沖縄離島（石垣・波照間）海の美しさに感激

2014/05/30 - 2014/06/02

沖縄の石垣島と波照間島へ行ってきました。波照間の民宿のクチコミを約１年前にUPしましたが、毎月たくさんの方にご訪問いただきありがとうございます。自然条件などの関係で、なかなか行けない島なので、旅行記を書こうと思いました。１年前なので少し忘れていることもあるし、旅行記用に写真もとっていないので、情報は少なめです。
波照間へ旅行した方や、波照間で暮らしている方、波照間で産まれてまた戻られた方などのお話を聞くことができた、貴重な体験のできた旅行でした。本当に楽しかったです。
「ゆんたく」のできる島。
星の綺麗な島。海の綺麗な島。
重い歴史のある島。
沖縄本島とはまた違った文化のある島。
日本最南端の島。
しりとり遊びでは「ん」で始まる言葉はないため、「ん」で終わるとしりとりは負けですが、波照間には「ん」で始まる言葉がありました???でも教えてもらったのに覚えていません。ごめんなさい。

エリア 波照間島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0

石垣島の空港に到着しました。いきなり南国の雰囲気。

石垣空港 空港

まずはレンタカーを借りるためにバスに乗り込みます。
大手のレンタカーショップは自社の車があったようですが、小規模なレンタカーショップは乗合バスで移動するため、少し時間がかかりました。

今回借りたレンタカーです。

早速ドライブして観光に出かけました。

石垣島の売店です。
中心部にはスーパーも市場もあり、地方都市と変わりませんが、少し外れるとこのような売店があります。

ここで飲み物と島のあちこちで売っているお菓子と(沖縄版ホットケーキの素)を買いました。ホットケーキの素の中身は小麦粉と黒糖です。

玉取崎展望台です。とにかく海が見たくて行きました。
途中の山道はハイビスカスがとても綺麗でした。

玉取崎展望台 名所・史跡

少し曇っていたせいもあり、こんな感じです。

お昼を食べに新垣食堂へ行きました。
道路沿いにあり、すぐ見つかりました。
明石食堂は混んでいてハードルが高そうなのでこちらにしました。

とにかく八重山そばが食べてみたくて、迷わず牛そば。
新垣食堂は牧場の経営もしていて、石垣のブランド牛である石垣牛を使った牛そば・牛汁・ビーフカレーがメインメニューでした。

新垣食堂 グルメ・レストラン

地元の方はカレーを食べていました。
美味しそうな香りに誘われカレーも注文。

でもこの牛汁も外せないとさらに注文
旦那さんと二人で３人前をペロリと完食。
八重山そばと石垣牛を堪能しました。

サビチ鍾乳洞。
海に抜けることができて、干潮によっては通行できない。とあり、海が見たい私たちは早速入園。

あまり人もいないし地味な鍾乳洞でした。
あちこちに壺がおいてあり、食料保存などが行われていたようでした。

壺はこんな感じです。

ナイアガラなる鍾乳石
ここにも壺

海に出る出口

海に出ました。干潮時であったのでほとんど濡れませんでした。

次の目的地へ向かう途中に石垣牛の牧場がありました。

ヤエヤマヤシ群生地

米原のヤエヤマヤシ群落 自然・景勝地

梅雨に入ったばかりの石垣島。
５月なのにやたら蒸し暑くて、楽しいはずの散策が罰ゲームのように感じました。
でも見事なヤエヤマヤシ

木の幹に直接できる不思議な実

一番の観光名所。川平湾

グラスボートに乗って美しい海を見てきます。

海の中はこんな感じ。
う〜〜ん期待していただけに微妙

古民家を移築したテーマパーク「石垣やいま村」

６件の古民家のほか、水牛・リスザル・マングローブの森・民族衣裳を着ての写真撮影などがあります。

海人の家

庭には船もありました。
この船で漁をするのは勇気がいります。

他の家の様子。
暑い沖縄ではほとんどがこのように開放的な造りになっているそうです。

やはり開放的な民家。

沖縄では今でもクーラーはあまりポピュラーではないと聞きました。

水牛がいました。
お隣の竹富島では観光の目玉になっていますが、石垣島ではここでしか見かけませんでした。

湿地帯を行くとマングローブの森があります。
貴重な動物もいるようですが、今回は見られませんでした。

マングローブの森

最後は石垣島鍾乳洞

石垣島鍾乳洞 自然・景勝地

石垣島鍾乳洞はライトアップがしてあったり、見事な鍾乳石が見られたり、見ごたえ十分な鍾乳洞でした。

鍾乳石のライトアップ

夕食は「あじ小屋」
石垣牛の焼肉とどちらにしようか迷った挙句、沖縄を満喫したくてこちらにしました。

南の島の台所 あじ小屋 グルメ・レストラン

お酒は久米仙

パパイヤチャンプル

島豆腐。
上に乗ってる魚が生臭くてこれは外して欲しかった。

石垣牛の握り

ぶだいのお刺身
「ぶだい」って真っ青な大きな魚ですが、泳いでいても食べたいなんて絶対に思わない魚なのに、食べるんですね。
お味は淡白で大味。

次の日は石垣島でのダイビング

「マンタが見たい、でも午後便で波照間へも行きたい」というわがままにお付き合いいただきました。
「うるまダイビング」のスタッフのみなさま本当にありがとう。

ハリセンボン

コブシメという珍しいイカ
昆布でシメると美味しいことからつけられたらしいですが、あまりにも人間勝手な名前で涙が出そう。
「昆布で〆られるために生きているんじゃないんだ！！！」とばかりに可愛い奥さんを連れて全速力で泳ぎ去って行きました。

うるまダイビングのスタッフ

マンタもばっちり見られました。動画だったためUPできなかったのが残念。マンタが見たいという私たちのために高速艇を全速力で１時間も走らせマンタポイントへ直行してくれました。
同船した可愛い３人組の体験ダイビングのお嬢さんも、マンタポイントで楽しいダイビングをしてました。
体験ではなかなか、良いポイントで自由に泳がせてくれません。

お世話になりました。石垣に来たらまた宜しくお願いします。

午後３時
波照間行きの安栄観光船に乗ることができました。
無事に出航しました。石垣からは１時間ほどですが、お天気が良くても風が強かったりすると、すぐに欠航となるため、時間に余裕がないとなかなか行けないようです。

波照間に到着しました。

「うるま屋」の方が港まで迎えに来てくれました。
民宿までは１０分位ですが、日本で一番美しいといわれるニシ浜のことを聞くと、ニシ浜へ連れて行ってくれました。
ニシ浜の写真を撮っていないのが残念。

民宿 うるま家 宿・ホテル

うるま屋外観

とにかくダントツの人気NO１

悪い情報
部屋は畳６畳１間。クーラーは付いていますが１時間100円。お風呂はシャワーのみ。ダイビング機材を置けるスペースは皆無。

良い情報
１泊２食付き、しかも美味しい。島内観光にとても便利。宿のご主人とゆんたく出来る。部屋は清潔でとても綺麗。御夫婦で経営しているが、奥様は沖縄本島出身でご主人は東京にいたことがあるので、観光客への気配りが上手。故に居心地が良い。

早速島内観光へ出かけます。
いたる所で猫がのんびり昼寝

波照間の小中学校

学校の塀に書かれた歌

星になった子供たち

①　南十字星
　　波照間恋しいと　星になったみたまたち
　　ガタガタふるえる　　マラリアで
　　ひとりふたりと　星になる
　　苦しいさむいよ　お母さん
　　帰りたい帰りたい　波照間へ

②　南風見の海岸に　きざまれている
　　忘れな石と　　いうことば
　　戦争がなければ　　こどもたち
　　みんななかよく　　遊んでた
　　さびしいよ　　いたいよお父さん
　　帰りたい帰りたい　　波照間へ

③　みんなでたましいなぐさめようよ
　　みんなでなかよく　くらそうよ
　　六十六名　　知らない世界へ逝ってしまったこと忘れない
　　しずかにやすらかに寝てください　
　　平和な平和な波照間で

島のあちこちに生えている
「おおたにわたり」
食べるそうです。

こんなに静かで海の美しい島に
重い重い歴史がありました。

島の方の話が聞けました。
オリオンビール片手に、道端で「ゆんたく」です(笑)

戦争当時、波照間の人々を死に追いやったのは
アメリカでも中国でもなく、日本兵だったこと

沖縄本島とはまったく文化も言葉も違うこと

それでも波照間の人は島へ戻り
話を聞くだけで・・・涙　涙

と・・・突然　
「奥さんは旦那より年上だろう。俺には分かる」
とニコニコ顔の波照間おじじ

「失礼な・・同い年です！！！」と私
「いや〜よく言われますよ」とニコニコ顔の旦那さん。

楽しい「ゆんたく」終了〜

時間が止まったような道が島内を一周しています。

島内観光のはずが、一軒の居酒屋を見つけて、即終了。

おお〜〜幻の焼酎があるではありませんか

手に入らない「泡波３年もの」がズラリ

居酒屋　味○（みまる）
店内の様子

夕食が控えているため

うみぶどう・長生草入り餃子をつまみに、泡波を３杯
東京の中華料理店で修行したご主人

次の日はおすすめの「焼きそば」を食べました。
写真はないけど美味しいです。

波照間２日目　ダイビング

くまのみ

岩のトンネル

ウミガメは至るところで見られました。

くまのみ

ストレス無く潜れます。
最初は透明度はあまりよくありませんでしたが・・

ダイビング終了間際のこの透明度
こんな珊瑚の根まではっきり見たのは初めてでした。

透明度抜群。

肝心のニシ浜やうるま屋さんの写真がなくて、すみません。

波照間　追記

①ニシ浜で泳ぐ時はカラスに気をつけましょう。
　お弁当など置いておくと、全部持っていかれてしまいます。

②波照間で南十字星を見たい方へ　
　旅行の日程を新月に合わせて下さい。
　晴れていても、満月の日に星はほとんど見えません。

③宿に食事がついていない方へ
　波照間の食堂は予告なく開店しないことがあります。
　売店のオニギリなども「無くて昼抜きでした」
　と言っていた方がいました。
　ひもじい思いをしないよう、情報収集に努めて下さい。

私にとっては夢の世界のような美しい自然の島でした。
これから計画を立てている方
よいご旅行をなさって下さいね。

この旅行記へのコメント （4）

• 琉球熱さん 2015/10/18 21:10:41

  はてのうるま

  こんにちは
  
  波照間は沖縄本島とも他の八重山の島とも違った雰囲気を持っていますよね。
  あの島だけは、ダイビングだけではもったいない島だと思います。
  果てのうるま(サンゴ)の島と言われるように、サンゴがキレイですが、海中の景観が何とも言えず美しいですね。
  
  島には4つほどの集落があって、集落ごとに御嶽を持っています。御嶽自体は沖縄全土にありますが、波照間はそれらとは全く違った形態です。
  
  港から集落に上がって来る坂の上の慰霊碑はご覧になりましたか？
  小学校の塀に描かれた歌詞は児童たちの自作です。涙が出ますね。
  でも、あの歌詞を読んで、この島で戦時中の悲劇がしっかり伝承されていることを感じました。
  
  戦争マラリヤ禍の痛ましい痕跡は、強制移住先の西表島にも、波照間が望める海岸に残されています。
  機会があれば訪れてみてください。
  
  長々と失礼いたしました。
  

  aichanさん からの返信 2015/10/20 09:45:59

  RE: はてのうるま

  琉球熱　様
  
  おはようございます。
  
  さすが琉球熱さんのお名前の通りの奥の深さですね。
  
  実は沖縄は初めてで、目的はダイビングでした。
  
  数多くある沖縄の島の中で、波照間島になぜか心が魅かれて、メインの目的地に選びました。海や星の美しさと、島になんともいえない魅力を感じたからですが、５月下旬で梅雨の最中なのに、ものすごい蒸し暑さで、自転車での島めぐりを途中で断念してしまいました。
  
  沖縄の御嶽のことは、初めて知りました。先ほどウィキペディアで調べてしまいました(笑)
  沖縄は固有の深い深い歴史があるんですね。
  今は元気で、楽園でのんびり暮らしているように見えましたが、少し知識を蓄えて旅行すると、違ったものが見えてくるんですね。
  
  沖縄はこれから何度も訪れてみたいので、またアドバイスをお願いします。
  
  ありがとうございました。
  
  aichan
  
  

• j-ryuさん 2015/07/12 06:06:46

  近くて遠い未踏の地

  おはようございます。
  
  昨夜はご丁寧にメッセージありがとうございました。
  
  海外の海は数え切れないくらい行っているのに
  沖縄はいつかはと思いつつ、いまだ未踏の地です。
  根が貧乏性で、海は晴れてナンボだという感覚が強く
  せっかくタイマイはたいて旅行するなら、乾期で晴天率が高い海ばかり選んできました。
  私がいつも旅行に行く２月はさすがに沖縄離島でも少々寒いですよね(^_^;)。
  
  海の実力は世界でもTOPクラスだと思うので、リタイアして時間が自由に使えるようになったら必ず訪れたいと思います。
  それまではWeb上で勉強です。
  
  
  これからもヨロシクお願いします。
  
  
  j-ryu

  aichanさん からの返信 2015/07/12 13:15:09

  RE: 近くて遠い未踏の地

  j-ryu 様
  
  こんにちは
  メッセージありがとうございます。
  
  ピピのお話で嬉しくなりました。
  私が最初に行ったのは、スマトラ沖大津波の１年後でした。
  
  トンサイベイは両側の海が見渡せる、空き地状態でした。
  とても印象に残っています。
  
  ナチュラルリゾートは名前を変えていたのですね。
  静かで海を満喫できる良いホテルですよね。
  
  ピピのダイビングショップの方から、沖縄の方が大物に会えると聞き、「いつかは沖縄」と思っていました。
  
  でも、いざ計画すると、台風との戦いと、（当時は）私が見たい離島の海へ行くには、意外と時間とお金がかかったため、10年越しの初めての沖縄でした。
  
  同じお金と時間を使うなら、いっぱい遊べたほうがいい(笑)
  
  私も主人がリタイアするのを指折り数えて、計画を練っています。
  
  ありがとうございました。
  
  また訪問させていただきます。
  
  aichan