中央アジア3ヶ国の旅(9)　ドゥシャンベ

2015/08/21 - 2015/08/22

2015年の夏休みは9日間で中央アジア3ヶ国（キルギス、カザフスタン、タジキスタン）に行ってきました。

中央アジア3ヶ国の最後はタジキスタン。首都ドゥシャンベに実質半日の滞在で、情報も乏しくあまり期待していませんでしたが、意外と楽しむことができました。

＜旅程＞
【0日目(8/14)】
　中部21:35→
【1日目(8/15)】
　→北京0:05（EY＝エティハド航空）
　北京5:35→イルクーツク8:50（S7＝S7航空）
　イルクーツク14:35→ノヴォシビルスク15:15（S7）
【2日目(8/16)】
　ノヴォシビルスク1:40→ビシュケク4:20（S7）
　ビシュケク〜アラ・アルチャ〜ビシュケク〜チョルポン・アタ
　チョルポン・アタ泊
【3日目(8/17)】
　チョルポン・アタ〜カラコル〜アルティン・アラシャン
　アルティン・アラシャン泊
【4日目(8/18)】
　アルティン・アラシャン〜アラクル湖〜カラコル谷〜カラコル
　カラコル泊
【5日目(8/19)】
　カラコル〜ビシュケク
　ビシュケク泊
【6日目(8/20)】
　ビシュケク〜アルマティ〜メデウ〜アルマティ
　アルマティ泊
【7日目(8/21)】
　アルマティ11:15→ドゥシャンベ12:00（KC＝エア・アスタナ）
　ドゥシャンベ泊
【8日目(8/22)】
　ドゥシャンベ4:25→ドバイ7:00（FZ＝フライドバイ）
【9日目(8/23)】
　ドバイ3:00→関西17:10（EK＝エミレーツ航空）

エリア ドゥシャンベ(タジキスタン)

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: フライドバイ エア・アスタナ
• 旅行の手配内容: 個別手配

上空からのドゥシャンベ市街は茶色っぽい印象。
周りを高山に囲まれているはずですが、空気が霞んでいるので、景色は期待できそうにありません。

定刻通り12:00頃にドゥシャンベ空港に到着。
審査場で入国カード（英語併記）に記入し、スムーズに入国審査を通過できました。
歩き方には税関申告書に所持金や所持品の記入が必要とありましたが、用紙が見当たらず、申告書を提出する機会はありませんでした。

12:15頃には到着ロビーに出られました。
ATMで引き出すほどお金を使いそうにないので、両替所で米ドルをソモニに両替（10米ドル→66ソモニ）。

ドゥシャンベ空港 (DYU) 空港

空港ターミナル

隣にもう一つターミナルがありましたが、国内線用でしょうか。

今夜の宿は空港から歩ける距離なので、空港前の道を真っ直ぐ歩いて向かいました。

壁画が描かれた建物

東西に走るアイニ通りを横断

住宅街と思われる路地に入り

空港から約25分で本日の宿に到着。
宿を探していたら、通りがかりの子供が場所を教えてくれました。

ドミトリー1泊20米ドル。
バスタオル付でした。

宿に荷物を置いて散策を開始。
中国風の建物がいくつかありました。

宿から歩いて10分強で「ショフマンスール・バザール」。
大きなバザールで、とても賑わっていました。
有料トイレは1ソモニ（約20円）。

雑貨のお店

茶葉がたくさん売られていましたが、タジキスタンの名産なのでしょうか。

野菜

野菜なのか果物なのか？？？

果物

大きなスイカ。
楕円形の果物（？）は何でしょうか。

室内には肉の市場

大量のナン

サモサを購入しましたが、キルギスやカザフスタンよりもかなり安く、1ソモニ（約20円）。

ニンジンやタマネギ

ミリタリーグッズのお店

さっきサモサを食べたばかりですが、食堂で声を掛けられてプロフ（5ソモニ＝約100円）とチャイ（1ソモニ＝約20円）も頂きました。

食堂で相席したおばあさん

食堂の店員さん。
タジキスタン人はフレンドリーな感じで、あちこちで声を掛けられました。
決まって「ニーハオ！」と言われるのが微妙ですが、、、

市場からアイニ広場への通り沿いには商店が軒を連ね、私が歩いた範囲ではドゥシャンベで最も賑わっていました。
キルギスやカザフスタンと比べてイスラム色が強い感じでした。

アイニ広場の北側の旧総合博物館

アイニ広場とアイニ像。
ドゥシャンベにはアイニの名を冠したものが多いですが、後で調べたところタジキスタン人の作家だそうです。

広場の像。意味するところは分かりませんが、、、

大通りの真ん中に並木道の遊歩道が設けられたルダーキー大通り。
ドゥシャンベは、からっとした暑さで日陰なら過ごしやすかったです。

政府関係と思われる建物

アイニ記念オペラ・バレエ劇場

ツインタワーのある建物

国会議事堂

イスモイル・ソモニ記念碑。
イスモイル・ソモニは900年頃にこの地域を支配していたタジキスタンの英雄だそうです。通貨ソモニも彼の名に由来します。

裏側からイスモイル・ソモニ記念碑と噴水

タジキスタン紋章記念碑

紋章記念碑からイスモイル・ソモニ記念碑方面。
この一帯は日陰がないのでとても暑かったです。

国家宮殿と巨大なタジキスタン国旗。国旗は近そうに見えて意外と遠くにありました。

「ナウルーズのレース場」と歩き方には書いてありましたが、競馬場でしょうか。

ルダーキー公園

ルダーキー像。
ルダーキーは10世紀頃の詩人だそうです。

ルダーキー像前から噴水と国立図書館

タジキスタンホテル

タジキスタン総合博物館

タジキスタン総合博物館 博物館・美術館・ギャラリー

巨大なタジキスタン国旗。
世界一高い国旗掲揚ポールとのことですが（165m）、本当でしょうか。

総合博物館前の騎馬像

円形劇場

ヴァルゾブ川を渡って対岸へ

川の向こうの公園には広い池があり、泳いでいる人もいました。

池の畔に立派な建物

地図によるとTea Houseという建物のようです。

Tea Houseにスーパーが入っていたので涼みがてら買い物。水1.5リットルが2ソモニ（約40円）でした。
タジキスタンで購入したミネラルウォーターは、どれも雨水を塩素殺菌した山小屋の飲用水と同じような味でした。高いブランド物なら違うかもしれませんが、、、

イスモイル・ソモニ大通りを走るトロリーバス

マルシュルートカ

総合博物館を別の角度から見ると円筒を組み合わせたような形をしていました。

再びヴァルゾブ川を渡って東岸に戻ります。

これは作家たちの像らしいです。

大統領宮殿

ドラマ劇場

大きなモスク

逆光で写真を綺麗に撮れませんでしたが、写真で見るウズベキスタンのモスクのような感じでした。

反対側から

モスク内ではちょうどお祈りが行われていました。

どなたか分かりませんが、公園に設置されていた像

「チャイハナ・ラハト」で夕食

開放的な建物で、英語のメニューもありました。

ラグマン（14ソモニ）、ナン（1.2ソモニ）、チャイ（1.5ソモニ）＋税？で合計19.8ソモニ（約400円）

トイレは中庭の向こうにあり、有料で1ソモニ（約20円）でした。

ルダーキー広場に戻ると、ルダーキー像と噴水が綺麗にライトアップされていました。

国立図書館

イスモイル・ソモニ記念碑とタジキスタン紋章記念碑の間の噴水もライトアップ

色が次々と変化していき

とても綺麗でした。

噴水とイスモイル・ソモニ記念碑

イスモイル・ソモニ記念碑を正面から

ルダーキー大通り

アイニ記念オペラ・バレエ劇場前の噴水もライトアップされていました。

クラシック音楽が流れ、噴水の色や形が次々に変化

なかなか楽しい噴水ショーでした。

ショフマンスール・バザール

21時頃に宿に戻り、シャワーを浴びてしばし就寝

深夜1時半頃にチェックアウトして歩いて空港へ。
所々に街灯のない場所、段差、蓋のないマンホールなどがあったので、ヘッドライトが役立ちました。

約25分で空港に到着。
結局、タジキスタンでは交通機関を一度も利用しませんでした。

真夜中にもかかわらずターミナル内は混雑。
2:10頃にチェックインカウンターが開き、日本までの2枚の搭乗券を入手できました。

セキュリティチェックと出国審査は少し並んでいて所要30分程度。
出国審査後にも再度のセキュリティチェックがあり、所持金を聞かれましたが、米ドルはその場で数えて見せ、タジキスタン・ソモニとロシア・ルーブルは所持している旨を告げただけでOKでした。

制限エリアでは無料wifiが使用可能。
売店、自販機では水0.5リットルが5ソモニ（約100円）でした。

余ったソモニで軽く食事をしましたが（15ソモニ＝約300円）、外見から想像したのと違う魚料理で美味しくありませんでした。

フライドバイのドバイ行きは4:30頃に出発。
エミレーツ傘下のLCCなので、飲み物や機内食はもちろん、映画等も有料でした（映画35AED、テレビ番組・オーディオが15AED）。

（ドバイ編に続く）