2015/07/20 - 2015/07/20
55位(同エリア2181件中)
yokoさん
夏のヨーロッパ旅行に行き始めて今回が5回目
言葉が心配だし・・ということで、添乗員付きのツアーばかりでしたが、仕事を減らした今年は前から憧れていたラベンダーの高原を見に行くチャンス!ということで、ツアーより自由の利く航空券とホテル、オプショナルツアーをセットにした旅行に初挑戦することに・・・。旅行社はフランスを中心にヨーロッパツアーを企画する「空の旅」さんにお願いしました。ネットで見つけた旅行社さんですが、周りで利用している方も多く、評判も良かったので決めました。メールでのやりとりは対応も早く的確でした。
初めての個人旅行、さあどうなりますことやら・・珍道中の始まりです。
7/18(土)関空発11:25エールフランスでパリへ パリ発18:30でマルセイユへ
19(日)セザンヌ街道・カシ・マルセイユ1日観光
20(月)プライベートチャーターでラベンダーとリュベロン
21(火)プロヴァンスからニースへ TGVで移動
22(水)エズ・モナコ半日ツアーとニース観光
23(木)午前中(海水浴とマルシェでお買い物)午後(ルノワールの家・ロザリオ礼拝堂・サンポールツアー
24(金)ニース発9:30
25(土)関空着8:35
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
7/20(月)
今日はいよいよ見たいお花のNO.1であるラベンダーの、しかもプライベートチャーターでのツアーです♪♪
ところが、前日のカシでの食事の際、ご夫婦から聞いた情報によると「今年は暑くてラベンダーが早く終わり、ヴァランソルはほとんど刈り取られていました。」とのこと
とりあえず、プライベートチャーターにしていたので、リュベロンに行ってもいいし、相談しようと考えての出発でした
ドライバーは「南仏プロヴァンスの旅アラカルト」のDAVIDです
南仏生まれでありながら、東京南青山のオーナーシェフをしたり、常盤貴子さんとCMに出たりと日本で10年暮らしていたおかげで、日本語が流暢!
これ以上のガイドはありません♪♪
相談の結果、規模が一番のヴァランソル(そこのラベンダーを見るのが夢でした)に行き、その後リュベロンの「美しい村」にも行くという夢のようなプラン☆☆.。.:*・即、決定です!!
まずは、ラベンダーのエッセンシャルオイルの抽出工場へ
絞ったあとの茎をまとめて運んでいます -
こちらが工場内
ツアーではなく、しかも最盛期を過ぎたからか見学者は私たちだけ・・
DAVIDはこちらの方とも親しいらしく、声をかけたあと勝手にどんどん進みます -
温度を上げて蒸気でオイルを抽出していきます
-
できたエッセンシャルオイルのタンク
1トンのラベンダーから30リットルしかとれない貴重品ですが、「手で触ってもいいよ」との言葉に、こわごわ手をつけると、昔は薬だったというラベンダーの香りが鼻をくすぐります
一瞬にして癒されてしまいましたヽ(*´∀`)ノ -
道路の反対側には・・・
-
一面のラベンダー畑が広がっていました
-
ラベンダーには真性の高所でないと育たないものと、低い土地でも育てやすくたくさんとれるものと2種類あるとのことでした
それぞれ効能が違うそうです
鎮静効果ともう一つは・・・忘れましたが、昔は薬として各家庭で抽出されていたそうですよ -
イチオシ
あと2週間早ければ、満開のラベンダーが見られたようですが、その年によって違うようで、自然のお花は合わせるのが難しいですね
でも、水曜日には全て刈り取られるらしくラッキーだったのかもしれません -
次に訪れたのは、DAVIDの知り合いの蜂蜜屋さん
蜂蜜をとる道具が置いてあります -
色々な種類の蜂蜜をテイスティングさせてもらいましたが、やはりこの時期お目当てのラベンダーの蜂蜜を購入しました
100%無添加の信頼できる蜂蜜です -
2012年には銅メダルを獲得したそうです
盾と防護服が無造作に置いてありました -
イチオシ
外には蜂の巣箱が置いてありました
ラベンダーの畑とオリーブの木・・南仏らしいショットですね♪ -
イチオシ
-
見たいものは「ラベンダーとひまわりのコラボレーション」
確かにきれいですが、少し遅すぎた感は否めません -
近くにアーモンドの林がありました
2月には花が咲いてきれいだそうです -
アーモンドの実がなっていました
今年は少ないみたいです -
南仏のセミです
日本のセミよりは少し小ぶりで羽は透明です
鳴き声も少し控えめですかね
フランスでは、北のほうではセミがいないので、セミの声を聞くとバカンスに来ていると実感するそうです -
「お買い物したいですか?」
とのDAVIDの質問に「はい!」と返事してロクシタンの工場直営のお店へ
ロクシタンの工場はここ一つだけで、世界に発送されているとのこと、ビックリです!
オリビエ・ボーサンが子供時代に過ごしたプロヴァンスのことを思い出し歴史を残したいと始めたとか・・・
今はすっかり世界の女性のハートをつかんでいますね
見学ツアーもあるようですが、今回はお買い物のみ -
市内のお店より割安で買えるとのことで、お客さんでいっぱいでした
-
お店と道を挟んで反対側に駐車場があります
車に乗ってリュベロンに出発! -
の前に・・・
「レストランでゆっくり食事をするか、サンドウィッチを買ってピクニックランチで多くの村を周るか、どちらがいいですか?」とDAVID
前日、昼夜コースの食事で失敗した私たちは、迷わず「ピクニックランチ♪」
ということで、パン屋さんに立ち寄ります -
美味しそうなタルトもあり、スイーツ好きの友人は目がくらみますが・・
-
お昼ご飯なので、やっぱりサンドウィッチを二人でシェアしました
車の中で食べながらの移動も、また楽し♪ -
「もう少ししたら、ひまわりの咲いているところに着きますよ」
「まだです。もう少し」
のあとのこの光景!!
思わず車の中で跳び上がりそうになりました(*゚▽゚*) -
少しずつアップにします
-
イチオシ
何でもない小屋が素敵なんです♪
-
それにしても、ここのひまわりはなんて元気なんでしょう!!
もう1ヶ月ぐらい雨は降っていないそうなんですが、アルプスの伏流水のお陰でしょうか? -
ほら、こんなに大きな花♪
ひまわりオイルになるそうですよ -
そこから少し行くと、何も言わず車を停車
「何か探しているの?」
「そう」
「これ!永遠の命、美しさと言われているイモーテルの花です」
ロクシタンのポスターにも使われていて、目玉となっている化粧品にも入っているそうです。
こちらは、自然の花なので小さくてすでに枯れているように見えますが、それでもドライフラワーのようにまだ綺麗でした
「永久花」と言われる所以でしょう -
近くの草には、小さなかたつむりがたくさんついていました
そう言えばラベンダーの畑にもいました
DAVIDによると、「この時期は雨が降らないので、植物から水分をとっているんです」とのこと
自然の知恵ってすごいですね -
その後いよいよ「フランスの美しい村」の一つルシヨンに到着しました
赤くなっているのはオークル(鉄分で赤くなっている)だそうです -
家々もオークルを使って作られています。
ヨーロッパ各地にも輸出されていたそうですが、科学染料に取って代わられ、現在は採取されなくなったそうです -
赤い壁と緑が青空に映えます
-
暑い夏でも花を絶やさないのが、フランスらしいですね
-
ちょっとした路地が絵になります
-
イチオシ
次に行ったのがゴルド
全景が見える場所は道路から一段下がったところ
「降りれない〜」と思っていたら、そこはフランス人のDAVID
一人ずつ抱き抱えて下ろしてくれました(ダイエットしておけばよかった!)
降りたところからは、この絶景!! -
石の建物の白と緑、そして青空
「素晴らしい!」の一語に尽きます
今日は盛りだくさんなので、ゴルドは中に入らず次に行きます -
イチオシ
楽しみにしていたヴァランソルのラベンダーは、ちょっと残念な状態でした
前日ご一緒したご夫婦から「セナンクのラベンダーが、まだ一番きれいだったよ」と聞いていたので、セナンク修道院にも寄ってもらいました
少し北の方にあるからか、まだ紫の色が残っていて、パンフレットの画像そのままの景色に出会え幸せです! -
ホントならヴァランソルだけで、リュベロンには来る予定ではなかったので、欲張りプランに大満足です♪
-
-
こんな田園風景を見ながらのドライブは、それだけで癒されます
-
次に到着したのは・・・
あまり人のいない静かな村で、DAVIDは一番好きだと言っていました
その村はメネルブ
1990年代に「南仏プロヴァンスの12か月」という本を書いたピーター・メイルが住んでいた村として有名です -
ピーター・メイルはイギリスの広告マンでしたが、生きる歓びを求めてロンドンを引き払いこの村に移り住んだということです
オリーブが生い茂りラベンダーが薫る豊かな自然、多彩な料理とワインに恵まれた食文化、素朴な人々との交流を題材にしたエッセイは、瞬く間に世界で読まれるようになり、たくさんの観光客が押し寄せるようになったとか・・・
それでも村人は動じることなく普段の生活を営み、ブームが下火になった今も静かな日常を見せてくれていました -
ぶどうの実がなっていました
ワイン用の種類なので、食べてもあまり甘くないとのことです -
向こうに見えるのは村役場の鐘楼です
-
見晴らしの良いレストランがありました
静かな村にはレストランやお店は数件しかありません
中に入ってお庭を見せてもらいました -
岩山の上に建っているので眺めはすばらしかったです
要塞になっており、宗教戦争時には、5年もの間血で血を洗う激しい戦いが続いたということです
現在は美しい邸宅が並びイギリス人の別荘も多いとか・・・ -
-
車に乗ってこんな狭い道を次に進みます
運転が上手なので、フランス語で声をかけながらどんどん進みます
ちなみにこのバンは今年の5月に買い換えた新車
エアコンもよく効き、ピカピカに掃除がされていて快適でした! -
「実は僕のスモモの木があるんだよ」と言って道路の傍らに車を停めると、木の茂みの中に入っていくDAVID
-
上を見ると小ぶりながらスモモの実が・・・
-
白いシャツでこすった後、渡されたスモモ
一口かじると甘い果汁が口いっぱいに広がって・・・
どう見ても道端のスモモの木は、子供の頃に戻ったような冒険心を思い出しました -
木々の間からまたもや美しい村が・・・
-
立ち寄ったのはボニューの村
教会を石造りの家が二重三重に取り囲んでいます -
-
おうちの入口に並んで植えてある糸杉
1本は「いらっしゃいませ」
2本は「食事ができますよ」
3本は「泊まることができますよ」
の意味だとか・・・
糸杉はよく見かけるけど、そんな意味だとは知りませんでした
さすが南仏生まれ、色々なことを知っていてお話(もちろん日本語)も楽しいです
南仏といえば暑くかわいたイメージですが、冬はミストラルが吹いて寒いそうですよ
風が強いので、途中の家の屋根の上に大きな石が乗せてありました -
そして最後に着いたのがルールマラン
駐車場の通りには、プラタナスの並木が影を落としています
35度以上のこの日は、日陰がありがたいです -
村の中を案内してくれます
こちらは、日本人が経営する雑貨屋さん
残念ながらこの日はお休みでしたが、センスのいい雑貨が並んでいました -
-
さすが「美しい村」
絵になる街並みです -
南仏らしい明るい色使いの陶器が並びます
-
上手に時間を使ったお陰で、この村では少しゆっくりすることができました
でも35度以上の暑〜いこの日、やっぱりアイスでしょう
さっぱりメロンのアイスで生き返りました! -
花の美しいヴィラ
-
この花が永久花のイモーテルです
こちらは、まだ黄色が鮮やかでした -
観光地のためか、色々なお店が並びます
-
-
暑さの中でも、美しい花を見るとほっとします
-
さあ、大満足の村巡りを終えてエクスの街に戻ります
カラ〜んカラ〜ん♪(時計の鳴る音)
まるでシンデレラ(年を取っていますが)のように、たくさんの夢を叶えてもらった一日も終わりに近づきます
ありがとう!!DAVID
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- akikoさん 2015/08/03 23:08:47
- リュベロンツアー
- yokoさん
今年の夏は南仏に行かれたのですね。
青い海と青い空、いいですね〜〜
私はリビエラ海岸の町は行きましたが、マルセイユやリュベロン地方はいつか行きたいと思いながらまだなので、楽しく見せてもらいました。
特に、リュベロン地方のプライベートツアーは見入ってしましました。
ラベンダーが畑一面咲いている景色は本当に素敵♪ いい香りもしてきそうな気がします。
ひまわりも少し見頃は過ぎたと書かれていますが、夏色で満開!元気がもらえますよね。
ロクシタンの工場直営のお店も寄られたんですね。私はナチュラルなバラの香りが大好きで、日本でもロクシタンのオードトワレやハンドクリームを買います。少々高めなのが玉に瑕。なので、工場直営のお店に惹かれます(笑)
それから天空の街、ゴルド。全景の写真がとっても素敵!フランスの美しい村を調べていた時にゴルドが目にとまり、ここに行きたいと思ったことがあります。お天気も良く、本当にバッチリ写っていますね〜♪ 絶景です!
セナンク修道院も興味がありました。修道院は中に入れないのかしら?修道院とラベンダー畑と一緒の景色、とても美しいです*^^*
日本通のDavidさんがガイドで良かったですね!お友達とプライベートツアーを楽しまれている様子が目に浮かんできました。
続編も楽しみにしています♪
akiko
- yokoさん からの返信 2015/08/04 18:22:01
- RE: リュベロンツアー
- akikoさん
★ありがとうございます!
帰ってから1週間が過ぎ、「書かなきゃ忘れる〜〜」と慌てて書き始めました。
>
> 今年の夏は南仏に行かれたのですね。
> 青い海と青い空、いいですね〜〜
>
> 私はリビエラ海岸の町は行きましたが、マルセイユやリュベロン地方はいつか行きたいと思いながらまだなので、楽しく見せてもらいました。
★ホント、世界は広くて行きたいところが尽きません。他の方の旅行記を見ては行きたいところが増えて困っています。
> 特に、リュベロン地方のプライベートツアーは見入ってしましました。
> ラベンダーが畑一面咲いている景色は本当に素敵♪ いい香りもしてきそうな気がします。
> ひまわりも少し見頃は過ぎたと書かれていますが、夏色で満開!元気がもらえますよね。
★エクスを挟んでヴァランソルとリュベロンは反対側にあるので、普通は一日で行くことはありません。でもDAVIDは、両方行ってあげると言ってくれたのです。まるでシンデレラ(えらく年を取っていますが・・)になったようでした。ヴァランソルは見頃であれば、最高のラベンダーが見られるはずでした。ところが、13年ぶりの猛暑の今年、既に見頃は終わっているとの情報。ガッカリ感はハンパなかったです。そこで、もう一つ行ってみたかったリュベロンのことを口にすると行ってくれるとのこと。食事なんてサンドウィッチで上等!!ヴァランソルでは見頃を過ぎていたひまわりも、リュベロンに入るとあんなに綺麗に咲いていたのですから最高♪の一日でした。
> ロクシタンの工場直営のお店も寄られたんですね。私はナチュラルなバラの香りが大好きで、日本でもロクシタンのオードトワレやハンドクリームを買います。少々高めなのが玉に瑕。なので、工場直営のお店に惹かれます(笑)
★行く前は分からなかったのですが、ラベンダーの抽出工場やハチミツ農家はヴァランソル 、ロクシタンはリュベロンへの出口近くにありました。世界に出荷する全ての商品を作っているただ一つの工場です。時間があれば見学してみたかったです。
> それから天空の街、ゴルド。全景の写真がとっても素敵!フランスの美しい村を調べていた時にゴルドが目にとまり、ここに行きたいと思ったことがあります。お天気も良く、本当にバッチリ写っていますね〜♪ 絶景です!
★欲張ったゆえに○急交通社なみに忙しい日程になり、全ての村でゆっくりすることはできません。ゴルドは行きたかった村ではありましたが、35度を越えるこの季節です。遠景だけで満足することにしました。青空に映えて自分でも写真にウットリです。暑くてもお天気の良いのはありがたいですね。後日行った、同じく鷲ノ巣村のサンポール・ドヴァンスでその違いに気づきます。
> セナンク修道院も興味がありました。修道院は中に入れないのかしら?修道院とラベンダー畑と一緒の景色、とても美しいです*^^*
★中に入れますよ。ただし、私たちは急ぎ旅。外からの写真だけでも満足です♪♪
このあと、まさに添乗員なし旅行の洗礼を受ける私たちですが、「それもまた楽し♪」終わってみればそう思えます。
これからもお読みいただければうれしいです。
yoko
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
68