2015/06/25 - 2015/06/26
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chekimanさん
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たったの9日間のジャワ島の旅だったけど、色々な事があったよ。
一人旅は楽しいんだけど、君に隣に居て欲しいと思う時があったんだ。
ソロという街から、12時間掛けてブロモ山に行ったんだ。日本人には知られていないけど、インドネシア人だったら、誰もが知っている有名な観光地なんだ。
プナンジャカン山のビューポイントから、噴煙を上げているブロモ山、標高3676mのスメル山、均整のとれたバトッ山 を眺めるだ。
まさに絶景さ。
夜の暗いうちから山に登るから、空には満天の星が輝いているんだ。
そして、雲海が風で流されて行くのを見ながらサンライズを待つのさ。
ブロモ山の景色を君にも見て貰いたいんだ。
僕と一緒にブロモ山へ行かないか?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
-
6日目だよ。
スラバヤまではソロから3時間50分だったかな。
ここで、バスに乗り換えるんだ。
列車内では、お弁当売りや拳銃を携帯した警官の巡回があったよ。
外国で乗る列車は、退屈する暇なんか無いよ。
ちょっとした冒険気分を味わえるよ。 -
駅を出ると僕の争奪戦が始まったんだ。
君は、こういうのが苦手だから僕に任せてくれよ。
僕が人の良さそうなタクシー運転手を選ぶよ。
バスステーションまでは、50分ぐらい掛かるけど、1500円ぐらいだから、気にする金額では無いよ。 -
ここがバスステーションだよ。
冷たいジュースはバスの中まで売りに来るんだ。
お菓子も買えるよ。量が多いから二人で食べよう。 -
プロボリンゴまでは、2時間ぐらいかな。
君と行く時も、1番前に座ろう。 -
プロボリンゴに到着したよ。
バスを降りた途端、旅行代理店に案内されたんだ。
ここの旅行代理店は夫婦で経営しているんだけど、奥さんが働き者で、旦那さんは奥さんのひもって感じかな。仲は凄く良かったよ。奥さんが旦那さんに惚れているのを感じたよ。
ここで、明日のブロモ山ツアーとチェモロ・ラワン村からプロボリンゴまでのミニバスのピックアップを申し込んだんだ。
この日はブロモ山の麓にある村まで行くんだけど、ベモと呼ばれているパブリックバスだったら、300円で行けるんだ。
だから、人数が揃うまで待つことにしたんだ。 -
ベモに乗る人たちが集まるのを待っている間に昼メシを食べたんだ。
ラマダン中だったから、出来るのはこのスープだけだったけど美味しかったよ。 -
食堂のお姉さんたちは、陽気だから、君も好きになると思うよ。
-
食事の後に旅行代理店に戻ったんだ。
奥さんは家に帰ったらしくて、旦那さんが留守番をしてたよ。
旦那さんが携帯電話を僕に渡すんだ。
出てみると弟さんで、日本語を話すんだ。でも、会ったことも無い人とは敬語になってしまうから、話しは弾まなかったな。
結局、バスは人数が集まらず運行中止になってしまったんだ。
タクシーだと4000円、バイクタクシーだと1000円なんで、安い方を選んだんだ。
君と行く時もバイクにしようよ。
スリル満天だから、君好みだと思うよ。 -
村までは1時間30分ぐらい掛かったな。
標高が2000m近くあるから、とても、寒いんだ。気温は12度しか無かったよ。
バスステーションを出てから、しばらくは街の中を走るんだ。
直線の道路では、前を走るバイクを必ず抜くんだ。車も抜いたよ。
陽が落ちるのと競争するようにバイクはガンガン飛ばすんだ。
ヘルメットはしなかったよ。
手はバックが落ちないようにしっかり握るんだ。
風が目を直撃するから、顔は横を向いたままさ。
こんな事を続けていれば、いつか事故にあって、死にだろうな、ってネガティヴなことを考えていたんだ。
山を登り始めた頃に陽が沈んだんだ。
バイクはどんどん登って行ったよ。
そして、どんどん気温が下がって行くんだ。
着ているものは、長袖のシャツ1枚だったから
寒い、寒い、寒い、寒い、寒い、寒い..........
こんな辛い思いをするんだったら、来なければ良かったと弱気になったんだ。
でも、引き返すことは出来ないから、
「早く 村に到着してくれ。」
それだけを祈っていたんだ。
寒さの前では恐怖感は無くなるもんだね。
これしか、考えられなかったよ。
寒い、寒い、寒い、寒い、寒い、寒い..........
早く、早く、早く、早く、早く、早く、早く..........
今度は、ダウンジャケットをちゃんと着るようにするよ。 -
ロッジには温かい人たちが待っていたよ。
フロントの女性に挨拶代わりにチェキの写真をプレゼントしたら、Facebookの友達になって欲しいとお願いされたんだ。
今までは、FBの友達リクエストを切り出すタイミングを気にしていたから、彼女をいっぺんで気にいってしまったよ。 -
朝の6時50分にホテルをチェックアウトして、チェモロ・ラワン村に到着したのは19時だったよ。
今日は、移動だけで終わったけど、こんな遥か遠くの山奥の村にたどり着くことが出来たことに達成感を感じたんだ。 -
デザートは焼きバナナだよ。
デザートを食べている時にフロントの女性から「あなたに会えて良かった。」とiPhone にメッセージが届いたんだ。
こういうフレンドリーな宿が大好きなんだ。 -
明日は3時起きだから、すぐに寝たよ。
シャワーは水しか出なかったから、浴びなかった。
もっと、早い時間だったら、お湯が出たと思うんだ。だから、心配することは無いよ。 -
4時にホテルを出発して、ジープで山に登ったんだ。僕以外は、白人のカップルが2組だったよ。
英語が苦手なんで、彼らに話し掛けることはしなかったよ。
ビューポイントまでは坂道を登るんだ。
沿道の店では、列車で知り合った先生が美味しかったと言っていたカップ麺を食べている人が大勢いたよ。
でも、ビューポイントの確保を優先することにしたんで食べなかったんだ。
今度は、一緒に食べよう。
寒い中で、食べるカップ麺は美味しいはずさ。 -
ビューポイントでは最前列を確保したよ。
空には満天の星が輝いているんだ。
回りは人だらけだから、ロマンチックな気分にはなれないけどね。 -
雲海が風に流されて行くのを見ていたんだ。
いつまで見ていても飽きないよ。 -
太陽の光で雲がキラキラしているよ。
神秘的な光景だよ。 -
この風景を君と一緒に見たいんだ。
-
大勢の人たちがいるんだ。
みんな幸せそうだったよ。 -
もうすぐ、サンライズだよ。
-
何度でも言うよ。
君とサンライズを見たいんだ。 -
次は、噴火をしているブロモ山へ向かったんだ。
-
こんな所でジープを降りるんだ。
君が好きな冒険の始まりだ。 -
あそこに見えているのが太陽だよ。
これが雲海の中なんだね。 -
明るくなった所で、僕をじっと見つめる青年がいたんだ。青年は新潟から来た旅行者だったよ。
青年と一緒にブロモ山を登ったんだ。 -
向こうに見えているのは雲じゃ無いよ。
あれは、噴煙なんだ。
ブロモ山は活火山なんだ。 -
君と来る時は最低2泊はしよう。
2泊目の朝は、ここでサンライズを見よう。 -
これが火口だよ。
-
尾根を歩けるんだ。
僕は早めに集合場所に戻ったんで歩かなかったけどね。
今度は歩いてみたいな。 -
砂漠では馬にも乗ったよ。
バランスを取るのが難しいんで、乗っている間は緊張してたよ。
お金を払う時にちょっと揉めたけど、相手は少年だったんで、僕が簡単に勝ったよ。 -
乗ってきたジープを探すんだ。
-
出発まで30分あったから、ドライバーたちと仲良くなれたよ。
みんな20代前半の若者たちさ。 -
着いた時とまるで違うね。
-
ツアーはあっと言うまに終わってしまったよ。
もっと、ここにいたかったよ。 -
ロッジからの景色もいいね。
やっぱり、最低でも2泊はしよう。
そうすれば村の散策ができるよ。チェモロ・ラワンにはヒンズー教徒のテングル族が住んでいるんだ。
さっきのドライバーたちもテングル族だよ。 -
ピックアップのミニバスは10時に迎えに来たよ。
このバスで知り合ったバッグパッカーの女性を紹介したいんだ。
彼女はジャカルタに3週間滞在していたんだ。
前に話した飛行機の隣の席に座っていたジャカルタ在住の女性がジャカルタは観光客が来るような所では無いと言っていたんだ。
「だから、3週間も何をしていたのですか?」
と、尋ねたんだ。
そしたら、「近所の子供たちと毎日遊んでいた。」と答えたんだ。
その時は、正直理解できなかったよ。
でも、後でFacebookに彼女が投稿した写真を見て納得したんだ。
その写真には、満面の笑顔の大勢の子供たちに囲まれた彼女が写っていたんだ。
そして、彼女は幼稚園の先生になる為の勉強中だったんだ。
彼女だったら、素敵な先生になるはずさ。 -
僕はプロボリンゴでミニバスを降りたんだ。
彼女は青い炎をみる為にミニバスの旅を続けるんだって。
今度は僕たちも見に行こうよ。 -
旅行代理店の旦那さんに見送られてスラバヤ行きのバスに乗ったんだ。
これで、ブロモ山編はおわりだよ。
楽しかったのが、君にも伝わったかな?
どう、君もブロモ山に行きたくなったかな?
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この旅行記へのコメント (4)
-
- まむーとさん 2015/08/02 13:09:57
- 昨日帰国しました♪
- chekimanさん
こんにちは!
カナダから帰って来ました。
海外ドラマの世界に入ったようでもあり、
絵はがきの世界のようなロマンチックな世界でした。
でも私はやはりごちゃごちゃのアジアに魅力を感じるな♪
奥さんに向けてのメッセージですか?
ヘビメタの奥さんなら、楽しい旅行かできそうですね。
うちの旦那は面倒なので、まさに【亭主元気で留守がいい】です。
まむーと
- chekimanさん からの返信 2015/08/02 17:28:31
- お帰りなさい
- まむーとさん、お帰りなさい
> カナダから帰って来ました。
> 海外ドラマの世界に入ったようでもあり、
> 絵はがきの世界のようなロマンチックな世界でした。
何だろう。
カナダと海外ドラマ、思い付くのは「大草原の小さな家」。
絶対、違いますよね。
大豪邸、湖、ロッキー山脈..........僕のカナダのイメージは貧困です。
旅行記で回答を教えて下さいね。
> でも私はやはりごちゃごちゃのアジアに魅力を感じるな♪
そうでしょう!
カナダネタには参加できませんが、アジアについてはうるさいです。
> 奥さんに向けてのメッセージですか?
> ヘビメタの奥さんなら、楽しい旅行かできそうですね。
> うちの旦那は面倒なので、まさに【亭主元気で留守がいい】です。
そうですね。
彼女とも旅行がしたいですね。
大好きな場所「自宅」、家族の絆を感じます。
chekiman
-
- fuzzさん 2015/08/01 23:15:02
- 誰さ向けてのメッセージだろ?(笑)
- chekimanさん、こんばんは。
いつもながらchekimanさんの表現力に惹き込まれました。
私は基本、長文の旅行記は嫌いです。よほど面白くなければ流し読みです。
いいえ、流し見です。chekimanさんの旅行記は読んでいます。私にとっては
凄い事です。流し見していた方への旅行記は投票するのもお邪魔するのも失礼かと
最近は寄らずにいます。そんな私がchekimanさんの旅行記を読んでいます(笑)
誰に向けてのお誘いかな?不特定多数の読者に向けてのメッセージでしょうけど
私は私に向けてのメッセージだとイタイ勘違いをしながら拝見してました。
多分、私に限らず読んだ人は自分に向けてのメッセージと感じ取るでしょう。
だからこそ惹き込まれて読ませて頂きました。
個人的な感想ばかりの書き込みですみません。<(_ _)>
fuzz
- chekimanさん からの返信 2015/08/02 17:00:41
- RE: 誰さ向けてのメッセージだろ?(笑)
- fuzzさん、こんにちは
旅先での思い出や感じた事、出会った人たちへの想い、それらが強ければ強い程、長文になってしまいます。
これからもお付き合い下さい。
でも、次のスラバヤ編はあっさりになると思います。
優勝が決まった後の消化試合みたいな内容なので、これこそ流し見でOKです。(笑)
実はジャワ島の旅行記は人気が無くて、訪問して頂いている方も少ないんです。
だったら、すぐ近くにいる人に向けてメッセージを書いてみよう!
それで、こんな形になりました。
僕の星の付け方は、その観光地での人との出会いに左右されます。
でも、ブロモ山はその景色だけで5つ星の価値がありました。
さらに、列車の旅を冒険と思ってくれる人。
バイクタクシーのスリルに興味がある人。
12時間の移動に価値を見出してくれる人。
旅先での親切に感謝できる人。
こんな人ならば、7つ星の旅行先です。
chekiman
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