2015/06/27 - 2015/06/27
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無知無謀さん
2015年06月22日(月曜日)から07月03日(金曜日)まで11泊12日(機内泊1)で、個人手配による夫婦の南イタリアの旅を楽しんできました。
最近は、イスラム旅行の安全面、中国・韓国旅行の不人気から、旅行対象が絞られているのではないでしょうか?
さて本旅行記は11本の観光編と2本の総集編、番外編で構成しています。
ところで、今回の旅行を終えて、観光以外の印象、気のついた点を3点上げておきます。
① 意外でしたが、南イタリアでは英語が通じない。私達も拙い英語レベルですが、それ以上に通じない。北イタリアとは異なります。
② しかし、南イタリアの方は非常に親切。言葉以外で必死にコミュニケーションをとっていただける。
③ 今回も書籍「地球の歩き方2014/2015」にはお世話になりましたが、意外と情報が古い。
この旅行記は、どちらかと言うと備忘録であり、自己満足の記録です。本旅行記は写真と共に、フリー旅行のすばらしさとフリー旅行の失敗談、および、こんなことを知りたい等も記しています。
尚、ツアー旅行以上に個人旅行では年齢による企画面・実行面で相違が生まれると思います。その意味では、60歳を越えた夫婦の旅であることを考慮してお読みください。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2015年6月27日土曜日
アマルフィの朝です。
隣の部屋のバルコニーが見えます。
その向こうに見える広場がドゥオーモ広場で、昨晩遅くまで音楽演奏が行われていました。 -
バルコニーから反対側、ビーチ側を見ます。
-
今日はアマルフィからナポリへ移動し、ナポリ観光
今回の旅行で3泊(1泊+2泊)ナポリに泊まります。
無駄な日程のようですが、やむ得ませんでした。
ツアー旅行なら絶対にない計画でしょう。
その理由は、マテーラへどのようにして行くかです。
最初の計画では、ナポリ、カゼルタ、ポンペイを観光し、ソレント経由でアマルフィ地域に入り、そのあと、サレルノへ回り、サレルノからマテーラへ
行く計画でした。このルートは、シンプルです。
しかし、問題は、サレルノからマテーラへ行く方法が難しいことです。
方法は2つ、電車を利用する案(バーリ経由でマテーラへ行く案、バーリへ行かず、途中の駅でおり、その後はバスの案)とバスの案でした。
しかし、直通バスが無く、途中でバスを乗り換える必要があります。
この乗換えが不安です。時間通り到着し、間に合うか?
正しい乗り換えバスを見つけられか? 等々
その結果、尤も安全なナポリ発マテーラ経由バーリ行きのバスを利用する案を採用しました。その為、ナポリに戻る必要があります。
ところで、道路が水浸し
雨が降ったわけではありません。
早朝からホースで道路に大量に水をまき清掃しています。 -
朝食テラスからアマルフィビーチを
左側の青のパラソルがあるところがプライベートビーチ
右側が公共のビーチ -
ソレントまでのチケットはバスセンター前のチケットオフィスで購入。
-
船の案内もいろいろあります。
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ところで、アマルフィからソレントへ行く方法はバスと船があります。
バスの大きな欠点は、時間通りにバスが来るか、満員ということはないか?
船の大きな欠点は、ソレントの船着場から電車の駅までの距離、交通手段です。
実は、このバスの欠点はこの時期(オンシーズンではない)、この時刻(始発もしくは2番目のバス)では欠点になりませんでした。もう一つ浮かんだ欠点は、バスが大型でスーツケースを入れられる荷物室があるかです。
一昨日ポジターノへ行った時のバスは夕刻だからでしょうか、小型バスで荷物室はありませんでした(尚、当然かもしれませんが、アマルフィーラヴェッロ間のバスは多くは小型バスです。ラヴェッロに宿泊する人はスーツケースをどうしているのかな?タクシーかな?)。また、昨日、ポジターノから戻る時は、誰もスーツケースを持っていませんでした(ソレントから乗車した人は荷物室に預けたのかもしれませんが、ポジターノからの乗客は全員軽装で、かつ、運転手も荷物室を開けるためバスを降りる雰囲気はありませんでした)。
もし荷物室がなかったら船にしようと思っていました。
しかし、バスを待っている人の多くはスーツケースを持っており、実際は全く問題ありませんでした。
フリー旅行ですとツアー旅行の方には想像もできない不安があります。 -
アマルフィ9時発で、ソレントに10時半に到着(終点です)。
ヴェスーヴィオ周遊鉄道のソレント駅のまん前にバスは到着。
やはりバスにして良かった。 -
ヴェスーヴィオ周遊鉄道ソレント駅を11時頃出発し、約1時間強でナポリに到着。
この電車には、写真のような人が乗ってきまして、一人がアコーディオンを演奏し、もう一人がチップを集めるスタイルです。
私は、このような場合、即、悪い場合を考え警戒しますが(警戒しすぎかな)、家内は割りと平然。この写真は家内が撮りました。
ただ、インターネットでは、下記のようなスリとの連携もあるようです。
http://blog.livedoor.jp/blue_poppy/archives/1755589.html
ところで、降りる駅について少し悩みました。 -
写真はfs線のナポリ中央駅
ナポリ中央駅は地上の場合の呼び名のようで、地下ですとGaribaldi駅のようです(本当は、このような単純でないかも? 間違っているかも)。
従って、ヴェスヴィオ周遊鉄道の駅はGaribaldi駅
ソレントからヴェスヴィオ周遊鉄道に乗りナポリへ行く場合、終点から1つ手前がGaribadi駅、ここが中央駅、終点まで行きそうになりました。
終点でもないのに、乗客が多数降りますので、あわてて聞き、何とか失敗を免れました。 -
家内は、買い物をしていましたので、駅構内を散策
写真はインフォーメンションセンター -
最初の晩と同じホテル、スターホテルにスーツケースを預け、ナポリ市内へ
地下鉄1号線で、ムゼオ駅へ。
国立考古学博物館へ行きます。 -
地下鉄のムゼオ駅(博物館駅と言う意味)で降り、一度外に出て100m程で博物館の入り口です。
博物館は、意外にもかなりすいています。
博物館の説明をインターネットから
ここは、ギリシャ・ローマ時代の美術品や生活用品などを収めた古代博物館。最も主要な展示物群のひとつが『ファルネーゼ・コレクション』と呼ばれるもので、17世紀にブルボン王家のカルロ王が母から譲り受けた古代の美術品。そして、ポンペイ、エルコラーノからの発掘品を展示。 -
地球の歩き方で2Fとなっている所は、欧州では1Fですので。
このあたりまえの事を忘れ、最初混乱しました。
ファルネーゼのヘラクレス
紀元前4世紀、ヘレニズム時代の彫刻家リシッポの傑作だそうです。 -
イチオシ
ファルネーゼの雄牛
母の恨みを晴らそうと二人の兄弟が雄牛を使って拷問
インターネットに詳しい説明がありました。
http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/archives/764972.html
「ファルネーゼ家の雄牛」は俗称で、正式の名を「ディルケーの拷問 ( Il supplizio di Dirce ) 」といいます。ディルケーは夫の前妻アンティオぺーがゼウスの愛を受けて身ごもったのを虐待し、奴隷のように扱います。アンティオぺーが生んだ双子ゼートスとアムビーオーンは実母に加えられた屈辱を晴らすため、ディルケーを雄牛に縛りつけて復讐します。 -
イチオシ
ヴィーナスを2件
カプアのヴィーナス
インターネットの説明から
ナポリ近郊の古代都市、カプアの円形闘技場から出土した彫像から,このように名付けられる。
ファルネーゼのヘラクレスと同様、前4世紀の古代ギリシャの彫刻家、リシッポスの作と言われています。
腕の動きからは、失われてしまった楽器を弾いているのか、それとも杖か何かを手にしているのか。
髪型や腰に巻いた布などが、あの“ミロのヴィーナス”と酷似しています。
ただ、ヴィーナスと言えば、皆似ていると言えば、似ています。 -
もうひとつは、カピトリーノのヴィーナス
これは、カピトリーニ美術館所蔵のものの複製品?、・・・ -
若き日のマルクス・アウレリウスの胸像
-
次は、
Gabinetto(キャビネット) segreto(秘密)
この博物館の(裏の?)見所、秘密の小部屋 -
エロチックな絵画や彫刻の部屋です。
ポンペイ、エルコラーノで発掘された絵画や彫刻が多数(本当に多数)展示されています。
ここでは2点のみ -
落ち着いたものを1点
実際には、もっともっとアブノーマルなものを含めて展示されていますので、・・・。
以上で紹介終わり。 -
アレクサンドロ大王の戦い
これはポンペイの牧神の家にありました。 -
メナンドロの喜劇
これもポンペイにある絵ですが、ポンペイでは見ていませんでした。 -
メメントモリ(骸骨)
死は誰しも平等、ということを言っている絵画だそうです。 -
イチオシ
インターネットの説明より
アウグストゥスの後継者だった2代皇帝ティベリウスに対して、小アジアの14都市がささげたもの。有名どころでは、エフェソスなんかの名前も入っているそうです。レリーフで表現された女性たちがそれぞれの都市を表しており、その上の方に各都市の名前も入っています。
http://inscriptionslatines.blog108.fc2.com/blog-entry-115.html -
本日はナポリの美術館めぐり、次は国立カポディモンテ美術館(「カポディモンテ」とは「山の上」の意味)
その前に博物館近くのBar(カフェ)で休憩 -
それでは、国立カポディモンテ美術館へ向かいます。
バス停の案内(写真)からすると。C63,2M,178,R4が美術館を通るようですが、カフェの方やバスに並んでいる方から2つを推奨されました(何番であったか忘れました)。
美術館は丘の上にあるため、2つ以外のバスに乗ると降りてから結構坂道を登る必要が出てくるようでした。
推奨されたバスが来たので乗車
バスに並んでいる方の中でたまたま同じ停留所に降りられる親切な方がおられ助かりました。10分ぐらいで到着。 -
美術館は公園の中にあるため、バスを降りてから結構歩きます。でも坂道ではありません。
考古学博物館と同様、ファルネーゼ家により創設された。
入場の際、注意がありました。
自由に見学してください。ただ、2Fだけは、17:15に集合してください。係員が案内します。
実際には、クローズしていた場所が見学が可能になるだけでガイドが案内してくれるわけではありません。 -
まずは、自由に鑑賞
ティツィアーノ作「パオロ3世と孫たち」
パオロ3世は、古代からバロックまでのファルネーゼコレクションを収集した中心人物 -
マザッチョ作 「磔刑図」(十字架上のキリスト)
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セバスティアーノ・デル・ピオンボ作 「ヴェールの聖母」
-
ブロンズィーノの「貴婦人の肖像」
-
パルミジャニーノ作 「若き女性の肖像(アンテア)」
上の肖像画に比較すると目力がポイント -
イチオシ
ティツィアーノ作「ダナエ」
インターネットより(ウイキペディア)
『ダナエ(伊: Danae)』はルネサンス期ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが描いた一連の絵画。ギリシア神話の登場人物ダナエをモチーフとして少なくとも5点の作品が描かれたとされ、現在知られているのはイタリア・ナポリの国立カポディモンテ美術館、スペイン・マドリードのプラド美術館、ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、オーストリア・ウィーンの美術史美術館にそれぞれ所蔵されている4点の絵画である。 -
イチオシ
パルミジャニーノ作 「ルクレツィア」
この絵についての詳しい説明は、以下に
http://nostalgiaita.jugem.jp/?eid=530 -
ベルナルディーノ・ルイーニの「聖母子」
とても穏やかな聖母子象。 -
イチオシ
アンニバーレ・カラッチ作 「岐路に立つヘラクレス」
地球の歩き方より
悪徳(右側)と美徳(左側)の擬人化である2人の女性の指差すどちらの方角に進むべきか悩んでいる。 -
アンニーバレ・カラッチ 「リナルドとアルミーダ」
魔女アルミーダに誘惑され魔女の宮殿に連れてこられたリナルド -
ジャック・ド・バッカー(Jacques de Backer)の7つの大罪
7枚絵があったようですが、3枚撮影していました。
高慢・虚栄 -
色欲
-
羨望・嫉妬 果物を齧る老婆
残りの4つは、多分、暴食、強欲、怠惰、憤怒のようです。 -
こんなコレクションもあります。
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その2
-
17:15に受付に集合
係官が案内しエレベータで2F(日本的には3F)へ。
何故、ここだけ、鑑賞時刻に制限があるのか不明。
実際にはガイドさんが案内してくれるわけではなく、エレベータから出たら自由鑑賞。
シモーネ・マルティーニ作 「トゥールズの聖ルイ」 -
カラヴァッジョ作「キリストの鞭打ち」
-
美術館からホテルに戻るにはいろいろ経路はあると思いますが、尤も確実な方法である来た道を戻る案にしました。
従って、バスで考古学博物館まで戻り。そこから地下鉄でホテルに戻りました。 -
ナポリ市内観光でバスを利用、自分ながら大したものです。
バスの運転手、乗客、共に英語でコミュニケーションはできませんが、非常に親切です。 -
預けた荷物を取り出し、改めてホテルにチェックイン
23日と同じスターホテル(Starhotels Terminus,Naples)
今夜から連泊だからでしょうか、かなり広い部屋です。
税込み 2泊で17,452円 -
20:30
夕食はホテル近くのミミ・アッラ・フェッローヴィアへ。 -
店内はいると、お店を訪れた有名人の写真が一杯。
日本人はいるのかと聞いたら、この写真を紹介された。
「オー小泉元首相だ」、しかし、よく見たら、日本食の他の店。
これは、何のための写真だ? -
夕食をとりましたので、さー就寝時刻です。
おやすみなさい。
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