春ちょい浅い、中央アジアめぐり　～ドゥシャンベ、ウルムチそして帰国～

2015/04/23 - 2015/05/08

今年のゴールデン・ウィークは並びがよかったので
そこに無理やり数日つけて
ウルムチからドゥシャンベまで、
カザフ・キルギス・タジクのスタン系を周って来ました。

予備日を結構設けていたはずなのに
ふたを開けてみると、一日しか残らなかったほど
思った以上に、色々と時間が費やされました。

季節がちょっと早かったみたいで、3カ国とも
出会った旅行者は数えるほど。
キルギスでは吹雪いた深夜に凍えました。

でも、その荒削りな大自然は今まで見てきたどの風景よりも
深く心に刻まれて……。
日本からさほど離れていないそれらの場所に
旅行の原点を見つけた２週間となりました。

①4月23日　羽田→北京→ウルムチ　☆NH961,CA1291 　
②4月24日　ウルムチ→→→　　　　※車泊
③4月25日　　　　　　　→→→アルマトイ　★国際バス＠26時間　
④4月26日 　アルマトイ→→ビシュケク　★ミニバス＠5時間　　　
⑤4月27日 　～ビシュケク観光～　　　　　　　　　　　　　　　
⑥4月28日　ビシュケク→→→オシュ★複数人で車チャーター＠10時間
⑦4月29日　～オシュ観光～　
⑧4月30日　オシュ→→→　　　　　※気づくとホームステイ　
⑨5月01日　　　　　→→→ムルガーブ★乗り合いランクル＠25時間
⑩5月02日　　ムルガーブ→→→ホログ★乗り合いランクル＠8時間　
⑪5月03日　～ホログ観光～
⑫5月04日　ホログ→→→ドゥシャンベ★乗り合いランクル＠14時間

★⑬5月05日　～ドウシャンベ観光～
★⑭5月06日　ドウシャンベ→→ウルムチ　CZ6020
★⑮5月07日 　～ウルムチ観光～
★⑯5月08日　ウルムチ→→北京　CA1290　※空港泊
★⑰5月09日　北京→→成田　NH956

1元＝\19.3
1テンゲ＝\0.7(カザフスタン)
1ソム＝\1.9 (キルギス)
1ソモニ＝\20(タジキスタン)

東京⇔⇔ウルムチ　UA特典航空券　￥6399　
ドゥシャンベ→ウルムチ　中国南方航空　\19990

エリア ドゥシャンベ(タジキスタン)

ドゥシャンベ
翌朝、目覚めると、
季節は一気にすすみ、夏だった。

日焼け止めを塗って
近くにある
シャー・マンスールバザールへ行ってみた。

緑を売買する人

オレンジ色をひたすら切る人

赤系統で商売する人

市場はいつもカラフル。

バザール内
ジモティで賑わっていたスタンドで朝食。
揚げパン(中身ちょっとだけじゃがいも)＋レモンジュース
２ソモニ

はまってしまって、翌日も通った。

ひなたを避けて
街をあっちこっちしてみる。

この広場の一角だけ
超立派

図書館も金をかけているし

噴水も必要以上に吹き上げていた。

市民の憩いの場

遠くに山々

オリジナルなファストフード店がたくさん。

お昼時、ルーダキー大通り沿いにある
これまたジモティで大盛況の
『メルヴェ』でハンバーガーのセットをパクつく。
29ソモニ
この店、シグナル弱いけれどwifiフリー。

申し合わせたような
Coke2ショット

ツム百貨店、
久しぶりに見たソビエト連邦

明るく投げかけてくる言葉は
きまって『ニーハオ』

そんなドゥシャンベの市内だった。

■□Green House Hostel□■
女子ドミ(6ベッド) 素泊まり　＄15〜20
大型キッチン(お茶・コーヒーはフリー)
ホットシャワー
フリーwifi
洗濯機(有料)
バスタオル

一軒家を改築してオープンした新しいホステル。
オーナーは英語が堪能で、ほんわかしたタジキスタン人

バザール・空港・ランクル着場　徒歩圏内。

ダレかの家に
ホームステイしている感じ。
移動の疲れが吹っ飛んだ。

ホステルの中庭では
これからパミールに向かおうという
モスクワから来たロシア人ライダーが
今まさに旅立とうとしていた。

いい旅を。。。

女子ドミは私ひとり。

一人ということで、
チェックアウトの時間を過ぎても
部屋をそのまま使わせてくれた。
深夜のフライトだったので助かった。

ドゥシャンベ空港

役人に別室へ招かれ現金チェック。
ウワサには聞いていたけれど本当だった。

聞かれて答えた持ち金が実際に合っているか
役人の前で答え合わせ。
自分で数えてみせたので、面倒なことはなかったけれど、
ちょっと鬱陶しい。

8割方、搭乗したぐらいで
制服姿の役人が突如として乗り込んで来て、
再び、謎のパスポートチェックが始まった。

みんな出国済みのはずなのにねぇ。
狭い機内、乗り込んでくる乗客とチェックする役人で
にっちもさっちも……。

中国人の身分の高い？兄さんがタジキスタンのおばちゃん役人に
激しく抗議した。
互いに首からぶらさげた身分証を掲げて、目くそ鼻くその小競り合い。

しばらくして役人は何事もなかったように降機して
乗客全員、タジキスタンの地を飛び立った。


面白すぎて
中央アジアの余韻に浸っているヒマなどなかった。

朝
スタート地点のウルムチに戻って来た。

８時始発のエアポートバス＠15元で市内へ。
そして投宿。

●○格林豪泰烏魯木齊新華南路商務酒店○●
シングル(バスルーム付) 161元

部屋は狭いけど
ミネラルウォーターなど必要なものは何でもあった。
バザールへは徒歩圏内。
受付の小姐は言葉が通じなかったけれど
気持ちのいい人で、ちょっとしたことは、
筆談で意思の疎通が可能だった。
朝から部屋を使わせてくれたことも多謝。

見所の少ないウルムチだけど

立派な新疆ウイグル自治区博物館や

雰囲気のある新疆国際バザール

階段上って紅山公園があった。

なんとなくファッションチェックして

見覚えのある顔に微笑んで

セキュリティの厳しさに唖然とし

大都会、がんばる馬に心惹かれ、

テロ警戒でポリスが溢れている街中を
ぶらぶらした。

そして
中央アジアで減退していた食欲が
ここで一気に回復。


水餃子

ゲバブ

麺

饅頭

目についたもの、
お腹が減っていなくてもパクついた。

そんな『食』の宝庫、ウルムチ市内に別れを告げ
搭乗ゲートで待っていると、
21:10発の中国国際航空、遅延が発覚。
アナウンス一切なし。
勝手に判断するところ、到着便の遅れのための
なし崩しDelayedの模様。

どのくらい遅れるのかなと思ったけれど
結局、１時間ぐらいでこと済んだ。
乗り継ぎ時間は、たっぷりあるのでOK

帰国便はビジネスクラスで発券した。

中国人のリッチピープル?の多くは
機内食をスキップしてタブレット。

庶民の自分はもちろん、ありがたく頂く。

北京首都国際空港
ターミナルCからEに移動して
午前２時

エアサイドは売店がひとつオープンしているだけで
いい感じに静まり返っていた。

手ごろな椅子を見つけ
数時間ほど、おやすみなさい。

目覚めるとラウンジがオープン。
移動して身支度を整えた。

8:30 ほぼオンタイムでテイクオフ。

リーマンではない自分、帰宅したらすぐ仕事。
たっぷり休んだ分、頑張らないと、とほほほ。
日常に戻るその前に、ちょっとだけいい夢を。

こうして
朝っぱらからひとりルネッサンス。
心地よく帰国しました。

中央アジア、ありがとう。。。
機会があったらまた、ぜひ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり