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帯広市より南側、南十勝は 実に熾烈ではないか…。<br /><br />紫竹ガーデン、六花の森に 中札内美術村、愛国駅に幸福駅、質の高い 道の駅…など、観光スポットは 枚挙に いとがまない。<br /><br />それらをパスして、あえて向かうは 太平洋に面する 「大樹町(たいきちょう)」。<br /><br />宇宙実験場や 珍しいヨード泉の温泉、歴史遺構に 古びたサイロ…… <br />小さな町に、多種で意外性のある それらはまた、人里 離れて ぽつねんと…。見渡す限りの大自然のなかで、唐突に 現る。<br /><br />まるで、舞台の暗転を経たかのような 景色の様変わりよう。<br /><br />ぽかーんと 目の当たりにする、その瞬間のインパクトたるや…。前述の メジャー施設とは、時の流れが異なるような、 ゆったりと観光できるのも また快い。なんだか、再訪すらも促されるような…<br /><br />ということで 2年連続の 大樹町。広漠と忽然と客愁と……、そんなコトノハで振り返る 旅路(前年・5月30日の様子と あわせて)。

“ 北の大地に大樹晩成 ” ・ 広漠と忽然と…、 ディープ十勝探査 【 北海道 大樹町 】

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2015/05/31 - 2015/05/31

12位(同エリア61件中)

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tokotoko

tokotokoさん

帯広市より南側、南十勝は 実に熾烈ではないか…。

紫竹ガーデン、六花の森に 中札内美術村、愛国駅に幸福駅、質の高い 道の駅…など、観光スポットは 枚挙に いとがまない。

それらをパスして、あえて向かうは 太平洋に面する 「大樹町(たいきちょう)」。

宇宙実験場や 珍しいヨード泉の温泉、歴史遺構に 古びたサイロ……
小さな町に、多種で意外性のある それらはまた、人里 離れて ぽつねんと…。見渡す限りの大自然のなかで、唐突に 現る。

まるで、舞台の暗転を経たかのような 景色の様変わりよう。

ぽかーんと 目の当たりにする、その瞬間のインパクトたるや…。前述の メジャー施設とは、時の流れが異なるような、 ゆったりと観光できるのも また快い。なんだか、再訪すらも促されるような…

ということで 2年連続の 大樹町。広漠と忽然と客愁と……、そんなコトノハで振り返る 旅路(前年・5月30日の様子と あわせて)。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.0
同行者
一人旅
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 帯広市稲田町 ・ 満寿屋商店「麦音」<br /><br /><br />帯広での朝は、もっぱら 「麦音」。<br />焼き立て美味なパンは広々テラスで。外で食べる爽快さ、薫風も頬に心地いい。モグモグ…

    帯広市稲田町 ・ 満寿屋商店「麦音」


    帯広での朝は、もっぱら 「麦音」。
    焼き立て美味なパンは広々テラスで。外で食べる爽快さ、薫風も頬に心地いい。モグモグ…

  • 帯広市 ・ 緑ヶ丘公園<br /><br /><br />エゾリスも モーニングタイム!<br /><br />まさに 一心不乱。10分弱、 その愛くるしい姿を観察させてくれた。<br />緑ヶ丘公園は、エゾリスと出会えることでも知られる。その証として、“うひょっ!”と高揚する私とは対照的に、市民は エゾリスを一瞥するだけ…。小さな元気印が 駆け回る姿は、見慣れた光景のようだ。<br /><br />そんな街のオアシスで、しばし 寛ぐ。

    帯広市 ・ 緑ヶ丘公園


    エゾリスも モーニングタイム!

    まさに 一心不乱。10分弱、 その愛くるしい姿を観察させてくれた。
    緑ヶ丘公園は、エゾリスと出会えることでも知られる。その証として、“うひょっ!”と高揚する私とは対照的に、市民は エゾリスを一瞥するだけ…。小さな元気印が 駆け回る姿は、見慣れた光景のようだ。

    そんな街のオアシスで、しばし 寛ぐ。

  • 帯広市 → 大樹町<br /><br /><br />とかち帯広空港に寄り道してから、大樹町へ。<br />ただただ 地平線の先に延びる一本道。その右窓には、ひっそりと黄色の絨毯。

    帯広市 → 大樹町


    とかち帯広空港に寄り道してから、大樹町へ。
    ただただ 地平線の先に延びる一本道。その右窓には、ひっそりと黄色の絨毯。

  • 帯広市 → 大樹町<br /><br /><br />忠類の町をかすめて、大樹町の晩成地区へと向かう 道すがら。<br />町どころか、集落の欠片もないところに 忽然と郵便局。でもよく見ると、古里の前には“元”の文字が愁いを帯びて 添えられていた。<br /><br />古里、という地名もまた しみじみと…。<br />車座の光景は、今後いつ みられるのだろうか…。

    帯広市 → 大樹町


    忠類の町をかすめて、大樹町の晩成地区へと向かう 道すがら。
    町どころか、集落の欠片もないところに 忽然と郵便局。でもよく見ると、古里の前には“元”の文字が愁いを帯びて 添えられていた。

    古里、という地名もまた しみじみと…。
    車座の光景は、今後いつ みられるのだろうか…。

  • 古里地区から約10分、いよいよ大樹町へ。北海道ドライブの風物、“カントリーサイン”(市町村の標識)が目印。<br /><br />小樽市であれば 運河のように、その地のシンボルとなる建物・景色や、まつわる動植物に ゆるキャラなど、デザインは 様々。<br /><br />大樹町はというと、日高山脈や太平洋の雄大な自然を背景に、滑走路と発射したロケット…<br />ゆるキャラに代表する“かわいい”が席巻するなかで、なんとも かっこいいデザイン。大樹町のは、道内随一の かっこよさでは なかろうか。<br /><br />はて、でもなぜに ロケット??

    古里地区から約10分、いよいよ大樹町へ。北海道ドライブの風物、“カントリーサイン”(市町村の標識)が目印。

    小樽市であれば 運河のように、その地のシンボルとなる建物・景色や、まつわる動植物に ゆるキャラなど、デザインは 様々。

    大樹町はというと、日高山脈や太平洋の雄大な自然を背景に、滑走路と発射したロケット…
    ゆるキャラに代表する“かわいい”が席巻するなかで、なんとも かっこいいデザイン。大樹町のは、道内随一の かっこよさでは なかろうか。

    はて、でもなぜに ロケット??

  • 最初の目的地は、晩成温泉。国道336号から逸れると、草原に挟まれて続く道は、丘陵地帯を下がって上がって、また下がったり。そして 大きくカーブしたり… と軽くジェットコ的。<br /><br />左窓に 大きな牛舎が現れ、右窓に広がる草原の彼方に 小さく、太平洋が みえてきた。

    最初の目的地は、晩成温泉。国道336号から逸れると、草原に挟まれて続く道は、丘陵地帯を下がって上がって、また下がったり。そして 大きくカーブしたり… と軽くジェットコ的。

    左窓に 大きな牛舎が現れ、右窓に広がる草原の彼方に 小さく、太平洋が みえてきた。

  • 道が 直線の下り坂となり、いよいよ このまま、海原がその景色を締めくくるかと 思いきや…

    道が 直線の下り坂となり、いよいよ このまま、海原がその景色を締めくくるかと 思いきや…

  • 海辺に ぽつんと 2、3の小ぶりな建物。周りに人家は見当たらず、もはや寥々たる…… それが 太平洋を望む「晩成温泉」。<br /><br />※ 一枚前の写真は、温泉施設そばからの光景。この日は天候に恵まれ、なんとも南国風情。<br />※この写真は最後、入浴後の 夕方に撮影したもの、景色の流れが ちぐはぐに…;

    海辺に ぽつんと 2、3の小ぶりな建物。周りに人家は見当たらず、もはや寥々たる…… それが 太平洋を望む「晩成温泉」。

    ※ 一枚前の写真は、温泉施設そばからの光景。この日は天候に恵まれ、なんとも南国風情。
    ※この写真は最後、入浴後の 夕方に撮影したもの、景色の流れが ちぐはぐに…;

  • それでも駐車場には車が多く、館内は 昭和風情にして庶民的。<br /><br />2年連続の晩成温泉。顔はめパネルに、褐色の湯をイメージした お饅頭の商品まで 新たにお目見えしていた。背伸びはせずとも 着実に、魅力を増し続けるところに好印象。ファンが多いわけだ。夕陽に 顔はめ、さらに人は男性限定!?と 実にチャーミング〜

    それでも駐車場には車が多く、館内は 昭和風情にして庶民的。

    2年連続の晩成温泉。顔はめパネルに、褐色の湯をイメージした お饅頭の商品まで 新たにお目見えしていた。背伸びはせずとも 着実に、魅力を増し続けるところに好印象。ファンが多いわけだ。夕陽に 顔はめ、さらに人は男性限定!?と 実にチャーミング〜

  • 晩成温泉 ・ こむぎ食堂<br /><br /><br />まずは腹ごしらえ。賑わう食堂は、メニュー豊富。前回は食べられなかった ご当地グルメ・「大樹チーズサーモン丼」を選び、大地と海の恵みの共演に舌鼓を打つ。<br /><br />丁寧に、おススメの食べ方を記した “食べ方6ヵ条”なる解説書付き。<br /><br />5種類の天ぷらは なかなかボリューミー。でもあれ、逆に米は少なし(増量を食い止めるには好都合ではないか己・・;)。秋鮭に絡められたチーズは…、ん、なんか食べ慣れた食感…。それもそのはず、正体は「さけるチーズ」。雪印メグミルク大樹工場で製造されたものを使用する、ルールのひとつだそうな。御膳ながら庶民的な天丼は 980円;

    晩成温泉 ・ こむぎ食堂


    まずは腹ごしらえ。賑わう食堂は、メニュー豊富。前回は食べられなかった ご当地グルメ・「大樹チーズサーモン丼」を選び、大地と海の恵みの共演に舌鼓を打つ。

    丁寧に、おススメの食べ方を記した “食べ方6ヵ条”なる解説書付き。

    5種類の天ぷらは なかなかボリューミー。でもあれ、逆に米は少なし(増量を食い止めるには好都合ではないか己・・;)。秋鮭に絡められたチーズは…、ん、なんか食べ慣れた食感…。それもそのはず、正体は「さけるチーズ」。雪印メグミルク大樹工場で製造されたものを使用する、ルールのひとつだそうな。御膳ながら庶民的な天丼は 980円;

  • 誰もいないタイミングをいいことに、浴場入口から一枚(失礼しました;)<br /><br />もともと泉温は18度。加温していて、ゆったり浸かれる。褐色の お湯は ややぬめり感があって、肌触り なめらか。その泉質はナトリウムー塩化物冷鉱泉で、国内有数の高濃度 “ヨード泉”と珍しい。殺菌効果や保温効果が高いそうな。<br /><br />写真左手に 外への扉があるが、露天風呂はない…。団地風 ベランダ(屋根はないからテラスか)に、縁台があって涼める。潮風が全身に伝わる爽快感、そして眺望は、抜けるような青空に 茫々たる海原で陶然となる。暮色が迫り、ちょうどお月見に。

    誰もいないタイミングをいいことに、浴場入口から一枚(失礼しました;)

    もともと泉温は18度。加温していて、ゆったり浸かれる。褐色の お湯は ややぬめり感があって、肌触り なめらか。その泉質はナトリウムー塩化物冷鉱泉で、国内有数の高濃度 “ヨード泉”と珍しい。殺菌効果や保温効果が高いそうな。

    写真左手に 外への扉があるが、露天風呂はない…。団地風 ベランダ(屋根はないからテラスか)に、縁台があって涼める。潮風が全身に伝わる爽快感、そして眺望は、抜けるような青空に 茫々たる海原で陶然となる。暮色が迫り、ちょうどお月見に。

  • 晩成温泉<br /><br /><br />太平洋が爽やかな風を運んでくれる…<br /><br />そんなロケーションに思わず 長湯してしまう人には 嬉しい、くつろぎスペースも。 また、タオル・バスタオル無料貸し出しは、旅人には有難い。

    晩成温泉


    太平洋が爽やかな風を運んでくれる…

    そんなロケーションに思わず 長湯してしまう人には 嬉しい、くつろぎスペースも。 また、タオル・バスタオル無料貸し出しは、旅人には有難い。

  • 大樹町 ・ 晩成地区 → 美成地区<br /><br /><br />まだ昼間+観光したいところがあるため、実際は食事後に一旦 晩成温泉を後にして、大樹町を周遊。その締めくくりに 再び晩成温泉(入浴)という、変則的行程に;。<br /><br />ここから大樹観光の本番、忽然…とする光景が まだまだ押し寄せる。

    大樹町 ・ 晩成地区 → 美成地区


    まだ昼間+観光したいところがあるため、実際は食事後に一旦 晩成温泉を後にして、大樹町を周遊。その締めくくりに 再び晩成温泉(入浴)という、変則的行程に;。

    ここから大樹観光の本番、忽然…とする光景が まだまだ押し寄せる。

  • さっそく忽然と…<br />広漠とした牧草地&草原の中に、でかでか巨大施設群。

    さっそく忽然と…
    広漠とした牧草地&草原の中に、でかでか巨大施設群。

  • 大樹町 ・ 多目的航空公園<br /><br /><br />“航空宇宙実験場” と銘打たれたその空間は、実に広大。 47haの敷地には 巨大飛行船の格納庫をはじめ、指令管制棟、海岸に迫る 全長1kmの滑走路までと 本格的。<br /><br />カントリーサインに描かれた ロケットの謎は、これなのだな。

    大樹町 ・ 多目的航空公園


    “航空宇宙実験場” と銘打たれたその空間は、実に広大。 47haの敷地には 巨大飛行船の格納庫をはじめ、指令管制棟、海岸に迫る 全長1kmの滑走路までと 本格的。

    カントリーサインに描かれた ロケットの謎は、これなのだな。

  • 「航空宇宙産業基地」の候補地となって以来(1980年代〜)、官民一体となって“宇宙のまちづくり”を進める 大樹町。<br /><br />その中核施設として、JAXAをはじめ、民間企業や教育機関等により様々な実験が行われているという。そこまでの本気度とは 知らなかった…<br /><br />敷地内には、その功績や歩み、航空宇宙 関連の資料を展示する見学施設、「大樹町 宇宙交流センター SORA」も立地する。

    「航空宇宙産業基地」の候補地となって以来(1980年代〜)、官民一体となって“宇宙のまちづくり”を進める 大樹町。

    その中核施設として、JAXAをはじめ、民間企業や教育機関等により様々な実験が行われているという。そこまでの本気度とは 知らなかった…

    敷地内には、その功績や歩み、航空宇宙 関連の資料を展示する見学施設、「大樹町 宇宙交流センター SORA」も立地する。

  • 大樹町 宇宙交流センター SORA<br /><br /><br />凛々しいオリジナルキャラクター ・「カムイリオン」に迎えられ(無料・係員は常駐せず)、展示を さくさくと見学。ミニスペースながら、CAMUI型ハイブリットロケットの模型や 固形燃料の実物などなど、資料豊富。

    大樹町 宇宙交流センター SORA


    凛々しいオリジナルキャラクター ・「カムイリオン」に迎えられ(無料・係員は常駐せず)、展示を さくさくと見学。ミニスペースながら、CAMUI型ハイブリットロケットの模型や 固形燃料の実物などなど、資料豊富。

  • 大樹町 宇宙交流センター SORA<br /><br /><br />展示内、“大気球用超薄膜フィルム”は 実際に手にとって質感を確かめられる工夫も。“超”がつくとは 大げさな…と持ってみると、思った以上に 薄っ!軽っ!

    大樹町 宇宙交流センター SORA


    展示内、“大気球用超薄膜フィルム”は 実際に手にとって質感を確かめられる工夫も。“超”がつくとは 大げさな…と持ってみると、思った以上に 薄っ!軽っ!

  • 楽しんでもらおう、という工夫・仕掛けを さらに発見…<br /><br />それは子供の大好物に数えられる、スタンプラリー。町内の3箇所を巡って、専用台紙にスタンプを集めると、オリジナルデザインの缶バッジが もれなく もらえるというキャンペーン(「たいきスタンプラリー」)。<br /><br />こうした類の、訪問した記念となるもの・ご当地ものは、なんだかんだ 毎度 惹かれてしまう。さらに達成感も得られるということで、やはり釣られた;<br /><br />写真は2014年バージョンの告知ポスターで、2015年も好評につき実施していた。当然ながら、2年連続でラリー走破;

    楽しんでもらおう、という工夫・仕掛けを さらに発見…

    それは子供の大好物に数えられる、スタンプラリー。町内の3箇所を巡って、専用台紙にスタンプを集めると、オリジナルデザインの缶バッジが もれなく もらえるというキャンペーン(「たいきスタンプラリー」)。

    こうした類の、訪問した記念となるもの・ご当地ものは、なんだかんだ 毎度 惹かれてしまう。さらに達成感も得られるということで、やはり釣られた;

    写真は2014年バージョンの告知ポスターで、2015年も好評につき実施していた。当然ながら、2年連続でラリー走破;

  • 大樹町 美成地区 → 旭浜地区<br /><br /><br />鮮烈な巨大施設を後にし、次なる目的地への車窓は… やはり広漠たる大地。人里に辿り着く気配もなく、それが逆に、日常から遊離する心地を高めた。

    大樹町 美成地区 → 旭浜地区


    鮮烈な巨大施設を後にし、次なる目的地への車窓は… やはり広漠たる大地。人里に辿り着く気配もなく、それが逆に、日常から遊離する心地を高めた。

  • 多目的航空公園から走ること約20分、次の目的地が 近づく。それは、町の観光パンフには記されておらず…、訪れる人も少ないであろう海辺の歴史遺構。それでも沿道には、ささやかな案内標識がある、、、ものの……、<br /><br />実際は、奥に続く砂利道の先(“↑”)にお目当てはあるのが、なぜか舗装路へと誘導する“→”の標識。肝心要の案内に 惑わされる;

    多目的航空公園から走ること約20分、次の目的地が 近づく。それは、町の観光パンフには記されておらず…、訪れる人も少ないであろう海辺の歴史遺構。それでも沿道には、ささやかな案内標識がある、、、ものの……、

    実際は、奥に続く砂利道の先(“↑”)にお目当てはあるのが、なぜか舗装路へと誘導する“→”の標識。肝心要の案内に 惑わされる;

  • 砂利道を おずおずと進む。それまでの道中は平地が続いたゆえ、目的地となる海岸までの距離感が 狂っていた;。<br /><br />そのため、まだしばらく続くものと予想していた砂利道の先に、隠れていたかのように太平洋が下方から現れ、それを認識できた瞬間には “おっ”と思わず声が漏れて驚いた。(大げさか;)<br /><br />実に意表を突かれた〜

    砂利道を おずおずと進む。それまでの道中は平地が続いたゆえ、目的地となる海岸までの距離感が 狂っていた;。

    そのため、まだしばらく続くものと予想していた砂利道の先に、隠れていたかのように太平洋が下方から現れ、それを認識できた瞬間には “おっ”と思わず声が漏れて驚いた。(大げさか;)

    実に意表を突かれた〜

  • 茫洋たる海辺、<br /><br />またまた忽然と…

    茫洋たる海辺、

    またまた忽然と…

  • トーチカ……“点”を意味するロシア語が語源で、軍事的に重要な地点を守るべく造った、小型防御陣地。<br /><br />構築当時は 土に埋まっていたトーチカ、長い年月を経て、土台部分すら 露わにして浜辺に残る。<br /><br />前述の 多目的航空公園がある浜辺とは、そう離れていない。小さな町の大地の片隅で、未来(正)と過去(負)が隣り合う…

    トーチカ……“点”を意味するロシア語が語源で、軍事的に重要な地点を守るべく造った、小型防御陣地。

    構築当時は 土に埋まっていたトーチカ、長い年月を経て、土台部分すら 露わにして浜辺に残る。

    前述の 多目的航空公園がある浜辺とは、そう離れていない。小さな町の大地の片隅で、未来(正)と過去(負)が隣り合う…

  • 銃眼が 太平洋と向かい合う…。<br /><br />昭和19年5月、アメリカ軍の本土上陸に備えて構築開始。海岸付近まで深い海が続く 大樹町沿岸を、アメリカ軍の上陸有力地点と想定。約半年間で、40基近くのトーチカが大樹町の海岸に造られたという。そしてそれらは、1度も使用されることなく 終戦の日を迎えた。

    銃眼が 太平洋と向かい合う…。

    昭和19年5月、アメリカ軍の本土上陸に備えて構築開始。海岸付近まで深い海が続く 大樹町沿岸を、アメリカ軍の上陸有力地点と想定。約半年間で、40基近くのトーチカが大樹町の海岸に造られたという。そしてそれらは、1度も使用されることなく 終戦の日を迎えた。

  • 銃眼は 内部へ いくほど小さく、段構造に。<br /><br />地元住民も動員されたトーチカの構築。当初は鉄筋コンクリート造を予定したものの、資材不足で コンクリートと木枠だけの施工となった という。

    銃眼は 内部へ いくほど小さく、段構造に。

    地元住民も動員されたトーチカの構築。当初は鉄筋コンクリート造を予定したものの、資材不足で コンクリートと木枠だけの施工となった という。

  • 大樹町 旭浜 ・ トーチカ

    大樹町 旭浜 ・ トーチカ

  • 大樹町 旭浜 ・ トーチカ

    大樹町 旭浜 ・ トーチカ

  • 大樹町 旭浜 ・ トーチカ

    大樹町 旭浜 ・ トーチカ

  • 大樹町 旭浜 ・ トーチカ

    大樹町 旭浜 ・ トーチカ

  • 大樹町 旭浜 ・ トーチカ

    大樹町 旭浜 ・ トーチカ

  • 大樹町 旭浜 ・ トーチカ

    大樹町 旭浜 ・ トーチカ

  • 等間隔ではないようだが、水際に点在するトーチカ。この旭浜には、8基つくられたという。思っていたより その間隔は狭く、4基を目視できた。<br /><br />入口すら埋もれて、より小さい姿に映る。荒天の日は、全体が波に洗われるのだろう。<br /><br />大地に さらされ、風化と埋没が着実に進む儚げなトーチカ。それでも、すべてを風化させまいと、その場に在り続ける姿は 心に ひしと響くものがあった。

    等間隔ではないようだが、水際に点在するトーチカ。この旭浜には、8基つくられたという。思っていたより その間隔は狭く、4基を目視できた。

    入口すら埋もれて、より小さい姿に映る。荒天の日は、全体が波に洗われるのだろう。

    大地に さらされ、風化と埋没が着実に進む儚げなトーチカ。それでも、すべてを風化させまいと、その場に在り続ける姿は 心に ひしと響くものがあった。

  • 太平洋を離れ、大樹町市街へ。<br /><br />みるみるうちに、連なり そびえる日高山脈の壁。それまでの景色には欠けていた、空へと伸びる立体感 その風光が、なんだか新鮮に映る。

    太平洋を離れ、大樹町市街へ。

    みるみるうちに、連なり そびえる日高山脈の壁。それまでの景色には欠けていた、空へと伸びる立体感 その風光が、なんだか新鮮に映る。

  • そんなパノラマビューが “我がまち自慢!”と言わんばかりに、うまくフレームインを決め込んだのは(たまたまか;)、 散歩中?のキタキツネ観光大使。<br /><br />北海道らしい絵になる光景。ただ、人間に慣れているのか始終、離れようとしないのが少し気がかり…

    そんなパノラマビューが “我がまち自慢!”と言わんばかりに、うまくフレームインを決め込んだのは(たまたまか;)、 散歩中?のキタキツネ観光大使。

    北海道らしい絵になる光景。ただ、人間に慣れているのか始終、離れようとしないのが少し気がかり…

  • 市街地へと 近づくにつれて、牧歌的風景が再び。<br /><br />そんな中、また 忽然と、ぽつねんと…

    市街地へと 近づくにつれて、牧歌的風景が再び。

    そんな中、また 忽然と、ぽつねんと…

  • 大樹町

    大樹町

  • ふるさと大橋<br /><br /><br />大樹町だけを貫き 太平洋へと注ぐのが、町の白眉ともいえる「歴舟川」。アイヌ語が その名の由来、清らかさは日本屈指。上流では、砂金掘り体験ができるとか。<br /><br />また4月下旬になると、清流とカラフル鯉のぼり(236匹!)とが 共演。その模様はニュースで全道各地へも伝わる、春の風物詩。

    ふるさと大橋


    大樹町だけを貫き 太平洋へと注ぐのが、町の白眉ともいえる「歴舟川」。アイヌ語が その名の由来、清らかさは日本屈指。上流では、砂金掘り体験ができるとか。

    また4月下旬になると、清流とカラフル鯉のぼり(236匹!)とが 共演。その模様はニュースで全道各地へも伝わる、春の風物詩。

  • 旧国鉄 ・ 広尾線、大樹駅 跡<br /><br /><br />かつては鉄路も町を貫き、その終焉は昭和62年(広尾線廃止)。広尾線には保存活用されている駅舎が多いが(幸福駅&愛国駅など)、大樹駅も ひっそりと現存。そして、往時の縁が垣間見えるホームや 線路跡も。<br /><br />案内の少なさから観光資源具合は低い。前述した有名どころ駅とは対極の ひそやかさ、静かな余生もいいもの。

    旧国鉄 ・ 広尾線、大樹駅 跡


    かつては鉄路も町を貫き、その終焉は昭和62年(広尾線廃止)。広尾線には保存活用されている駅舎が多いが(幸福駅&愛国駅など)、大樹駅も ひっそりと現存。そして、往時の縁が垣間見えるホームや 線路跡も。

    案内の少なさから観光資源具合は低い。前述した有名どころ駅とは対極の ひそやかさ、静かな余生もいいもの。

  • 大樹町 ・ 晩成地区、オイカマナイトー(海跡湖)<br /><br /><br />原始悠々、というに ふさわしい自然美と静寂と。<br /><br />大樹町の周遊を終えて、最後に晩成温泉 入浴。

    大樹町 ・ 晩成地区、オイカマナイトー(海跡湖)


    原始悠々、というに ふさわしい自然美と静寂と。

    大樹町の周遊を終えて、最後に晩成温泉 入浴。

  • 茜空に稜線を描く 日高山脈。<br /><br />そんな暮色を味わいながら、大樹町を後に。

    茜空に稜線を描く 日高山脈。

    そんな暮色を味わいながら、大樹町を後に。

  • 晩成温泉から帯広市内まで走ること75分、<br /><br />1日の締めに ここはやはり インデアン!(ご当地カレー専門店)、と 意気揚々も目当ての“野菜カレー”は売切れ;;。 旅の虫は治まったものの、嗚呼 野菜不足・・;

    晩成温泉から帯広市内まで走ること75分、

    1日の締めに ここはやはり インデアン!(ご当地カレー専門店)、と 意気揚々も目当ての“野菜カレー”は売切れ;;。 旅の虫は治まったものの、嗚呼 野菜不足・・;

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  • pedaruさん 2015/07/18 06:50:44
    大樹町
    tokotokoさん お早うございます。

    知る人ぞ知る北海道の秘宝(ちょっと言いすぎかな?)とも言える大樹町、トーチカには驚きました。そして自然の力、作った頃はまさか海岸にむき出しになるようなトーチカになるとは夢にも思わなかったでしょうね。とっても狙いやすいトーチカだといまではロシアもアメリカも中国も(向きが違うかな?)喜んでいるようですね。

    一度も使われなかったというのは、喜ばしいことですね。

    エゾリスもキタキツネも北海道観光の立役者としての自覚は大したものです。彼らなりに、報酬を期待しているのではないかと・・・・
    あるいは金銭目的ではありません、とプライド高く行動しているのでしょうか?

    金に目の眩んだpedaruには分かりかねるところがありまする。

    pedaru

    tokotoko

    tokotokoさん からの返信 2015/07/21 12:43:56
    RE: 北の秘宝
    pedaruさん こんにちは。

    いつもながらのマイナーどころ記事を;、ご覧くださり恐縮です。

    まるで不時着した異世界からの何か?……とも思わせる(妄想族発揮;)奇異なトーチカ、ここまでの 地すべりは、十勝沖に地震が多いことも一因だそうです。

    そんな旅愁なる中で出会った、あの たおやかさと愛敬、報酬目的の策士だとすると;…、町一番のお大尽!?
    北海道では、金に目が眩んだ現職町長が逮捕されたばかり;。杞憂でしょうが、彼らには大胆な動きを しばらく慎んで もらいたいもの。そして気鋭のpedaruさんもどうか、お気をつけください…

    …って妄想が つい暴走しましたが(すいません;)、いつもユニークなコメントで楽しませて頂き、ありがとうございます☆お返事遅くなり 失礼しました。スコットランド旅の新作、楽しみにうかがいます☆ tokotoko

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