中国 新疆・庫車(2) 天山大峡谷・キジル千仏洞・スパシ故城 等

2015/06/19 - 2015/06/22

端午節休みを利用して北京から新疆へ足を伸ばしてみました。

今回は亀茲国の遺跡を訪ねて庫車です。玄奘三蔵がトルファンの高昌国の後に訪れた仏教国として知られています。

庫車はトルファンとカシュガルの中間にある地味な街ですが郊外に遺跡は多く残っていますし、時間さえあれば砂漠高路でタクラマカン砂漠を縦断して和田まで行くこともできます。また、車で北に向かえば伊犂にも抜けることができるので古代より交通の要所でした。

トルファンとカシュガルは以前2度ばかり訪れた事があるので今回は庫車に絞った旅にしています。(2)は主に3日目です。

D1 フライト 北京ー烏魯木斉、烏魯木斉ー庫車 夜行電車
D2 早朝庫車着、ホテルで一眠り後市内
D3 郊外の見処、塩水溝、天山峡谷、キジル千仏洞、スパシ故城
D4 フライト 庫車ー烏魯木斉、烏魯木斉ー北京

エリア 庫車(中国)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円

庫車飯店から庫車の街を見渡します。人口55万人なので小さい都市ではありません。ほとんどがウイグル族です。

チャーターした車で北西の天山渓谷へ向かいます

ヤルダン地形を抜けて、だんだん近づいてきました。

峡谷はあの山中にあるとのこと

天山神秘大渓谷に到着！

先ずは入り口から渓谷へと歩きます。余り観光客はきていません。

来た道を振り返って写真を撮っておきます

一本だけ生えている胡楊

あそこの崩れている脇の裂け目から入峡します。

両岸は切り立った崖もあり、

細い峡谷を歩いていきます

落石もあるのだと思います。中国ですから大した対策もしてないのでしょう。

三日月型になっている峡谷部分

岩の穴の中に人が居て踊っているように見える。

この場所の写真がよく紹介では使われているそうです

この日は幸い人はそれ程多くなかったためゆっくりと撮影できました

頼りない梯子で上の方に登っていきます

更に奥へと細くなっていきます

峡谷の岩の色が変わっていきます

岩肌には白く塩が出て来ていて、

確かに舐めると塩っぱい

滝のように水が流れていますが、丸い岩が窪みにはまっています。

更に奥の渓谷

更に細い部分へ。

この向こうは開けた場所で行き止まりでした

大きな空洞部分です、赤い色が何とも言えず

入るときは曇っていたのですが晴れてきました。青空がバックだと印象が変わります

戻って来ました。砂漠のタマリスクがきれいです

バイバイ、天山渓谷

渓谷を後にして、キジル千仏洞のあるキジル村へ。

定番の羊肉串

うまい！

腹ごしらえをした後は千仏洞へ。あの山肌にあります。

世界遺産

鳩摩羅什と千仏洞。千仏洞内は写真禁止です。

千仏洞を後にしてスパシ故城へと向かいます

丹霞地形がまた現れてきました

世界遺産の烽火台です。

35mあって、これほど高い烽火台は残っていないそうです。よって世界遺産?

見上げると立派

後ろから

後方にはこのような塩水溝が広がっています

烽火台を後にします。人はいませんでしたね。

雲が出てきて天気が悪くなってきました

途中から土砂降りの雨でスパシ故城に着いた時は雷も

雨のスパシ故城、雨がひどすぎて見学に出ることができません

多少雨脚が弱まったところで傘を借りて入ってみます

水溜り

結局雨は降り止まず

本当はゆっくりと歩いて見たかったのですが、生憎の雨で見学は30分ぐらいで切り上げました。ズボンはビショビショです。

雷雨のスパシ故城を後にして、ホテルに戻ります。
この日は丸一日郊外を回ったのでさすがに疲れました。ドライバーは300kmぐらいは走ったのではないでしょうか。

新疆時間は2時間差がありますので9時ぐらいに食事に出てその後はホテルでゆっくり休みました。

翌日は1030のフライトで先ず烏魯木斉へ飛ぶため、庫車空港へ。小さい空港です。市内からも遠くはありません。

飛び立って庫車の街がよく見えました

烏魯木斉へ向かい、その後1430のフライトで北京へ4時間のフライト。その夜は東京からの友人と夕食。シルクロードも近くなったもんです。