制で、ここに並んで当日券のチケットを買うみたいだ。

かなり、久しぶりに歌舞伎町を歩く。

まだ午前中なのに、一人歩きだと「ビデオどう？」と５人位から声を掛けられる。

歌舞伎町では最近でもぼったくり被害がニュースになっている。

新宿コマ劇場跡にできた新宿東宝ビル。

そこにゴジラが出現して話題になっている。

ゴジラヘッドを下から見上げてきた。

新宿東宝ビル８Fホテルグレイスリーカフェ「ボンジュール」に行くと身近に見られるという。

さらに数分進み、大久保公園に来た。

ここではイベントをよくやっている。

つけ麺Ｖｓラーメンのイベントだった。

１０／０２〜２５日までの長丁場だが、店舗は１週間単位で変更となるようだ。

どちらに軍配が上がるのだろうか。

僕は汁好きなので、つけ麺はまず頼まない。

職安通りに出た。この辺りからコリアタウンと言える。

まずは、韓国広場に入って見る。

日本最大級の韓国スーパーだ。

韓国の食材ばかり売っている。

カップメンも日本のスーパーでは決して売っていない。

味噌やタレも旨そうだ。

お肉をはじめ、いろいろ試食した。

ドンキホーテがある角まで少し戻り、ジョンノホットク屋台脇の道に入る。

大きな看板が目を引く。ジョンノホットック1号店。

ジョンノホットクの脇道に入ると、壁面に大きなじゃがいものオブジェが。

この脇道は、イケメン通りと言われ、コリアタウンの１つのメインストリートと思われる。

ランチは、事前に３つ調べてきており（珍しい）、入りやすそうで、メニューが写真付きで、外看板にあったので、「カントンの思い出」にした。

以前、ソウルで食べたサムゲタン（参鶏湯）の絶品の味が忘れられず、それを頼んでみた。

１人前のランチでは、ハーフであったが、熱々の料理は、やはりめっさ旨かった！これで８８０円なので、大正解であった。

店内は奥に広がっていて、程よく空いていて、一人で１つのテーブルを使用しても苦にならなかった。

この通りは韓流グッズ、飲食店、露店、カフェが多かった。

人通りもそこそこなので、ブームは終わって落ち着いたように見える。

小泉八雲記念公園

イケメン通りから少し脇へ入ると記念公園があった。

明治期の作家、学者で、松江城近くに旧居跡があり、そこを訪ねたことからその存在を知るようになった。ＮＨＫで、彼を主人公にした日本の面影というドラマを覚えている。

このイケメン通り近くの記念公園辺りに住み、終焉の時を迎えたそうだ。

イケメン通りに戻る。

化粧品も多い。

ここはまさに韓国だ。

ソウル市場

大久保通りに突き当たり、左折する。この道も韓流メインストリートだ。

すぐに、店内に屋台村もある韓国食品スーパーのソウル市場があった。

今回、ここの屋台に一番行列ができていた。

その店内の屋台の様子。

ホットクやトッポギ、知っている名前を見ると親しみやすい。

日本のマーガリンのような容器で販売していたヤンニョムとコチュジャン。

これは大久保通りの向こう側の店。

この味咲（アサ）は、チャン・グンソクが、来日中に訪れたことのある店だそうだ。

韓流プラザと、日本最大、韓国コスメショップ、チョンガーネ。これも道の向こう側。

韓定食　南大門

ジョンノホットク店は、この周辺に数店ある。

韓流百貨店

「韓流の中心」と呼ばれ、ファンのランドマーク的存在だったというが・・・

韓流ブーム衰退で、昨２０１４／５月経営破綻した韓流百貨店、とＮＥＴに出ていたが、営業していた。

新大久保駅前、東側交差点にあるＩＤＯＬ ＰＡＲＫ （アイドルパーク）。

数年前、この店舗前には、大勢の観光客がひしめいていて、流行を実感したが、今日は特に目立たなかった。

新大久保駅ガード下の大壁画「天使のすむまち」

新大久保商店街が、以前、「天使のすむまち」をテーマに町興しとした。その時の壁画がガード下に残っている。

天使は国境が無く、世界中から来る人々に受容れられるとして、シンボルにしたという。

ガード下を抜けて、はじめの小道を右に曲がると、イスラム横丁だ。

グーグルマップで、イスラム横丁と打つと一発でここを指し、ストリートビューで３６０度様子がよくわかる。

ＮＨＫの新日本風土記の新大久保に、この新宿八百屋の主人が出ていた。

割と狭い範囲ではあるが、イスラム圏と分かる人々を多く見かけた。

その向かいにあるイスラム食材店のグリーンナスコ

店頭では、ケバブも販売していた。

このビルの４Ｆにはモスクもあるらしいが、外観では分からない。

バラヒ・フード＆スパイスセンター

この店の前のメニューでは、手書きでＨＡＬＡＬ　ＬＵＮＣＨを書いてあった。

この辺りの店では、皆ハラルフードと書いてあった。

イスラム教の作法に従って処理された牛肉や鶏肉などがハラルフードだ。

大久保通りに戻り、通りを横断するとすぐ、皆中稲荷神社がある。

住所は新宿区百人町となる。

その漢字の読みの「みなあたる」から、賭けごとに縁起がいい名前とされ、人気がある。

そしてここは、江戸時代、伊賀組百人鉄砲隊の屋敷があったことに由来し、いまでもこの神社でその火縄銃の試射演武を行う。

鉄砲組百人隊行列は、新宿区の無形民俗文化財になっている。

そしてこの辺りでは、つつじが自生していて、鉄砲組は定住後、屋敷内で余暇を利用して、つつじの栽培をし、やがて名所として江戸で評判となったという。


今、ここにはつつじは無いが、毎年4月にこの神社で、つつじ祭りが開催されるという。また群馬のつつじ祭りのつつじも、この大久保のつつじだという。

今回の散歩はここまで。