2015/07/02 - 2015/07/02
4位(同エリア15件中)
尚美さん
世界のあちこちに旅の神様はいらっしゃると思うのですが(あるいは、一人だけど「分身の術」を使っている)ポーランドには確実に、「います。」
ポーランドに興味のある方、なくても旅の神様に会ってみたい方は、ポーランドへ行きましょう。
<旅の予定>
1日目 7/1 ワルシャワ到着
2日目 7/2 「ルネッサンスの真珠」ザモシチ
3日目 7/3①「ポーランドで最も美しい村」カジミエシュ・ドルニ
3日目 7/3② 白亜の宮殿プワヴィで奇跡が!
4日目 7/4 ヨーロッパ建築最高宝?or最高峰ルブリン
4日目 7/4②何が何でもサンドミエシュ(1)
5日目 7/5①何が何でもサンドミエシュ(2)
5日目 7/5②恋い焦がれたクラクフ(1)
6日目 7/6 恋い焦がれたクラクフ(2)
7日目 7/7 「約束の土地」ウッチ(1)
8日目 7/8①「約束の土地」ウッチ(2)で、またも奇跡が!
8日目 7/8②オストルフ・ビエルコポルスキ!
9日目 7/9①伝説の町グニェズノ
9日目 7/9②ポーランド王国最初の首都ポズナニ
10日目7/10すれすれグダンスクは最高
11日目7/11夢の終点ワルシャワでも奇跡が!
12日目7/12乗継アムステルダムで美しい建築探検
13日目7/13大阪関西国際空港着
<目的>
ポーランドの古い町並は、ガイドブックに詳しく紹介されていなくても素敵なはず。観に行きます!そして、ポーランドのスイーツを食べまくる?
7月2日午前にワルシャワから鉄道で、正午前ルブリン着、そのままバスに乗り換え、世界遺産ザモシチに移動・観光、またルブリンに帰り泊、の予定。
移動時間が長いので、ハードです。しかも、ルブリン⇔ザモシチ間のバス予約はできていません。
この旅行一番の難関と思える移動から、ポーランド旅行をスタートします。
ザモシチの街の写真を撮り過ぎたので、旅行記を(その1)と(その2)に分けます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 1.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ルブリン本駅です。
昔ながらのポーランド地方都市の駅そのものという感じ。
古めかしくて、好きです。
駅前は少しさびれていて、暑くて、ほこりっぽい。
夏休みに初めて一人で列車に乗って、おばあちゃん家の最寄り駅まで来たような気分にさせます。
懐かしい…
何故ポーランドで?
死んだおばあちゃんを何度も思い出しました。鉄道 (ルブリン) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
-
これは、日本で購入済みのワルシャワ→ルブリン間の鉄道チケット。
2等、11号車の、56番座席です。
同じコンパートメントは、8席に6人(旅行を終わってみれば、コンパートメントに6人もいたのはこの時だけでした)。
私の他は10代〜20代のポーランド人女性。
全員一人旅なので、スマホをいじったり、音楽を聴いたり、本(昔の電話帳のような厚さ)を読んだりと日本の若者と何ら変わりがないです。
ワルシャワの鉄道のおそろしさを吹き込まれていた私は拍子抜け。
2時間15分の列車旅は車窓の風景を見て過ごします。
快晴で気持ちはいいものの少々単調な眺め。
それでも、遠く地平線に並ぶ木立や、上空を飛ぶ大きな鳥が銀色に光る様は、ポーランドらしい景色として瞼に焼き付いています。 -
写真はいきなりザモシチのPKSのバスターミナルです。
私設バスのターミナルはこの向かい側にあります。
話はルブリン到着に戻ります。
ルブリンのバスターミナルの写真は撮り忘れました。
ここはなんやかんやといろいろあり過ぎて、写真どころではありませんでしたから。
ルブリンは駅とバスターミナルが離れています。
なるべく早い時間のザモシチ行のバスに乗るため、駅前のタクシーで駅からバスターミナルに向かいます。
今日明日とルブリンで泊まるホテルはバスターミナルから近く、明後日サンドミエシュに移動するまでこのターミナルが拠点となります。
もうルブリン本駅まで来ることはないので、荷物は預けず持ったまま向かいます。
タクシーに乗る前大体いくらか聞くと、多分20?と言っていた運転手さん、ちゃんと動き出してからメーターを倒します。
明朗会計にホッとします。
タクシー代は、乗った距離から推測すると日本の7〜8割くらいだと思います。
食事代とかと比較すると、ポーランドでは「高いもの」と感じます。
バスターミナルに着いたのはいいけど、どこでチケットを買っていいのやら、どこで乗るのやら全くわかりません。
ルブリンのバスターミナルはさすが東部交通の要所、広い、わかりにくい。
この後2度ここからバスに乗り、そのたびに「今度こそ乗れないかも」と追い込まれました。
「○○行きのバス停はどこ?」と、地元の人何人にも聞きましたが全くわからない人がほとんど。
知っている人でも、なかなか全容を把握できるものではありません。
PKSのバス停だけでも1〜20番ぐらいまであり、その隣に私設バスの共同ターミナルが2つ(それぞれ1から始まり沢山の乗り場がある)もあります。
私設バスターミナルに入っているバス会社の数は多いのですが、乗り場は会社別ではなく行先方面別に分かれているようです(一つの乗り場に数社のバス会社の時刻表が貼ってあります)。
ところが、また私がこんがらがるのが、行先と経由地です。
2日後のサンドミエシュ行きですがそこは一大観光地みたいなので、ルブリンとの往復便が沢山ありサンドミエシュが終点だろうという思い込みがありました。
確かにルブリンは交通の要所なので、ほとんどのバスがルブリン発着のようです。
ところが、私が乗りたい時間の便はルブリン発サンドミエシュ経由クラクフ行でした。
日本にいる時、検索サイトで乗りたい時間のバスを調べていた私は、そこに全く気が付きませんでした。
ここまで理解するのに、飲み込みの悪い私は2日間も要してしまいました。
ですが、ルブリン到着直後の私にはそんなこと全くわかりませんので、「知っていそうな人に聞く」しかありません。
この日は初めに聞いた人が調べてくれて、しかも英語で乗り場番号と運転手からチケットを買えばいいと教えてくれました。
そして、無事11時45分ルブリン発13時30分ザモシチ着のバスに乗れました。
振り返れば、こんなにすんなりいったのはこの時だけなので、奇蹟的なことに思えます。バス (ザモシチ) バス系
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左上がタクシーのレシート24zl。
その右、ルブリン→ザモシチのバスのレシート15zl。
その右、ザモシチ市内交通1回券が2枚。ザモシチの象徴である市庁舎が印刷されたピンク色のきれいな券です。
上右がザモシチ→ルブリンのバスのレシート17zl。往路との2zlの差はよくわかりませんが、往路は経由した街があり時間が15分程余分にかかったからでしょうか。
左下がザモシチの聖カタリナ大聖堂の塔のチケット。
右下が7月2・3日に宿泊したホテルDom na Podwaluの名刺。 -
この写真は、ザモシチの旧市街を取り囲んでいた堡塁のうちわずかに残されている、旧市街東側にある第7バスチオンです。
ザモシチのバスターミナルから旧市街までは距離があるので、市バスに乗り「Stara Brama Lwowska(旧ルヴォフ門)」で下車するとこのような景色です。
バスターミナルの最寄りのバス停も、バスターミナルそばではなく違う通りにあるので、事前にグーグルマップのストリートビューで調べていた記憶を頼りにバス停まで何とかたどり着けました。
バス停前の売店でバスチケットを買ったり(もちろん売店の人は英語はしゃべれない)バス停に貼っている行先表兼時刻表で旧ルヴォフ門に行くかどうかを見たりして、必死です。 -
第7バスチオンの隣が、旧市街東側の入り口であり、ここのバス停名にもなっている旧ルヴォフ門です。
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街の入り口にしてこの美しさ、来たかいがありました。
ザモシチの旧市街は、1992年にユネスコの世界遺産に登録されています。 -
旧ルヴォフ門、上部。
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こちらは通りをはさんだところにある、新ルヴォフ門です。
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新ルヴォフ門。
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旧ルヴォフ門から旧市街側を観た所。
おぉぉ、美しい。ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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次は、旧市街側から旧ルヴォフ門を観ます。
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第7バスチオン。
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第7バスチオン。
内部は、歴代の軍服や武器の展示がある博物館になっているそうです。 -
そして、大市場広場へと続く街並の向こうに、市庁舎の上部少しだけ見えてきました。
ザモシチは、16世紀にポーランドの大貴族ヤン・ザモイスキがイタリアを訪れた際、その建築に感銘を受けポーランドにも同じような街を作りたいと、イタリアからベルナルド・モランドという建築家を呼び寄せて理想の都市として建設されたということです。
それを知って思うのは「私と似たオタクがいる」というのと「大貴族になればできるのか(なるつもりか?)」ということ…ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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通りに面した建物の入り口を覗くと、中庭まで続いています。
ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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反対側の建物は、美しい中庭をはさんだ向こうの建物の先まで見えています。
ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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今日は快晴に恵まれました。
気温も30度を超えています。
荷物全て持っているので重いです(ザモシチのバスターミナルに着いた時に預けられる場所はないかと少し探してみましたがありませんでした)。
でも、好きな建物を観るためだったら、頑張れます。ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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そして広場に着き、市庁舎が見えました!
ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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これです、これ、よく見るザモシチの写真。
ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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市庁舎は、窓などの両端に並ぶ柱、塔を中心とした左右対称などルネッサンス様式ですが、塔の上部には後にバロック様式が付け加えられています。
ルネッサンスとバロックの融合、なんだかドキドキしてきます。ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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ザモシチが世界遺産の街だということは知っていました。
ルネッサンス様式の美しい建物の街だということも。
でも、いろんな人の感想や写真を見ても、美しいけど魅力に欠けるのではという印象も受けていました。
「やっぱり行きたい」と思い直したのは、shinesuniさんの旅行記を見たからでした。
結果は・・・
この興奮ぶりでわかっていただけるでしょう。
shinesuniさんありがとう。
もうちょっとで、スルーしてしまうところでした。ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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市庁舎と、カラフルなアルメニア商人の家。
ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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きれいな広場ですよねぇ。
ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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市庁舎。
淡くて少しくすんだピンク色がとてもきれい。
塔も凛々しいです。
左右から上れる石段の形と段の下のアーチ、すてきですよね。
この階段は18世紀後半に付け加えられたそうです。ザモシチ旧市街 旧市街・古い町並み
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市庁舎の写真だけでかなり撮ってしまいました。
広場に面する建物や、ぐるりと取り囲んだアーケード、まだまだ観ます!
疲れたので、次の旅行記にさせて下さい。
次は、ザモシチその2に続きます。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- shinesuniさん 2015/07/22 13:16:36
- ルブリン〜ザモシチ間のバスは…
- 尚美さんこんにちは
みごたえある旅行記の投稿
楽しみながら見ています♪
ルブリン〜ザモシチ間のバスは
行きがPKS国営バスで
帰りが私営バスだと思います。
でも通常は私営バスのほうがスピードを出し
所要時間が短い筈なので
意外ですよね^^;
- 尚美さん からの返信 2015/07/22 15:50:55
- コメントありがとうございます
- shinesuni様
ポーランド旅行を楽しめたのもshinesuniさんのおかげです。
旅行記に「ありがとうshinesuniさん」と書いてしまいましたが、こんなどんくさいおばさんがshinesuniさんのご指南を受けたのかと思われるのが心配です(大汗)。
> ルブリン〜ザモシチ間のバスは
> 行きがPKS国営バスで
> 帰りが私営バスだと思います。
そのとおりです。
> でも通常は私営バスのほうがスピードを出し
> 所要時間が短い筈なので
> 意外ですよね^^;
そうです、帰りの方が15分早かったのです。
文章力もなく、shinesuniさんのようなポーランド通にも伝わらない書き方をしてしまい、反省しています。
ポーランド旅行で一番印象に残り、感動したのがプワヴィでした。
偶然出会ったポーランド人のおじさんにフルアテンドしてもらいました。
プワヴィこそ、shinesuniさんの旅行記をみなければ、名前さえ全く知らずにいた町ですので、shinesuniさんには感謝してもしきれません。
本当にありがとうございます。
続きの旅行記も見てやってください。
尚美より
-
- ひなこさん 2015/07/19 07:30:19
- 初めまして(*^_^*)
- 尚美さん、こんにちは
初めまして!
ポーランドの旅、夢中で読ませていただきました。
ポーランド、本当に魅力的ですね、取り憑かれてしまいます。
ポーランドのバスは不安でしたね、現地の方に聞いても分からないことが多いですね。
自分のことを思い出してしまいました。今となってはそれも懐かしいですけれど(^_^;)。
ザモシチ、私も申し訳ないけれどあまりーなのかなと想像していましたが、そうではなかったのですね、行かれて良かったですね。
ポーランドのスイーツはたくさん食べられましたか?
13日間でたくさん回られましたね!
これからの旅行記を楽しみにお待ちしています(^o^)。
ひなこ
- 尚美さん からの返信 2015/07/19 09:29:52
- コメントありがとうございます!
- ひなこ様
こちらこそ、はじめまして。
温かいコメントを寄せていただき、ありがとうございます!
以前も少しひなこさんの旅行記を見させていただいているのですが、自分はポーランド北東部に行かないので、ちゃんと見る余裕がなく、後日ゆっくり拝読しようと思っていました。
「黄金の秋を楽しみに〜」のビャウォヴィエジャ到着までをドキドキワクワクしながら読ませていただきました。
旅行前に読ませて頂けばよかったと激しく後悔いたしました。
バスのチケット売り場窓口の人の対応とか、ツーリストインフォメーションの人の知識とか、自分の時と同じです。
バスの窓口では、近づこうとしただけで追い払われた事もありました。
一般の人々の親切さとかけ離れた、公共サービス的なお仕事の人々の反応でした。
市井の方々はとても親切で、何度も助けられました。
プワヴィ、ルブリン、サンドミエシュ、ウッチ、ワルシャワで地元の方に助けていただき旅行を続けることができました。
ドタバタした旅行記ですが、ぜひ、ひなこさんにはその部分を読んでいただきたくお願いいたします。
ひなこさんのビャウォヴィエジャ到着の続きも楽しみに読ませていただきます!
ポーランド好きの方に私の拙い旅行記を見ていただき光栄です。
今後ともよろしくお願いいたします。
尚美より
-
- まほうのべるさん 2015/07/18 07:43:51
- 荷物を持ちながらの見学は!
- おはようございます、尚美さん。
荷物を持ちながら暑さの中での街歩きは大変でしたね。
でも正規料金でタクシーに乗車出来てよかったですね。
べるはタクシーが嫌いなのにポーランドのタクシーは評判が悪いので
ますます乗車できなかったんです。
日本で調べた情報も現地に行けば違っていることもあるし、特に小さ
な町や村ではなおさらのこと。
旅の初めに一番難しい関門を通ったのですね。
初めに大変な思いをすればあとは楽勝だったかな?
旧市街広場は青空の下とても素敵ですね。
byまほうのべる
- 尚美さん からの返信 2015/07/18 14:50:25
- 書き込みありがとう
- べるちゃんへ
いつも、公開したらすぐに旅行記を見て書き込みまでしてくれてありがとう!
> べるはタクシーが嫌いなのにポーランドのタクシーは評判が悪いので
> ますます乗車できなかったんです。
旅行記にも書きましたが、ポーランドでの移動中、一度も危険を感じませんでした。
駅などで沢山の警官が見回っていると感じませんでしたか?
特にワルシャワの地下街では何人も見かけました。
もちろんワルシャワ市民を守るためでしょうが、旅行者の安全・安心にもなっていると思いました。
私、2度目にタクシーに乗ったときは、グニェズノの駅にいた警官に「タクシーに乗りたいならこれにどうぞ」という感じで、タクシーまで連れて行ってもらいました。
安心して乗れました。
> 本で調べた情報も現地に行けば違っていることもあるし、特に小さ
> な町や村ではなおさらのこと。
> 旅の初めに一番難しい関門を通ったのですね。
> 初めに大変な思いをすればあとは楽勝だったかな?
いえ、難関の時に意外とスッといけたせいか、7月3〜5日の移動に苦しみました。
あ、今思い出したけど、タクシーには3回乗っています。
4日の移動時、助けてくれたポーランド人女性が予約していたタクシーに、一緒に乗せてもらったんでした。
あとから考えると、あの女性がいなかったら、一番しんどかった7月4日がもっとしんどくなっていたでしょう。
感謝です。
この日は、午前中にルブリンのマイダネク強制収容所で他のポーランド人家族にも助けてもらっています。
> 旧市街広場は青空の下とても素敵ですね。
報われると言うのでしょうか、移動の苦労を上回る体験があるから旅に出るのでしょうね。
いつも温かいコメントよせてくださり、ありがとう!
尚美より
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