緑と水に恵まれたバルト３国周遊旅行-1（リトアニア編）

2015/05/31 - 2015/06/01

結婚40周年を記念してバルト３国を南から北へ周遊しました。歴史的な遺産も素晴らしかったですが、緑と水（河川）が豊富でその美しさに心が洗われる思いでした。雨が多い国々で天候の変化が激しいと聞いていましたが、幸い一度も傘は開きませんでした。ツアー参加の方々は、ヨーロッパのほとんどの国を訪問しており、食事の時間など十分な情報交換を楽しみました。
写真は、ヴィリニュスの展望台から見た旧市街。

エリア ビリニュス(リトアニア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

1日目：晴れ
3年連続のフィンランド航空利用です。今回も胴体後方にマリメッコのマークが見られます。
ポイント１：バルト３国入国には、保険の証明書が必要だそうです。（ヨーロッパでは珍しい）幸い提示を求められることはありませんでしたが、添乗員の話では「いつ何時」という感じだそうです。お忘れなく。

関西空港を飛び立って2時間。昼食のサービスです。私は、「エビカツ丼」を選択しました。

妻が選んだ「ビフシチューもどきとサフランライス」。少しライスが臭って美味しくなかったそうです。因みに、アメニティーのサービスはありません。昨年はビジネスだったのですが、一昨年のエコノミーではアメニティーセットを貰ったのですが。

着陸2時間前にサーブされた「三色丼」。今回の旅行の機内食では一番美味しかったです。

ヘルシンキから、ヴィリニュスまで利用した飛行機です。一応、ジェット機です。食事のサービスはありません（1時間10分のフライト）。

ヴィリニュスの上空です。「緑と水が豊富」というのが第一印象です。他にも日本人のツアー客がいたため、さながら国内線といった感じです。

ヴィリニュス空港。小さく静かで、国際空港という感じは全くありません。

ツアーのメンバーにロストバッゲジがあり、その手続きに時間を要した関係で、ホテル到着は午後７時となりました。ホテルまではおよそ30分でした。泊まりは、ヴィリニュス・グランドリゾート。（詳細はクチコミを参照）。
ポイント２：食事の時間が中途半端で、よほど少食の人でない限り到着時には空腹感があります。このツアーでは、旅行社がサンドイッチ・ジュース・果物のランチボックスを用意してくれました。

2日目：晴れ
昨晩することもなく早く就寝した関係で朝5時に起床。ホテルの庭（というより敷地）を散歩しました。ゴルフコースが近接しています。気が付きませんでしたが、カジノが近くにありホテルからシャトルバスが遅くまで出ていました。

まずは、ヴィリニュス旧市街の観光。漆喰の彫刻で有名な聖ペテロ教会から。
ポイント３：バルト3国には日本語話せるガイドはほとんどいません。よって、英語で説明し、添乗員が通訳してくれます。汗だくで本当にご苦労と思いました。しかし、その分倍時間がかかる勘定です。

天使の彫刻、「生の象徴」です。

こちらは？もちろん「死の象徴」です。

展望台から見た旧市街。バルト3国はまったくと言っていいほど平坦で山がありません。この展望台も300m少しの高さです。

余談。これは、車のプレートナンバー。はっきりと見えず恐縮ですが、左のEU markの下にLT（リトアニア）の印があります。因みに、ラトビアはLV、エストニアはESTです。

元来９つあった門のうち唯一残存している「夜明けの門」です。トップに「旗を掲げる騎士」のリトアニア紋章があります。

「夜明けの門」の上のカトリック教会。聖母のイコンが見えます。６月1日はリトアニアの「こどもの日」で、こどもの合唱隊の姿が見えます。我々が手を振るので気になって仕方がない様子。指揮者に注意されていました。

ヴィリニュスのシンボルとも言われる「大聖堂」。建物の様式が年代とともに混在していて、説明されてもすぐ忘れてサッパリです。

大聖堂の中の「聖カジミエル」礼拝所。大理石と砂岩で作られ芸術的価値が高いとか。

鐘楼（53m）と大聖堂。なぜだか鐘楼がピサの斜塔のように斜めに写っていますが、本当はまっすぐです。

鐘楼の土台に刻まれた「人間の鎖」ここに始まるの一節。

「聖アンナ教会」33の異なるれんがで建築されています。ナポレオンがたいそう気に入ったとか。
ポイント４：午前の観光の最後に「琥珀博物館」に行きました。妻は琥珀の購入（実はリトアニアが一番安いという噂）に意気込んでいましたが、残念ながら見るべきものはありませんでした。

食事のあと、1時間ほどのドライブで「トラカイ城」へ。抜けるような空との対比が綺麗でした。添乗員の話では、結構曇天が多くこれだけの景色はなかなか見られないとのこと。

橋を渡って「トラカイ城」の中に入ります。

「トラカイ城」の内部。写真では明らかではありませんが、外敵を防ぐため階段がすべて外側に設置されています。

さらに30分ほど走って、「ケルナヴェ」へ。世界文化遺産で、考古歴史博物館もあります。

「ケルナヴェ」の遺跡の跡ですが、今は全く何もなく田園風景が広がっています。何もない世界遺産？で数年前訪れたイギリスの「ハドリアヌスの城壁」を思い出しました。

同じく田園風景。
ポイント５：バス停のそばにスーパーがあります。水やチョコレート、紅茶等安くツアーの人たちがまとめ買いをしていました。

3日目：晴れ
リトアニア第二の都市カウナスへ。本旅行の目玉の一つである「杉原記念館」。ここで２０分ほどの杉原千畝紹介のビデオを見ます。

杉原千畝氏が執務した机。皆ここに座って写真を撮っていましたが、私はそんなに偉くないので止めました。小さい館内にもショップがあり、彼の写真入りのチョコレートを販売していました。

このあたりは高級住宅街で、リトアニアでは比較的豪華な家が並んでいます。日本人のツアー客が次々来るので、苦々しく思っているでしょう。この日も我々のグループを含めて短時間に３つです！

カウナスの展望台から見た街なみ。ヨーロッパの他の都市では展望台の付近には売店が多いのですが何もありません。

「聖ペテロ大聖堂」。訪れた街々に「聖ペテロ大聖堂」があります。彼も忙しいですね。

「ベルクーナスの家」。雷神ベルクーナスの神殿後との説あり。美術学校の学生たちが写生をしていました。

市庁舎広場と旧市庁舎。バロック形式だそうです。

カウナスのメイン・ストリート。30分の自由時間が「与えられました」。さあ、買い物だ！

旧市街の広場の前にあるお土産店。なかなか洒落たものがありました。

「カウナス城」。13世紀にドイツの騎士団の侵入を防ぐために建設されたとか。とにかく歴史を聞いていると「侵略」と「被侵略」の交代です。「歴史認識」はどうしたら良いのでしょうか？

同じく「カウナス城」。すぐそばをネムナス川が流れています。

昼食後、一路リガへ。やや雲行きが怪しくなって来ましたが雨は降りませんでした。今回の旅の目玉の２つめ「十字架の丘」です。思ったより面積が大きく、異様な感じでした。

同じく「十字架の丘」。落書きが多い。日本語、中国語もありました。