2015/05/16 - 2015/05/17
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unagiさん
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4月に続いて5月、改めて訪れました。今回は宿泊してじっくりと探索します。
週末の石段街はゴールデンウイーク明けとは言え観光客でごった返しておりました。
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宿泊したのは、その石段街の途中から上に向かって左手の路地を入った所にある吉田屋旅館さん。
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かなり老朽化が激しい建物ですが、掃除は行き届いております。タオルなどは有料となりますが、二食付きで6千円を切るという安さ。
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今回この宿を選んだ理由はお風呂にあります。宿から内湯に入ると男湯の脱衣場。女湯は男湯の脱衣場を通り抜けた先にあります。
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しかし建物の脇の路地には男湯女湯、それぞれ入り口があります。なぜこんな造りかと言うと、実はここのお風呂、ジモ専の共同浴場としても使われているのです。つまり入っていると地元のおっちゃんが洗面器抱えて入ってくる。
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お湯は貴重な伊香保本線源泉からダイレクトに引いたカルシウム・ナトリウム硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉。石段の中腹くらいで源泉温度も下がっていると思いきや、浴槽が狭いため加温せずとも丁度よい湯加減でした。
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浴槽奥の木戸を開くと源泉がダバダバと滝のように流れ落ちています。
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源泉の落ちている小部屋の奥の木戸を開ければ女湯。女湯に連れ以外誰も居ないと確認した上で開けていますが、確証が無ければ決して開けてはなりません。(笑)
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翌日『此処や』さんでたこ焼きを食べるも、二階の蕎麦うどん『睦庵』が11時開店だったため、先月入らせて頂いたお風呂は諦め、二軒下にある宿『柏屋』さんに立ち寄りました。
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お風呂は小さな浴槽ひとつを家族風呂として貸し切りで使わせて頂きます。日帰り入浴一人500円。
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お湯は此処やさんと殆ど変わらず、濃厚な加水加温無しの源泉掛け流し。お風呂に浸かれば沈殿していた温泉成分や、酸化した鉄分による錆が舞い上がり、泥水のような色に!(笑)
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お風呂から上がると女将さん(お婆ちゃん)が二階にお茶と温泉饅頭を用意していてくれました。良質なお湯に浸かりすっかりポカポカになった体に、角部屋の開け放たれた窓から窓へ吹き抜ける、自然の心地よい風。
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低い窓枠に腰掛け、煙草をふかしながら火照った体を風に晒して涼んでいれば、文豪になった気分に浸れます。石段街を見下ろせば、汗を拭きながら石段を登って来る観光客たち。最高に贅沢な時間を過ごしました。
女将さんのおもてなしの心も良いし、昭和の香り漂う建築物も、素晴らしい泉質も良い。伊香保はカエデが沢山あるので紅葉シーズンにでもまた訪れて、今度はこの宿に泊まりたいと思いました。
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