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 梅雨時の週末、また富士のすそ野へ出かけました。ポツポツ降っていた雨もだんだん上がってきて、高速を走っていると富士山も顔を見せました。陽が長く、富士へ着いても周りは明るいため、まだ行ったことのない公園を散策してみました。<br /><br /> 猪之頭公園と名前が付いていますが、周りは木々が多く家も少ないため、ほとんど人はいませんでした。でも、トイレや草刈りなど、よく手入れされていました。公園の一部が野鳥の森となっていて、散策コースや東屋もありました。<br /><br /> 曲がり角に「鱒の家」と書かれた看板があったので、夕食に良いのではと思い道路を進んでいきました。木に囲まれ人通りも少ない所に、大きなお店がありました。しかし、入口へ行くと閉店を案内する看板がありました。これまで近くに何度も来ていながら、道路から奥まったところなので知りませんでした。こんな環境ゆえ、来店者も少なかったのでしょうか。<br /><br /> 今夜のつまみは、地元の人が焼津の「鰹節チップ」を持ってきたので味見です。鰹節の小袋が付いていて、封を切って中に入れ、振り混ぜてから食べるのだそうです。初めて味を体験しました。鰹節の香りが良く、お酒が進んでしまいました。<br /><br /> 翌朝は、梅雨時なのに晴れてしまい良い天気でした。車のタイヤを見てびっくり。セミが孵化した抜け殻が付いています。まだ鳴き声は聞こえませんでしたが、夏が近いことを感じさせてくれます。この日の富士山も、雪が少なく黒く見えました。<br /><br /> 朝の散歩は、富士講の遺跡を訪ねてみることにしました。富士山には沢山の風穴があるため、そこに仏像を安置したり、頂上まで登ったりする信仰があったようです。今や富士登山と言えば観光やスポーツ登山の領域なのかもしれません。遺跡となっているのは、古くは信仰が厚く盛んだったものの、現在ではすたれてきてしまったからなのかもしれません。<br /><br /> 鳥居をくぐると広々とした駐車場と、新しい案内所がありました。中には資料が展示され、日によっては説明のガイドさんもいるようです。階段を登ると新しい神社が目に入りましたが、周りの石碑はかなり古い物の様です。苔むしていたり、傾いたりしていました。肝心の風穴の中は、古く危険なため入ることは禁止されていました。地元の方に富士講の説明を聞いたところ、昔は田子の浦の海岸からスタートして、富士山の頂上まで登って行ったそうです。世界文化遺産になり、また富士講が注目されることがあるでしょうか。<br /><br /> お昼は地元富士の宮焼きそばと、マグロの鉄板焼きでした。帰りの高速では少し雨の降る所もありましたが、梅雨の合間にしては天気に恵まれた日程でした。<br />

梅雨の晴れ間の富士講遺跡。

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2015/06/27 - 2015/06/28

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マリオット

マリオットさん

 梅雨時の週末、また富士のすそ野へ出かけました。ポツポツ降っていた雨もだんだん上がってきて、高速を走っていると富士山も顔を見せました。陽が長く、富士へ着いても周りは明るいため、まだ行ったことのない公園を散策してみました。

 猪之頭公園と名前が付いていますが、周りは木々が多く家も少ないため、ほとんど人はいませんでした。でも、トイレや草刈りなど、よく手入れされていました。公園の一部が野鳥の森となっていて、散策コースや東屋もありました。

 曲がり角に「鱒の家」と書かれた看板があったので、夕食に良いのではと思い道路を進んでいきました。木に囲まれ人通りも少ない所に、大きなお店がありました。しかし、入口へ行くと閉店を案内する看板がありました。これまで近くに何度も来ていながら、道路から奥まったところなので知りませんでした。こんな環境ゆえ、来店者も少なかったのでしょうか。

 今夜のつまみは、地元の人が焼津の「鰹節チップ」を持ってきたので味見です。鰹節の小袋が付いていて、封を切って中に入れ、振り混ぜてから食べるのだそうです。初めて味を体験しました。鰹節の香りが良く、お酒が進んでしまいました。

 翌朝は、梅雨時なのに晴れてしまい良い天気でした。車のタイヤを見てびっくり。セミが孵化した抜け殻が付いています。まだ鳴き声は聞こえませんでしたが、夏が近いことを感じさせてくれます。この日の富士山も、雪が少なく黒く見えました。

 朝の散歩は、富士講の遺跡を訪ねてみることにしました。富士山には沢山の風穴があるため、そこに仏像を安置したり、頂上まで登ったりする信仰があったようです。今や富士登山と言えば観光やスポーツ登山の領域なのかもしれません。遺跡となっているのは、古くは信仰が厚く盛んだったものの、現在ではすたれてきてしまったからなのかもしれません。

 鳥居をくぐると広々とした駐車場と、新しい案内所がありました。中には資料が展示され、日によっては説明のガイドさんもいるようです。階段を登ると新しい神社が目に入りましたが、周りの石碑はかなり古い物の様です。苔むしていたり、傾いたりしていました。肝心の風穴の中は、古く危険なため入ることは禁止されていました。地元の方に富士講の説明を聞いたところ、昔は田子の浦の海岸からスタートして、富士山の頂上まで登って行ったそうです。世界文化遺産になり、また富士講が注目されることがあるでしょうか。

 お昼は地元富士の宮焼きそばと、マグロの鉄板焼きでした。帰りの高速では少し雨の降る所もありましたが、梅雨の合間にしては天気に恵まれた日程でした。

旅行の満足度
3.0
観光
3.0
同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配
  • 高速を走ると晴れ間から富士山が顔を出しました。

    高速を走ると晴れ間から富士山が顔を出しました。

  • まだ明るいので、近くの猪之頭公園を散歩。

    まだ明るいので、近くの猪之頭公園を散歩。

  • 誰もいないのですが、よく整備されています。

    誰もいないのですが、よく整備されています。

  • 野鳥を観察できる散歩コースも作られていました。

    野鳥を観察できる散歩コースも作られていました。

  • 鱒の家に着きました。

    鱒の家に着きました。

  • なんと、26年の4月に休業したそうです。残念。

    なんと、26年の4月に休業したそうです。残念。

  • 今宵のおつまみ、かつお節ポテトチップスです。

    今宵のおつまみ、かつお節ポテトチップスです。

  • 雨の後のためか、木々の緑が鮮やかでした。

    雨の後のためか、木々の緑が鮮やかでした。

  • セミの抜け殻を発見。夜から朝の間に飛び立ったのでしょう。動き出す前で良かった。

    セミの抜け殻を発見。夜から朝の間に飛び立ったのでしょう。動き出す前で良かった。

  • 猪之頭から、本日の富士山。雪が無くなって、黒く見えました。

    猪之頭から、本日の富士山。雪が無くなって、黒く見えました。

  • 人穴の富士講遺跡へ。

    人穴の富士講遺跡へ。

  • 説明書きがありました。

    説明書きがありました。

  • トイレと案内所を兼ねた、新しい建物がありました。

    トイレと案内所を兼ねた、新しい建物がありました。

  • 中には、風穴のでき方や富士講の歴史が展示されていました。

    中には、風穴のでき方や富士講の歴史が展示されていました。

  • もちろん、世界遺産としての説明も。

    もちろん、世界遺産としての説明も。

  • それほど急でない階段を登ります。

    それほど急でない階段を登ります。

  • 社殿が見えてきました。

    社殿が見えてきました。

  • この風穴の奥に、祀られているのでしょうか。

    この風穴の奥に、祀られているのでしょうか。

  • とても深そうな穴に見えます。立ち入りは禁止されていました。

    とても深そうな穴に見えます。立ち入りは禁止されていました。

  • 信仰は歴史の流れにさらされ、これは新しい社殿のようです。

    信仰は歴史の流れにさらされ、これは新しい社殿のようです。

  • かなり古い物のようです。ここもロープが張られ、立ち入りはできません。

    かなり古い物のようです。ここもロープが張られ、立ち入りはできません。

  • 神社に付いて、説明が書かれていました。

    神社に付いて、説明が書かれていました。

  • 苔むして傾いた石、百年単位の歴史があるのでしょうか。

    苔むして傾いた石、百年単位の歴史があるのでしょうか。

  • 散歩から帰って、お昼のバーベキューです。

    散歩から帰って、お昼のバーベキューです。

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