2015/05/28 - 2015/05/28
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captainfutureさん
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2015年5月28日(木)
『明るいクリーム色のシックな雰囲気の田舎町』(みやこうせい氏著作より) そのもののシゲット・マルマツィエイ。 その愛すべき僻地マラムレシュ地方の小都市を散策。
1L ≒ \30
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回の宿泊ルート:
2015年 5/20 成田、カタール、ブカレスト → /22 シク村 → /27 シゲット・マルマツィエイ → /29 ポイエニレ・イゼイ村 → 6/4 オクナ・シュガタク→ /8 クルージュ・ナポカ → /14 ブカレスト、カタール → /15 成田
上記を拠点に、周辺の村を訪問。 ピンク色がマラムレシュ地方。 -
『明るいクリーム色のシックな雰囲気の田舎町シゲットには季節には花の香りが流れて、時に馬車が敷石の上を走り、乾草の匂いがふと漂う。 通りには村から市にやってきた男女で賑わっている。村の衣装もふんだんに見られる。 ルーマニア正教、ウクライナ正教、ハンガリーのカトリックやカルヴァン派等の教会が街の中心にあり、朝夕に鐘が響き合う。
街にはハンガリー語、ルーマニア語、ウクライナ語が飛び交う。 ここでは居ながらにして、いわば小国際社会の気分が味わえる。 人々はマラムレシュほどいい所はない、シゲットほど素敵な街はないとうたった民謡が大好きだ。』( みや著 「ルーマニアの小さな村から」1990年 ) -
上 : 今日はまず 23年前、一週間も泊めてもらったカルメン宅へ(ルーマニア系)。 街の中心地ハンガリー・プロテスタント教会の目の前。 左の緑色の家。
下 : あの2階のテラスに出て、良く通りを眺めていた。 車もほとんど見かけず、まだ馬車が主流だった。 チャウシェスク政権が倒れた1989年末から2年ちょっとの頃。 -
上 : 左端の玄関の名札を確かめると、まだここに住んでいる様。 呼び鈴を鳴らすが、留守。
下 : サラサウ村(サプンツァ村の2つ隣村)のお祖父さん宅に連れて行ってもらった一枚。 お宅には当時日本で発売されたばかりの大画面TV『画王』があったりと、ずっと田舎を回って来た私にはとても新鮮だった。 左がカルメン。 -
上 : がっかりしていると、奥の中庭から「ホテル?」と声が。
下 : もう宿は決まっていると手振りするが、まあ来いよ、と。 階段を上がってお宅へ。 一階で美容院経営の娘さんが通訳。 3階の部屋を貸出しているとのこと(3人で100L, \3,000)。 隣のカルメン宅の近況を聞く。 今は一家で旅行中、カルメン、両親とも皆元気らしい。 良かった。 -
上 : あれ?、ベランダには おじさんらしき人のポスター。
下 : 民謡歌手のパートゥル・ビューリア( Patru Barlea )さんとのこと。 ベランダはルーマニア調の調度品で溢れた『田舎風の部屋』(現地人はその愛称で呼ぶ)。 昔は客人にさりげなく見せ、富の誇示の場だったらしい(みや著より)。 いつの間にか民族衣装に。 -
応接間も『田舎風の部屋』。 『 部屋に入って目を奪われるのは、極彩色のタペスリーである。 良く見ると二十枚近くのものタピスリーが先端の模様だけを10センチ程度覗かせて、順ぐりにずらして掛けてある。 この豪華な織物は、その家の主婦の作品であり、”持参金”であり、或は母や祖母からの遺産である。』(みや著「羊と樅の木の歌」P.101)
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上 : 出演作を見せてくれる。
下 : お土産に頂いたパートゥルさんのCD。 左は若かりし夫婦が表紙のDVD。
奥さんも元民謡歌手。 奥さんもちょこっと出演。 https://www.youtube.com/watch?v=TC7OL3Dj-sE -
私もフル装備で着せてもらった。 奥さんもズボンの裾を広げてくれたり、ベルト位置を直してくれたりと手伝ってくれる。 上下で300ユーロするとのこと。
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果実蒸留酒ツイカ (54度!)で乾杯、マネして私も一気に飲み干す。 12:30、お礼を言い、外へ。
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カルメン宅前に出て来た。 表通りでは、組み立て式ほうきや、修理道具を積んだ男性。 快く写ってくれた。
左のルーマニア正教会へ行ってみる。 -
ルーマニア正教会(1892年)。 ルーマニア系のコミュニティ中心。
学校行き帰りの小学生も、大人に混じって いったん立ち止まり十字を切っている。 -
聖人を描いたモザイク画、ブドウのツルが彫られた重厚な扉。 あいにく閉まっていた。
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後ろからハローと声を掛けられ振り返ると、昨日のハンガリー・カトリック教会で神父見習いの小学生(左)。 すぐ近くのハンガリー系学校の帰りという。
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教会横の広場では楽しそうな井戸端会議。 イチゴを袋菓子のようにバクバク食べている。 翌日市場でキロ 4.5L(\135)で売られていた。
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別れを告げて、今度は大通りを東へ。
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直ぐ先に、昨日のハンガリー・カトリック教会が見える。
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上 : その手前にはハンガリー系高校。 表には近隣の村々からも通えるよう送迎バス。
下 : 先生から日本人かと声を掛けられ握手、中に入れてくれた。 廊下壁には年ごとの卒業アルバム。 -
ハンガリー・カトリック教会前を通り、更に東へ。
街の人たちはとても友好的、多くの人が笑顔で「ブーナズィア(こんにちは)」と声を掛けてくれる。 日本人かと声を掛けられ、「こんにちは」と日本語で声を掛けられたり握手、一緒に写ってくれとスマホを取り出したりする。 -
上 : この先に軽食屋が。
下 : この辺りは昔誰々が住んでいたというプレートを良く見かける。
14:00、ここでお昼にハンバーガー。 -
上 : どこから来たの?と話しかけて来た翌日も再会した小学生。
下 : ケチャップがカメラに付かないようにね、と手振り。 ハンバーガー3L(\90)。 -
上 : 中央広場が見えてきた。 昔はこの街に信号なんて無かったのに。
下 : 確か映画館だったが、今はカフェになっていた。 -
その元映画館から来た道を振り返る。 左にハンガリー・プロテスタント、右にさっきのカトリック教会。
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昔、カルメン宅に泊まる前に泊まっていたコロアナ・ホテル。 鍵が閉まっていて休業中のよう。
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下 : あれでは足りないので、ここでピザ1切れ3L(\90)。
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1993年に撮っていた elegantビル。 昔は洋品店、今は携帯ショップと食品店。
この小都市に昔からある数少ないテナントらしい。 -
ページごと持参したアルバムを見せると、「私はこの当時からここで働いていたのよ、とても懐かしい。」と英語で”グッド・メモリー”を何度も。 持って来て良かった。
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上 : 郵便局。 当時、国際電話を掛ける際はこの窓口で予約、順番が来たら呼ばれ、指定の電話ボックスに入り、そこから掛けた。
下 : ここでも声を掛けられ、挨拶、握手。 -
ちょっと時代かかった造りだった"extra" は、既に改装中。 今年初めまであったと隣の店主が教えてくれた。
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その隣の入口には人が多く出入り、入ってみるとテナントが並んでいた。 上では休憩中の人達がポーズを取ってくれた。
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通りを更に東へ。
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同上
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市庁舎前にて。
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上 : ウクライナ正教会が見えて来た。 ここから北へ徒歩10分でウクライナ国境。 数年前に出入国管理事務所ができ24時間開いているらしいが、今回は訪れず。
下 : 教会前では昨日のハンガリー・カトリック教会の神父とばったり再会。 -
ウクライナ系コミィニティの中心。 市域4万人のうちウクライナ系は約2%(800人)。
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献花の人と。 左奥には遠慮がちにこちらを見ているお爺さん。
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教会入口とその天井。 天使だろうか。
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さっきのお爺さんが、お祈りをさせておくれ と手振りして入って来た。
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ゲットー(ユダヤ人隔離地域、強制収容所)がどうのと、多分ウクライナ語(?)で熱心に懸命に話してくれるが分からず。 直ぐ近くに刑務所を改造したユダヤ人ゲットーがあったので、その事だろうか。 翌日も再会。
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中に入ると、ちょうど讃美歌の練習中。
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上 : 天井までこまごまと。
下 : 神父さんが記念に記帳してと、奥からノートを持ってきてくれた。 日本語で一筆。 -
撮っていると、親切に電気を点けてくれる。 ミサは毎朝 07:00からとのこと。
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正教会独特のイコノスタシス(イコン(聖画像)が描かれた仕切り)。
奥が主祭壇を安置するための聖職者専用の「至聖所」、手前が信者が祈祷する「聖所」。 -
正教会独特の、箱型の頭巾。 手前は振り香炉。
神父がチェーンを付けた香炉にお香と炭を入れ、振り回すような形で焚かれる。 -
神父はドイツ語ならできるんだが、と言いながら、キリル文字のウクライナ語パンフレットを差し出してくれた。
帰りに心ばかりの寄進を箱に入れると、神父が丁寧にお礼を言ってくれた。 -
再び、教会前の公園。 ちょうど握手していたので撮らせてもらう。 右の男性は日本人だと知ると、2か月前に野外民族博物館(又は市内の民族博物館か)で開かれた みや氏の30〜40年前にマラムレシュ地方を撮った写真展に行って来たという。 ご本人も来ていたとのこと。 左の男性が通訳。 氏が現地で出版した本『マラムレシュ・チェントル・ルミ(マラムレシュは世界の中心)』のことも。
コウセイ・ミヤの名前は、この街でも、後に行った小さな村々でも地元の人から良く耳にする。 -
ウクライナ教会を後にする。
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先程の市庁舎隣の薬局前にて。 中に入るとミニ・カレンダーを頂いた。
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平屋のカフェ 、その名も「若者 (Tineretului)」は、ロンリープラネット一押しのレストラン・バーになってしまっていた。
レストラン Rustick https://www.youtube.com/watch?t=385&v=f7WGmHIcl9Q -
上 : 新しい経営者の女主人から日本語で こんにちはの挨拶。 エスプレッソ 2.5L(\75)を淹れてもらう。 その頃の事はやはり知らないとのこと。
下 : 当時は清水美沙さん似の女給さんがいて、翌年も元気そうだった。 後ろでお茶請けのお菓子を選ぶ。 -
またまた隔世の感を感じながら。
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大通りを更に東へ。
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大きな入口を入ってみると、自動車整備場だった。
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大通りからこの道を入ると、ユダヤ教会(シナゴーク)があるとのこと。 工事中だが通してもらった。
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工事トラックにはルーマニア サッカークラブ「FCステアウア・ブカレスト」のペナント。
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閉まっていて入れず。
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更に進んで住宅街を通って行くと、午前中のハンガリー・カトリック教会裏手に出た。
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大通りの店で明日の朝食用パン6L(\180)。
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もう20:00、肌寒くなり宿へ。 路上の博物館地図に立ち止まって見ていると、さっきの店のお客が隣に来ていろいろと話してくれ始めた。
明日はみやさん一押しの村へ。 泊まった宿がなんと22年前に撮った幼子の嫁ぎ先だった。
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この旅行記へのコメント (6)
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- カスピ海さん 2015/08/16 23:08:22
- 22年周期の軌道
- こんばんは
ビシュタ君、粋なことを言いますね。赤ちゃんが成人して少し経つと、、、マレビト
captainfutureさんがやってくる。
お若い時と変わりない若々しいご様子なので、ルーマニアの人たちが年をとる速度がはやいような逆転浦島太郎、超級メルヘン^^
民謡のリフレインのサビメロのところが、
アーイ、ララーイ イラライラー ラー♪
ラー・イラーハ・イッラッラー(アラーの他に神無し)
とうたっているのかと、ものすごくメロディアスにアレンジしたアザーンなのかと思って萌えました^ ^;
ポイエニ村のペンションの息子さんが成人して少し経つと、
captainfutureさんの軌道がちょうどルーマニアを通過します。これは人の一生を定点観測する壮大なドキュメンタリーに思えてきた。そして、変えなくていいいもの、変えてはいけないものが、この世の中にはあるのですね。
- captainfutureさん からの返信 2015/08/17 18:38:51
- RE: 22年周期の軌道
- カスピ海さん、こんばんは!
毎回、長々とした旅行記を読んで頂きありがとうございます。<(_ _)>
そうなんです、まさか「また22年後に来るのかい?」なんて言われるとは思ってもみませんでした。(笑)
幼く見えるといわれがちな東洋人の僕が向こうの人と並んで写ったので、ただそう見えてしまっただけなのだと思います。(^^;
民謡も見て頂いたとは、ありがとうございます。向こうの民謡は独特な節なので、しばらく頭に残ってしまいますよね。まさかアザーンとは〜!もう一回聞き直すと、う〜む不思議、なんと確かにそう聞こえてきます♪ 向こうの人が聞いたら、びっくりするでしょうね。(笑)
今回もカスピ海さんの時空を超えた壮大な表現におののいております。(笑)
カスピ海さんこそ、常世の国からのマレビトではと思ってしまいました。(^^)
22年といわずに、また近々行ってみたいなあと思っています。
-
- kayoさん 2015/08/16 09:08:48
- 可愛い民族衣装
- captainfutureさん、おはようございます!
シゲットはウクライナから直ぐの所なんですね。
こういう国境地帯を地図で見ているだけで越えたくなってくるわ〜。
民族衣装、カラフルで可愛いですね。よく似合ってらっしゃる。
同じ国でも所変われば民族衣装もガラッと変わって。
ノスタルジーな思い出、当時の写真を持参されての旅だったんですね。
街並は多少変わったとしても
captainfutureさんご自身、22年前とあんまり変わってないからビックリ!
こう言う旅、人々のぬくもりが伝わってきていいなぁ〜。
人見知りとシャイな性格を克服しない限り、私には無理ですが。
続きもゆっくり拝見させて頂きます。
kayo
- captainfutureさん からの返信 2015/08/16 14:07:12
- RE: 可愛い民族衣装
- kayoさん、こんにちは!
そうなんです、歩いて10分くらいのところが国境でした。
同じ時期にウクライナ挟んでお隣同士の国を訪れていたんですね。(壮大なキョリですけれど。(笑))
民族衣装、恥ずかしながらまたまた着てしまいました。
せっかく来たのでその土地に馴染んでみたくて、ついお願いしてしまいます。(^^;
アルバム、ページごと持っていったので少し荷物になったのですが、言葉ができなくても土地の人とストレートにコミュニケーションが取れるし、喜んでももらえたので、持って行って良かったです。
僕も着実に歳を取っていますよ(笑)
>人見知りとシャイな性格
僕も同じこと、言われます(笑)
いつも素敵なコメント、ありがとうございます。
僕もロシアの続編楽しみにしています♪
-
- 川岸 町子さん 2015/08/15 21:43:22
- フル装備
- captainfutureさん、おばんでした☆
フル装備の民族衣装、お似合いです!
衣装もさることながら、周りの飾り物まで、大変手がかかった作品で、驚きました。
地元の男性の民族衣装のお写真も、バッグまで凝っていますね。刺繍がほどこされ、ボンボンまでついてます。
ウクライナ正教会の清楚な美しさ、皆さんが大切にされてきたことが伺えます。
外観からは、想像つかないほどの見事さ(@^▽^@)
ここでお聞きになった讃美歌、まるで天井の宗教画から流れて来るような気持ちになりませんでしたか?
前回お写真に撮られたお店が、ピンク色に塗られ、おしゃれなカフェに。
時代の流れが伝わり、はっとさせられました。
なによりも、今回もcaptainfutureさんのいつもの旅ですね〜(*^▽^*)
地元の方々の優しさを引き出すcaptainfutureさんのお人柄を感じます。
町子
- captainfutureさん からの返信 2015/08/16 12:47:54
- RE: フル装備
- 町子さん、こんにちは。
フル装備の民族衣装、恰幅のいい方のものだったので、僕にはちんちくりんだったのですが、なんとか着せてもらえました。(^^;
少し前までは、田舎であればどこの家庭でもこういう部屋はあり、応接間として時にはさりげなく家の富を誇示する場でもあったようです。
ウクライナ教会も中は意外に広くて驚きました。
ホントに仰る通り、讃美歌が天から降りて来るようでしたよ。
天井画を凝視していると、目が回ってきました。(笑)
前回撮ったお店は、すっかり変わってしまい少し寂しかったのですが、外観はしっかり残っていて、それがせめてもの救いでした。(^^)
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