2015/08/12 - 2015/08/12
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地酒大好きさん
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厳しい残暑が続いています。涼しい場所を探して、岐阜県中津川市と長野県南木曽町の境にある夕森天然公園(1560m)に登ってきました。
昨日(火曜日)に会社から帰宅して夕食を済ませたあと、すぐ支度をして車で出かけました。今日登らないと、明日から雨の予報が出ていたからです。国道363号線をすいすい飛ばして恵那市、中津川市へと走りました。この国道は昼間でも車が少ない上、信号がほとんどないため渋滞とは無縁です。中津川市の道の駅で車中泊です。広い駐車場にはすでに車中泊らしき車が20台ぐらい停まっていました。さいわい窓を閉め切っても暑くなく、よく眠れました。朝方は冷えて5時頃に目がさめました。
登山口がある、田立の滝を目指して走りますが、道を間違えてとんでもない林道の奥まで入り込み、通行止めのゲートまで行って間違いに気づきました。登山口に着いたのは午前7時でした。すでに豊橋ナンバーの車が1台あり、早く出発したようです。わたしもすぐ出発です。この登山道はたくさんの滝(総称して田立の滝と呼ばれています)を巡るコースに沿っていて、気分的にも涼しげです。気温は20度でしたが、湿度が高いため汗がしたたり落ちます。木道や木の階段が多く、それも古いものがけっこうたくさんあり、気を付けないと転落したり板の間に落ちたりします。あまりにも古い木道は危険なので、最近新しく金属製のものが造られており、滑らなくて安全です。でも、有名な「ちどり桟橋」はスケスケのまま健在です。これも近い将来に金属製に造り変えられそうなので、見たい人は今のうちに行くべきです。ヤマジノホトトギスがたくさん花を付けていました。
谷沿いの登山道を登り詰めると林道に出ます。標高1300m〜1400mにある林道で平坦ですから涼しくて快適です。チョウやトンボがたくさん飛んでいました。ルンルン気分で歩いていると突然目の前に動物が現れてびっくりしました。実は林道沿いにある新しい避難小屋に備えてある登山者ノートを読んでいたら、「クマが現れて驚いた」という記述を見たすぐ数分後だったからです。でもよく見るとニホンカモシカの子供みたいでかわいくて、そばまで行っても逃げません。数メートル近くまで近づくとやっと森の中へ逃げ込んで行ってしまいました。クマでなくてほっとしました。ノートに書いた人も、本当はカモシカを見たのではなかったのかと思います。
林道沿いにはリンドウがたくさん咲いていました。茎のてっぺんにしか花が咲かないし、晴天でもほとんど花が開いていないのでオヤマリンドウかも知れません。群生して咲いているので、ここも「リンドウ林道」ですね。見に行くなら今のうちですよ。ホシガラスが上を鳴きながら飛んでいきました。路上にルリビタキの幼鳥がいました。
約3時間で頂上に到着。気温は午前10時で22度で、涼しい風が吹き抜けていました。この夕森天然公園は湿地帯ですが、かなり乾燥化が進んでササが入り込んでいます。でもミズゴケの間にモウセンゴケを観察できました。頂上には展望台がありますが、曇っていて中央アルプスがなんとか見えた程度です。展望台の上で日向ぼっこをしながら時間を過ごしました。今日このルートで登った人は4人でした。
下りは写真を撮りながらのんびりと歩きました。滝が多い場所に来るとたくさんの登山者(正しくはハイカー)がいて滝を見学していました。かれらは頂上まで登らなくて滝めぐりを楽しんでいるようです。昨年は8月3日に登ったのですが、そのときは黄色のタマガワホトトギスが咲いていました。今日も探したのですが、すでに花期は終わっていて花を見ることはできませんでした。タマガワホトトギスが8月初めに咲き、ヤマジノホトトギスが今ごろ咲くようです。両者の花期はずれていて、同時に見ることはできないようです。
駐車場まで戻ると気温は28度でこれでもかなり暑く感じます。汗でびしょびしょなので、いつも行く近くの柿其(かきぞれ)温泉に行くことにしました。さいわい空いていてひとりでゆっくり温泉を楽しめました。ここも28度でしたが、温泉の経営者は暑くてたまらんとぼやいていました。名古屋の暑さを知らないのかな?
楽しい山歩きができてラッキーでした。明日からは天気が悪いので山には行けそうにはありませんから。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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歩き始めるとさっそくアズマヒキガエル君が出迎えてくれました。大きなカエルで、この沢沿いの登山道には多く見られます。
あまり人を恐れなく、近くまで寄っても逃げません。動きもにぶく、普段は跳ばずに歩いて移動します。これでは天敵に襲われやすいのでは、と心配してしまいます。 -
こういう木道や木の階段が続きます。
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またアズマヒキガエル君がいました。手を触れようと近づくと、ちょっと跳びましたが、着地は下手でぐらつきました。体重が重くて、支えきれないのでしょうね。なんとなく憎めないカエルです。
こんな動きの遅いカエルは果たして獲物をうまく捕まえられるのか、またまた心配になります。 -
ツルリンドウが花を咲かせていました。背丈が低い植物ですから、登山者にも気付かれないようです。秋ですね。
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何者かにかじられたキノコです。キノコには毒があるものが多く、何を基準にして食べているのか不思議です。食べれば死んでしまう可能性が高いので、死んだ捕食者は毒があったことを仲間に知らせることができません。それとも捕食者には、人間には感じない独特のセンサーがあって、有毒かそうでないかを見分けているのでしょうか。そういう研究論文を読んだことがありません。
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木道の一部です。
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手作りの木道です。
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この木道もかなり古くなっています。
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崖の上に橋をかけて登山道にしてあります。雨で濡れていたりすると滑りやすく危険です。転落すれば大怪我をします。
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登山道沿いは滝の連続です。これらの滝を総称して「田立の滝」と呼ばれます。
ある滝のそばにあった説明の看板です。昔は立ち入り禁止区域だったようです。 -
途中から見えた不動岩というお大きな岩です。この岩の上まで登ります。
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途中にあった古い避難小屋です。崩壊の恐れがあるので、今では立ち入り禁止になっています。1970〜80年代には活躍した小屋でしょうね。
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朽ちて危険になった木の階段の上に新築された金属製の階段です。これなら滑らずに安全に歩けます。
こういうことにお金がかかるため、登山口に200円を入れる寄付金箱が設置してあります。 -
ヤマジノホトトギスを発見。秋ですね。このあとたくさん咲いていました。
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こういう木造の吊り橋もいくつか架けられています。これがなければ岩を伝い飛びして谷を渡らなければならないので、ありがたい存在です。
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「ちどり桟橋」と名付けられている木道です。これで一気に高度をかせげますが、板の間隔が広いので、濡れていたりすると危険です。これもいつかは金属製になるのでしょうか?できればいつまでも保存しておいてほしい施設です。
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登り詰めると不動岩という大きな岩の上に出ます。ここから平坦な林道歩きが始まりますが、しばらく歩くと新しい避難小屋があります。中は畳敷のスペースもあり快適そうです。
小屋の中には「登山者ノート」が備えられていて、読んでみると、「クマに出会った」との記載もありました。注意が必要です。
新しい清潔なトイレも設けられていて、登山者に優しい登山道です。これらにも寄付金が使われているのでしょう。 -
そのノートを読んだすぐあと、歩き始めると前方に動物が。クマか!と緊張しましたが、よく見るとニホンカモシカのようで一安心。かれはじっとこちらを見ていて逃げません。カモシカの視力は弱いそうですから、かれもこちらを凝視していたのでしょう。
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こちらも恐怖感がないためどんどんカモシカに近づいて歩を進めます。ほんの3〜4mぐらいまで近づいて撮ったのがこの写真です。体が小さく子供のようです。
写真を撮った直後に、かれは左の茂みに逃げ込み、谷へと走って下りていきました。
かわいいカモシカでした。天然記念物に指定されている動物ですから、襲われることがないため人を恐れないのですね。 -
先ほどの「ちどり桟橋」と並んで有名な「手掘りのトンネル」です。昭和時代に木材を運び出す森林鉄道の軌道があったそうです。
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林道の路傍に咲いていたリンドウの花です。秋ですね。
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こういうふうにリンドウが群生していました。どれも茎の上だけに花を付けているし、開いている花がないのでオヤマリンドウのようです。
このようにリンドウがたくさん咲く林道を「リンドウ林道」と勝手に名付けています。 -
稀に花が開いている個体を見つけました。
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林道歩きは50分ほどで終わり、頂上への登りが始まります。10分ほどで頂上に着きます。険しい登りではありません。
頂上近くの古い避難小屋です。現役の小屋です。 -
頂上にある天然公園の湿地にかかる木道です。これは新しいものです。
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湿地にはモウセンゴケがありました。食虫植物です。
栄養分が少ない土地には食虫植物があります。地中からの栄養分が少ないため昆虫を捕まえてそれを栄養分にする植物です。
開発されたりして栄養分が外から流れ込むと、他の植物が入り込んできて、食虫植物は絶滅してしまいます。各地で食虫植物が消えていっているのはご存知のとおりです。 -
夕森天然公園の頂上です。奥に見えるのは展望台です。
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展望台に上がっても周囲の樹木の背が伸びてあまり展望が利きません。かすかに中央アルプスの山並みが見えました。御嶽山方向は森林に隠れて見えません。
曇っていて暑くはありません。気温は午前10時で22度でした。汗で濡れた体には日向ぼっこがちょうど快適でした。涼しい風が吹いており、展望台の上でのんびり過ごしました。暑い下界には下りたくありません。 -
湿地を巡る木道があり、一周してみました。ほとんどが荒れており、改修されていません。湿地が乾燥化しており、ササが生い茂っています。
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ササが繁茂して歩道が見えません。藪漕ぎをして通過しましたが、マダニが心配です。
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今まで気づかなくて今回初めて知ったのですが、頂上近くに水場がありました。地表を流れていないので大丈夫と思い一口飲んでみました。とても冷たくておいしい水でした。ここから湧いているのですね。
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1時間ぐらい頂上で時間を潰し下山開始。
林道に戻ると水たまりにスゲの仲間が花を付けていました。コハリスゲのようですが、正確な名前はわかりません。近くには薄緑のきれいなミズゴケもあり、雰囲気のいい湿地でした。 -
昨年の8月初めには咲いていたタマガワホトトギスは今日は見ることができません。咲いていた場所を探し出してよく見ると、花は終わって実を付けていました。
黄色の花のタマガワホトトギスの花期は8月はじめ、ヤマジノホトトギスの花期は8月半ばということが分かりました。 -
下山して汗を流すためにいつも訪れる柿其(かきぞれ)温泉です。外の緑を眺めながらゆったりと楽しめました。
下山後の温泉は最高ですね。でも家に着くまでまた一汗かきます。
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