巡礼の地へ日帰り旅　−　サンティアゴ・デ・コンポステーラ

2014/12/30 - 2014/12/30

年末年始、ポルトガルへ行きました。
西洋でありながらどこか懐かしい雰囲気という街並み、大航海時代の偉業を伝える遺産、親しみやすい魚料理、といったポルトガルに惹かれ、行きたいと思っていました。

　１日目　成田→アムステルダム経由→リスボン　リスボン泊
　２日目　リスボン→コインブラ→ポルト　ポルト泊
　３日目　ポルト市内観光　ポルト泊
※４日目　サンティアゴ・デ・コンポステーラ日帰り観光　ポルト泊
　５日目　ポルト→リスボン　リスボン市内観光　リスボン泊
　６日目　リスボン市内観光　リスボン泊
　７日目　バターリャ修道院他観光　リスボン泊
　８日目　リスボン→パリ経由→
　９日目　→羽田

ポルトに滞在中、日帰りツアーを利用して、隣国スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへ行ってきました。
聖ヤコブの遺骸が祭られているとの事から、「星の野の聖ヤコブ」という名前。
エルサレム、バチカンに次ぐキリスト教の聖地といわれ、巡礼路や旧市街が世界遺産になっています。
惹かれるものがあり、近くは無いですが思い切って行ってみました。

エリア サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

ポルトの宿を朝の８時に出発。
市内で他のツアー客もピックアップして、高速道路を北上。
スペインに入るとビーゴ湾を車窓に見ながら走ります。
養殖いかだがたくさん浮かんでいます。
日本でも見るような景色。

ツアーの車です。
当方以外には、夫婦１組と女性客１名女性の方はブラジルからの観光との事。
運転手兼ガイドに引率されてのツアーです。
ビーゴ湾近辺にパーキングエリアがあり、ここで少し休憩。

さて、お昼前にサンティアゴに着きました。
車を降りたのは、サン・フランシスコ教会の前。大聖堂などがある旧市街の入口に当たる場所のようです。
この教会単独でも相当立派なのもの、という気がします。
附属する修道院は改装されて宿になっているようです。

教会の前に開けた美しい石畳の通りを大聖堂の方へ進みます。
右側は大学。とても重厚な雰囲気。左は商店など。聖地への期待感が高まります。

さて、数分でオブライドロ広場に到着。
いよいよサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂です。
塔が修復のため足場で隠れていて残念。ですがやはり荘厳な大聖堂ですね。
このような歴史や格式を感じさせる教会はそうはないのでは。

サンティアゴ デ コンポステーラ大聖堂 寺院・教会

大聖堂の向かいには州議会等が入っているというたてもの。こちらも歴史を感じさせる重厚なもの。

ガイドにはここまで案内してもらい、あとはしばし自由行動という事になりました。
広場をはずれ、大聖堂の側面・背面に回っていきます。
青空に鐘楼が映えます。

側面から内部に入れました。
内部ではミサをやっていた様子で、聖職者が祈りをささげ、そのもようはテレビで中継などもされていた模様。しばらくはものすごい人だかり。
写真はその人がひいてからの内部の様子です。
ミサ用のライトアップがまだそのままになっており、明るく、しかしながら厳粛な雰囲気。

サンティアゴ デ コンポステーラ大聖堂 寺院・教会

有名な香炉の儀式もされていたのでしょうか。
巡礼者の匂いを中和するためにもやっていたという、香を焚いて堂内で巨大な香炉を大きく振るという儀式。
このときは静かに釣り下がっていました。

サンティアゴ デ コンポステーラ大聖堂 寺院・教会

しばらく旧市街を散策します。
あまり人気は無く、閑散としている印象です。

生活が感じられる市場。野菜や海産物が並びます。

全体として堅牢な石でできた旧市街という感じ。
美しく石畳が敷き詰められています。

サンティアゴ デ コンポステーラ（旧市街） 旧市街・古い町並み

時折大聖堂の塔を見られるところに来ると、サンティアゴに居ることを感じさせられます。
ぶらつきながらお土産などを見て回ります。
大聖堂附属のお土産屋で、お香を買ってみました。

サンティアゴ デ コンポステーラ（旧市街） 旧市街・古い町並み

まだ時間も少しあったのでもう一度大聖堂内へ。
ミサの明かりは消えていましたが、それはそれで雰囲気が変わって良いです。
香炉をもう一度。

サンティアゴ デ コンポステーラ大聖堂 寺院・教会

いまでも巡礼の方が絶えないようです。
また大聖堂の完全な姿を見に来てみたいものです。

サンティアゴ デ コンポステーラ大聖堂 寺院・教会

大聖堂の前にある国営高級ホテルのパラドール。
かつての王立病院だった建物を改装したものであるとの事。
こっそり中を見学させていただきました。泊まってみたいものです。

午後、ポルトガルに向けて南下します。
帰りにはポルトガル北部の街、ヴィアナ・ド・カステロに立ち寄る行程です。
夕方にさしかかったビーゴ近辺の海の景色。

日も暮れかかったころ、ヴィアナ・ド・カステロに到着。
まず、街の象徴であるサンタ・ルチア聖堂がある山の上へ。
ヴィアナ・ド・カステロはリマ川の河口に開けた街で、「リマの女王」とも言われているとの事。
夕空が印象的。

美しいサンタ・ルチア教会ですが、建てられたのは20世紀のこと、以外と新しいのですね。
夕日に照らされて輝きます。

山上から海に沈む美しい夕日。
ポルトガルに来てから天気に恵まれています。

その後、暗くなってからですが、麓の旧市街に立ち寄り、散策のための自由時間がありました。
14〜15世紀に建設されたカテドラルです。

カテドラル (ヴィアナ ド カステロ) 寺院・教会

レプブリカ広場です。夜景が美しい。

広場から山上にサンタ・ルチア教会が見えます。

この地方の英雄に関する銅像。悲恋のようですが、ガイドが教えてくれたお話を忘れてしまいました。
また、この地は「ヴィーニョ・ヴェルデ」という緑のワインの産地とのこと。ポルトでお土産に買って帰ることにします。

憧れのサンティアゴ・デ・コンポステーラを見ることができて、思い出深い日帰り旅になりました。